2005年7月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


7/31(ひっこしとイレギュラーな生活)
というわけで,本日引っ越し。70箱以上を運び出す,… 大変でした。重要な忘れ物したけど(^^;)。
ところで,引っ越し業者。わたしは01年,03年,05年と 最近だと三回引っ越しをしてますが,会社経由で引っ越しを 依頼すると三回とも同じ業者さんにあたってます。 癒着があるのか合い見積でやすいのかはしりません(^^;)…。 それはいいとして,その三回とも二人組で引っ越しやさんが くるのですが,いつも男女のペアです。これは会社の 方針ですか?(^^;)…。
オヤジ趣味で申し訳ないのですが,女性がいるせいで, なぜか印象がいいです。引っ越しをするような女性ですから, バイトか社員かは知りませんが,てきぱきと良く働き, 体力もあります。汗をだらだらかきながらわたしでも 抱えるのが大変そうな箱を抱えていきます。
正直そういう女性に三回とも好印象をもったのですが, そういう体育系の女性が好きなのか,てきぱきした働き者が 好きなのか,力持ちが好きなのかは良くわかりません(笑)。 ただ,そういう人が箱を運んでいると,前日抱えるのが 大変に思っていた,箱を軽く感じてしまうところが, 「女性が働いてるとミッともないところは見せられない本能」が 働いているようで,無意識ってすごいな…と思いました(笑)。
もっとも仕事でてきぱきと働いている女性が,プライベートでも そう…ましてや仕事以外の異性の前でそうだとは決して思ってませんので, 念のため。笑顔はお金を払ってくれるお客さんのためのものです(苦笑)。
などと思いながら引っ越しをやって思ったことをもう一つ。
…で,個人の事情は,どうでもいいのですが,今回の引っ越し, 7月からすでに住まいを借りていて,週末と平日で住むところが 違っていました。週末と平日と二カ所で生活していると, 普段何気なくやってることができなくて非常に不便を感じることに 気づきます。
一番思うのが,ごみの問題。ごみというのはだいたい収集日の朝に 出すとなっていて数日前から出せないので, その日にそこに住んでないと出せません。 だいたいは平日に集めるため,週末しか住めないところの ゴミを出す手段が全くないという状況になります。 ゴミを出せないと気づくのがコンビニとかでお弁当とかを買うと, あまりにも大量のゴミが出るという事実。 外食というのは料理を作らなくていいから便利…というより, 後片付けをしなくていいから便利…という事に気づきました(^^;)。
単身赴任している人とか同じ思いじゃないのか?…という気もしますが, まぁ単身赴任の人はたいてい週末にいるところには家族がいるので, あまりそういう問題にはならないのか?…とかも思ったりも。
ごみに関してもうちょっと書くと,燃るごみとかはいいとして, 不燃ごみや有価ごみは横須賀の場合月に二回ほどしか集めないので, これも非常に不便。さらに都内と横須賀ではごみの分別方法がちがうので, どっちで捨てるかで仕分けの仕方をかえないといけません。
あと,洗濯の問題…。これも不便ですね。
この辺もやっているとホテル住いの便利さ…みたいのを感じたりもします。
つまりホテルというのはどういうサービスにお金を払っているのかが, 良く感じられるという。
むかーし,就職したときに,役所や銀行周りをしていて, 「世の中とは独身の独り暮らしの人の事を考えてない」と 強く思いましたが(最近は仕事の中抜けとか, 休暇を取ったりとかしやすくなったので,以前ほどそうは感じない), こういう不便さを感じると,いったい世の中がどういう人たちを 「標準」として設計されているかが良くわかったりしておもしろいです。 都会と田舎も違うんでしょうが。
あと,TVがない生活をすると,いかに普段TVが暇潰しになっているかが 良くわかります。逆をいうと,TVがないと, いろいろ考えることとかあるか…,夜早々に寝てしまうか…。 一度試してもいい気もしますが…。

7/30(梱包)
明日引っ越しなので,ひたすら部屋のものを梱包。 …つかれた…。
なにも考えずひたすら作業だけするのって,タマにするには 好きなんですが,体力がついてこないと辛いですね。

7/29(おかたづけ)
今日は今の職場で最後の日…なんだけど,月曜もくるんですけどね(^^;)。 …というわけで,ひたすら職場の片付け。…というかほとんど 捨てるだけ。2年分の書類を溶解処理へ回す。いまは事務書類は ほとんど電子化してるので,個人でのコピーはほとんどHDの 中にあるのでもってる必要ありません。
つーわけで,わりと簡単に片付け終了。
自宅に比べれば全然簡単。
そのあと同期の連中が誘ってくれたので,飲みに行きました。

7/28(サッカー中継)
今日は午前中休んで,自宅で引っ越しの段ボールを受け取る。 その後,近所のコジマ電気でガスコンロを買う。新居で必要なので。 そして午後から出社。会社の机の周りを片付けはじめる。 というかほとんど書類を捨てる。いまは必要な書類はほとんど 電子化してるので,あんまり取っておく必要がないことに 気づく,わたしの先代の書類は残っていたりするんですが(^^;)…。
ところで車で会社から帰る途中TFMを聞いていたら,サッカーの 鹿島とマンチェスター戦を中継してました。「FMでサッカー中継?」とは 思ったのですが,自宅に帰りTVを観ようとしても(神奈川では)どこも 中継していないため(川崎戦はやってたけど)FMで引き続き聞く。
あんまり把握してなかったのですが,いま 各地でヨーロッパのクラブとJ1の 親善試合やってるんですね。鹿島戦はおもしろそうでしたが, いろんなところで同時にやってるため,中継無し…ってことですか?…。 ちなみに上に書いた川崎戦はTVKだったと思いますので, 千葉の方では鹿島戦をやっていたのでしょうか?。
しかし,わたしが知らない…のはわたしがサッカーに対して アンテナが低いからでしょうけど,それにしても主要マスコミが あんまり扇らないのはどういうことなんだろう?…とか。 夜のニュースのスポーツコーナーでもあまり取り上げていませんでした。 そんなに感心が高くないという判断なんでしょうか?。 巨人戦とかを中継するよりよっぽど数字取れた気もするんですが:-p。 まぁたしかに公式戦ではありませんけど…。
そんなものなのかなぁ…。各U局の視聴率みてみたいなぁ…と思ったりも。

7/27(社会主義)
今日は会社で関連会社の人達といろいろ会…。素朴に思ったこと ありますが,やばい内容だとまずいので書きません(^^;)…。
ところで数日前にアフリカかアジアか忘れましたが,どこかに国が 独立しただの…そんな話を聞いた気がします。その時に 社会主義国家として独立した…っていう風に聞いた気がするので (でもWebで調べても見つかりませんが),ふと疑問が。。
相変わらず政治,経済音痴なので,良くわからないのですが, なぜ革命とかで独立する時って社会主義国家なんだろう…と。
…というのもありますが,社会主義国家って「社会主義国家です」って 宣言するものなんですか?。冷戦時代はアメリカ派かソ連派か…という のを明示する…っていう意味があったのかも知れませんが, いまはそうじゃないでしょうし…。日本は国名には「社会主義」とは 入ってません。なので社会主義じゃないと思いますが,かって ゴルビーは日本を社会主義だといったことあります,たしか…。
社会主義国家であることを宣言するとなにかいいことがあるんでしょうか?。 それとも社会主義の国家運営のマニュアルでもあるんでしょうか?。 そういえば,日本って今一つそういうのの存在を感じませんが, だからいつでも行き当たりばったりなんでしょうか?…。
などと思いつつWebを検索したら「、資本主義にいかに追いつくかという特効薬が 社会主義なのです」などという記述を見つけ,アフリカとか アジアで独立とかする場合に社会主義が多いのは,そういう ことですか?…ととりあえず納得しました。
まぁ社会主義が完全な資本主義と違い,国家が資本というか 企業というかそういうのをコントロールできるというは わかりますが,それはでも自由貿易ができないという面も あるわけで…。昨今の中国での人民元のはなしとかを みてるにやっぱり社会主義はいつか卒業というものなのか?… 等とも思ったり…。ただ社会主義の驚異が資本主義への福利・厚生・福祉などを 導入させたなどというのを読むと,世界中から完全に 社会主義的なものが無くなってしまうのは,危険な気がします。 そもそもわたしは世界のグローバル経済化にも,あまり議論されてない リスクがあるように思うので,なおさらそう思います。
あと,やっぱり思うのが国家論…ってあるような気がするのですが, 日本ではそういうのを全く感じません。だから政治家にしても 官僚にしても,どういう理論で国家を運用しているのかが, 良くわからないのですよね…。

