diary of May 2020

2020年5月の日記&雑感

だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので，切れてる場合もあります。あしからず。

5/31(自衛隊)

昨日の話の続き。昨日は話が発散するので，そこまで書かなかったが，実は今回のブルーインパルスの展示飛行で，批判をする人も少なからずいるだろうな，とは思った。
理由は様々だろうけど，私が一番に思ったのは，戦闘機を使って感謝の意を表すこと，あと，自衛隊の存在自体を気に入らない（憲法に規定されてないし）人がいるだろうということだった。
でも昨日書いた様に，意外にそのての意見は私の目にはあまり入らなかった。私自身は飛行機は機能美として美しいし，ブルーインパルスは自衛隊で飛行機も元は戦闘機だろうけど，展示飛行専門の部隊だかから，軍事力を誇示する様な飛行ではないとは思う。でもその辺をあえて曲解する人はいないのだろうか?思っていた。
政府が展示飛行をさせること自体の批判が多かった様に思う。自衛隊だからという意見はあまり見なかった。自衛隊だからというのは，じゃぁ政府が民間機をチャーターして同じ様なことをやったら問題にならないが，多分費用はそっちの方かかるだろう。無駄遣いとか言ってる人は，むしろそういう意見があるから自衛隊だからということになる。
なんでこんなことを書いてるかというと，私自身は小さい頃から自衛隊の基地がある街に住んだことがなんどもあり，その存在に疑問を感じたことはないのだけど，昔は自衛隊を嫌ってる人は結構いた様に思うのだ。子供が自衛隊に入るというと泣いたり怒る親もいると聞いたことがある。横須賀に住んですぐの頃は，自衛隊の訓練隊があったが，バスとかで座っていると怒鳴る民間人がいるとか聞いたこともあった。
軍隊ということで，そういう風に思う人もいるだろうし，一方で憲法に記載されてないので，という人もいるんだろうとも思っていた。
そういう意味でいうと，昨今はあまり自衛隊批判をする人が減った様な気がする。まぁ災害救助の時にご飯を食べてるだけで怒る人がいるとかで，隠れて食べてるとかいう話を聞くと，怒る人の方に憤慨するし，自衛隊には気の毒に思うのだけど，まぁこれは消防隊とかでも似た様な話を聞く。何にでもケチをつける人はいるので真に受けても仕方がないと思う。
自衛隊の存在自体を批判する意見が減ってることはいいことだと思うんだけど，いつの間にか時代が変わってるなぁとも思うわけである。憲法に自衛隊の存在を記載したい安部首相は，なんとなく自衛隊への親近感が高まる様に，今回の様なことをするんだろうか?とちょっとひねくれた考えが頭に浮かんだのだけど，まぁ結局のところ，わざわざ書かなくても，国民は自衛隊の存在を認めてるんじゃないか?という気分に自分はなった。
まぁでも正直いうと，今回の展示飛行は，ずれてるなぁとは思った。でも喜んでいる人もいる様なので，やっぱりそれは水を指す様でみっともないと思ったのだけど。

5/30(喜んでいるならいいではないか?)

金曜日の昼ごろ，新型コロナの治療に尽力している医療関係者への感謝を示すために自衛隊のブルーインパルスが都の上空を展示飛行していた。TVやネットで生中継していた様で，それなりに盛り上がっていた様だ。私はタイミングを逸してリアルタイムでは見なかった。
展示飛行といっても，アクロバット的な飛行はせず，白い線を出しながら編隊飛行をする程度で，まぁそんなものかという感じ。個人的には，さほど気分的には盛り上がらなかったが，まぁいいのではないか?，喜んでいる人も多かった様だし，という感じだった。
しかし日を開けてみると，結構批判してる人をネットで多く見かけた。で，そうなると批判してる人を批判してる人も出てる感じだった。
いろんな意見を持つ人がいて，意見を言えるのはいいことではないか，とは思うんだけど，批判してる人の意見が，いまひとつ，何が気に入らないのかはっきりせずもやもやもやしていた。まぁでも，文句を言う人がいるだろうなとは思っていたから，私的にも思い当たる節があるのかもしれない。
こう言うことをされても嬉しくないというという人もいた様だけど，自分に向けられた感謝ではないのであれば，受け取って喜ぶ人がいるのなら，外野がいろいろいうもんでもないだろう。無駄遣いという人もたけど，実際のところ大した経費ではなかった様だ。例えば誰かが誰かに千羽鶴を送るとして，関係ない人が自分がもらっても嬉しくないし，紙の無駄だと思うとか思っても，関係ないならとやかくいうものでもないだろう。あまりそういう観点で批判するのは，かっこよくないと思った。
私自身は子供の頃から飛行とか好きで，あとやっぱり機械とかが好きだったから，自ずと戦闘機とか戦車の様なものに興味を持った。自衛隊の基地祭にもなんどもいってグッズを買ったりもしていた。ブルーインパルスの展示飛行も何度か見たことがある。ああいうものを「兵器」と言って忌み嫌う人もいるのはわかるが，軍用の機器は，極めて機能的であり，技術の結晶として美しい。道具には罪がないと考えれば，戦闘機とかをみて，賞賛するのが悪いのだろうか?という気もする。特に展示飛行とかは軍事行為ではないのだし。
まぁそれでも兵器は嫌いだという人がいることは知っているし，それは仕方ないのだと思う。まぁでも今回批判してる人の中に，兵器だからとか軍事力をひけらかしているから，という人は少なかった様に思う。ちょっと意外。
まぁ実際のところ，喜んでいる人が多かった様なので水を差すのはなんだと思うが，ちょっともやもやしたのは事実である。こういう風にいろいろ言われるんだろうなぁと思ったからでもあるんだけど。

5/29(ゆるみ)

北九州で連日新規感染者が報告されている。結構すごい人数になってはいるが，ほとんどが医療や介護関係者で，要は特定の場所でのクラスターが発生したことが伺える。とはいえ感染不明者もいて，気にはなる。
緊急事態宣言が解除されて２週間ということで，緊急事態宣言後の緩みが原因との見方もあるのだけど，本当にそんなに急激に緩んだんだろうか?という気もする。北九州では人出が増えていたという話も聞いたのだけど，定性的な話なのでよくわからない。まぁ実際に，繁華街とか駅前の人出のデータは増えていたのだろう。ただ，増えているという意味では，全国どこでも増えているわけで，北九州だけが急に出てきたのは何故なんだろうか?とは思った。
北九州はわからないが，自分が普段住んでいるところの思うと，確かに緊急事態宣言の解除後，２，３回街中には出たが，アーケードとかの人出は増えている。ただ，店舗を除くとどこも人が入ってない印象があった。特にカフェとかファーストフード店とか飲食系の店は，少なくとも昼間外か覗く分には閑散としている。みんな密閉された空間を避けているのだろう，という印象を受けた。
なので，緩んだといっても，三密な状態がたくさん形成されているという印象はなく，みんなそれなりに避けている様に思う。これくらいの生活の仕方で，感染が起きるのであればちょっとたまらないなあと思ったのだ。今回感染が出たものは，もっと違う状況だったんだろうか？。まぁ病院とかは，しょうがないとは思うが。
ところで自分にとっては緊急事態宣言中と現在であまり生活に違いはない。もともと職場は人と接することなく仕事ができる環境だし，平日は一人で住んでいる。まぁ職場で人と話していたのが，隣の部屋の人に電話をかけたりしてるから，それは数ヶ月前とは違うのだけど，現在もそんな感じでやっている。ここ一ヶ月以上職場の食堂以外では外食をしてないのだけど，先週久しぶりに夜外で食べた。それまではずっとテイクアウトで買っていた。もしくは自炊。まぁでもその外食も私以外の客はいなかった。
ところで，そうはいっても，少しは緊急事態宣言時の息苦しさは減ってきてる気はする。でもそれをどこで感じるかというと，マスクが売ってなかったり石鹸が売ってなかったりアルコールが売ってなかったりするのが，少し緩和されてきたこと。まぁマスクは高いのだけど。石鹸がなかったのは割と一瞬だけだった。今でもスーパーになんでも売っているという状況ではないけど，まぁだいたい戻ってきてる。外出ができないとかのみに出れないとかよりは，物が無いということの方が息苦しさがあった様に思う。そういう意味では，感染者が出てこようが，病院も含めてだけど，社会インフラがちゃんと対応できてるという実感があれば，まぁそれなりに日常なんじゃないか?という気はしている。

5/28(第２波？)

素人が適当なことを呟いてデマの元になるのも嫌なのだけど，ちょっと北九州の件が気になっているので書いておく。基本的には「わからない」ということを書いてるつもりだけど，全部見当違いかもしれない。
しばらく新型コロナの新規感染者が出ていなかった北九州で，先日の週末から連続で感染者が出ている。急に4人でて，それから似た様な人数がでていたが，今日は21人でたそうだ。ちょっとすごい人数でびっくりしたが，おそらくその前に出ていた感染者の接触者を重点的に調べたので出てきたのだろう。無症状の人も多いのだと思う。
今日の21人には特定の病院での感染者が多くクラスタが発生してるという話だった。
問題は，その前に毎日4人程度出ていた人たちで，60歳以上の高齢者が多い。しかし住んでいるところはバラバラだった。高齢者ということから最初病院か介護施設でうつったのか? とも思ったのだけど，そういう報道はない。住んでいるところがバラバラというのであれば，少なくとも一つの施設でもないだろう。今日わかったクラスタは２つの病院だったが，そこに通院したことがある人だったんだろうか?。よくわからない。
高齢者ということで，街を出歩いてうつった，というのはにわかに考えにくいがどうなんだろう?これらの高齢者のところを巡回してる様な人がいるのだろうか?。タイミング的に揃いすぎている感じがするので気になる。
もっとも検査したら出てくるってことは，実際無症状感染者がたくさんいるのだよ，と考えることもできるのだけど。
思ったのだけど，4月の大流行になる前は，温浴施設とかスポーツジムとか，それなりに感染した場所が特定できていたのに，どうして今回は全然わからないんだろう?。
第二波かどうかはわからないのだけど，第二波というと，すでに北海道は第二波は経験している。北海道は今ではだいぶ治まってきたが，それでも首都圏や関西の様に，すっと人数が減ったわけではなく，だらだらと続いている。第二波を収めるのは第一波より難しいのではないか?という気がしている。
これは根拠がないのだけど，第一波の時は，誰かから感染して，という感じだったのが，第二波では，誰かから感染した人もいれば，一度治まったけど，体内にウィルスが残っていてとかいう人もいるだろうし，無症状の人の間で，ある程度広がっていて，みたいのもあるのかもしれないな，という気がした。
感染者がある程度いても無症状ならいいじゃないか?という考え方もできるだろうが，特効薬がない以上，重症化した際にひどいことになるし，そうも言ってられないだろう。
今日の北九州はたくさんの感染者が発見されたが，出尽くしていたらいいのだけど…。対処といっても外出自粛くらいしかできないだろうし。なかなか難しい。

