2004年9月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


9/30(秋)
わたしが入っているバイクのメイリングリスト(ML)が終了しました。 10年間続いていたようですが,ここ数年は数ヵ月メイルがないことも あったので当然といえば当然でしょう。でも一時期は一日に数十通 来ることもあるMLでした。このMLで知り合いになった人は数多く, 今でもある掲示板とかでコミュニケーションしていたり,分化した MLとかでチマチマとメイルが飛んでいたりします。まぁそんなに 盛ん…って程でもありませんが…。
ちょっと最近,秋なのかブルーな感じです。「秋」っていうのは 季節の「秋」じゃなくて人生の「秋」って事(^^;)。季節の秋は 好きなんですけどねぇ…。
なんとなく人とのつながりが狭くなっていっていたり,自分の 趣味が縮小しているような感覚があって,「秋」を感じたりしております。
思い返せば,生まれて成長して社会に出て…という一連の流れは 能力が伸び,人間関係が広がり,趣味が増え…という風に 拡張の連続でした。ですから,ある歳になりそれまで膨らんできたものを 維持できなくなったとき,ちょっとした欝を感じるのかも知れません。 まぁこういう自分のピークを超えた…という感覚は今に限らず, ここ数年から感じていることなんですが…。
というわけでMLの閉鎖で秋を感じたわけではなく,ちょうど 秋を感じているときにタイミング良く来たので,文章にしてみたのでした。
まぁそうは言っても,本当に全てが縮退しているわけではなく, わたしの歳でガンガン人間関係を広げている知人もいますし, 私自身も新たな知り合いがそれなりに出来ていたり,また仕事で 新しい人とあったりとかもあります。趣味もあまり新規に増やしては いませんが,切口をかえたりとかして,広がってる部分もあります。
そういう意味ではそんなに深刻に落ち込んでいるわけではないのですが, たまにはブルーな気分を文章にするのもいいかな,記録だし…。
単に仕事いうかやらなくてはいけないことが溜まっていて,それを やってない現実のせいかも知れません(苦笑)。

9/29(友だちの条件)
大手小町に,結婚披露宴で足代を出さなかったせいか (確定ではないけど),友人に嫌われてしまったらしい… という話が載ってました。
へぇー…,という感じです。実はわたし,出身が九州なので 就職してすぐに友人が結婚した際は九州の方まで式に出るために 行っていたのが数回ありましたが,必ずしも足代を もらってなかった気がします。いやもらってないほうが 多いんじゃなかな?…。
でも当時は自分が包むご祝儀もたいした額を入れられなかったので, あまり気にしてなかったというか…………。 最近は日帰りでいく様な式が多いので,また特に貰っていない 様な気がします。
自分は結婚式なんか挙げたことないので不勉強なのは 重々承知しております(_o_)。
…でなんでこの話を取り上げているかというと,下についている コメントが厳しいこと厳しいこと…。このトピックを立てた人を ケチョンケチョンに言っています。私自身が非常識で社会性が 低い人間なのかも知れませんが,たかだか冠婚葬祭でのお金の 扱いで友人関係で絶縁しちゃうの?…と思いました。わたしの 付き合いを思い出しても,そりゃ, 友人や知人の中にはいろんな人がいて,常識が合わないやつもいますが, 「あいつはああいうやつだから」と笑い種になるくらいで, 縁を切るという場合はよほどその人と関わるとろくなことがない… って場合だけの気がするけど…。
こういう事を書くと男女差別になるかも知れませんが, どうも女性の方が常識を共有してないと付き合えない…って 気がします。些細なことでイジメを受ける…って話も女性の方が 良く聞くし…。
価値観,常識,経済状態,それらが違っていても, なにか通じるものがあれば付き合えると思うけど。 どうもこのトピックにはそういうものじゃない閉塞感を 感じて,怖い世界だなぁ…と思いました。
いえ,わたし全然常識的である自信がないので, たぶんいろんな人にそういう風に思われてるかも…って 逆に怖くなっちゃいますよ。変な事していたら, もうしわけありません。