7/26(役人)
今日は台風が近づく中,横須賀の職場から都内に出張…, その途中荻窪宅に寄って雨戸閉めてきましたが,台風は そんなにひどくなかったみたいですね。出張の後はまた 横須賀に戻ってちょっと仕事して帰宅。いつもより早かったのですが, 酒飲んだら偉く回って落ちました…。気圧が低かったから でしょうか?(^^;)…。でも今日は全体的に眠かったです。 やっぱり気圧って気分に関係するよなぁ…。
昨夜のTVタックルの話になりますが,公務員のはなし。 相変わらずマスコミは公務員を叩きます。わたしは実は 公務員…というか官僚には結構甘くて,子供の頃から 努力してその地位を得たのだから…とか,自覚してその 地位を得たのだから,それなりに他の職種より美味しい ところあってもいいだろう…とか,実際国を動かしている人 なのだから,優遇されるか尊敬されないと優秀な人材が 揃わないので,それでいい…と思ってます。
でも今回TVで街頭インタビューに答えていたどこかの 公務員がいかにも地方公務員的で,しかも仕事一生懸命 してないような雰囲気な人で,それで「子供の頃から 勉強してきたから,いまは安定していて当然」みたいのを 言ったので,ちょっとムカつきました(苦笑)。つーか, お前が言うなよ…という感じで。
役所も巨大な組織ですからいろんな人がいるわけで,ものすごく バリバリやっている人もいれば,そういう中でもいい加減にしか 仕事をやらない人もいます。それはどうしようもありません。 組織というのは全員が一生懸命働くようには作れないものです。 なので,中にはグータラな人がいるんですが,それを 代表点の様にTVに登場させちゃうと,さすがのわたしも 「あぁーぁ」って感じでした。…っていうか優秀な役人だったら, ああいう様な世間に反感を買うような発言はしないよなぁ…と 思ってしまいました。
実際出世を争っている官僚の人達は,とにかくミスをやらないようにと 一生懸命仕事をやってるわけで,そこから脱落した人の 発言を取り上げても,そりゃ同意はしにくいというか…。
ただ思ったのが,役人は優遇されているといいますが, やっぱりわたしからすると働いて出世した人に対する 見返りは少ない気がします。会社で同じような額を 動かしている人に比べると給料少なくないですか?。 なんというか,もし普通の会社に比べてグータラ役人が 多いとしたら,その辺の給与体系の問題もあるような気がしてきました。

7/25(駅員にかみついても何も良いことはない)
一昨日の地震ですが,わたしは車で出かけていて,その後 横須賀の自宅に帰った後,横浜に行く用事があったので, 電車(京急)で出かけました。6時半くらいでしたが,特急電車が なかなか来ず,いつもなら乗らない普通電車で。結局 いつもより倍くらい余計に時間がかかりました。そして遅れてきた 特急は混んでました。
まぁそれでも電車が動いていたからいいんですが,JRは結構長い間 止まっていたようです。都内ではJRとメトロが結構止まっていた様で, 駅から人が溢れて,結構大変なことになっていたそうで…。
で,こういうニュースも聴こえてきます,「地震で電車動かず立腹 みどりの窓口壊し」。 あぁー,なんか想像できます。この他にもこういう破壊行動は取らなくても, 駅員にかみついた人が結構いるんではないでしょうか?。
でも,考えてみてください。こういう乗客の行動が,鉄道事故の遠因の 一つになっていることを。
電車が止まって乗客に駅員がかみついている…と言う話を聞くと 去年の10月の台風の時のことを 思い出します。まぁ今回はわたしは電車のダイヤの乱れの影響を ほとんど受けてないし,10月の時は地震と違って予測できていた 台風の影響なので,事情が違うと言えば違いますが,わたしが 言いたいのは,電車が天災で止まって駅員にかみつくのは,やりすぎだし, なんの良い効果がないということ。むしろそういうプレッシャーが, 点検よりもダイヤを優先させるような土壌をつくらないか?…という 心配の方があります。
尼ヶ崎のJR事故の時に,散々そういう国民性の問題点が 指摘されたのにちっとも直って無い人がいるわけです。そりゃ, すごく大事な用事の人もいるかと思います。大事ならタクシー乗れば いいんですが,そういうお金もないし,タクシーもなかなか来ないし…って ことで困ってるかも知れません。でもどうしようもないときはどうしようも ないですね。
余談ですが,十ン年前,就職前に就職先の呼び出しの約束をスキーの 帰りの豪雪で延期したのはわたしです。こういうの先方に電話すれば 許してもらえることも多いです。…というかそうなるべきです。
もしも,電車が止まって,だれかに迷惑をかけそうなら,その相手に 連絡をし「まぁ地震だからしょうがないよね」と言えるような雰囲気に 日本はなるべきだと思うし,自分自身が帰りたいのに帰れないのも, 「まぁそういうこともあるよね…」ってのんびりいけるような 心持ちがあった方がいいと思います。
だいたい電車は遅れない…何て思ってる国民は,世界中でそんなに いません…ってば。

7/24(距離感覚)
気のせいか今日は街中というか電車が空いてました。地震の 影響もあるのかしら?。
先日仙台に行ったときに朝から横須賀へ帰ったら,人に「移動距離が すごい」等と言われました。今週末は横須賀・荻窪間を 二往復しました。毎週末横須賀から横浜へブラりと 買い物に行きます。たまに大阪へ遊びに行きます…というわたしですが, どうもこの辺の感覚は人によって違うようで。
つまり,わたし的にはちょっと遊びに行くのに1時間くらい 電車に乗るのは結構当たり前のことなのです。まぁ関西に 遊びにいくのはさすがに万のオーダで交通費がかかるので, 週末のたびに…というわけにはいきませんが…。
小学校の頃を思い出すと,小学生はたしか学区から一人で 出るのを禁止されていたように思います(あまり明文化は されてませんでしたが)。なので,だいたいその程度の範囲で 遊んでました。中学には行った頃に変速機付きの自転車を 買ってもらい,市内を走り回った記憶があります。街中まで 自転車やバスで買い物に行くようになりました。 …といっても中学は延岡,鹿児島,熊本と住んだので,微妙に 行動範囲違うんですが…。高校も市内です。となりの県に 遊びに行く…という感覚は全くありませんでした。まぁ 大学も買い物は市内ですが,バイクで他県へ遊びに行くことは しばしば…。
大学を出てから関東に引っ越してきたときに,県をまたいで 交通網が発達してるし,市の境界も関係なく町が続いているので, 隣の市や県に買い物や遊びに出かけるのは「普通のこと」かなと 思っていたのですが,どうもそうじゃ無い人もそれなりに いるのだなぁ…と最近感じます。というか一番感じるのが 横須賀で職場の人と喋ってると東京までフラり…と遊びに 出かけてる人が結構少ない…。まぁ横浜まで出かける人は いるんですが,それもフラりという感じでもなく…。
上京したときに東京は町が専門化されているので,地元では 揃わないものがある(楽器とかスポーツ用品)と感じ,なので, 遠くまで買い物にいくのは普通のことである…と思ったのですが, どうやらそうでも無いようです。
…というわけで,「ちょっと遊びに行ってくるよ」という時の いく範囲が自分は結構広く,反して結構狭い人もいるのだなぁ…と 思ったのでした。

7/23(地震)
東京で震度5の地震
この地震が起きたとき,わたしは荻窪に車で行った後に,横須賀へ 帰る途中で,環八の用賀あたりにいて渋滞にはまってました。 真後ろに巨大なトラックがいたため,最初周りのトラックのせいで 揺れてるのかと?(^^;)…。いわゆる橋の上とかでトラックが走ると 揺れる…という様な感じの揺れ方で,「あれ?,地面だからそんな はずないな…」と地震と気づきました。ラジオをつけると, やっぱり地震といっていて…。
わたしの感覚では震度4か3くらいでしたが,ラジオで震度5の ところもあったと聞き,自宅に帰って何か落ちてないか?… 気になりましたが大丈夫でした。
その後電車が乱れていたようですが,特に大きな事故はなし…。 わたしは「高速走行中にこの揺れが来たら恐いな」と思ったのですが, そうでも無かったんですかね?。
いずれにせよ,たいしたことにならなくて良かったです。