5/27(在宅勤務)

コロナがだいぶ治まってきて，出社制限も緩和し始めてる会社もあるのだろうけど，いくつかの大企業が「在宅勤務」を今後も継続すると表明していた。
私は以前在宅勤務ができる様な職場環境だったので，まぁそういうのも可能だろうとは思っているけど，いろいろ引っかかったので，ちょっと書く。
ひとえに業務内容だと思うので，スムーズに移行できる職場とそうでない職場があるだろうなぁと。あと以前から在宅勤務を始めていた会社はその比率を増やせばいいのだろうが，今回の騒ぎで始めた会社は，どういうシステムでやるのかとかインフラの規模はとか，いろいろ急場凌ぎでやってるんではないだろうか?。その辺ちゃんとやろうとすると結構な設備投資が必要だと思うが大丈夫だろうか。
電子決裁が出来上がっている会社だと混乱はないだろう。あともともとシンクライアントを使って業務をやってるところも，外向けに回線のセキュリティを確保するだけでなんとかなるかもしれない。自席のパソコン内にファイルを置いて仕事をしている人は，それを外でするにはVPNとかを貼るのだろうか?。そもそも業務文書を自宅に持って帰るというリスクもある。
電話はどうするんだろう?。会社の電話は自宅に転送するのだろうか?。それとも会社から業務用のスマホを支給するんだろうか?。
まぁいろいろ疑問は浮かんだんだけど，実は一番思ったのは，新入社員研修をどうするんだろうね?ということ。あと新人に自宅で仕事としてくれ，というんだろうか?ということ。入社の面接時に「我が社は在宅勤務が基本です」と言った時，若い人はラッキーと思うのか，それとも嫌だなぁと思うのか。
私が若い頃，入社の時に「私服で出社していいんですか？」と聞く就活生がいたけど，それは私服で仕事できることでその会社に入る意欲が増していた様子。後で考えると大した問題ではない，のだけど，在宅勤務は影響が大きいよなぁ，でも就活生にはポジティブに映るのだろうか?。
学生から就職する人は，就職により大きくいろいろ変わるんだろうけど，その様な状況で，自宅に一人にして大丈夫かな?とは思った。でも職場にこさせても，あまり先輩同僚もいないってことだよね。
まぁ実際のところ，今は無理だろうけど，新入社員はどこかに集めて研修っていうのはあるんだろうなぁ。在宅といっても１週間全部というわけでもないから，コロナが治れば，全員が集まる日みたいのもできるのかもしれないけど。
ニュースで見た在宅を基本とする大企業は，そのための手当をいくらか支給するといっていたけど，実際自宅で満足に仕事をしようと思うと，パソコンもあるけど，それは支給でいいとして，案外回線をしっかり作ることが大事で，それは毎月固定費が出るので，影響あるよなぁとは思った。

5/26(緊急事態じゃない日)

昨日緊急事態宣言が取り下げられて，今日からそうじゃない日が始まった。ここしばらくの新規感染者は30人前後。一時期の減少の勢いからそのまま下がればいいのだけど，微妙にだらだら出ている。30人程度というと，3月の上旬くらいの時期と同じくらいだろうか?。この頃は緊急事態宣言はされてなかったが，公立学校の休校は始まっていた。それくらいの人数でも当時はハラハラ見ていたものだが，3月末からものすごい勢いで新規感染者がで初めて，1日数百人となったことから，今だと30人程度だと平和に感じてしまう。
3月下旬から勢いよく感染者が増え始めた頃は，このままどこまでいくのだろうか?とゾッとした4月の上旬に緊急事態宣言が出て，８割の接触削減と言われたときは，日記にも買いたが，正直無理じゃないか?と思っていた。８割減らさないと減らないのであれば，それは無理でもっとだらだらしか減少しないだろうと。
実際のところ，予想より若干緩やかであったが比較的早期に減少したのは，やっぱり接触が減ったこと，その他いろいろ生活様式が変わったことだろう。結構大きかったのは，手洗いの遂行だったのではないか?と私は思っている。
まぁ実際８割減少と言っても，首都圏の主要駅の様な場所での8割削減と，田舎の普通の商店街の8割削減だと意味は違う。首都圏の主要駅とかでは実際削減できていた時もあった様だし，もともと少ないところを8割減らしても意味がないので，まぁそういう意味では実現できていたのかもしれない。8割という言葉は良く使われたが，私はわかりやすいとは思ってなかった。ただ思いっきり減らさないといけない，という意気込みは伝わってきた。
日本がコロナの削減に成功したというのは海外でも賞賛されているらしいが，理由は難しい様だ。日本でも日本人の国民性であって，政府の施策の結果ではないという意見が多い様だが，国民性というのは確かにそうなんだけど，はたから見てると，結構国民は政府の言動を気にしていて，影響を受けたなとは思っている。現に今日から緊急事態宣言が解除されて，報道から感じる空気は大きく変わっている。街中に出てないので，実際の様子はわからないのだけど。アベノマスクだって，マスク自体は役に立たなくても，布マスクでいいんだと日本中が思ったことには意味があった。3月に学校が休校になっているのに，感染者増えたのは3月下旬からということを考えると，学校の休校に意味があったのか?というのは疑問なんだけど，国民に危機意識を与えたというのは意味があったのかもしれない。まぁ個人的には子供達にとってはちょっととばっちりだった様な気がしてならないが。
実際のところ自分にとっては4月の緊急事態宣言前後でなにか大きく変わったかというと，どうなんだろう?。一番影響があったのは帰省ができなくなったこと。あと仕事がらみは大きく影響があったが，むしろ3月の春休みが今月まで続いているという感じである。人との接触が4月の宣言で大きく減ったという印象はないので，じゃぁなんで感染者が下がったんだろう?というと，自分の行動とは関係ないところが変わったんだろうなぁとしか言えない。
まぁ前も書いたけど，自分は普段から接客を伴う店にはいかない。外食も週に1，２回くらいだし，飲みに出るのはもっと稀になる。まぁでも今回はその稀なものが０になっていたから，やっぱり影響を受けたと言えば受けたのか。
ライブハウスも毎月じゃないけど，年に数回は行っていて，それがいけなかったというのはある。
結局のところ自分の周りで感染したという話は聞かないので，感染した人は実際どこで感染してるんだろう?とは思った。緊急事態宣言でイベントが無くなったりや飲食店がしまったりしたのが効果があったということであれば，やっぱりその辺が大きかったんだろうか?。ちなみに首都圏のラッシュってどれくらい減っていたんだろう?とは思う。

5/25(長く使う)

最近修理に出していた革の財布を引き取りに行った。縁がほつれてるだけなのだけど，だんだんひどくなっていた。この財布は10年くらい使っている。新しい財布を買おうかと思ったのだけど，今の財布が気に入っていて，あと同じ様な機能のがあまりない。特注で作ろうとも思ったけど，革の財布を特注すると結構な値段になる。まぁ今使ってる財布も，それなりの値段だったのだけど。
本当はメーカに修理を依頼したかったのだけど，外国のメーカで撤退，一応通販と修理の窓口はホソボトと残っているみたいだけど，海外に送り返して修理とかすると，どれだけかかるんだろう?という感じではある。まぁ商品のラインナップも結構変わってるみたいだし。
ふと，革製品だからメーカじゃなくても修理できるんでは? と店舗を探したら革製品を修理してる店を見つけて頼んだ。思ったより安く修理してくれた（相場感はわからないのだけど）。
この財布を使い始める前は，しばらく麻細工の安い財布を使っていた。すぐに擦り切れて壊れるのだけど，毎年の様に取り替えていた。それはそれでいいと思っていた。もっと前はハンドバックに札を入れて，小銭入れしか持ってない時期もあった。まぁ財布はいろいろ試行錯誤しているが，10年くらい前に，ちゃんとした財布を持ちたいと思って，今の財布を買った。
その頃から嗜好が変わって，いいものを長く使いたいという考えが強くなっている。まぁそういう嗜好ってもともと持って入るのだけど，一方で，どんどん使い捨てて新しいものを常に使う，という考えもあった。財布もそうだったし，あと若い頃は靴もそんな風に考えていた。革靴とか洗ったりできないし，汚れたら捨てれるくらいの値段のものでいいみたいな。
でも靴も10年くらい前から，メーカ品を買って修理しつつ使っている。今使ってる革靴は4足を回して使ってる。どれも一度か二度底を張り替えてるし，かかとだけの修理だったら，年に１，２回してる。靴は日本のメーカにしているのでメーカで修理している。
こういう考え方になって道具にはお金をかける様になったので，結果的に使用感が良くなった。確かに買うときは高いのだけど，長持ちする以前に使っていて便利な様にできている。見た目がいいとかそういうのもある。
まぁこだわりなく，安くていいや，って感じで使ってる道具もあることはあるのだけど。そういえば先日オタマが壊れたので買ったのだけど，前のオタマは大学生の時に買ったもので，30年以上使っていたのだから，今度もそれなりに使っていて満足できるものを買おうと探したらホームセンターでは 300円くらいの見た目もしょぼいやつしか売ってなくて困った(苦笑)。まぁ業務用の店とかで買えばいいんだろうけど。
話を戻す。革製品はメーカじゃなくても修理できていいな，と思った。家電とかパソコンとか，部品がないと直せないものが多いから，そうはいかないよねぇ。昔の家電は汎用の部品を使っていたから，まだ直るだろうけど，最近のはアッセンブリーだからなぁ。特にソフトウェアとかもあるだろうから，なおさらメーカじゃないと直せない。
長く使える道具っていいと思うんだけど。

5/24(意外な嗜好)