9/28(今のままではいられない)
マイルスのワイト島ライブ,キターーー, (エロ街さんより)っていうのは とても嬉しいニュースだけど, 「エレクトリック・ピアノを弾くのを頑なに拒みつづけ、 同胞のディジョネットと“スタンダーズ・トリオ” を結成して逃げ出したキース・ジャレット」っていうのは事実誤認であると 強く主張したいのであります。うん!。
…てな話からがらりと変って政局とか国際の話…。
小泉氏の内閣改造については,ネット巡回すると,意見が わかれているので,もう少し様子観します。でも小泉氏以降に あれだけ一人で人事いじれる党首って出てくるんかね?…。 それだけが心配ですよ。小泉氏の政策には反対なものもあるんですが, あのリーダーシップとわかりやすさだけは,他の議員に見られない 良いところなので…。
というわけで,先週から話題になっている小泉氏の国連常任理事国 入りへの意欲の話につなげます。
マスコミの反応を見ていると常任理事国に日本が入らない方が いいって思ってるのかしら?,と感じられる部分もあります。 まぁ反対意見を挙げるのは悪いとは思わないけど,なんとなく 話をそっちに持っていこうとしているようにも見えるので…。 それともそうしないと国民全員が賛成に走るからですか?…。
でもわたしが最初に思うのは,一つは「本当にはいれるの?」って いうことです。中国が拒否したらパーですよね?…。あとロシアも…。 なので,表明したくらいで賛成派が浮き上がってる様子が ちょっと変な感じです。日本国民が賛成したから入れる…って 話じゃないので…。
あと一つは「入っておかないと,今後日本は転落していくのではないか?」 ということ…。まぁ入れないかも知れないけど,かってよりは チャンスが増えてる気はするので,努力するのはいい機会かと 思ってます。…って事はわたしは賛成なのね?…って言われると そうかな…。
たぶんどっちにしても戦後から50年間,日本にとって恵まれていた 時代は終わったと思うのです。そうであれば,今後他の国々に どんどん抜かれて小国へ戻っていくのを受け入れるか, 大国として責任を負うことを決心するか?…ってことなのだと 思います。つまりなにもしないで「今のままでいい」っていうのは 通用しないと思うのです。まぁ贅沢を享受せず,質素に小国で…って いうのもいいのかも知れませんが,それが現実にどういう状況を 指しているか,悪い方に想像すると結構辛いので,少なくと現状の 状況であるなら,一流国入りを目指してみるのも手か?…などと 思っています。
それから,日本がアメリカに賛同するので入る意味がない…という 意見もあるけど,わたしはむしろ逆で入らないと,結局 いつまでたってもアメリカと違う意見を言えない気がします。 力も立場もないから,意見を言えないわけで,逆に投票権を得たら, それを手にいろいろ暗躍することも出来ると思います。
というわけで,「反対」という意見にも「入れるんだやった」にも 違和感を覚えてTVを見ているわたしなのです。まぁTVがとんちんかんなのは 今に始まったことはないのですけど…。

9/27(歴史の証言者)
イチローが「記録はそれを誰かが破る時にしか思い出されない」と いう格言(?)を言ったそうで,なかなかカッコイイですね:-)。 まぁそうかも知れないね,たくさんの記録を持ってるイチローだけに クールです。
とは言っても,この今の熱中ぶりを観ていると, 人には「ある瞬間に立ち会いたい」という 欲求があるんだな…と思いました。まぁ一種歴史の証言者というか。
何なんでしょうね。単にある話題を他人と強く共有できる…って ことはあるけど,もうちょっと単純に熱中しているような気もします。 そうでもないのかな?…。やっぱりだれも関心を示さない様な 記録だと「へぇー」でおわっちゃうか?…。
そういえば事故に遭遇して証言する人って生き生きしているように 思います。ちょっと不謹慎ですけどね:-p…。
まぁニュースみてると,いろんな事に意味というラベルを貼ってるなぁ… とは思いますが…。

9/26(人身事故の流れ)
なんか台風が沖縄に来ているようで…。うちの職場は来週 沖縄で学会があって大量にいくので,いろいろ混乱してます。 端からみて,ハハハは…って感じだけど実は洒落になってない(^^;)…。
さて,お話は変わりまして…。
オレオレ詐欺に遭った人のレポートを 見つけたんで読んでいたんですが,おもしろいです。
でもこれ読んでいて思ったのは,やっぱり突っ込みどころたくさんで, 書いている本人も,そう書いているので,当事者になると なかなか冷静な判断ができないのも分かるんですが,それ以外に 警察の捜査手法が知られてないのだな…とも思いました。
というわけで,ちょっと書いてみましょう。オレオレ詐欺は人身事故 パターンが多いように思います…。実はわたしは人身事故に関わったこと ありますので,上の例のそもそも第一報から 突っ込みどころがあるのです。
まず人身事故を起こすとします。通常にまともな感覚だと, まずは救急車を呼び,次に警察を呼びます。そうすると救急車は けが人を運びます。そして警察が来てやることと言えば,当事者( 被害者と加害者)の身元の確認,そして調書を書くための現場検証です。 加害者が逃亡したり,酒や薬物で暴れていたり,更に事故を犯す 可能性がない限り,身柄拘束をするなんてあり得ません。通常 免許証の確認をされたくらいで,すぐに解放されると思います。
後日警察に呼び出され,警察が書いた調書を確認して,特に 修正が無ければそこに署名します。
で,示談云々の話ですが,まぁ事故の具合でこじることはあるかと 思いますが,少なくと事故にあった当日はまだ被害者の治療が 確定しているわけじゃないので,費用なんか算出できませんし, その日のうちに示談…っていうのはあり得ません。こういうのは 時間がかかるものなのです。
あと,示談が成立するかどうかで物損か人身か…って話が ありましたが,救急車を呼ぶような事故を起して物損っていうのは あり得ません。残念ですが人身事故扱いです。単に打撲とか 擦り傷くらいなら交渉次第でしょうが。人身事故の場合 確実に免停になり,また刑事起訴はされます。 まぁこれはしょうがないでしょう。ただし被害者の怪我が全治 30日以内(未満?)なら減点は6で,免停は30日,講習を受けて1日…とする 事ができます。30日以上なら重症事故で9点だったと思います。 この辺は道交法の改正とかで変わっているかも知れませんので, 確認して頂いた方がいいか?(^^;)…。
で,裁判ですが,後日裁判所(?)から呼び出しがあり,そこで 略式裁判を受けるかどうかに同意。同意すればそこで署名して, 罪が確定,罰金を 払います。これで終り。一応前科者…って事にはなるんでしょうが, 通常の生活をするには支障ありません。職業によっては(弁護士とか) 失職する人もいると聞きますが,どういう条件でそうなるのかは しりません。
というわけで,警察が加害者を拘束とか,示談を急がせるとか あり得ないわけです。通常は民事不介入だし…。
こういう流れってあまり知られていないんですね。ちょっと 話は変わりますが,先週結構取り上げられていた,長野県警の でっち上げ捜査ですが,あれもああいう捜査手法って結構 やってるのかもなぁ…と思いました。アレはさすがに行き過ぎに 感じましたが,ある程度強引な押し付けで本当に犯人が出てくる 場合もあるんでしょうね…。そういう意味では 捜査手法を知られていない方が良い場合もあるかも知れませんが…。 ただ,多少強引な手法で捜査せざるをえない…っていうのが あったとしても,間違った場合は謝罪するべきだと思います。