7/22(奴隷)
今日は会社で三つほどポカを…。どうやら運勢が悪い日だったようです。
さて,話を変えて…。
日本は西洋の経済システムを導入してますが,ずっと気になっているのが, 西洋の経済システムや宗教システムの基本的な前提を理解してないのでは ないか?…ということ。その中でずっと気になっているのが 「奴隷」です。
先日ある人から聞いた話では「マリア=ルース号事件」を「日本に 西洋で言うところの『奴隷制』が日本になく,あったのは 『年季奉公』だ」という様な例として挙げてました。 マリア=ルース号事件をWebで引くと売春の話で書いていて, どうもWebでマリア=ルース号事件と日本に奴隷がいないという ことを結び付けるのはちょっと難しいのですが,要は,マリア= ルース号から奴隷として連れていかれそうな清国人を保護したのが, そもそも日本に外国から人をさらって奴隷として扱うという 考え方がなかったから…ということのようです。
…とか書くといろいろ突っ込まれそうなので,もうちょっと 補強すると,要は借金の形で(たとえ期限が実現できないほど 長くても)期限付きで働く年季奉公と生まれたときから死ぬときまで 解放されず,更に自分の子供まで同じように扱われる奴隷と いうのはやっぱり違うものではないか?…ということです。
マンガの話で恐縮ですが最近読んでる漫画の中で岩明均の 「ヒストリエ」というのがあり,これはアレキサンダー王の 頃の話,そして最近買って読んだ幸村誠の「ヴィンランド・サガ」は 10世紀前後の北欧の話。多少の時期は違いますが,両方とも 目をひいたのは残虐に人を拐って奴隷にしてしまう…という 表現。日本人が描いたマンガなのでこういうので認識するのは 間違っているのかも知れませんが,どうも西洋というのは 奴隷を使うということが当たり前なのではないか?…という 気がしないでもないのです。
実際アリストテレスは奴隷は必要なものだ…と言っていたらしいですし, キリスト教も(もともとはそういう思想じゃありませんが)異民族には 大変厳しいものです。
わたしのこの辺の不勉強さから自信がなく大変不安に 感じてしまうのが,西洋人がイメージする奴隷のイメージを 自分達はちゃんと理解できているのだろうか?…ということ。 そしてもしかすると西洋の経済モデルはもともとは奴隷が その中に組み込まれていたのではないか?。つまり奴隷の機能が どこかに必要なモデルではないか?…ということです。
グローバリゼーションは世界全体を平等に潤すのではなく, 一つの尺度のなかで経済格差を作っていくものとなっている 様です。日本でも個人の間でも経済格差が広がっているように 思います。もしそれが奴隷の機能の必要性から生まれて 来ているのでないか…という危惧があったりします。
もっとも現代日本のなかに古代ヨーロッパにおける奴隷が 生まれるわけもなく,かっての日本の貧民層よりも まだ生活はいいのかも知れませんけど…。

7/21(人民元切り上げで考える)
今日の夕方いきなり人民元の切り上げのニュースが流れる。 そして日米歓迎とのこと,まぁソリャそうでしょう。
ところで,中国の以前の談話の中に「意表をつくことになるだろう」と いうのがあったようですが,これってどういう意味なんでしょう?。 切り上げをするという事自体なのか,額の問題なのか,時期の問題 なのか?…。いずれにせよこういうのってその後の世界経済が 動くので,事前に知っている人がいたら,それなりに儲ることは 出来たでしょうけど…。
切り上げ歓迎…と日米などがいうのは,それは輸出国としての 日本やアメリカからすると,人民元の安さは問題だったわけで, これで影響が出るから…って事でしょう。とはいっても決して 元が変動相場制になったわけでもなく,中国政府がコントロール してるという現状は変わってません。もちろん,この状況で いきなり変動制にすると,いろんなところで影響がでるのは明らかで, ゆったりと現状に合わせていく…ということも考えられます。 日本が固定為替から変動へ変わったときは 物凄いいきおいで円高になっていったのを覚えてますから…。あっ 確か日本も段階を踏んでやったんでしたね。
あらためてちょっと意外だったのがこういう事って一国の一存で 決まってしまうんだ…ってことです。諸外国との調整とかは 不要なんでしょうか?…。こう見るとやっぱり中国ってまだまだ 自由経済ではないってことで,グローバリゼーションに対して しっかり防御しているだ…という気もします。ある意味強か…。
変動相場制になれてしまってるせいか,為替相場というのは国の 経済力,技術力,生産力に応じて自動に変動してしまうもので, 政策で細やかにコントロール出来るものだとはあまり思ってませんでした。 昔は貨幣の乱発でインフレを起こしたり出来たのですが,今も その手法って可能なんでしょうか?。ちょっとピンと来ません。 国債を乱発したり,それによって高額の国家予算を投入するっていうのも, 為替や価格のコントロールの手法の一つなんでしょうけど, 日本の場合,それがうまく回っているのかい無いのか?…。 アメリカはうまく回っているのか無いのか?…。良くわかりませんが, それに比べると中国が為替をコントロールしてるのは ずいぶん直接的に感じます。ただしこの場合,経済力とか 技術力,生産力と為替相場が乖離することもありえるわけで(というか 現状そうなってる),そのしわ寄せがどこかに来てるって事も あるのでしょう。例えば働いても生活レベルが上がらない労働者とか。
変動相場制がよりガッチリとグローバリゼーションに組み込まれる事の 一つであり,さらにグローバリゼーションが経済を用いた搾取構造で あり強国がその中でポジション争いを続けている…という見方を すると(この見方があってるのかはわかりません,わたしは 経済には疎いので),国連G5であり,世界一の国民数を持っており, 市場規模も大きい中国の政府がその思惑の中で為替相場を 握っているっていうのはある種不気味です。それに加え, 現状日本と仲がいいわけでもないというのも含めて,中国は 今後どうなっていくのだろう?…とよく考えます。

7/20(祇園)
今日は会社で祇園の重鎮(?)の方のご講演。夜は幹部に混ざって 会食に混ぜて頂く。なぜこんな若僧が混ぜていただけるかというと, ちょっといろいろ去年からの経緯があって…。
わたしは日本にもハイソサエティ(最近はセレブとかいうんでしょうけど) はあるし,あるべきだと思ってます。その理由については今日は 書きませんが,そういうわたしなので一流の人が遊ぶ祇園みたいな ところ(花柳界)はどういうところか?…興味があるわけです。
…とか考えているのは自分だけか…と思って心配してましたが, 思った以上に講演会には職場の人が集まり,質問も多いに 盛り上がり,ちょっとホッとしました。まぁ多くの人の疑問は 幾らくらいかかるのか?…とか,そこで何が起きてるのか?…とか そんな感じですかね。俗っぽい(^^;)。
で,夜の話に戻ると所のトップ等に混ざって10人程度で 会食。けっこうおかしいといえばおかしいのが所のトップくらいになっても, 祇園で芸奴遊びをした人はいません。まぁそれはいいんですが, なので,祇園に対する興味が我々と同じレベルで結構おかしい。 さすがに社用で使おうと腹黒い(別に正当性がある用事なら 黒くないのですが,単に個人的興味なので)人はおらず,「一人 幾らになるかな?」とかみなさん本気で議論。近いうちに みんなで行こう…という盛り上がり。混ぜてもらえそうで うれしいです(笑)。
というわけで,わたしが退職まで働いても登り詰めることが 不可能なくらいの偉い人がいくのが無理なので,わたしも 全うに働いていても,祇園遊びをするようになるのは無理の 様です(苦笑)。別の手段が必要なようで:-)…。