先日，緊急事態宣言最中でもギャンブルや接客を伴う店に出かける人について，やめられないものだろうか?よくわからない，と書いた。
一方この自粛の最中，外を歩いてみて，ちょっと意外に思ったのが，案外出歩いている人や，運動をしてる人が多いということ。普段自粛があってない時よりはるかに多い気がして，そんなに運動好きな人多いんだ?，と。
用事があってどこかに移動するために歩いているというよりは，明らかに運動目的で散歩や，あとジョギングの様なことをしている人が多い。子供を運動させるために散歩の様なことをしてる親子もいるのだけど，大人だけで歩いたり走ったりしてる人で，道が溢れそうになるくらい多いと感じている。
コロナが流行る前にこんなに運動している人いただろうか?
実は私は以前から早朝に習慣的に走っている。横須賀にいた頃は，走っていてもすれ違う人は２，３名くらい。しかもジョギングをしている人だけだった。1年前に熊本にきた時に，早朝走っていると，横須賀にいた時よりははるかに多くの人とすれ違った。しかも走っている人もいたけど，単にウォーキングをやってる人も多い。まぁこれは，住んでいる場所の問題もあって，横須賀は海岸沿いのマンション街で，割と若い人，もしくは米兵が多く住んでいた場所だし，熊本のこの場所はマンションは少なく古い町でお年寄りも多い。それと熊本は市民マラソンみたいのをやってるので，そういうのを目指してる人も多いのか?とは当時思った。
そういう意味で，今回の自粛になる前から走ったり歩いている人は，私みたいに健康的な嗜好がある人か，もしくはマラソン大会を目指している人，そして運動自体が好きな人なんだろうと思っていたのだけど，今回自粛になって，そういう人がかなり増えたのは，運動が好きな人，もしくは健康指向が強い人がそんなにいるの?という驚きであった。人って運動しなくていいと言われたら，子供は別だけど，だらだら自宅で転がっているものかと思ったら，そうでもないのだろうか?。それとも普段運動をしないのは，どこか出かけたり，なんだかんだで何かが発散されているのだけど，それがないと運動に向かうんだろうか?とちょっと不思議に思った。
この期間に散歩を始めた様な人の健康がよくなってるのかは気になる。案外日本国民のメタボ指数が減ったりしてないだろうか?。でも首都圏の知り合いは自粛で太ったって言っていたなぁ。

5/23(コミュニケーション)

コミュニケーションというと人付き合いみたいな意味もあるけど，通信という意味もある。今日ちょっとコミュニケーションについて考えていて，私は人付き合いという意味のコミュニケーションで一番大事なことは「相手に伝わっているか？」を気にすることと思ってる，ということを思っていた。だから実は通信という意味のコミュニケーションから学ぶことも結構ある。通信にはプロトコルというものがって，プロトコルというのは相手に確実に情報を伝えるために様々なものがあるので，それを考えると人付き合いのコミュニケーションにも参考になることが多い。
そんなことを考えていたのだけど，ふと自分はコミュニケーションで相手に伝わってるか？はとても気にするのだけど，相手がそれに対してどう思ったかはあまり気にしてないことに気づいた。相手に情報を伝えることは気にするが，自分が言ったことで相手が怒ったかどうかは気にしてない。気にしてもしょうがないと思ってる。
このことは，コミュニケーションのテクニックではないが，コミュニケーションで悩まないという意味では結構大事なことかもしれないなとも思った。
まぁこういう風に考えるのも，他人の心の中とかわからないから，気にしてもしょうがない，インタフェースから見えるものだけ気にしてればいい，と思ってるからなんだろう。
自分は割と人とのコミュニケーションはうまいと思っていて，それは相手に伝わっているか?を気にする，デザイン思考からきてると思っていたのだけど，案外相手の中を考えないということで，ストレスをためない様にしてる方が実はコツなのかな?とちょっと思った。

5/22(くせ)

最近自分のしゃべりを録音して，編集してというのを繰り返しているのだけど，やってると癖がわかってきて，面白い。いわゆるフィラー（えー，とか，まぁ，とか）の入るタイミングにパターンがあるのがわかったり，間の取り方とかもわかってくる。
録音した声からフィラーをのぞいたり，間を詰めたりしてるのだけど，慣れてくると，波形を見ただけでフィラーってわかる様になる。間は息継ぎの時にしたり，考えたりしてる時にはいってるのがわかる。詰めたら聞きやすくなるのか，速くなりすぎてかえって聞くのが大変になるのかはわからない。
これだけパターン化してると，自動で編集する様にできないか?とか思ったりする。
音って聞かないとわからない，とは思うのだけど，同じ人のしゃべりに関しては癖があるから，聞く前にわかったりするなぁと思った。

5/21(よくわからない)

検察庁の黒川氏が新聞記者と賭け麻雀をやっていたことが，報道で取り上げられ，それにより辞任をすることになったらしい。驚いたけど，「えー？」という驚きというよりは「はぁ？」みたいな感じだった。
いろいろと裏事情が頭に浮かんだのだけど，デマの元になるのは嫌なので，黙っておこうと思う。まぁでもこれからいろいろ憶測が飛び交うだろうなぁ。
賭け麻雀とか実際やってる人多いだろう，という話もあるが，緊急事態宣言時にやっていたこととか検事がやっていたことを問う声を報道は取り上げている。賭け麻雀自体が反社会的な行動という風には言わない様にしてるんだろうか?。
まぁ検事がやっていたこと自体は，そういう意味で，あまり語る気がないのだけど，先日の緊急事態宣言時の「接待を伴う店」へ行く人の気持ちがわからない，というのと同じで，私は賭け事をする人の気持ちもよくわからない。まぁ接待の店とか，風俗とかそういうのは，一応合法なので，悪いことはしてないだろと言われれば，そうですね，という感じなのだけど，賭け事は一応は違法行為なので，批判しても良いだろうか。まぁでも，慣習的に続いているものもあるので，よくわからない。
自分は合法である公営ギャンブルも含め賭け事の類をやらないので，やってる人がやめられなくてやってるのか，そこまでではないけど，やってるのか？はよくわからなかった。暇つぶしとか，レジャーみたいなものかなと思っていた。まぁ自分も20代の時に少しだけパチンコをやったことがあるけど，何回かやってるうちに，さほども楽しめなくてやらなくなった。ちなみにゲームセンターはそれに比べれば若い頃やったけど，リターンがある様なものはやったことがない。
緊急事態宣言時にパチンコ屋があいているのも問題になっていたが，行く人たちは中毒症状の様に行くのだろうか?。賭け麻雀もそんなものなんだろうか?とちょっと不思議に思った。
自分にとってそういうのってあるだろうか?。まぁお酒はやめようと思って飲むことは多いけど，別に店でのななくてもいい。今回長期間子供たちに会えないのはひどく辛いとは思った。まぁ電話やネットでもいいから人と話しているとストレスが下がっていくという実感はあったので，手段はともあれ誰とも喋れないと辛いというのはあるかもしれない。でもそれくらいかなぁ。コミュニケーションは人間の根源的な欲求，三大欲求(食・寝・性)と同じくらい強い欲求の様に思うが，手段は別になんでもいい。
今回いろいろ自粛が言われたけど，そうはいってもやめられない，というものはどれくらいあったのだろう？

5/20(時代)

誰かのツイッターで，「疫病で世界が変わるのを目の当たりにするとは」というのを読んだ。あぁ新型コロナってそう言えば疫病だよな，と思った。
過去にも疫病で世界が変わることはあった。歴史を調べるとヨーロッパでは結構色々記録があるみたい。ヨーロッパの洗濯は熱湯で洗うみたいだけど，これも感染症が流行ったかららしい。日本は何かあったんだろうか?。
今回，日本でコロナが爆発感染してないことに対して日本人の生活習慣が言われている。思いつくところでいうと，こまめに手を洗う，むやみやたらにスキンシップしない，(よほど上品な人しかしないが)口を隠して笑ったり喋ったりする。とかだろうか?。まぁでもとりわけの文化とかもあるだけどね。
日本は高温多湿で感染症というか細菌による病気も多かっただろうから，こういう習慣が残った可能性はあるが，あまり具体的には語られてない気がする。
まぁそれはそうと，今回のコロナは歴史的な疫病と言われるんだろうなと思った。
歴史的な経験というと，私の世代は，私の親の世代が「戦争」を経験しているので，それと比べると随分経験不足の様にずっと思っていた。まぁ戦争を経験せずに死んでいけるとしたら，それは幸せなことなんだろうけど，戦争の悲惨さを知らないと言われると，まぁそうだよねとは思っている。でもよくよく考えると，私の世代は，戦争は経験してないけど，疫病と震災は経験したんだよなぁと思った。まぁ震災は大正生まれの人なら関東大震災を経験してるから，大正生まれの人は震災と戦争とを経験してるんだろうけど。
かくして，我々は疫病と震災という社会に大きな影響を与える厄災を経験した。こういう後には経済危機とか，世界情勢の変化とかいろいろあるだろう。戦争が起きないことは祈るしかないのだけど。
人生は長さではないと思うけど，50年生きていろいろ経験してるんだなぁと改めて思った。実は他のことでもそう思うことがあったのだけど，それはどちらかというと自慢話に近くなって今回とはそぐわないので今日は省きます。
疫病というとHIVが流行り出した時も，いろいろ社会的な価値が変わった気がするけど，まぁ今回ほどの影響ではないのだろうなぁ。SARS，ノロウィルス，エボラ，とか怖い感染症はいろいろあってるのだけど，今回のコロナはやっぱり世界規模になったというところが，違うんだろうか。まぁこういう比較も，後になれば冷静にできるだろう。案外こういうのって，後に文書で残る分て，当時の空気と違っていたりするので，体験してるのは重要な気がした。

5/19(神の見えざる手)