9/25(聖徳太子はいなかったかもって話)
ちょっと脳ミソがつかれているので,簡単に以前みておもしろくて めもっていたサイトを紹介。
聖徳太子はいなかったかもって話 。おもしろい。他にもおもしろい話が結構載ってますが…。
まぁ古代史はいろいろと解釈ができるのでおもしろいのですが, 聖徳太子については不幸な死にかたをした梅原氏の説は 知ってましたが,この説は初めて知りました。まぁこの話の中では つじつまが合いますが…。
古代史というと日本の歴史教科書ではこの聖徳太子あたりから 「事実」として教えられています。それ以前の例えば日本武尊あたりは すでに教科書じゃおしえなく伝説レベルになってるけど, この節を受け取ると聖徳太子も伝説レベル…ってことに なってしまいます。
まぁその答えを今すぐ出す必要はないと思いますが,一方で 近隣の国から「歴史認識を改めよ」と迫られている現在, ずっと「歴史認識って何よ?」って考えているのですが,上記も 一種の歴史認識だよな…と思うのでした。まぁ近隣の国は 近代史の話をしてるんでしょうけど…。
歴史認識の話については後日また書きます。でもつまるところ 改めたら何が起きるの?…ってところが良く分からなかったりします。

9/24(和姦強姦)
昔仕事でつくったDATをCDに落そうとディジタルインタフェースで 取り込もうとしたら,うまく行きませんでした…。どうやら そのDATがコピーだったからの様子。最近のインタフェースは シリアルコピーマネージメント入ってるのか…。でも自分でつくった 100%わたしの著作物なんだけどなぁ…とほほ…。 「じゃぁマスター持ってるだろう?」って言われそうですが…,いや, 見つからなくて(^^;)…。
CDがバリバリコピーできるこの時代に…とか思うけど,まぁコピーできないのが 正常なんだろうなぁ…。でも今だったらコンピュータで編集とか するけど,昔これつくったときは結構DATを回してリアルタイムで…って 面倒だったので,やっぱりバックアップしたいのですよ…。
という話は,おいておいて…。ちょっと今日は顰蹙を(特に女性に) 買いそうな話。
ネットを巡回していると2chのオフ板で知り合った人がデイトレイプに あった人の話が載ってました。なんかまとめサイトとかあったんですが, レイプにあった方はこれから訴えるつもりみたいだし,なんと まとめサイトにその人の日記のページへのリンクが貼ってあって, そこに写真すら載っている…という状況から,そのまとめサイトに リンクを貼るのは止めておきます。…というかそれってすごい状況だよなぁ。 みんなから好奇な目でみられるだけな気がするけど。プライバシも なにもあったもんじゃない…。
レイプやセクハラに遭った人に「あなたにも悪かった点がある」と 言ってはいけないのは良く分かってるんですが,どうも今回の話は 逆自分がその男の立場だったら…と考えると多少怖い気もするので…。
というのは,どうやら今回の件は女性が明確には嫌がらなかった 様なのです。相手が怖くて言われるままにしたとのことで。
個人的にはあまり親しくない相手とセックスをするときに避妊を しない男性は非常識だと思うので,男性の方にも全然同情は しないのですが,仮に相手の女性が嫌がっているという 合図を出していないのであれば,結構男性側としては 難しいな…と思うのです。「夫婦でも合意してなければレイプだ」と いう意見もみましたが,それはそうかも知れないけど,じゃぁ いちいちセックスする前に「やりましょう」「ハイ」という 確認をするか?…と言われると,それもなぁー…なんか雰囲気とか 勢いで…って時もあるし…。
痴漢の件とかでも思いますが,たしかに被害者の事を考えると 被害者の方に有利にするのは分からないでもないですが,でも, 冤罪がつくられやすい状況に傾いているって感じもして 結構怖いな…とも思ったりしました。ちなみに上記条件だと 男性がやる気がないのに,女性に迫られてする場合も強姦…って 事になるんだけど…,まぁそう言うことなんでしょうね…。 それで男性が訴えた…って話は聞きませんが(^^;)…。
あまり今回の件を特定して想像すると良くないので,一般化して 書きますが,その時はあまりやる気がなくてもなんとなく やってしまって,翌朝になって,「辞めておけば良かった」って 思う事ってあるし,思い出したら腹が立ってきた…って 事もあると思うんですけどね…。
とか言ってもわたしの場合あまりそういう状況にならないから いいのか(^^;)…。あっでもセックスとかいう状況は稀でも セクハラとかでもそういう状況あるからやっぱり気をつけた方が いいんでしょうね。でもそうやって慎重にやってるから,あとで 「あのとき○○はあなたに好意を持っていたのに」と言われたことが 今まで数回(苦笑)…。