7/19(飲む研究会)
今日は蔵王で行われている「音空間・HRTFワークショップ」と いうのに参加。このワークショップは二回目で,実は 一回目は3年前に蔵王であっており行ってます。 良くみると3年前の6月の日記に ちょっとだけ書いてます。当時はワールドカップの最中でした。 なつかしい。
HRTFというのは頭部伝達関数のことで,つまり耳の穴から, 音源までの特性のこと。ここに音像定位,つまり音がどこから なっているか?の鍵が隠されている…と言われてるところです。 音を任意の場所にあたかもそこにあるように再生するのはいまだに実現 されていない技術でこの分野は数十年研究されていますが, いっこうに進んでおりません。ですが,一方で音響の「再生技術」と いうと音像定位技術だ…というような風潮があり,再生技術者は この問題に多くの人が挑んでいるわけです。
つーわけで,音響の再生屋としてのわたしも技術動向を ウォッチするために参加。で,レポートはスルー(笑)。 個々の内容については書きません。分析手法が計算機の発達のより より手軽に細かくなっているのに,いっこうにトップ性能が 上がってないとか,以前の研究者がもっていた重要な視点を 現在の研究者が無視している…っていう現状はどうよ?…とか…。 「静的状態」と「動的状態」,「線形」と「非線型」が ごっちゃになってる気がして気になってます。
ただ現状はHRTFの研究は再生技術そのものというよりは, HRTFを分析する方向に進んでいるようで,正中面定位の 鍵となる周波数特性を見つけようと動きは,なかなか興味を ひきました。まぁそこからいいブレークスルーが出てくれば, また再生法へフィードバックできる…ってところを期待します。 というか,わたし的には使える部分はさっさと利用させて頂きます, …っていうスタンスなんですが…。
研究会ですが,夜まで続き夜はお酒つき。酒に酔って議論を しましたが,わたしは明日所用で早朝帰京なので,11時前に 抜け出してきました。

7/18(休み)
今日は休日でしたが,明日から泊出張に行くために, いろいろ準備というか…。あまりネタがないので,適当に だらだら書いてみる。
朝起きて今週の食材の買い出し。その後,古いパソコンの データ消去。パソコンイジリをすると時間がすぐ経つのか, 昼前に出ようと思っていたのに昼過ぎに…。その後横浜に 行き,夏服を多少買う。麻の長袖シャツを…。少しはクールビズ するでしょうか?(^^;)…。その後荻窪へ移動。電灯を買ったら, そのままじゃつかないことに気づいてショック…。どうしよう。 アダプタあるのかなぁ…。結局もう一つ裸電球ソケットを買う。 まぁこっちでもそこそこ問題ないのですが…。
そういえば,もっていたイオカードをようやく使い切り, スイカ購入。まだ使ってないけど…。

7/17(メタ視点がもたらすもの)
今日は昨日のつづきで葉山を起きたあと三崎にいって, 寿司を食べたりしてました…。夕方は散髪へ。横浜は花火だった らしいんですが,さすがに疲れてそこまではいく気にならず…。 そういえば,横浜とかに住んでると花火って結構多いんですが, 都内に住んでるとそうでもないのですよね…。機会をのがしちゃったかな? とか思いつつも,まぁいいか…と。
さて,昨日葉山にいく途中でヤングサンデーを買って読んでいたり…。 絶薬が大槻ケンジ氏の第二回だったりしてました。そのなかで興味を ひいたのが,大槻氏がかって海外で食べた茸で PSTDになったという話…。
個人的にその手の話はだいぶ前に興味をもって文献とか体験談とか 調べたことがあるので,「あぁ,あれか」という感じ(^^;)…。 茸じゃないのですが,その手のものでパニック症候群が 発症した…という話は結構身近な人にもいたりします。そういえば, 彼は治ったんだろうか?。パニック症をPSTDと表現していたのは, 実は新鮮でした。まぁたしかにPSTD…といえばそうですが…。
この手のものはうまくいった人は「すばらしい体験だった」とか いうこともありますが,この様な非常に恐いリスクもあります。 別に食べ物に限った話でもありません。例えば宗教的修行も 同じような心理状態に自分の中におすものだ…とわたしは思いますので, 宗教的修行も同じようなことになりかねない。つまりすばらしい体験や 悟りを得られる可能性もあるけど,数年引き摺るかも知れない心の 傷を負う可能性もあります。だから遊び半分じゃ止めておいた方がいいし, どうしても治療として必要な人だけ,合法な範囲で,適当な 指導を受けながらやった方がいい…。
…と書いておきます。まぁ本当にそう思うんだけど,安易に勧めてると 思われると困るので。
さて書きたいことはそのことではなく,その時に彼の内部は どうなっていたか?…という話。
茸で変性状態になっているときというのは,想像するに「視点の移動」 なんだと思います。宗教的体験や瞑想でも「視点の移動」というレベルでは くくれてしまいます。つまり自分のココロをいろんな視点で見せ付け られている状態だといえましょう。
なぜそれでショックを受けるかというと,人間というのは自分が 一番良く見えないものです。そして自分の中にいろんなものがあり それを一つの側面からとらえられてない…ということは,ほとんどの 人は自覚してません。なのでそれを強制的に見せられると ショックを受けるのです。ココロといいましたが,「体」ですら そうです。人間は自分の顔を鏡を通してしかみることが出来ません。 それを視点の移動により顔をみたり背中をみたりお尻をみたら, 結構ショックをうけると思います。ましてや他人からみた自分, 社会の中での自分,そういういろんな視点が,目まぐるしく切り替わって 見せ付けられた…というと気のことを考えると,そこで「アレ」に なり悟る人もいれば,ショックを受ける人もいるでしょう。
ココロにしても自分が意識してる心は非常に限定的で,過去の遠い記憶, 抑圧してる感情,世界とつながっている部分,そして,それを 含めたもっと上の視点…それらを見せ付けられたときに, どう転ぶかは非常に読みにくいと思います。
それに大槻氏の場合,それまで自分のコンプレックスを 歌にする…という手法で曲をつくっていたわけで,そういうものが 内部で造成されている状態で,一気にそれらを顕にしたら, そうなるのもあり得るな…とか思いました。
さて,「視点の移動は悟りにもつながるし,PSTDにもつながる」と いう話…。じつは「メタ視点」にもそういうリスクがないのか?…と いうのが最後に書きたかったこと。
最近「メタ視点」を求める…そして勧める論調がわりと多い気がします。 悩んでいる人に対して視点の移動をメタ側にもっていくことで, それを克服しようという話。たしかに現在みたいに自意識が強くなって しまった社会ではメタにもっていくことは,自家発電の様に 自我を増幅しそれに押し潰される人にとっては救いになると 思います。ただ最初の大槻氏の様な経験を聞くと,メタ視点を 得ようとすることにもリスクが無いことはない…という 気がします。
どうなんでしょう…。ちょっと最近メタ視点推奨…みたいは 本を良く読むので,うまくガイドしないと,安易に受け取っちゃうと 結構危ない部分もあるような気がするんですが…。

7/16(葉山にお泊まり中)
今日は年に一回やってる,会社の人と葉山の保養所に 泊まってバーベキューしたりするやつにいってます。 というわけで,継続中(明日もそう)なので,日記はここまで。

7/15(錬金術)
7/5に書いたディープインパクトの件に 関して,実はあるところで意見を頂いて「すごいことだし, 価値があるんじゃないか…」とか…。まぁそれはそれで認めますけど, 昨日もちょっと書きましたが,わたしは宇宙開発について 幾つか疑問があります。全否定ではありませんが…。
いつも思うのが日本の人工衛星にせよ,スペースシャトルにせよ 打ち上げの際にくっついている巨大な打ち上げ装置や燃料タンク。 あれって例えばガソリンとかにするとどれくらいの量なんでしょう?。 アレだけの燃料を燃やせば当然物凄い量の二酸化炭素が出るのでは? (出ないタイプの燃料もあるかと思うのでそうとも言えませんが)…, とか酸素を使うとか,もしかしたら途中でオゾン壊してませんか?…とか。 まぁ空気を汚してないにしても,燃料を消費してるのには 違いありませんし,それ以外にもかなりいろんなものを一回の 打ち上げに消費してしまいます。
「そこまでしないと大気圏を越えられないのだなぁ」と思うのですが, 一方でそこまでする必要は何なのか?…というのがそろそろ 気になり出してきました。
そこでふと思い出したのが「錬金術」。錬金術というと, 西洋の中世までにやられていたことで,つまり「金」をそれ以外の 物質からつくろうという試み。もちろん,それ以外の科学的な 技の検討全般を指して錬金術ということもあるようですが, 現在錬金術という言葉が指しているものは「疑似科学」で, 決して(フィクションの世界を除くと)いい意味ではありません。 つまり出来もしないし,やり方も見当違いのことを何百年も やっていた…と。
現状の科学を知っていれば金の合成なんっていうのは原子核レベルの 加工が出来ないと無理で,それを産業として実用化するのは 現状無理でしょう。でも当時はみんなそれをまじめに考えていたし, 期待して巨額の資金を捻出したパトロンも多かったのだと思います。
さて一方宇宙開発。いままで幾つのロケットが大気圏を越えたのかは わかりませんが,そこで作られたエネルギーは,もしくは 食料はどれくらいあるのでしょうか?…。わたしの知る限り ありません。わたしが知る限り宇宙開発は地球の貴重なエネルギーを 宇宙にどんどん持ち出してるだけに見えます。
もちろん, まったく役に立ってない…というつもりはありません。人工衛星は 気象予想や通信,放送…というレベルで実際の我々の生活に 役に立ってます。ただわたしが子供の頃に描かれた宇宙開発の 夢は人口問題やエネルギー問題を解決するもの…としたものでした。 そういう意味で月への有人飛行や,火星,もしくは太陽系外への 探査…というのをやっていた気がします。しかし,実際その 方面への開発があまり盛んでないことを考えても,その 夢と現状はあまりにも乖離があるのかも知れません。
…というわけで,宇宙開発によって人口問題,エネルギー問題は 解決…というのは,実は錬金術ではないのか?…とちらちらと 頭によぎる最近なのです。
…と思いっ切り水を差してしまいましたが,スペースシャトルは 月とかいう話より衛星開発とかにも使えるので,別に全部無駄と いうつもりもありません。また錬金術がそうだったように, その目標の過程で他に転用できる重要な技術が生まれたのも 事実です。
ただ,宇宙開発を止めろ…というつもりはないにしても,もしかしたら 数百年後に,「当時の人間はすごく無駄なことをしていた」と いわれたりしないのかなぁ…と,思うこともあります。