今から書くことは，人によっては不快に思うかもしれないし，不謹慎かもしれない。決して人が死ぬことを肯定する話ではないのだけど，思ったことではあるので，ちょっとだけ書く。
以前書いたことがあるが，私が子供の頃日本も含め世界は人口爆発が起きており，それによって世界は困窮し資源も枯渇するといわれていた。日本の人口もどんどん増えると言って，それが危険なことのように言われていた。そして50年たった今を見ると，世界の人口自体は増えているが，先進国では少子化に喘いで，人口も減り始めている。
じゃぁよかったかというと，それはそれで問題が起きてはいるのだけど，戦争で人が死ぬのがあたかも人口調整のように言われることもあるけど，少なくとも日本では戦争が起きてないのに人口が減っている。
私はこれをみて「神の見えざる手」のようだ，と思っている。人が増えすぎて，戦争や疫病で人が死ぬことがなくても，人口調整が起きると。
でも少子化で人口が減ることは，若い人が減り高齢者が増える。労働人口が減り，社会保障で生きてる人が増えるということになる。これはこれで課題がある。
今回，コロナの騒ぎが起きていて，いろいろ聞くと，お年寄りと生活習慣病を持っているとが危ない，という話を聞いた。逆にいうと，それ以外の人は，そんなに恐れなくて良いという人もいた。なんとも複雑な気分である。さっき「疫病で」と書いたが，これは疫病である。重症化して亡くなるのは高齢者や生活習慣病を持っている人らしい。
まぁ私も高齢者に片足を突っ込んでいるし，生活習慣病も片足突っ込んでいるから，他人事ではないのだけど，どうなんだろう?とは思った。なんともやっぱり「神の見えざる手」の様だと思った次第。
もっとも少なくとも，日本では，人口調整と言えるほど人が亡くなっているわけでもない。これで社会の年齢バランスが変わるほどでもないだろう。海外を見るとたくさんの人が亡くなってるところもあるが，少子高齢化が進んでいる日本でそうでもないのは，まぁやっぱり見えざる手は手を伸ばすところ間違ってるのかな?とも思った。収束してないのでなんとも言えないが。
まぁでもコロナ騒ぎで生活習慣も含めいろいろ変わるだろう。バランスという意味では，またいろいろ変わるのかな?という気はしている。

5/18(検察は聞く耳を持つのか?)

昨日ちょっと書いていた検察法の改正を与党が取り下げたらしい。世論に押されてという形らしいが，ちょっと意外だった。なんだ与党ってちゃんと世論に対応するんだ。
さて，この法案，私はどこが問題なのかよく理解できなかった。コロナ騒ぎで世間での議論が深まらないのが問題といえばそうなんだろうけど，まぁそうはいっても世間は動いているわけで，特に定年延長は，当事者にとっては審議が伸びると，あぁーぁってところはあるだろうなぁとは思う。今年定年になる公務員もいるだろうし。
反対してる人の意見を読んでも，あまりピンとこなかった。そもそも反対してるとも内閣の関与が強まるとか，安部首相が先日誰だっけ?強引に検事の誰かの定年延長をしたのに追認になるとか，そんなことを書いていたが，法案のどこを読めばそうなるのか?の説明はない。いつも思うのだけど，日本の報道にしても，議論にしても法案について是非をいうのに，なぜ法案の条文を引用しないのだろう?，ちゃんと読んでるんだろうか?。説明だけ聞いてあーだこーだ言ってるが，そりゃ噛み合わないよ。説明と法案があってるかどうかがないから。決議されるのは法律だから中身の方が大事でしょう。そりゃ議事録は残るんだろうけど。
数日前に野党の誰かが与党案に反対することについて，公務員の定員延長は当然だけど，検査法を一緒に出すのは，とか，このコロナ騒ぎに乗じてみたいな言い方を委員会でやっていたので，なんか根本的には法律に問題があるわけでもないのか?という印象を受けた。もしくはどこが悪いのか指摘できないという感じ。世論が騒いでいるから反論してみました，みたいな。
そうこう言ってる間に，元検察の人がたちも反対してますみたいな話が出てきた。あと三権分立が脅かされてるみたいな話も出ていたが，納得いかなかった。そもそも検察は行政でしょう。だったら行政長が責任を負うのは当然だし，トップは総理でしょう。で，総理は議員が選んだわけで，議員は国民が選んだわけだから，完全に国民がコントロールできてないわけではない。まぁ今の政権に不満がある人は，その総理とか議会も納得田舎いのだろうけど，だったら，どうしろというのだろう。
検察は総理も起訴できる特権的な組織だからという話もあったけど，いや，国会だって内閣を解散できる。国民が選んだ議員によって。どこが三権分立の危機なのかわからない。検察が刑事起訴をする権利を独占してるので特別だ，という話は，少し納得がいくが，実際は付審判制度や検察審査会による起訴議決制度もあるので厳密な独占ではない。まぁ機能してないでしょといわれるとそうなんだけど。そっちをなんとかする方がいいんじゃない?という気もする。
さて，条文のどこがどう変わったの?と思って気になっていたら，こういう記事があった。反対してる人が書いてるみたいですが。
読んで，なるほどとは思った。定年の延長自体はもともとあるのねと。で，これまでは人事院が決めていたのが，内閣という風に書き換えられてると。確かにこれだと内閣の関与が強くなるというのはそうだろう。
でも思ったのだけど，人事院がどういう風に動いてるかがわからないのでなんともいえないのだけど。もし内閣がコントロールできなくて，議会や司法もコントロールできない場合，検察ってだれがコントロールできるのかしらね?ということ。実際ちょっと前にニュースで出てきた意見の一つにも「検察がいつも正義だとは限らないので」というのもあった。上にも書いたけど，内閣は総理が，総理は議会が，議会は国民が決めている。最高裁判所のトップも一応国民審査がある。まぁ実際も検察のトップ自体は大臣が任命するみたいだけど，独立性が高いのが本当にいいことなんだろうか?。暴走したら誰も止められないってことだよね?，とは思った。現内閣だってこうやって世論に反応するわけなんだけど，検察だった無理やり押し切るだろうなと。まぁ有罪かどうかを決めるのは裁判なんだけど。
念のために書くけど，私は今回の改正案に賛成でも反対でもない。まぁでも定年延長は必要だろうとは思う。三権分立のあり方とか，検察のあり方についてはどうするのが良いのかよくわからないので，時間もできたしゆっくり議論してほしい。今回の改正に反対していた人は，現行の検察の方が良いってことなんですかね?。

5/17(わからない人の発言)

最近ネットを見てると，ネットで法案の審議に反対する運動があった。私が気づいたのは２件。一つは検察法の件，もう一つは種苗法の件。法律ということもあるが，いずれも内容が難しく，反対か賛成かを決めるのは結構難しいと感じた。だが反対運動はそこそこ盛り上がっていたようである。
反対していた人が内容を理解していたというと，どうも大半はそうではないらしい。以下，ここの法案の是非については語らない。理解せずに反対することについて私の意見を書く。
わからないのに反対するな，という意見がある，一方でわからなくても反対していいという意見がある。すごく単純にいうと私は前者の意見である。でも一方でわからないから反対できないと言っていたら，だれも意見を言えなくなり，そういう風潮は危険である，という意見もわかる。自分と関係ないからと無視していたら，いつの間にか自分の権利が脅かされることもある。だから，わからなくても反対していいという意見は，多少はわかる。
でも一方で，みんながわからないまま，次々とどこかに押し寄せ文句を言ったらどうなるだろう?。例えば，どこかの問い合わせ窓口とか。いちいちわかりやすく説明するのも大変なコストである。また説明して分かってくれればいいけど，説明してもわからない場合もある。というか最初から理解するつもりがないという場合もある。そこまでくれば立派なクレーマーである。
わからなくても文句を言っていいというのは，大変な社会コストを追うことになる。役所の対応が遅いとか文句をいう場合があるが，もっとひどくなる。
なのでわからなくても文句を言ってはいけないとは言わないが，わかろうとしない，相手の話を聞こうとしない，人はやっぱり文句を言うべきじゃないのでは？という気がする。わからない人も少しは勉強をすべきである。まぁここで誰かに騙されることもあるのだけど。
ついでに書くと，私は若い頃，自分ができなことは他人にやれと言うべきではない，と思っていた。でもある時，そんなことはないと言われた。まぁ実際のところ，社会はいろんな役割の人がいて分業して回ってるわけで，自分ができないことを誰かにやってもらう，のは当然と言えば当然だと思う。でも私は根本的には，そういう感覚である。だから自分ができないことを相手にやらせるときは，少なくとも敬意は払うべきだろう。そう思う。まぁ自分ができることを頼む場合も敬意は必要なんだけど。
そもそも中身がわからないのに反対する，という人は，何をもってそうしよう，と思ったのだろう?と思う。誰かにお願いされたから?，それとも対象の人が気に入らないから?。そういう感覚の方が恐ろしいように思う。勘違いや誤解があってもいいとは思うが，やっぱり正しく情報を得ようという姿勢は，意見をいう場合は最低限必要なんじゃないか?と思う。

5/16(ネット会議は便利だけど困る？)

この三日間なぜか連続で通信会議をしていた。本当は４日間のはずだったのだけど，水曜のは中止。木曜から今日まで昼は学会の関係で会議だったのだけど，それぞれ性格が違っていた。木金のはそれぞれ少人数で発言もする機会があったが，今日のは大人数で，報告を聞いて異論がなければ発言することもないような感じだった。
学会は現地に集まって対面で議論をすることが前提であることが多い。でもこのご時世そういう訳にもいかないので，ネットで行うことが起きている。これは便利だと思う点と，学会での魅力が少し下がるなぁと思う点がある。便利なのは気軽に参加できる。交通費がかからない。移動の時間もかからない。でも一方で，学会があるといろんなところに行けるという魅力もあったのでそれがなくなる。学会って国際学会もそうだけど，魅力的な場所で開催すると，たくさん人が集まる，という傾向があって，やはり参加する人は旅行することが目的だったりもする。これがネットになるとどうなるんだろう?という気はする。
まぁこれも研究費がふんだんにある人と，ない人で事情は異なるだろう。研究費に心配がない人はいろんな場所に行くのが嬉しいだろうが，ない人は学会には発表したいが，旅費が捻出できないという人もいる。ちなみに私も前職の時は旅費くらいは大丈夫だったのだけど，仕事が忙しくて面倒だから，日帰りで行ける学会とかに出したりしていたこともある。
コロナの騒ぎが収まっても，ネットで学会をするところは残るんじゃないか？という話もある。その場合は対面とネットを併用するようなこともあるだろう。それはそれでお金がない人はネットで，行ける人は出かけてという風になるかもしれない。それはそれで便利だと思う。
でも，今の仕事はそういう文句は言われないのだけど，以前は上司がいろいろうるさくて，「その場所に自分が行く必要がある理由」を言えないと出張の許可が出ないようなこともあった。ネット併用だと，じゃぁネットで出ればいいじゃないか?と言われる可能性もある。その辺は悩ましいだろうなぁと思う。
それで，今日の夜は古い友人とネットの飲み会だった。これもこれまでロケーション的に会えなかった人と飲めるので，本当に仲がいい人と集まれてる気がする。で，こっちの便利だと困るところは，なかなか終わるキッカケが掴めないところ。終電も閉店もないので，いつまでも終わらない。寝落ちするか潰れるまで続く。仕事の会議だとスケジュールを決めるんだけど。