9/23(技術立国はどこへ行く?)
昨夜9時くらいに近所の駅の近くにあるパン屋の前を通ったら しまってました。まぁ当然か?…パン屋だもんな…。 「じゃぁ昼間やるのかな?(謎)」と思い,今日のお昼に行ったら, 開いてました。でひっそりとポスター貼ってました。いやなんの 話かというと,このパン屋,二階の飲食スペースでライブやるみたい。 その日は遅くまでやってるようで,っていうか二階はパン屋とは 思えないたたずまいでした。パーかレストランの様な,狭いけど…。 何なんだろうこのパン屋。
…と一部にしかわからない話はおいておいて(^^;)…。
TVを観ていたら大学生ロボコン(ロボットコンテスト)のアジア太平洋シリーズ みたいのをやってました。こんなのやってるんですね…。 で,日本は東大が代表で出てました。日本でも予選をやっていたようで…。 で,結局予選敗退…。 予選敗退という事実より,その試合内容を観ていてなんか日本の 駄目さを感じてしまいました。技術立国じゃなかったのか?…。
東大の人は,「楽勝だと思うのに今だ優勝したことがない」と いうことを言っていたので,今までは運が悪くて負けてたのかな?と 最初思ってたんですが,試合内容を観るとそうじゃないです。 明らかに他の強い国の方が,トラブルに強いんです。たしかに ロボットの精度自体は日本のロボットは高いかも知れません。 でも頑丈さや,相手の国の作戦を妨害する事とか,そういう点が 日本はあまり考慮されていない気がしました。アジアの他の国ですから, 他の国の人の方が明らかに材料などで日本より苦労しているはずなのに, こういう様か…とちょっと暗くなってしまいました。
日本ってもともとハード実装が強くて延びてきた国なのに,その辺が すでにアジアの他に国に追い越されてるのも知れない…と。
ただ,まぁ精度に関しては日本がまだ強いのかも知れないとは 思いましたが…。かなり日本が強い部分って減ってきてるんだと 思います。デザイン賞をもらってましたが,それって結局 ハードよりコンテンツ…という今の流れを反映してる…とも いえますが…。
でも本当にコンテンツで世界からお金を集められる 様になるのかしら?…。少なくとも戦法に関しては,他の国の方が オリジナリティあるとも感じましたし…。

9/22(小泉氏と国連)
国連で語っている小泉首相を観ていて…。うーん,と 頭を抱えてしまいます。
正直わたしは,小泉首相の路線が望ましいのかは良く分かりません。 でもアレだけはっきり自分のやりたいことをいう,海外でも 国連でもいう小泉氏は魅力的に見えるんですよ。内容が 良かろうが悪かろうが…。これは逆をいうと,これまでの 日本の歴代の首相が田中角栄以降,こういう事を言える人が いなかった事が,内容はともかく活動が活発な小泉氏を 魅力的に見せるのだな…と思いました。つまり田中氏以降の 政局の責任とも言えます。政局を選んだ国民の責任もあります。
あぁ。でも小泉氏の国連演説に対する野党の意見を聴くと, 日本は近隣諸国へ土下座外交を続け,あくまでも三流国家を 演じるのがいい…と言うことを言っているように取れます。 つまり責任放棄なわけで,まぁそれがいい人も多いかも 知れませんね。
でもそうであっても,ほとんどの国から観ると日本ってすでに 大国ですよ。責任負いたくないから,縁の下の力持ちがいいって いうのはもう通用しないと思うけどなぁ…。
で,常任理事国入りするんでしょうか?。今まで一番近くなってる 気はしますが…。中国に拒否権を行使させないという何か手は あるのかしら?。そういえば中国がいう「歴史認識を改めよ」と いうのですが,改めると何が次に来るんですかね?…。補償問題とか?…。
などとツラツラ…。今日はニュースをみていてぼーっと思ったことなど…。