7/14(整備と安全性)
ディスカバリー打ち上げ延期とのこと。 センサが一つ誤動作…ということで…。
スペースシャトルに限らず日本の人工衛星も含めて,宇宙船の 発射には直前に機械トラブルで延期…っていう話を 良く聞きます。センサの故障が直前にわかる…というのは 直前に壊れたのか…直前に発見されたのかはわかりませんが,思ったのは 良くわかったなぁ…というのと,その一つの故障が大事故に 繋がるのだなぁ…ということ。とってもデリケートであることが わかりますし,そんなガラス細工の様にデリケートなもので 大丈夫か?…という気もします。まぁ打ち上げる前の事なので 実際は宇宙で多少のトラブルがあっても無事帰ってこれるような 作りにはなってるのだとは思いますけど…。
ただ宇宙船はこれだけデリケートだとすると定期運行の宇宙船なんて いうのはまだまだなんだなぁ…とも思います。
一方で個人的にはちょっと「宇宙開発はもう止めたら?」という 思いが無いこともありません。というかスペースシャトルですら, 本体よりも大きい燃料タンクを積んでるわけで,それだけの エネルギーがないと大気圏を離脱できないってことなんですよね?…。
話がそれました。宇宙開発の是非のことじゃなくて書きたいのは 安全確認の話。
こんなデリケートな宇宙船ですが,一方飛行機のように毎日定期的に 飛んでいる乗り物もあるわけです。紙屋研究所さんが『墜落!の瞬間』 という本の書評のなかで飛行機の場合は整備不良が命取りになると 書かれてるように,実は飛行機も飛んでしまってからおかしなところが 見つかったからといって,止めて確かめる…というのが容易に 出来る乗り物じゃありません。確かに宇宙船よりは近くの空港に… とかいうことは可能ですが,降りれなくなったら元も子も ないわけで…。ですから,飛行機の場合「整備不良」という話題に なりますが,そもそも整備不良が運転ミスより遥かに大きな 事故要素の様に思います。自分が乗っている飛行機は きちんと整備されているのだろうか?,実はスペースシャトルのように 壊れ物じゃないのか?…とか時々思います。
…というわけでスペースシャトルの延期を聞いて,わたしは むしろ「じゃぁ飛行機は安全なの?」っていうちょっと飛びすぎた 発想をしてしまいました。

7/13(バブルとインフレ)
ホンダのNSXが生産終了とのこと。 NSXの発売が決まった当時わたしは大学院生で,世の中はバブル。 友人と「これ予約して予約権を転売したら絶対儲かるよね」とか 言っていたのを思い出します。実際発売当初品薄で,転売したら 儲かった…という話は聞きました。
当時世の中はバブルで,でもわたしは学生でそのバブルの様子は ほとんど見聞きすることは出来なかったのですが,就職があっさりと 決まったり,好きな仕事につけたことを考えるとバブルの恩恵は 十分えられたのかも知れません。もっともその翌年辺り,バブルは 崩壊したので,社会ではそれを感じませんでしたが…。ちょっと 余談を書くと,わたしがいる業界はバブル崩壊後も別の意味で 成長産業だったので,そういう意味での崩壊もあまり感じて いなかったりします。まぁ好景気とは思いませんでしたけど…。
話がもどってそういうわけでバブルの実感は感じませんでしたが, 当時すでに社会人になっていた友人とかの話を聞くと,やっぱり まじめにみんな「土地の価格」や「ものの価値」が永遠に あがり続ける…と信じていたようです。
今の感覚からすると,それは「信じられない」かもしくは「それって インフレってことじゃん」と思ってしまうのですが,当時は そうじゃなかったって事なんでしょう。それほどインフレに 感じなかったとしたら,それはもしかしてドル・円のレートが 円高傾向で続いていたから(記憶違いかも)しれません。通常 インフレの場合,お金の価値が下がるので,ものの値段が 上がって結果的にものが買えなくなるはずですから…。バブルで 日本のものの価値が上がっても円高で輸入品が安く買えるので あればインフレとは感じなかったかも知れないと思いました。 この辺の感覚,当時のを思い出せないので良くわかりませんが。
ただインフレというとおそらく戦後からバブル崩壊までは ずっとなだらかなインフレが当たり前で,物の値段と給料は 上がり続けるもの…というのが一つの常識になっていた気がします。 バブル崩壊後もしばらくそうだった気がしますが,デフレに 切り替わったのは何がきっかけだったのでしょう?。
最近思うのは,やっぱり精神衛生上は軽いインフレの方が やりやすい…ってこと。確かに物の値段が上がるのは嫌ですが, 給料も適度に毎年上がるのであれば,なんとなく停滞感が 出にくい…というか…。一方,デフレで物の値段が下がっていると わかっていても,年々給料が下がるのであれば結構気分的に 辛いというか…,というか,部下や雇っている人に, そう伝えるのがきついなぁ…と感じる今日このごろでした(^^;)…。
結局のところ現状はデフレもちょっと落ち着き,インフレでもない…と いう妙な停滞状態になっている気がするのですが,世の中って そんなものですかね?…。日本はずっとインフレだったので, インフレでもデフレでもない状態って安定した状態と 言えるのかどうか,良くわかりません(^^;)…。

7/12(AES東京コンベンション)
AES東京コンベンションはAESの日本支部が 二年に一回行ってる機器展示会プラス国際会議(日本語だけど 一応そういうことになっている)です。今回は時節柄 「人・環境にやさしいオーディオエンジニアリング」という サブテーマを挙げており,常日頃「わたしが研究している 音響というのは人にはともかく地球にはなんの役にも立たない」と いう自虐的な思いをもっている私にとってはどういう話をするのか 興味津々…ということで,出かけたのでした。
基調講演は早稲田の山崎先生。このかたはスピーカとかマイクとか 妙なデバイスをつくったり1bitオーディオをやっていたりとか なかなか積極的に新しいことをやっている方です。信号処理とか シミュレーションとかに片寄りがちな音響研究界において 積極的に新方式を模索されているところは非常にすばらしいです。
つーわけで,お話…結局のところ山崎先生のいうところの 「文化の多様性,省エネルギーとオーディオ」という話は, 多様性は音声の自動翻訳…ということで音声コミュニケーションの 話を簡単に…。その後は先生の本領であるスピーカについて 高能率のスピーカの話とか。基本的に超伝導スピーカの話で, 超伝導のスピーカは以前から見たことありましたが従来の 10倍以上エネルギ効率がいいことは初めて知りました。そういう 理由だったのか?という感じ。あとフィルムコンデンサスピーカが 構造がムチャクチャ簡単なのにかなりしっかりした音が出ていたのが ショック…,しかも指向性が結構強く,スピーカが横を向いたら, 横の壁に音が反射してるのがわかるくらい…。この辺(指向性 スピーカの話)は以前から,ちょっと関係があることを やっていたのでわたしの関心は強いのです。あと,ディジタルアンプ (D級アンプ)のはなしもちょっとありましたが,コンデンサスピーカとかは D級であることに意味があるみたいですね。
というわけで,山崎先生の講演だけでも結構楽しめました。 お話はあっちこっちに飛んで, あまりまとまりありませんでしたが(^^;)…。