5/15(自炊)

昨日，緊急事態宣言の解除のニュースが流れた後に，ニュースで早速飲食店に行ってる人とかを写していた。
正直，解除されたからいきなり行かなくても，もともと危ないと言われていたところだから慎重になったら?と思わないでもないのだけど，お店の方も困ってるから，仕方ないのだろう。
もっとも，解除になって緩んだら，まだ感染者が増えるかもしれないから，実は今が一番安全なのでは?という気がしないでもない。もう２週間くらい様子を見たら，みたいな雰囲気があるけど，どうなんだろう?，という気はする。
それはいいとして，馴染みの店があって，そこに行きたいという気持ちはわかる。でも私は飲食店は馴染みの店ってないんですよね。知り合いの店とかはあるので，そこにはお金落としたいとかは思うのだけど。
実際外食ができなくて困ってる人たちはいたようである。どうも，いろいろ聞くに料理ができない人って結構いるようである。特に男の人。そういう人は毎日外食してるんだろうか?と疑問に思う。毎日外食していたら，そりゃ外食できないと困るよなぁ。
私は大学に入って実家を出て以来，ほとんど自炊している。社会人になって10年くらいは自炊ができない寮に入っていたのだけど，その時もでオーブントースターと電子レンジは持っていて，なにかしら温めものはしていたし，後半はカセットコンロとかだして，適当に何かしていた。毎日じゃないけど。
私は料理が好きなので，よくわからないのだけど，料理くらいできた方がいいんじゃないか?と思うのだけど，できない人んはすごく仕切りが高いのだろうか。道具を買うのにお金がかかる，だったら外食した方が安いというのもわかるけど，上記の寮の時は，私は調味料は醤油と塩胡椒くらいしか持ってなかったが，なんとかなった。
外食の方が安いというが，確かに定食とかファーストフードとかを食べていれば自炊より安いが，一時期毎晩居酒屋で夕食を食べていた時があったが，その時期は結構外食費が高くついていた。
食事を作ることをアウトーソーシングした果てが，イギリスみたいなものじゃないか?という気もするので，個人的には自炊の文化がなくなるのは，よくないと思っている。
余談だけど，今回のコロナ騒ぎで，みんながマスクを自作してしてるのを見て，外国の一部から驚いていたという話を聞いた。話を聞くと，裁縫ができない国があるらしい。日本は女性のみならず，男性も学校で裁縫を習う。まぁ私は裁縫は好きではないけど，一応ソーイングセットは持っているし，縫えないことはない。子供の頃の方が縫っていた気がするけど。
今回の自粛期間に，自宅でお菓子とかを親子で作っていた家庭も多かったようだけど，お菓子とか作れない国も多いんだろうなぁと思った。
個人的には衣食住に関わることは，一通り自分でできる，最悪誰もやってくれなくても，なんとかできるくらいにはなっていた方がいいように思う。料理もそうだし，服を直したり，大工仕事みたいのもそうだろう。
料理は私は高校までは実家だったので，あまりやったことなかったが，興味を持ってたまにやることはあった。大学に行って毎日やるようになった。最近大学生になったばかりの人たちと話していて，料理をやったことないという人が結構多かった。この後覚えていくのか，それともそのまま大人になるのかわからないけど，できるようになっていた方が良いんじゃないとは思った。

5/14(緊急事態宣言解除)

コロナの話ばかりだとうんざりなのだけど，まぁ節目なので。
4月から続いていた緊急事態宣言が多くの地域で解除された。 GWが終わるときに5月末まで延長と言っていたので，意外に早く前倒ししたという印象がある。とはいっても，まだ感染確認が多い8都道府県（だっけ？）はそのまま続いている。
ちょっと意外だったのは最初特定地域とされた県が全部残るかと思ったら，愛知や福岡のように，すでに1日1名くらいになってるところも解除されたということ。
解除への圧力が大きかったんだろうか?と思ったりもしているが，該当の知事たちのコメントを聞くと慎重なところが多い。まぁ慎重であることは悪くはないと思うのだけど，一方で接待と伴う飲食店への自粛要請を解除するとかいう地域も結構ある。逆に学校再開に関しては結構慎重である。
まったく個人的な事情だけど，接待と伴う飲食店は実際感染してる実績もあるのに（証拠はないんだっけ？でも外国ではある）再開して，学校を再開しないのはなぜだろうとか思う。まぁ学校の一例だけ感染した実績あるんだっけ？。
まぁこれは私自身が接客を伴う飲食店を利用しないので，他人事という無責任な言い方になっていて，そういうところで仕事をしてる人は，実際に困ってるし，そういう意味では経済的影響が大きいからということなんだろう。仕方ないのかもしれないが，しっかりと対策はしていただきたい。
不吉なことを書くと申し訳ないのだけど，今回の解除で，また２週間くらいすると感染者が出てくるんじゃないか?という気はしてる。宣言後感染者は減ったけど，そこから緩めるわけだから，ある程度生活習慣が変わっていても，やっぱり緩むことには違いない。問題は，感染の勢いが高まるかどうかで，ダラダラ出続ける程度ならいいのだけど，どうなんだろう。また出てきて，再開した学校が休校とかなると，全くのとばっちりだよなぁとも思う。
ちなみに学校での感染は確かにあまり例がないのだけど，まぁ全国学校が始まると，流石に出てくるんではないか?という気はしてる。でも，あまり神経質にならないで欲しいのだけど，どうだろう？。
若い人や子供が重症化しない，と言っても，やっぱり例外は出てくるだろう。いまは一人でも出ると大騒ぎしてるので，その例外的に出てきたときにどうなるか?というのは気になる。本当は親が感染してなければ子供も滅多に感染しないように思うんだけど，まぁ親は様々だから難しいよねぇ。
みんな慎重にと言っても，人それぞれ物差しが違うので，難しい。TVで早速飲み屋で飲んでいる人がいたが，個人的には，その感覚にはついてけない。でも馴染みの店にお金を落としたいという気持ちもわかるんだけど。まぁでも他のシーンで，そこまで神経質にならなくても，と思うこともあって，この辺は，人によって違うよな，とは思う。相互監視みたいのが少し和らげばいいとは思うが。

5/13(音は時間)

最近仕事で自分が喋った音を吹き込んで内輪に公開するようなことをやっている。
まぁこの手のことは以前からよくやることがあって，前職でもデモ音源を作ったりというのは散々やっていたし，昨年も数秒のサンプル音みたいのも何回も作った。でも今回は自分が喋ったのを比較的長尺，だいたい30分とか50分とかいう単位で喋ったのを録音する。
以前からデモテープを作るときに作業時間はだいたい出来上がり音源の３倍はかかるという感覚を持っている。もちろん３倍以上になりこともかなり多い。
例えば10分の音声を録音するなら最低10分はかかる。聴き直すのも10分はかかる。そして何かおかしなところがあったら，直したりとかカットしたりとかすると10分なんてすぐ過ぎる，とそういう感じ。これはなんのトラブルもなければ，これくらいということで，入れ替える場所があったりすると，何倍もかかる。またこまめに録ってくっつけるとか，いろいろ混ぜるとかすると，もう大変なくらい時間がかかる。
音の面倒なところは10分の音を聞くのに10分かかるということ。絵だとパラパラめくっておかしいところを探したりできる。動画も，まぁ最終的にはちゃんと時間通りに全部見るのだろうが，早送りとかして，異常がないかを探したりできるだろう。音の場合も早送りみたいのはあるのだけど，異常な場所とかを探すのには向いてないし，間とか，そういうのを聞こうと思うと結局ノーマルな速度で聞かないといけない。
昔から音のチェック時間を短くできたら，すごく効率上がるのに，と思うのだけど，こればっかりは技術が進歩してもなかなか変わらない。
ところで，音源を作る場合は，細かく録ったり，入れ替えたりとかいろいろ編集して作ることができる。だけど前述のように恐ろしく時間がかかる。なので，私はなるべく一発採りで，録音を止めずにやるようにしている。30分なら30分ストップせずにやる。途中で間違えたら，止めずに，ちょっと間を開けて録り，あとでそこだけカットする。これが一番効率いいように思う。
昔から何度か放送の公開録音みたいのを観に行ったことがあるが，録音だから編集できるはずだけど，1時間の番組をきっかり1時間で録っていて，ほとんどそのまま流してるのを観て，あぁこれが一番いいんだななと思った。確かにあとで編集でなんとかできると言ってもものすごい労力が必要になる。
録画がない時代はTVのドラマでさえ生放送でやっていた。生でできるならそれが一番いい。まぁ普段生で人前で喋ってるのでできるはずなのだけど，記録が残るとなると，いろいろ気を使う。
改めて自分が喋ってるのを聞くと，「えー」とか「まぁ」とか「で」とかフィラーがすごく多い(苦笑)。時々鼻をすする音がする場合がある。フィラーは通常の会話だと「これから喋るよ」という合図だったりもするのだけど，録音だとくどいよなぁとか思う。この辺なれるのはまだまだかかりそう。

5/12(キューブリック)