9/21(望まれる性質)
最近起きた痛ましい事件,傷害とか殺人とかの話だったと 思いますが,その加害者が覚醒剤を使用していた…という話が ポロリと出てました。間違っていたら申し訳ないので,どの事件かを 具体的に示すのは止めておきますが,二件程あったように思います。
その話を聞いたとき,「あぁ,また覚醒剤は危険な薬物だ」と いう認識になるのだな…と思いました。
誤解されるとまずいので,あらためて書きますが,わたしは 覚醒剤解放論者ではありません。覚醒剤は使用・所持ともに 禁止というのは正しいと思ってます。ですが,一方で 現在脱法ドラッグと呼ばれているものとか,幻覚性があると 言われている植物が,それを使用したトラブルで,物凄い 勢いで非合法化されているという現状には,「ちょっとちがうんじゃないか?」 と思ったりもしてます。
海外では一部の軽いものは取締の 対象から外れたり,精神医療に使われたりし始めていますが, 日本ではそういう話は聞かれません。なぜかというと,日本の 麻薬汚染防止のために国が進めている施策というのがひたすら 「麻薬は危険なもの」と国民に刷り込む事だけだからです。 このやり方は一生この手のものに出会うことがない人には有効ですが, ちょっとでも関わった人には逆の効果をもたらします。 なのでわたしは余り有効だとは思ってません。麻薬を危険なものに しないためには全く別の方法もあると思ってますが,国の政策と 全く別の方法なので今回書くのは止めておきます。
今回書きたかったのは別のことです。
わたしは覚醒剤は見たことも触ったことも,もちろん経験したことも ありませんが,わたしは元々人間の感情とか思考とかに興味が 強いので,体験記等は読んだことがあります。それらを読んで わたしが想像する覚醒剤の効用というのは,効いているときには その人間は恐ろしいほどポジティブになるということです。 もちろん常用して依存性が出てくると幻覚性とか出てくるらしいのですが, その話は置いておきます。それより,体験した人がポロリと書いていたことで ちょっと内容はうろおぼえですが,「効いているときに得られる 性質というのは前向きで,疲れ知らずという日本の現代社会で 望ましいという性質なのに…」という意見が,どうも頭に残るのです。
最近や癒しとか言われてますが,バブルの頃など「24時間働けますか?」とか 言われ,何事にも前向きで疲れを知らない社会人が理想像のように 描かれてました。覚醒剤で人間は一時的ですがそうなれるようです。 日本人は先進国の中では極端に他のドラッグに比べ覚醒剤を好むそうですが, これって現代日本が求める人材に簡単になれるからではないでしょうか?。
変な話ですが,覚醒剤でキマってるような状態に素でいつでもなれる人は 好まれるのです(実際はそういう人間鬱陶しいと思う気もしますが, 建前的には^^;)。どうもこの辺にいびつなものを感じてます。 実は逆で社会は普通の人間にはもっと鈍感でおとなしくいて欲しいのかも 知れないとかふと思うことがあります。
覚醒剤が幻覚症状まで引き起こして犯罪を起す場合もあるとは 思いますが,上記の性質を考えると,「迷いがなくなる」ことで 犯してしまうこともあるように思います。そうだとするとその人には 本来犯罪衝動があり,通常(素面の時)はそれを犯すには抵抗があるが, 覚醒剤を決めたらその抵抗がなくなったために犯してしまう。
でもそうするともう一つ思うことがあります。人間って結構 犯罪衝動をココロの中に隠し持っている人って多いのではないだろうか? ということです。酒を飲んでイタズラをする大人や, 偉くなると急に理不尽な事をする大人はそれなりにいますが, そういうのを見ていると確かに多くの人の中に犯罪衝動というのは あるのかも知れません。
そうであれば覚醒剤が誰にとっても危険なものであることが良くわかります。 しかしそうであれば,現在の説明は正しくありません。正しくは 「誰のココロの中にもある本質,その衝動を表層化させるから」というのが 危険な理由になります。でもそうは言えないですよね:-p。一般の 国民に向かって「オマエらみんな犯罪予備軍だ」とは。
さて,そうなると先ほどちょっと書いた現代日本で望まれる性質, ポジティブな人は素面で犯罪を犯してしまうのでしょうか?。 あまりそういう事は聞きません。それはもしかしたらそういうポジティブな 人は犯罪衝動が弱いのかも知れません。ナチュラルにポジティブな 人は余り挫折感などを味あわず,そういうネガティブな衝動が うっ積してないのかも知れません。それに通常人間はやっては いけないとされる事にはわかっていたら自動的に消極的になるものでしょう。 でも,ということは今ここでいけないとされている事が,逆に望ましいと されるような場面(例えば戦場における殺人)になれば,ナチュラルな 人はナチュラルにやってしまうのだろうなぁ…とか思います。
ちょっと話がそれましたが,(一般的な薬物は別として)覚醒剤が もたらす前向きで疲れ知らずな性質は,実は支配層からみると みんながそうである必要はなく,もっとうじうじして生きているのを 望んでいるのかも知れない…,等と頭によぎったのでした。
つまるところ「生かさず殺さず」という感じで…。
あっ念のため書いておきますが,体験談とか聞くに, 常用すると危険だし,なかなか自分の意思で辞められなくなり, 破滅に追いやられる人は多いみたいなので, いっさい手を出さないほうがいいですよ。ご注意下さい。 わたしが言いたかったのは,前向きに生きる…という事自体が 望まれているのか?…ということです。
………
というのを書いたところで,田代まさしが逮捕されたニュースを知り 脱力…。いきなりくだらない話のように思えてきた(苦笑)…。