7/11(外泊)
今日はこの春にうちの研究所を退職した人を囲む会…というのを やったのですが,実はわたしが事務局…。ここ一ヶ月ばかり この準備で結構いろいろやってました。退職者を囲むので ゆかりがある後輩の方々に声をかけるのですが,これが 600人あまり。もちろんいろんな部署に散らばってるので, その連絡先を調べて,メイルで周知…。帰ってきたメイルを 整理して,会場を抑えたりなんだかんだ…をほとんど 二人くらいでやりました。結果的に100人ちょっとの 会をやったのですが,まぁ自分が感じをやった会では 一番大きい気がします。今年の5月に高校の同窓会で 700人くらいの会をやりましたが,あれは感じも40人くらい いたし…。
というわけで,まぁ大変そうだったわりにうまくいった 気がしますが,一番心配だったのが会費を集め,会場に 支払った残りのお金が後日主賓に送る記念品の原資になるので, 結構な額になること…。これを抱えて二次会に行くのが いやなので,会場の上のホテルに部屋を取ってしまいました。 つーわけで,今夜はホテル住まい。昨夜,一昨夜は 荻窪に泊まったので,三泊外泊しております。
長期外泊して良く思うのは,自宅の部屋にある膨大な 荷物…が実は全くなくてもたいして困らないという事(苦笑)。 今回はPCだけ持ち歩いてますが,全然困りません。 まぁTVとかはホテルにあるのですが,それ以外の自宅に あるものって本当に必要なものなんだろうか?…とか 思ってしまう(^^;)…。まぁいつも書いてるけど,わたしの 自宅の荷物ってCDと本とオーディオとパソコンを除くと ほとんどないので,まぁたしかに必要ない物ばかり なにかもしれない(^^;)…。
外泊すると身が軽いなぁ…という意味では気持ちいいです。 でも今一つ地球に優しくない気がするのは気のせいでしょうか?。

7/10(マイルスは何を指示したか?)
土曜日は横須賀に借りているトランクルームを空けるために レンタカーを借りて入っていた洗濯機や机などを荻窪宅へ 輸送。そのまま荻窪泊。初めてでしたが,道路に面してるので, ちょっとうるさい…。慣れるのかな?…。
日曜は予想通り筋肉痛…。ちょっと横須賀へ戻って洗濯などを した後,また荻窪へ。なんか行ったり来たりしていて,電車代など 結構かかる…。
ラジオを聴いたりTVを見てるとロックの歴史みたいな話が 多い。ロックフェスとかのプロモーションとかいうのも あるんでしょうが,まぁロックも広い世代向けの音楽に なっているのだな…とも。音楽の包括的な話を聴いていると, いろいろ考えてしまって楽しい…。
というわけでもないが,荻窪宅で夜することもなくワイト島の マイルスのライブDVD等を鑑賞する。マイルスが加入したメンバーに 電子楽器を与え(特にキーボーディスト)弾け…と言った話は 有名ですが,ジャズミュージシャンにキーボードを与えた だけではこのサウンドが生まれるはずはないなぁ…と改めて 思いました。もっと後の話で「ブルースを弾け」と言われた メンバーの話を聞いたこともあるけど,ブルースを弾けだけで ワイト島のライブのサウンドが出るとも思えない。いったい マイルスは何をどう指示したんだろう?…と考える。
自分のやりたいサウンドのイメージが頭にあって,それを 加入したメンバーに具象化してもらうというのは結構大変な 気がするけど…。それともどういうサウンドができるか 良くわからずやったのだろうか?…。この時期のマイルスは リズムがファンクになっていたり,ワンコードになっていたりと。 ロックとかファンクとかしか出来ないミュージシャンを連れてきたのなら わかるけど,ディジョネットやホランドだもんなぁ…。エレクトリックで スタンダードやれって言ったら出来るメンバーなわけで, そうならなかった辺りが結構興味深いなぁ…と思いました。 キースはこのバンドへスタイルとかじゃなくてエネルギーを 与えた…と言ってました。キースはこのバンドで自分がやりたい 音楽をやっていたわけではない…と言ってるようにも取れますが, だったらなおさらマイルスに何を言われたのか気になります。

7/9(指標はココロの中に)
圏外からのひとことさんの「東京の一番エロい日」というはなし。 こういう話は大変好き:-)。いやエロいのが好きなんじゃなくて(笑), 要は「指標」の話。物理的に「観測出来る」ものが「存在」するもの ではなく,「感じるもの」が「存在」するものという事です。
現代人は例えば「気温」という物理尺度は存在していると信じていて, 気温の上下と過ごしやすさが対応すれば,それは正常なことと 捕らえますが,対応する物理量がわからないまま,ある日は気分が 落ち込み,ある日は気分が晴れてる場合,その症状をそう感じている その人に還元したり(要は病気とかにしてしまう)する場合が 多いようです。でも別に我々が感じるけど測定方法がわからないものも あるかも知れませんし…,いやそもそも測定できる物理量だけが 自分達に影響をおよぼしているわけでもないでしょう。逆に物理量の 測定が出来ても,自分達には何にも影響がない(感じない)ものも あったりして,その場合は逆にその変化がなんなのかつかみにくかったり します。電波みたいに利用できるものでもないかぎり…。
つまるところ,自分達が感じないと,じつはあまり関係なかったりします。
気温の話と,気分の話から思うのは, 本来は「指標」というのは人が感じるか?…が出発点だったのに いつのまにか物理量が基準になってしまっている…という, わたしにいわせると妙な状態になってるのが現代でしょう。
もちろん,感じるのが個人か,みんなか?,ある集団か?…という 違いで一般性があるかないか?って話はあるとは思いますが, 測れないから存在しない…というようなことは本来は無いのだと 思います。
わたしは音というのは最終的には主観評価で評価すべきと 思っているのですが,そういう意味では世界も主観評価で 評価しなくてはいけません。でも実際に世界を絶えず評価するのは 手間からいうととても無理で,そういう意味で, ブログの中に出てきたキーワードで世界を 測るっていうのはおもしろい試みだなぁ…と思ったのでした。
圏外からひとことさんというと「デジタルトルーマンショー」のエントリも 大変おもしろかったです。

7/8(遺恨)
日本人は本来は「怨念」というものに敏感で,恨みを 買うのが嫌なので,殺傷を嫌っている…という側面が あったように思います…。
でも,最近,現代の日本人は「恨み」というものに 鈍感になってきているのではないか?…という 気がします。というか鈍感(=見てみぬふりをする)ことにより 本来嫌いな「怨念」について思考停止しているのではないか?, とすら思ってしまいます。
日本人は太平洋戦争に負けた米国に対して,大きな恨みを 持たないように教育されてきました。もちろん日中戦争,太平洋戦争に 対して日本の非がある…という考え方に基づいてそういう 風になってしまったのかも知れませんが,占領軍を派遣し, その後日本に基地を駐留しているアメリカに対して, むしろそれを歓迎した様なところがあります。
これにより日本は戦時中に(日本人も殺したけど)日本人を 殺したアメリカに対してたいした恨みを持たなくなって しまいました。
しかし日本以外の国々を見てると,戦争に勝とうが負けようが, 占領しようが占領されようが,殺した外国に対しては 恨みをある程度残すのが普通なのではないでしょうか?。
ヨーロッパのいくつかの国はいくつかの地域に進行し占領等を 行った歴史が近年まであります。また中東でも国境を 越えた血を流した戦いがあります。そういう中で,戦いが 終わっても,その遺恨は今だ消えること無く残っているように 思います。もしかしたらそれが「普通」の事ではないか?, という気がしてきました。
ロンドンの爆破テロのニュースを見て,ふとそう思いました。
そして,更に日本人が東アジアの国の方に日中戦争時の 行為に対して痛烈に批判されていることに妙に鈍感なのは, そもそも日本人が多くの日本の都市を焼いたアメリカに 恨みを持たなかったから,そういうことに対して鈍感に なってしまったのではないか?…という気がしてきました。 恨み恨まれ…というものがいいとは思いませんが,人を 恨まなくなったことで恨まれることに対して鈍感になった…, だとすれば,「世界の常識」という意味では…,それが 良かったことなのか,ちょっと疑問が残ります。