今日NHK-BSのアナザーストーリズで，「“2001年宇宙の旅”未来への扉は開かれた!」というのをやっていて，見た。
私はキューブリックの映画が好きみたいで，何本か見ている。見ていて，気持ち悪い，と思うこともあるのだけど，とても気になる，目が離せないという印象を受けます。ストーリはさっぱりわからないのですが，とにかく映像センスがすごい監督と思ってます。
今回の番組は2001年宇宙の旅の制作秘話。私はキューブリックで，すごいと思う作品はたくさんあるので，この作品が代表作とは思ってないのですが，まぁでも確かに誰かに勧めるならこの作品ですかねぇ。小さい頃から有名な作品として知ってましたが，最初見たのは中学くらいでしょうか?。とても我慢できず寝たのを覚えてます(苦笑)。でも大人になって大画面で見たくて映画館でみたりもしました。
何度も見た映画ですが，制作の経緯や過程はしらず，とても番組は面白く見れました。クラークがキューブリックから何度もダメ出し食らって大変だったというのは，なんかすごいなぁと思いました。改めて知りましたが68年の作品なんですね。CGどころか動画の合成も難しかった時代に，どうやってあの映像作ったんだろうということで，その辺の説明もしてました。最後の光のゲートのシーンとか，宇宙ステーションの中のシーンとか。すごく大掛かりな仕掛けを作って，時間をかけて撮ってました。
まぁでもそういうシーンて今だったらCGで簡単にできてしまう。確かにCGとフィルムだと絵の感じが違いますが，まぁやろうと思ったら見分けがつかないようにできるでしょう。
キューブリックの映画は，それまで見たことのないような映像を見せられることがあります。それはすごいアイディア出し，そこがすごいとは思うのですが，今だと思いつきさえすれば，簡単にできてしまう。まぁでも思いつくこと自体がすごいのですよね。ただキューブリックの時代は思いつく，というかためにしにやってみることにお金と時間がかかっていて，だれでもできなかった。今は割と敷居が低いということで，じゃぁそこで誰にでもできないことをやるのは難しいよなぁとは思ったのでした。
もっとも，番組の中でキューブリックがスタッフに指示を出して，それを実現するためにスタッフが，いろんなアイディを出して，時間とかけて何度もやる。で，キューブリックがダメ出しをしてまだやる，みたいな感じで，ジャッジはキューブリックがやってましたが，アイディア自体はスタッフが出したものも多かったようです。スタッフの人は時間をかけることが重要だと言っていましたが，じゃぁ今の時代時間をかけて何度もダメ出しされて，たどり着くものはなんだろう? と思いました。CGだと簡単ってことは，むしろCGじゃないことをやらないといけないはず。
クラークとの話に戻ると，クラークは言葉でストーリを説明しようとしたが，キューブリックは彼が書いたその説明を使わなかったとのことでした。キューブリックの映画を見るとわかるが，あまり言葉による説明はなく，とにかく映像を見せつけてくるという印象を受けます。とにかく映像にこだわったキューブリック。このCG全盛の時代に，だれも見たことない映像を作る，としたら彼だったらどういう映像を作るんだろう?と思いました。

5/11(梅雨)

沖縄が梅雨に入ったらしい。えー，もうかよ，という感想。
１週間くらい前から急に暑くなった。GW前，いや先月末くらいまでは，まだコート着たり，サマーセーター着てたりしていたので，すっかり暑くなった。布団も肌布団で足出して寝ても大丈夫になった。
今の所，窓を開けていればちょうどいいくらいで，外の音がうるさいけど，エアコン代もかからず快適だったりするが，すぐにクーラーが恋しくなるのだろうか?。今年は締め切らないのが推奨されるから，夏場にエアコンを使わない交通機関とか職場とか出てこないか心配。だったらだったで換気扇くらいほしいのだけど。
いまはまだ快適な気温だけど，すぐに暑くてたまらないになりそう。本当にちょうどいい気温って短い。
人間ってなんだかんだで，22度～28度くらいが快適で，それをちょっとでも外れると，暑かったり寒かったり感じる。本当敏感だなぁと思う。その割に20度以下だったら一様に寒くて0度くらいまで生きられたりするから，なんかすごい。まぁ服は必要だけど。暑い方は35度くらいが限界か。でも世界中にはもっと暑いところあるよね。
というわけで，梅雨と聞いて，快適な季節も終わりかと思い寂しくなりました。

5/10(常識の変化)

最近SNSを見てるとバトンが流行っている。自分の幼少の頃の写真をアップするとか，本をアップするとかレコードをアップするとか様々。これらの特徴は，次の人を指名すること。
これって昔だったらチェーンメイルってやつです。もっと前は不幸の手紙(笑)。私が若い頃はチェーンメイルはよくないことだ，という風潮でした。ネットのチェーンメイルも結構出てくることはあったのですが，「やめよう」という意見が多く，徐々になくなった気がします。他人に何かを強要するし，複数指名するからなくならない。まぁ昔はネットが細く，「無駄なトラフィックを増やすことは悪」という考え方もあったので，それもあるでしょう。
上記のバトンは，あぁこれチェーンメイルだなぁとは思ったのですが，なんかみんな楽しそうにやってるので，水を差すようなことはしていません。まぁいいじゃないという感じ。自分にやりたくないものが来たら，やらないと答えてます。
聞くところによると不幸の手紙も最初は幸福の手紙だったらしく，良かれと思ってやっていたのかもしれません。今は人と会うのを自粛してる時期なので，ネットで誰かにつながることが救いになってるのかもしれません。まぁ何書いていいかわからない人にはネタになるし。それにネットも無限ではないにしても，テキストや写真を貼るくらいは圧迫するという感じでもないので良いのでしょう。
最近のネット飲み会と見てると，これはコロナ後も習慣として残るのだろうか？というのが気になってます。身近な人との飲み会はもちろんリアルに会って飲むが復活するでしょうが，ネット飲み会は遠方でやるケースが多く，これまでの飲み会ではなかなか会えなかったメンバーです。以前からあったシステムを使ってるはずなんだけど，昔はこんなことやろうとは思わなかった，それが始まったのは興味深いです。
それにしても世界中だれでも好きな人と飲み会ができるとなったら，近くに住んでいる人じゃなくて，別の人とやるものなんでしょうか？，その人が達が本当に仲がいい人ってこと?。
バトンの広がりとかネット飲み会とかを見てると，あぁなにか常識が変わったんだなぁと感じています。外で会って会話することができないからやってるとしても，じゃぁ普段会っていた人と遊んでるわけでもない。だからこれは，コロナ騒ぎが収まって，会えるようになってもリアルで行えることをやってるわけでもありません。
まぁみんな時間を持て余していたり，人恋しくてやってるわけですから，リアルで忙しい日々が戻ってきたら，わかりませんが，なんとなく人との関わり方が，変わるんじゃないかとそういうことを感じました。
個人的なことですが，10年くらい前あたり，仕事でネット飲み会の敷居を下げたいと本気で取り組んでいたので，今の状況は複雑な心境です。

5/9(週末)

GW明けの週末。まだ緊急事態宣言も続いているのだけど，いろいろやらなくてはいけないことが溜まってるので，ちょっとだけ街に出た。壊れて困っていた財布を修理に出し，壊れて困っていたオタマを買って，あとちょっと送金をしなくてはいけなかったのでやって，あとコーヒー豆と昼食をテイクアウトで買った。ちなみに往復は歩いて行った。街中と行っても歩いて行ける距離なので近所といえば近所である。
GWも一度行って，その時は商店街もガランとしていたのだけど，今日は若干人が増えていた。まぁそれでも人の間隔は数メートルは離れていあるているという感じだったし，密閉空間に入らなければ大丈夫なのではないだろうか。
出かける前，朝TVを見ていたら，フェイクニュースというか，今回のコロナ騒ぎでデマに翻弄される人とか，デマを流す人とかそんな話をやっていた。ファクトチェックとかそういうの。
あと朝とか昨日のニュースとかで，他人の行動に対して嫌がらせをする人の話をやっていた。こっちは自粛のルールを守らない人をリンチのように勝手ないやらせをしたり，あと感染した人を非難するような話。あっ，これはデマの話でもやってたかなぁ。
デマを流したり信じたりする話と，他人の行動を過剰に取り締まる話は，一つは悪意だったり，一方は間違った正義漢なのかもしれないけど，根本的には，人々の心に余裕がなくなっていることが原因なんだと思う。通常だとそんなこと気にしないとか，もしくは日常生活がそれなりに忙しくてそこまで気が回らないとあまり問題にならないところが，イライラしてるのに，することがなかったりしていて，暴走している。
ルールを守らない他人に厳しくなるのは，自分が我慢してるという不満と，自分が責められると困るから先に他人を攻めよう等恐れだろう。でも他人を責めてるつもりが自分の勘違いであるケースもある。それは許されるのだろうか?。自分が責められると困るから相手を攻めるというのは悪循環だ。どんどん暮らしにくくなる。みんなが相手を許せば，自分も責められなくなる。そっちの方が楽だと思う。
とはいえ，今回は人の心だけの問題ではなく，病気が広がるという問題があり，それは人が許しても許してくれないんのだから，やっぱりルールを守るべきという話もあるだろう。でも，見てるとやっぱり過剰すぎたり，誤って必要のない制限をしている人もいる。どんどん自分の首を締めてないか？という気がする。
私はルールを決めて，そうすべきと行ってもできない人は行っての割合いるでしょ?と思っている。みんなに完璧を求めるのは無理でしょ。本当を言うと80％の接触制限とか無理では?と思っていたのだけど，GW中途は言え週間値としてはそんな感じになっていたのは驚いた。まぁ実際は，全体がそれだけ削減されていたわけではなく，ある場所だけなのかもしれないけど。
今言われてるルールや自粛には過剰に取ると，あまり意味がないようなものもあるように思う。ただ，細かいケースを挙げだすと人が混乱するし，勝手な解釈で緩む人もいるだろう。だから難しい。まぁ勝手な解釈をする人は厳しいルールを課してもするんだろうけど。
今日の街中人が増えてたなとは思ったけど，距離は保ててるし，マスクはしてるし，お店の入り口には大抵消毒液があったし。あとは，人と近距離で話したり，あと口に入れるようなものを触ったり，実際に口に入れる時に手や入れるものをきちんと洗浄していたら大丈夫じゃないのか?という気がしている。ただこれも，これでいいのか?がわかるのは２週間後，まぁ傾向が出るのはもう少し早いかもしれないけど，数字が出てくるのはそんなものだろう。その辺がこのコロナの厄介なところだと思う。
結構自分で正しく理解して正しく行動すれば大丈夫なんじゃない？と思ってるのだけど，接触を減らさない人も，過剰に人を取り締まる人も，どっちを見ていても，あぁ，日本人って案外愚かなんだなぁとか思った。