9/20(世俗から離れて…)
映画「 誰も知らない」を観てきました。うーん,感想書きづらい 映画だなぁ…。ただ満席で…映画の賞って凄い動員効果が あるのだなぁ…と。子連れで来てる人それなりにいたけど, どうなんでしょう?。子供に悪影響がある映画とは思わないけど, 映画の内容を親子で語るのって難しい映画だと思います。 いい映画か悪い映画かは良くわかりませんでしたが,一言で いうと凄く地味な映画でした。でも地味に描くべき内容とも 思いました。確かに主役の子の今後は楽しみですが:-)。 この映画を観たことはよかったと思う…。
で,この話は置いておいて…。
さて,朝TVを観ていたら 最長片道切符の旅という番組をやってました。 正確にはその番組の総集編。この企画のことは全然知らなくて, 最初「こんな長い時間かけてやった企画をたった1時間番組で すませちゃうの?」と思っていたら,どうやら衛星とか深夜とかに やっていたようですね。衛星では生放送もやっていたようで, うーむ,結構おもしろそうなこと衛星でもやってるんだ…と 戦略にのせられそうになったり(^^;)。
企画というのは,単にJRでつくりうる最長の切符をつくり,それで 旅するというもの。JRの切符は長距離になると途中下車できるんですが, ルールとしては同じ路線を二回通ったらいけないということ,コンピュータで いろいろやって今一番長くつくれる切符だと12000kmになるそうです。 北海道の稚内から九州の佐賀まで。というわけで,関口知宏という 俳優(?)の人がこの切符で旅をしたという内容です。42日かかった とのことで,途中休憩があったのかどうかは良くわかりませんが, 42日ずっと旅をしていたと思うと,なかなか大変だったと思います。
でもねぇ,なんか「羨ましい」と思ってしいました。仕事なんでしょうけど, まぁ一応世俗から離れてずっと旅をする。人間旅をし続ける…というのは どこか憧れる部分があるようです。お金持ちが世界一周旅行とか するのもあるようだし,昔でいうとある程度財のある御隠居が 伊勢参りや四国お遍路とかやるのもそういうものではないでしょうか?。 世俗から切り放されるとか,未知のものと遭遇するとかいうのは 不安要素もあるとは思いますが,ワクワクするものも大きいようです。 だいたい普通の人間が一ヶ月以上旅をしようと思うと,先立つものの 心配があるはずですが,仕事というのはちょっと羨ましいなぁ…と 思ったりもします(笑)。というわけで,いつかこういう旅を してみたい。海外でもいいですけど,日本をくまなく廻るというのも いいかも…。
ところで,この関口知宏という人,初めて知りましたが,恐ろしく 芸達者ですね。このページを観てもわかりますが,絵も描いているし, 番組中ではパワーブックを使って作曲とかもしてました。本業を 観たことはないのですが…。そういう趣味いいなぁ…とか思ったり。 わたしも絵を描いたり楽器弾いたりしますけど(^^;)…。
…余計な話ですがNHKがやるとこういう暖かい番組になるんだよなぁ…。 民放がするとどうして…(以下略…)。

9/19(死刑)
二日連続の午前様はちょっと辛いなぁ(^^;)…。
さて先週のニュースをTVでみていて,まぁ野球の話はほっておくとして, 宅間の死刑執行の話もやってました。毎回思うんですが,死刑執行問題に ついてTVでやるとき,特に民放がやるときはどうもなにかメッセージを 込めようとしているようなんですが,ぶれていて気持ち悪いのです。 「死刑」の是非を議論しようとしている気はしますが,だいたい 今回のように明らかに残虐な人を死刑にする場合おそらくそれに 賛同する人もいるわけで…。
それにしても死刑執行をして,被害者の遺族にインタビューするのは 極めて悪趣味だと思うので辞めて欲しいです。被害者の方に なにか訴えたいものがあるようにも思えないし…。
実は素で疑問を感じるんですが,なぜ死刑を廃止しようとするんでしょう?。 なにがどういけないのでしょうか?。
「先進国では死刑を執行している国は少ない」とかいわれると死刑を していると野蛮の様にいわれている気がしますが,そういう 問題じゃない気がします。これって思想の問題じゃないんですかね?。
日本は江戸時代に打ち首や切腹をやっていたので,刑罰としての 死刑になじみがある…といえばそうなのかも知れませんが,武家政権以前, つまり平安時代とか(農民や武家の様な民間はともかく) 貴族を裁くための死刑って ほとんどやってない気がします。個人的な印象ですけど,祟りを おそれて島流しを盛んにやってましたし。
まぁ冤罪の恐れの話をされると同意しますが,完全に犯人が 分かってるケースもあるし,そもそも死刑があるないで野蛮度を測るのでは なく,どういう罪にどういう罪状を与えるか?の方が重要なのでは ないでしょうか?。もっとも現状死刑の有無が犯罪抑止につながっていない, という意見が出ていて,それには「そうーだなぁ」と思いましたけど…。
この手の議論でいつもよく分からないのはいきなり死刑制度の良し悪しを 語ろうとするところで,そもそも刑罰が何のためにあるのかという 前提を示さないところです。犯罪抑止力のためにあるのか本人の 更正のためにあるのか?…。おそらく後者なんでしょう。 犯罪抑止のため…であるのであれば,障害があろうがなかろうが, 再犯の恐れがあるなら裁くはずですし。 けど,TVじゃ あまりそう言わないんですよね。だいたい対象が凶悪犯罪者だから, 更正のためとかいっても誰も同意しないのでしょうけど…。