#普通だからそれがいい…という意味ではありません。念のため。

7/7(音楽の対価)
某所に既に同じ事書いてしまいましたが…。
レコ協が音楽ファイルをWinMXで交換していた人と 48万円で和解とのこと…。48万ですか…なかなか微妙な 値段ですね:-p。
しかし音楽の楽しみ方と価格という関係をもう一度見直しても いい時期に来てるような気が,最近してます。買った音楽は 幾らでもコピーしていいというのも実は全然古くからある 考え方じゃないんですよね。そもそも音楽を買って自宅で 聴くなんってやりかたが広まったのって(日本じゃ)半世紀くらい 前からだし,さらにそれを野外で聴けるようになったのも, 20年ちょっと前。それ以前は外で音楽聴くなんっていうと ジュークボックスかラジオ,半世紀前は音楽は自宅のラジオか 生演奏で鑑賞するものだったわけです。
レコードが広まったにしても20年くらい前はLP2500円,EP600円。 まぁ考えてみたら,その頃出てきた貸しレコードの あたりからかなり状況が変わってきたといえば来たのですが…。 ディジタルコピーが出来るようになってからはまだ10年も経ってません。
わたしが皮肉…いうか混乱してるのは,現状100〜200円/曲程度で 圧縮した音楽を買うというビジネスモデルと,1000円/2,3曲という CDシングルのモデルが…,2800円/10曲というCDのモデルが混在してる事。 わたしの様な音響屋にいわせると,コピーのしやすさや,音質の違いとか いう点から,価格差があるのはある程度当然にも思えますが,おそらく この価格設定と,利便性・音質・作品性みたいな話は利用者の中では全然 整理がついてないように思います。
音楽って「曲」単独で切り取って楽しむだけではなく,曲を聴いたり 演奏をみたり,ミュージシャンを応援したり,またいまだと映像を つけたり,映画のBGMになったり…といろいろあるわけで, あるメディアで曲の単価がついたからって,それが曲の 価値になるわけじゃないのだと思います。LPの時代だって 2500円のLPの内容を1時間FMでまるまま放送するような番組だって あったわけで…。
要するにいろんな楽しみ方をそれぞれでやってるのに全員から おなじ額をとらなくても良いんじゃないかと思います。数回聴いて 二度と聴かなくなる人と愛聴盤にする人は額も品質も利便性も ちがっていいんじゃないかなぁ…と…。
個人的にはネットラジオじゃなくてオンデマンドのストリームで 曲を安く(100円以下)で聴けるような仕組みが欲しい。 それで気にいればCD買いますよ。わたしの趣味的にはポータブル プレーヤのために曲単位で曲を買うという需要はないのですが, もちろん欲しい人はたくさんいるでしょう。だたそれは安くても いいけど,CDとは明らかに何かが違う…っていうのがあった方がいいと 思います。例えば曲が途中で終わってるとか:-p。
なんか音楽を売る方(作る方じゃない)も買う方も,全部おんなじだと 思ってるんですよね。だから問題で,その辺をきちんと 考え直した方がいいように思います。

7/6(官→民)
今日の「その時歴史が…」は日本のプロ野球誕生の話。早い話が 巨人軍はアメリカに対抗するために作った最初の商業野球チーム。 つまり日本の優秀な選手を集めた日本代表チームとも言えます。 その後の細かい話はありませんでしたが,それがそのまま読売に 行ったのであれば,一種の官→民の払い下げ(or民営化?)だなぁ…と いう印象も…。ナベツネへの皮肉かと思いきや郵政民営化への 皮肉か?…。なかなか深いな…。NHK大阪…。
…というわけで,その時歴史が…はそうだとしても(いやそうじゃ ないとおもうけど^^;),その前に郵政民営化法案が僅差で 衆院を通過した話もNHKでやってました。もうなんというか 政局という感じで,イマイチ…。つまり国民置いてきぼり。
まぁまじめに調べないというか考えなかったわたしも悪いんですが, ものが大きすぎてどの部分がどういう風になるかわからないって いう問題なんですよね。なので政治家は特定郵便局の話に 絞って議論してましたが,どうもそういうことなのか?…って 気がしないでもありません。
まぁ公社が民間企業になって(本当に民間企業なんだろうか?。 特殊法人じゃないの?),納税義務が生じる…っていうのは, 国家的には歓迎…なんでしょうけど,郵政ではいままでそういう 計算はしてなかったわけで,しばらく大混乱だろうなぁ…と ちょっと同情。税務って結構たいへんですからね。あと貯金が 銀行と同列になることは,まぁこれはあまり反対がないんですよね。 まぁ反対しにくい雰囲気(特殊法人への投資の話とか)なので そうなんでしょうけど…。これもどうなるんだろう?という 気がします。
ちょっとこの辺の話は置いておいて,郵便事業と窓口業務に 関するあたりが議論になってるわけですが,ちょっと電電公社 →NTT→NTT分割…,の流れを思い返して,郵便の話を想像します。
NTTの場合はJRや今回の郵政法案の様に民営化と分割を同時に やってません。当時持ち株制度が無かったというのもありますが, その代わり民営化の際にサービスの解放をやって,つまりNTT以外も 同様の事業を出来るようにしました。なので民営化と同時に すさまじい値下げ競争が起きた訳です。当時の状況が, その後のIT革命につながったこと考えると,当時の選択は あながち間違ってなかったと,わたしは思いますが,それと 比べると郵便の場合はちょっと様子が違います。まずサービス解放 ですが,ヤマトやいろいろ言ってますが,とりあえず一部の郵便 事業はすでに解放されてます。そこで価格競争はすでにすんでいるので 民営化で価格が下がるのは考えにくいし,すでに日本の郵便は 諸外国に比べても決して高くはないはず…。あと通信で革命が 起きたようなことが郵便でおきるとは考えにくいです。
ただし…通信の場合,インフラをほぼ独占してるNTTの 回線設備をその他の通信業者が接続料を払うことで使用できると いう仕組みがあって,同様のことが郵政ではやらないのか?…と いう疑問があります。郵便事業への参入が自社のインフラ整備と いう高い壁があるとしたら,その辺を請け負うことで,壁は 下がるような気がします。もっともこれは郵政にとって あまりうま味がない話ですが…。この辺の話が入ってるのか 入ってないのか良くわかってないので,想像ですが…,でも こういう話がないと,実際一般の利用者にはあまり関係が 無いのではないでしょうか?。
まぁ「郵便局のコンビニ化」ってことが一つ…そのことだと 思いますが…。まぁでも窓口のコンビニ化は利用者に便利になる という話もありますが,一方でそれをやらないとそれこそ 小さい郵便局はつぶれちゃうのでは?…って気もます。
…つーわけで,どうもわけわからず,政局の盛り上がりに 比べて一般利用者にはイマイチ何がどう変わるのか…, そしてそれがどう我々の生活を変えるのか良くわからないのですが, まぁそれでも当事者は大変なんだよなぁ…,良くなるにしても 悪くなるにしても…。それだけは同情差し上げます。 まぁでもこれまでのママじゃいけない何かがあったんでしょう…。 とばっちりを喰った人も多いかとは思いますが…。

7/5(星と運命) おもしろいのでネタにする…。
彗星に衝撃弾を打ち込むディープインパクトですが,その彗星衝突実験に対し占星術師が提訴したという お話。占い師によると彗星の軌道が変わり,ホロスコープが 書き変わったとのこと…。ってことで疑問…。変わったのは ホロスコープだけなのか,我々の運命なのか?…ということです。
星の動きが我々の運命と関連している…,なのでそれを記す ホロスコープにより占いが出来る…のであれば,今回の 実験では我々の運命が変わってしまったことになります。 単にホロスコープが変わっただけであれば,これまでは 彗星は人の運命に関係していたけど,今後は関係しなく なった…という意味です。
後者であれば,じゃぁこれまではなんで関係していたの?, 天然だから?…って事になりますので,なかなかおかしく, だったら前者の通り我々の運命も変わってしまったということに…。 なんと…ではNASAの実験によってすべての(?)人の運命が 変わったのであれば,訴えるのは占い師だけではなく, みんなもそれをやる権利(?)があるということに…。
上の文章の最後に「(笑)」と書こうかと思いましたが,うーん, もしかすると洒落にならないかも…と思ったので止めました(^^;)…。
まぁ科学が人類の運命に影響を与えてる…ってことは,こんな 宇宙科学に限らず,多くの部分でそうですから,そう考えると, 衛星の軌道変更で起きた運命の変化なんって,たいしたこと 無いのかも知れませんけど:-p。