5/8(たどり着く過程)

fujiponさんの紹介した本で，ウルトラセブンで聴いた音楽を探していて音楽の趣味が始まった人の話が書いていた。
その本での話は，子供の頃にウルトラセブンで突然かかったクラシックの曲（シューマンの曲らしい）を聴いて，また聞きたいと探しているうちに，クラシックにはまり込んでいったような話が書いてあった。
fujiponさんは，これが今みたいにネットで聴いてあっさりわかったら，ここまで音楽好きにならなかっただろうな，と書いてあった。あぁ，そうだな，と思って自分の経験を思い出したので，私の思い出を書くことにする。
似たような経験は私にもある。もっとも私の場合は小さい頃ではなく多分大学生の頃。すでに音楽が好きで，ロックとかジャズとか聴いていた。その時にふとNHKのドキュメンタリーでパリダカの話をやっていた。当時の自分はバイクに乗っていたので，そっちの趣味としてこの番組を見て感動していたのだけど，かかっているBGMも気になっていた。
インストロメンタルの曲だけどアコースティックギターやサックスがなっていて，スキャットが入る曲もある。ロックともフォービートともリズムは違っていた。エスニックな感じでもない。ギターはアコースティックだけど，サウンドはエレクトロニックだった。
当時の自分はどんな音楽を聴いていたかなぁ。パットメセニーやブレッカーは聴いていたと思う。ビルフリゼルは聴いていたかなぁ。あの頃はウィンダムヒルの音楽も好んで聴いていた。
それとも違うけど，まぁ同じような感じは感じたのかもしれない。とにかく誰の演奏か知りたかったし，アルバムが欲しいとも思った。それで，結構探そうとするけど，まだインターネットとかなかった時代。とにかくレコード屋とか貸しレコード屋を回って探した。
それでどうやって探すかというと，楽器の編成が特殊なので，それで探すしかないなと思った。サックスとアコースティックギターという組み合わせはちょっと特殊だった。CDでもLP でもジャズはメンバーと楽器がジャケットに書いてある。だからそれを手掛かりにした。ギターはジャズギターというよりは，ちょっとエスニックな感じもした。メセニーのようなカントリー系のアコースティックを弾く人とは違う。
結局その曲を見つけるまでどれくらいアルバムを聴いたのかなぁ。ネットで聞けないから，貸しレコードにしても買うにしてもお金がかかる。実はどうやってたどり着いたのか覚えてない。答えは実は同じミュージシャンではなくサンボーンのChange Of Heartと，ビル・エバンス(sax)のThe Alternative Manというアルバムだった。
どこかの段階で，あの印象的なギターはジョン・マクラフリンではないかという気はしていた。だからマクラフリンの Adventures in Radioland(ビル・エバンスが入っている)やZakir HussainのMaking Music(マクラフリンのギターやガルバレクのサックスが入っている)は探している過程で見つけて聴いたアルバムになる。ちなみにこの二つはとても愛聴している。
とても面白い経験だった。確かに今だとネットで誰かに聞いたり，そうでなくてもYoutubeとかを徘徊していたら気づくかもしれない。CDを買ってまで聞くということをしないだろうから，満足したら，そのまま聞かなくなるかもしれないし，まぁその曲は気に入って聞いても，過程で聞いた曲は残らないかもしれない。
こういう経験って多分音楽だけじゃなくて本とかでもあるんだろうなぁとは思うし，そういう過程の学習って大事だと思う。
ところで，もう一曲，とても有名なツェッペリンの天国への階段だけど，これも実は高校時代にTVのドキュメンタリーでかかってるのを聞いて，なんて曲？って強く思ったのを覚えている。まぁこれは割とすぐにわかって(音楽仲間の友人が弾いていたからかな?)，だから派生的に聞いた曲はないのだけど。

5/7(ドキュメンタリーの違い)

ゴールデンウィーク中にNHK-BSでやっていた「永遠のＡＢＢＡ　勝者が全てを」と「ザ・ヒューマン「誇り高き悪魔　ジーン・シモンズ」」を見た。ちなみにジーン・シモンズの番組のリンクは50分の番組と書いているが，GWにやったのはこれを110に拡張したもの。私は両方見てるのだけど，あまり印象が変わらない。どこが違っていたんだろう?なかでかけていた曲とかの長さが違っただけなのかもしれない。
ABBAのとジーン・シモンズの，続けて見たせいか違いが面白かった。どちらも洋楽だがABBAは海外制作の番組だと思います。どこだろう?。一方ジーン・シモンズは日本ツアーが主な取材だし，日本制作の番組だと思います。
とにかく時間感覚が違う。ABBAの方はすごいスピード感でめまぐるしい。ABBAの曲がずっとかかっていて，その上でメンバーが語る言葉が載せられていく，言葉も細かく刻まれて，喋る人も変わっていく。ある意味どういう文脈で語られたかがわからず，番組で紹介していくABBAの歴史に合わせ，その当時のことを語ったかのようなセリフが乗っていく形。よく思い出すと，確かに海外のドキュメンタリーってこういう形式が多いように思います。
一方ジーン・シモンズの方は，歴史などの説明もありますが，ジーンが散歩してるシーンを写したり，インタビュー以外のあまり喋らないシーンも多い。スタッフと喋ってる様子とかも写す，尺が長いというのもありますが，50分番組の時もそんなだったので，そんなものなのかもしれません。で，日本のドキュメンタリーはこういうの多い。ある意味取材対象の「素顔」を撮ろうとしてる。
どっちがいいというわけでもないのだけど，番組の作り方がまるで違っていて面白いと思いました。海外制作の方はある意味ABBAの素顔は見えません。でも私生活のスキャンダラスなことなども紹介はしてる。暴露してるけど，なんか人間が見えてる感じがしない。スターはあくまでもスターみたいな見え方をする。日本のジーン・シモンズはむしろステージを降りた後の素顔みたいのが強調されていた気がする。KISSは極めて虚構性が高いバンドだから，むしろそのギャップが面白かった。こういう番組海外だと撮らせなかったりするんでしょうか?。まぁ割と日本はスターの素顔を暴露する撮り方をよくして，シュワルツェネッガーとかも日本向けのCMをアメリカで流さないようにコントールしてましたよね。
今回は二つの番組の比較だけど，まぁ面白かったです。海外のドキュメンタリーとかに慣れてる人だと，日本のとかはかったるく感じるのかなぁ。

5/6(GW)

2020年のゴールデンウィークが終了した。今年のゴールデンウィークは，いや，一ヶ月前からの緊急事態宣言で，GW前から街中からは人が減り，私の職場も休業で，職員も基本は在宅勤務だったので，職場に行ってもほとんど人と会わなかった。
私は帰省ができないので，単身先にいたが，ネット環境が悪く在宅がしにくいので，職場に行っていた。もっとも職場では人と会わないし，移動も車でやっていたので，勤務することで人と会うことはなかった。
在宅勤務でどれくらい忙しいかは仕事によると思うが，実は私はむちゃくちゃ忙しかった。GWに入ると，他の仕事をしてる知り合いとかは暇そうだったが，実はGW明けの準備で私は忙しかった。まぁ自宅にいてもすることがないというもあったのだけど，ずっとGW明けの準備をしていた。
とにかくGW明けから仕事のやり方が変わるので，資料も全て見直さなければならない。相手がそのやり方で可能かの調査をしなくてはいけなくて，メールを書いたり，電話したり，そんなことばかりしていた。
本当は，自己啓発というか，自分の研究の準備のために，いろいろ勉強したかったのだけど，結局ほとんど手がつかなかった。3月に多少手をつけていてよかった。
というわけで，案外クタクタになったGWだった。
一ヶ月前くらいはGWは家族と過ごそうと思っていたが，帰っていたらできたんだんろうか?とも思ったが，案外自分はワーカホリックだなとも思った。気晴らしに飲みに行ったりできないのが辛いのだけど。
このGWは自粛で活気がなかったが案外忙しい人も多かったのではないか?と思う。でも小中学校の動きがまるで見えないのが，なんだろうなぁと思った。中でいろいろ検討してるの?，準備してるの?。夜TVで，先生が生徒に電話するだけでも効果があると言っていたが，うちの子供に関してはそんなこと全くなかった。ちょっと残念に思う。

5/5(TV会議のプラットフォーム)

長期間の外出自粛が続く中，通信会議を使う人が増えてます。個人的には，通信会議を使う人が増えること自体は嬉しいです。長年この分野の研究開発をやっていたので。
とはいえ，プラットフォームというかアプリがたくさんあり，相互接続ができないので，相手に合わせていろんなアプリを使うことになってます。
今，一番注目されてるアプリはZoomでしょうか。なぜかわかりませんが，この長期自粛の中で最初に言われたのはZoomです。
しかしそれ以外でもfacebookのメッセンジャー，LineもTV電話の機能を持ってます。MSのTeamsも使われてますが，これは業務用途が多いようです。そしてインターネットのTV電話というとSkypeが一番歴史があると思うのですが，なぜか Skypeはあまり話題になってません。その他MacのFaceTimeとかいろいろあるはずなんですが。
Skypeは通常の電話回線に接続するSkype Outの機能を持ってました。でも最近の通話アプリはあまりそういう機能は聞きません。まぁスマホは電話自体が入ってるからというのもあるんでしょうが。
昔のTV会議は専用のハードウェアだったので，そんなに買うことができません。なので，機種が違っても相互接続できるようにしてました。でもスマホとかのアプリになってから，またPCもブラウザになってからは，どんどんアプリを入れればいいということになったからなのか，相互接続性は無視され，お互いに同じアプリを使えばいいという感じになってるようです。おかげで不慣れなアプリをユーザは使わなくてはいけなくなる。
なんか，それっていいのかなぁとか思ったりはしてます。
ブラウザで動くってことは，特殊な機能を使ってるわけではないってことでしょう。音声や映像の方式自体には差がないけど，交換の部分がそれぞれ違うので，相互接続性がないってことのような気がします。
なんとも面倒だなぁとは思いますが，規格化すると拡張性が制限されるので，痛し痒しです。
現状TV会議アプリが注目されているところから，もっといろいろ出てくるのではないでしょうか。そしてだいたい，どのアプリを使うかはTV会議をする人の力関係で決まります(苦笑)。その辺はちょっと面倒だなぁと思ってます。

5/4(緊急の意味)