9/18(CCCDと新しい流通)
昨日エイベックスがCCCDの採用を弾力化…と書きましたが, 「ソニーも追従」とのことです。更に CCCD自体なくなるという予想もあるようです。
CDプレーヤを壊すような製品はさっさとなくなって欲しいので 喜ばしいことですが,二つ目のリンクにもあるようにCCCDの 廃止はiTuneなどの導入をにらんでのことの様でようやく音楽の 流通形態も変わりはじめるのかな?…とか少しだけ感じました。 流通といえば今日東京ジャズに行ったのですが,会場で もらったちらしにジャコパストリアスビッグバンドの新音源発売の 朗報が。なんとTwinsの別バージョン音源だそうで,これは 楽しみです。で驚いたのが値段が「オープンプライス」とのこと 発売元をみるとAltusミュージックとのことで,良くみると 輸入盤扱いなんですね。でもチラシ上のジャケット写真には 「NHK CD」という記述が…。
国内版で非再販のCDがついにでるのか?…とちょっと驚いたのですが, ぬか喜びでした…。うーむ…。

9/17(西洋の常識)
まず,本題と関係ない話からですが…, エイベックスがCCCDの採用を弾力化だそうです。 結構な話だが,要は失策だった…ということでしょう。まぁ社長も 変わったしね。
さて,今日の話。
今週「その時歴史が動いた」でアラビアのロレンスの話を やってました。「アラビアのロレンス」って映画の名前は知ってましたが, 実在の人物でなにをした人か?,っていうのは初めて知ったのですが, 要はアラブを解放するのに一役買ったイギリス人…ということみたいです。 20世紀初頭までオスマン帝国の領土だったアラビア半島,オスマン帝国は 隣接するヨーロッパにも脅威であり,スエズ運河に侵攻しそうになった オスマンを恐れ,アラブ人の暴動を起すためにアラブに潜入した 工作員がロレンス…という話。ただその後アラブ人に心射たれた ロレンスはアラブ独立に力を尽くす…というまぁ美談といえば 美談です。
とはいえわたしがこの話をみて思ったのはそういう話の流れというよりは, 当時のヨーロッパや東欧での常識の様なものと私たちが漠然と 信じている世界の常識との乖離です。つまり当時のあの辺では, 力が強い国が弱い国を支配するのは当然であり,また国境線も 力関係で簡単に変更されていたということです。そして 有名な話ですが,イギリスはユダヤとイスラムに矛盾する約束をしていたとか 普通に考えてもトラブルの元になるようなことを平気でやってます。
現在の日本人が漠然と思っている国際法的なものは,例えば 国境は(一部を除いて)確定しており,それを武力で変更することは 良くないとか,一方的に力のある国がそうでない国を侵略支配することは 良くない…とかいうものではないでしょうか?。
そもそも日本は幕末に国際社会にさらされましたが,それまでは 国内の国境問題が無い江戸時代が続いてました。明治以降は 西洋列強に混じり大陸侵略統合を試みましたが,太平洋戦争に 負けて,結局は江戸時代の国境線に戻しました。ということで, 日本人は国境問題と植民地問題にかなり無頓着なんじゃ ないでしょうか?。
しかし日本は明治以降,ヨーロッパ,特にイギリスの政治システムを まねています。しかし, ほんの4,50年前までアジアに植民地を持ち搾取していた人の 感覚と島国で何百年も過ごした民族が同じシステムを使っても おなじ自意識を持てるとはちょっと思えません。むしろ我々は 明治以降に導入した政治システム,また国際法を造ったヨーロッパの 民族のそれに対する精神的背景を果たして理解しているのだろうか? という気がします。
小沢一郎氏がチェチェン問題についてコメントしてますが, この辺の話を読むまでもなく,ロシアの東欧支配,アメリカの アラブ支配というのは起きてる問題が複雑…というばかりじゃなく, 問題に巻き込まれている人達にとっての「普通」がなになのかを 見据えないと,はたから現実味のない理想論だけを言うことに なってしまうような気がします。
世界は意外に血生臭いものなのかもしれない…という気が最近 良くします。海の向うの巨大な赤ん坊は「民主主義こそ正義」みたいな 事を良く言ってますが,血生臭くない国家体制や世界体制など あるんだろうか?…等思い,気が重くなります。
まぁ平和呆けなんですけどね。400年くらいやってるのでスジ金 入りなんです。

9/16(平和だねぇ…)
うーむ…どうも週の中に飲み会とか外泊とかが入るとペース狂います。 仕事の方も溜まるし,終わってちょっと遅めに帰って,溜まっている ビデオとかを消化するともう眠い(^^;)…。世の中の動きが わからない…とか思ってTVのニュースを途中からみたりすると…, あぁーもー,プロ野球ネタやってますよ。楽天だって…。 という心境なのです。
えっと…他にニュースって無いでしたっけ?。確かに小泉首相は 海外に行っていていないし,アメリカの選挙戦とか北朝鮮の 爆発とか,海の向うのことと割りきれば関係無いし…。 でもそうかなぁ…Webとかでニュース覗くと,それなりにいろいろ 並んでいるんですが…。
どうも最近民放のニュースが色が濃いので(つまり片寄っている), NHKのニュースを観るようにしているんですが,NHKは実は結構 スポーツコーナーに時間割いているんですよねぇ…。で,それに プロ野球再編ネタとかやってるから,「日本人はスポーツにしか 興味ないのか?」と思っちゃう。経済や政局や国際情勢より プロ野球の事の方が重要なのか?…とか思っちゃう…。あっ, もしかしてこのどさくさでなにか重要な法案とか成立してませんか?:-p。 首相不在中にそれはないか?…。
というわけで,わたし的にはライブドアも楽天も巨人も 労組もうんざりとしているのでした。こりゃ週末のまとめを 観ないと情勢把握できないなぁ…。でもまたその話なんだろうけど…。
ついでに書いておくと楽天の社長は「宣伝効果を狙っての話題作り じゃない」と言っていましたが,ライブドアにしても楽天にしても, ネットを使う人はともかく一般の人が良く知ってる会社とは 言いがたいので,最終的にどう落ち着こうが,宣伝効果はあります。 そして参入を検討するというのは比較的前向きな姿勢なので, どっちにしても悪い印象は与えないので,やっぱり宣伝効果 あると思いますよ。むしろ孫氏が手を挙げないのが不思議なくらい:-p。
というわけで,ニュースにうんざりしているのでした。ニュースって 意外にオンデマンド出来ないねぇ…。朝のニュースとかを録画して 観た方がいいのかしら?…。