7/4(片想い)
まず昨日の日記の自己フォロー…。
クボタの工場は95年まで石綿を使った水道管や建材を製造 していたとのことで,…ということで,10年前までとのことです。 んー,アスベストが危険と言われたのは それより更に10年以上前だとは思うけど…。石綿もいろいろあるので, 安全なもんだという意識があったんでしょうか…。 しかしだとしてどうして今急に問題になったんだろう? …というのはちょっと疑問。それから,だったら近所に住んでいた人は 全員調べないと危ないわけですね。
胸…というと会社で受けるレントゲンは毎年胸部レントゲンを撮っていて, こんなに頻繁に検査する必要があるのか?…といつも思っていたのですが, こういうを観ると毎年観ている安心というのはあるのねぇ…とか, 思ってしまいました。
さて,話を変えます。
うーん,どこに書かれていたかURLがわかんなくなったので はっきりとは書きませんが,どこかのページに靖国問題を 解決させる方法…が書いてあって,要はブッシュに協力願う…と 言うようなお話…。 それとは別ですが,昨夜TVタックルを観ていて,アメリカの 日本の国連常任理事国入りに対する態度とか…。
そういうのを観てると根本的に日本にあるのは,日本とアメリカは 仲がいいという思いなんだなぁ…と。少なくと日本はアメリカに とって東アジアでは最大の友好国だ…という思いをひしひしと 感じます。なんか期待してますよね,アメリカに…。
でもわたしは時々それは片想いなんじゃないか?…と思うことも あります。アメリカからすると日本はアジアで重要な国の 一つ…くらいにしか思ってないのではないか?…と。 太平洋戦争の始まる前にアメリカは中国と日本を天秤にかけ 最終的に日本が逆ギレするのを待っていた…って事のような 気がしますが,いまもしかすると同じような状態になってないか?, そういう不安があったりします。人間,人に対して腹を立てるのは 相手に何かを期待して裏切られたときですから…。
対してハマコー先生はアメリカを友好国というより占領国…, つまり逆らってはいけない相手…という風に徹底して見なしていて, おもしろいです。戦後の政治家…って感じで。 まぁそれはそれで当たってる部分もあるのかも知れませんし…。

7/3(アスベスト,負の遺産)
今日は荻窪に寄った後,国際フォーラムでライブ鑑賞。 5時に始まって7時過ぎに終わるライブでしたが,早く終わるのって 悪くないです:-)。
さて,TVを観ていて思ったことなど…。
アスベストを吸い癌になり問題になっている話。どうも この話わかりにくい…。ちゃんとニュースを見てないし, 新聞記事もきちんと追ってないので,ちょっと時間があったときに でも追ってみようとは思いますが…。
そもそもアスベストに発癌性があるという話と,なので 建物への使用は禁止され,撤去された…と言う話は20年以上前に わたしは聞いてます。その後もアスベストが生産されていたって 話は勉強不足のため良く知りませんが,そういうことなんですよね?。 建築材料ではなく他の用途であれば,OKということでつくって いたということなんでしょうか?。
わたしの疑問は,アスベストが危険というのは「社会の常識」に なっていると思っていたのですが,今回あたかも新たな話の 様に紹介されている。まぁ20年前に話題になったときに聞いた人は 忘れてるでしょうから,それはまぁそれでいいんですが, TVで解説してる人もあまりそういう指摘はありません。危険だけど 必要だから生産するのであれば,管理をきちんとすべきで, 近所に漏れてしまうというのはやっぱり生産者側の手落ちでしょう。 「因果性は不明だが見舞金を払う」なんていうのは,口から 出任せで,わかってやったからこそあっさり払ったのでは ないでしょうか?…。でもだとすると200万は安すぎると思うけど。
TVでアスベストの例として小学校の理科実験の網とかを 見せるのは,ちょっと…。あれってまだ使ってるんですか?。 使ってるとしたら,ああいう使い方は問題ないから使ってる わけで,すぐ悪者のつるし上げのようにああいうのを見せるのは どうかと思います。私が知る限りは建築の解体時に問題に なっていたので,実験道具として使うような状況は問題なかったの かもしれません。その辺の知見が変わったのであれば,それは そういう風に説明して欲しいです。
さて,これも含めてですが,最近鉛の水道管がまだ結構 使われていて問題になってるとか,旧日本軍のつくった 劇薬がきちんと処理されてなくて,問題になっている…とか, 過去の後始末がうまくできてなくて問題になっている ことが多い様に思います。
本当にそうなのかは知りませんが,「将来解決されてるだろう」って 乗りで作ったんじゃないか?…というようなものが結構あるような 気がします。人工衛星とかちゃんと回収するときのことまで 考えて打ち上げたのか?…と思ったりしますし…。 そういうだましだましやってきてるものが,そろそろ 一斉にでてきてる時代なのかも知れません。半世紀ほど 前は「科学は永遠に発展する」という思想でしたから…。
負の遺産…っていうと日本の国債もそうですけど:-p。

7/2(荻窪宅)
今日はプライベートな話のみ。まぁ記録ということで。
っていうか,なんか頭がうまく回らないのか,ネタがない…。 つーことで。
車で荻窪に行き,不動産屋から新しく借りた家の契約書と 鍵をもらう。新居に行ってもっていったTVとビデオを設置。 というか実はTVKが映るかを知りたかったからですが, 映るのを確認。まぁこれから週末はこっちにくるからTVと CDは使えるようにしておこうということで…。
とりあえずすることがないので,また車で横須賀に帰る。
まぁ実際毎週末土日ともこっちに住むかは微妙かなぁ…。でも 横須賀にいるときも午前中はTVをみていて午後からは横浜あたりに 出かけて…っていう暮らしで,あまり家にはいないから, 都内を中心にうろうろするっていうのはたぶんあり得るでしょう。 今までの経験でこのように二重に住居を借りている状況では, 電話線をひいているところに長くいる…というのがわかっているのですが, とりあえず電話はまだ横須賀へ。どっかのタイミングで 動かすと思う。いずれにせよトランクルームは今月中に引き払うので, そこに入っている冷蔵庫とクーラー,机等は来週あたり レンタカーでも借りて運ぶ予定。一人で洗濯機を 二階まで上げられるかちょっと不安ですが,何とかなるでしょう。

7/1(7月になった)
今日やったことなど…。
7月になったので,わたしの会社での肩書きは一つ減る…。 ただし後任がくるのにちょっと間があるので,しばらくやることは 変わりません。今日はその後任の人が職場に来たので, いろいろ今後に向けてお話など…。
夕方都内に行き,この春会社を退職したある人のお祝いの会にでる。 結構偉くなってから大学の先生になったようですが,うーん, わたしは会社であそこまで登り詰めるのはちょっと無理だな…とも 思う。まぁいろいろ他にも懐かしい人に会えて,それはそれで 良し。その後二次会,これはその主賓とは別に職場の人と…。
11時過ぎまで都内で飲んでいたので,帰りついたのは12時半過ぎ。 録画していた「その時歴史が…」と観る。西南戦争の話。
わたしは熊本に長く住んでいたので,西南戦争の話は 良く聞いていたし,戦場だった田原坂にも行ったことあるので, なかなか懐かしい話でした。でも,徴兵で集めた政府軍が 実はあまり役に立たず,武士出身の警察官を使って切り込みを やらせ,それで薩摩軍に勝ったという話はしりませんでした。 近代軍備もやっぱり気合いや覚悟には勝てないってことなのか?。 これって今でもそうなんですかねぇ…。まぁ実際にテロとかは 精神的にはかなり追い詰められてやっていて,軍がかなわない 部分とかもありますしね…。
あと先週と今週西郷隆盛を取り上げたのは,やっぱり靖国に 合祀されていない…ってことを,暗に問題提起してるんですかね?… と相変わらず深読みしたり…。


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