GW中，私が住んでいる地域では，朝と夕方防災放送で外出自粛のお願いみたいのが流れている。市内どこでも聞こえるのかわからないが，まぁなんとか自分のところからは聞こえる。これも，コロナの時代の音風景だなぁと思った。
一方神奈川ではエリアメールで自粛要請があったらしい。これなんでエリアメールでやってるんだろう?。そういえば法律でそういうのを送れるようになったという話は出ていた。
九州の方と神奈川での事情の違いをわかってないので，マトを外してるかもしれないけど，エリアメールは，地震や天災のように，「今すぐ」対応しなければならない緊急の自体を伝えるために流すものではないだろうか?。確かに今はTVやラジオも持ってない，屋外放送も設置されてない場所というのがあるのかもしれない。携帯電話だったらほとんどの人が持ってるだろう，ということなんだろう。
でも携帯電話でけたたましいおとがでるのは，何をおいてもその指示を今すぐ伝える必要がある，からではと思う。外出自粛を今すぐ伝えなくてはいけないのだろうか?。車を運転してる人や電車に乗ってる人とかもいるだろうに，と思ったが，逆にこれは，そういう人に対して外に出るなという嫌がらせなのか？とも思った;-p。
とはいえ，緊急事態宣言の「緊急」の意味を取り違えてるような気もした。
私は，防災放送もそうだけど，街宣車で町中放送してまわればいいじゃないかと思った。選挙期間とかあれだけうるさく回るわけだし，それが一番みんなに伝わるんじゃないと思う。

5/3(憲法)

私自身は憲法改正には消極的なのですよ。現政権を見ていても，現憲法下でなんとかやっていけてるじゃんと思ってるので。もしろ政権批判してる方が護憲なのって矛盾してませんか?。まぁ自民は改憲主義だから逆張りしてるのですかね。
今回のコロナ騒ぎも，まぁなんとかやってる。まだ結論が出てないから，やっぱり憲法改正しておけばよかったという結果になるかもしれないけど。でもよくヨーロッパとかを，いい例のように取り上げる人たちって，ヨーロッパの方が今の日本よりましな状況だと思ってるんですか?。外出したら罰金払わされるような状態なのに，感染者数や死亡者は日本より多い。もちろん休業補償とかをちゃんとやってる国もあるけど。まぁそれと日本での感染爆発が西洋ほどじゃないのは政策というよりは国民性みたいなものだというのは，そうだと思うのだけど，まぁいずれにせよ，日本と西洋は全然違うので，あまりお手本にはならないと思います。西洋がやったような外出制限は日本の現憲法じゃできないのだろうけど，じゃぁできるようにすべきかというと，どうなんでしょうね。
日本は不文律が多いからよくない，実態に合わせて明文化すべきだというのもわかるのだけど，多分文章が実態にあったら，今度はそこから新しい不文律が生まれるような気もします。境界がずれる。なので，あまり改正に乗り気がしないわけです。どうずれるか予想しづらいので。
自衛隊が記載されてないのは気の毒だとは思うんですけどねぇ。書かれたら，どう変わるんだろう?などと想いを寄せるわけです。
と，憲法記念日に，現場の状況を見ながら，書いてみました。

5/2(人とは違うことが大事では?)

コロナ感染状況，減ってきてる感はだんだん確固たる感じになってきたけど，北海道が減らない。あと東京は減ってる日もあるんだけど，とんでもなく出る日もある。他はそんな感じが見当たらないので，この二地点だけどうも違う気がするのだけど，なにか要因はあるんだろうか?。まあPCR検査のやり方とかも関係あるのかもしれないけど。
北海道は一度2月に感染が増えて緊急事態宣言を地方でやって，落ち着いただけにちょっと気になる。ある意味，全国の宣言解除のモデルとかになってないだろうか?。東京は増えてるのだけど，病院などの大量感染が出てるので，それの影響もあるだろう。まぁ感染経路不明者自体は減ってるけど，それでも多い日は多いんですよね。大都市ゆえにどこかに接触を減らせない何かがないだろうか?。まぁ国会やってたしね;-p。
ところで，土曜日になりGW休暇。当然自粛で，出歩かない人が多いと思う。ところが自分は，とりあえず職場に行った。これって，側から見ると，休み中なのに仕事するのか，外出するのかけしからんということになるのかもしれないけど，私の場合，家族が県外にいるから帰省できない，家族と過ごせない。自宅はネット環境も貧弱だし，書物とかもあまり置いてない。職場は個室で誰にも会わずに過ごせる，移動は自家用車を使えば公共交通機関も使わない。ということで，それこそだれにも会わずに1日過ごせるので，接触という点でいうと，批判される筋合いはないと思うんだけど。まぁ私がいるから，職場の鍵を開ける人とかいるでしょ?って話もあるかもしれないけど，どっちにしても警備員は常駐してるし，社畜と言われれると，そうかもしれないけど，まぁあるとしたらそれくらいか。企業によっては，仕事でもないのに職場に行くのはダメだとか，逆に仕事するのに勤務扱いにしないのはダメだとかあるんだろうけど，というか前職はそうだったけど，今の仕事は職場で自己研鑽をすることが認められるらしいので，職場で本を読んだりいろいろ試すのは，まぁいいんでしょう。
思ったけど，世の中外出自粛しましょうとか，スーパーがどうだとか，公園がどうだとか，まぁいろいろあるけど，いいことも悪いことも，あまりみんなが言ってることを鵜呑みにしない方が，むしろ人と会わずに過ごせる気がする。スーパーや公園が混んでるのも，街中に行かないように，って言ったからみんながそこに集中するわけで，そりゃそうだよねと思う。公園がダメだとかいって，じゃぁどこらへんならいいとか，そんな話になるとそこが混む。キリがない。家から一歩も出ないとかいうと，今度は精神的とか体力的に危なくなる人もいる。
本当はみんなが違う行動をすればいいんじゃないかと思う。本当は街中だって，だれもいないならうろついていいんじゃないかな？。とかいうと，たくさん人が行きそうなので，街中はやめた方がいいけど。一人一人が，人がいない時間とか場所を考えて，行動することの方が大事で，どこがいい，どこが悪いとかいう話ではないような気がする。あと人が多いと思ったらすぐに帰るとか。こういう時は変わり者の方が，なんかあってるのでは?という気がした。

5/1(通信会議の音)

コロナ自粛がつづいていることで，通信会議アプリを使う人が急激に増えてます。ネット飲み会，ネット帰省，ネット (遠隔)講義など，これまで会って顔をあわせることが前提だったものが，この一ヶ月ほどネットで試されてます。
そこで使われてるのが通信会議アプリなんですが，様々な意見があります。「意外といい」とか「使えない」とか「使いにくい」とか。
個人的には通信会議の音響系の研究開発を10数年以上やってきた身としては，これだけ関心が集まっているのは，感慨ひとしおなんですが，論点について少しポイントがずれてるなぁと思うこともあります。
アプリが使いにくいのは音とは別のGUIとか他の機能とか，そういうのに関するものもあります。それは今回は省きます。専門じゃないので。
それで，音に関していうと，そもそも通信会議は何を目的とするかで，必要なスペックが違います。今回市場で使える，主にただのアプリが使われているようですが，「何向き」というのを考えずに，いろんな形態で同じアプリを論じているもの多く違和感を感じてます。形態というとざっといくつか例をあげると，「一対一で喋る場合」「多人数で雑談をする場合(飲み会とか)」「(講義のように)誰かの話を多人数で聞く場合」「音楽の合奏」など。あげた例だと後ろに行くほど，スペックが高くなりますが，観点も異なります。多くの会議アプリは２番目にあげた，多人数での雑談を想定したものが多いと予想しますが，多人数で喋れるようにするために一対一で出来ていた性能が犠牲にされてます。極端にいうと一対一で喋るなら電話が一番音がいいです。
10人以上になると，そもそも相互に喋って意思疎通をすることは諦めるべきですし，ネットやサーバの負荷の方が問題になります。音楽の場合は音質もありますが，とにかく時間の遅延が問題です
さて通信で会話する場合大事なスペックは音の周波数帯域よりは，むしろ遅延や双方向での同時通話(全二重性，ダブルトーク)になります。次に周囲がうるさいところでも性能が落ちないようにする耐雑音性になります。耐雑音性はダブルトーク性能を担保するためにも必要だったりします。
つまり会話で，遅延が多いとお互いが喋って反応があるまで待たされたり，同時に喋ったりして，疲れます。ダブルトークが通らないと，どっちかが喋っていたりすると，声をかけられないし，もっとひどいのは相手側がガヤガヤしていると，反対側の声が通りません。
音声の周波数帯域はひどいと聞き取れませんが，音楽が 20kHzまで通したいのに対し，音声は8kHz，最悪4kHzでも通話は成立するので，要求条件は低くなります。もっとも雑音が多いところでは符号化の際に不快な音が入るので，そっちの問題はあります。
ちなみに，10年くらい前まではTV会議の際に相手の映像が品質が悪く顔も見えなければ動きも悪かったので，会議中に黙っていると，相手が何をしてるわからず不安というのがあったのですが，最近は映像が綺麗になって，黙っていても表情などがわかるようになったので，そこの問題は減りました。昔は音で雰囲気を伝えたいと思っていたのですが，映像がよくなると，その辺重要性が下がるな，と思ったものです。まぁダブルトークも相手の表情が見えるようになって，喋る方が気を遣うのも少し軽くなりました。ただ映像は音声より遅れるので，音がしっかり通るのは大事だと思います。
さて， AV Watcthで通信会議アプリの音質評価をしている記事を見ました。７つもアプリを評価していて，なかなか素晴らしい記事だと思います。とはいえ，この記事で評価してるのは，一方から他方へ音を流した時の周波数特性と時間波形です。双方向喋る時の話は評価してません。どちらかというと放送の評価に近いでしょう。
とはいえ，波形を評価してるのは，音質というよりは，各アプリが耐雑音性能やレベルの補正をするために，何をやっているか?がちょっと垣間みえて面白かったです。
個人的にはこの評価では，ネット飲み会や会議をする時，評価にはならないと思ったのですが，いずれにせよ一つの指標としては面白いなと思いました。何をより通信会議アプリをきちんと評価しようという気概は素晴らしいです。
私は10数年に渡って，通信会議の音響の研究をしてましたが，世の中の関心は音声関係には低く，映像とかマルチメディアとかそういう機能ばかり着目してました。それでいて，声が通らないと文句ばかり言われたものです。
通信会議にもっと皆さんの関心が行き，いい音のアプリが人気が出る，ということになると良いなぁと思ってます。