9/15(時代の記録)
「アダルトメディア・ランダムノート」という本を読んでます。 これは1992年から2003年の間に噂の眞相に連載されていたAVライターに よる,AV等に関するコラムです。実はそのちょっと前には 「ゆうきまさみのはてしない物語」(こっちは二巻にわかれてます)と いう本を読んでいて,こちらはアニメ雑誌「ニュータイプ」に 18年に渡り書かれているコラムです。
AVとアニメという違いはありますが,ふと似たような本を 読んでいるな…と気が付きました。どうやらこういうものが わたしは好きなようです。いやAVとかアニメってわけじゃなくて(笑), 長期連載のコラムが…という意味で。
実はわたしは現在はアニメを観まくってますが,高校を出てから, 去年くらいまではほとんど見てませんでした。たまにレンタルするくらい。 なのでアニメ雑誌とかも読んでません。一方でAVもたまにレンタル するくらいで(^^;)…そんなに詳しいわけではありません。 ただ基本的に性風俗の話はスリリングなのでAV自体よりも AVへの考察は読んでいておもしろいです。
まぁ物事に没入するよりそれを俯瞰していた方が楽しい…という 嫌な性格が垣間見えますねぇ(苦笑)…。
どちらの本も一ヶ月分のコラムが見開き2ページで,ものの数分で 1年が経ってしまいます。結構「アレが起きたのはこの頃かぁ」などと 当時の記憶が入っている部分がピクピクと反応する不思議な 時空が楽しいです。AVの内容だろうがアニメの内容だろうが, 当時起きた大きな事件についてはポロリと触れられているからです。
そして両書とも当時の文に対して現在の著者が突っ込みを入れていて, そういうところも面白いところだったりします。
しかし,本で読むと10年位前のことがえらく昔のことのように 感じられます。ジュリアナ東京閉店が丁度10年前だったようですが, なんというか今と全然違うカルチャーですねぇ…。バブルから 現在への転換というのはなんか物凄かったのだなぁ…1990年代は 失われた10年と日本では言われるそうですが,その失われた 10年の間にオウムや神戸の事件,監禁事件,…まぁいろいろ かってない事件が新たに生成されていたのだなぁ…とか思っちゃいました。 例えばオウムの事件とか「えっ?もうそんな昔のことなの?」とか 思っちゃいますが,現在小学生の子供たちにとっては,「しらない 昔の話」なわけで,わたしが生きてきた時代が既に「昔」に なっている事を実感しました(苦笑)。
それにしてもわたしのここの日記は現在6年目。まだまだ 若いですが,10年くらいたったら読み返して突っ込みを入れるのも イイかも知れないなぁ…とか思いました:-)。

9/14(カプセル化)
今日は川崎で飲んで,翌朝は都内(というか東京西部)へ 朝から出張なので,夜は都内に泊まることにします。 従って日記はコレだけ…。

9/13(伝わってくるもの)
まったく間抜けな話というかわたしが悪いのですが,関西に 住んでいる大事な友人の事をふと思い出しメイルしました。 「そういえば先日の地震どうだったんだろう?」という事です。 だいたい一週間も前のことを今頃思い出して聞くって事自体が ダメなんですが,やっぱり気になったので…。
関西に住んでいる人,正確に書くと阪神大震災を経験した人と 話していて思うのは,彼らの中には物凄いトラウマが出来ていて, それゆえにちょっとした体感地震でも恐怖を感じてしまう人が 結構いる…ってことです。この辺の感覚はどうしてもそれを 経験していないわたしからすると,頭での理解しかできません。 それゆけ,今回の地震みたいな話を聞いても実際の被害が ないとたいしたこと無い…と思いがちですが,関西には 結構大変な思いをした人がいるんでしょう…。
もちろんこういうのは地震に限りません。今回は台風も ひどかったようですが,台風のひどさも沖縄,九州, 本州,北海道では全然違います。九州の人間は台風が 来ると聞いても別にパニックにはなりませんが,でも人が 死ぬことは知っています。「くるなら来てみろ」と言っていても, 「シャレにならん程度にして欲しいなぁ」と頭の中では 思っていたりします。
今回の台風は首都圏には対して被害を出さなかったこともありますが, 地震についてもTVを観ていても,そこにいた人達の気持ちがわたしには 伝わりませんでした。まぁそういうものかもしれないですね。 戦場の映像を観ても,テロの現場を観ても,なにも伝わってないのかも しりません。
…と,なんか遠くに住んでいる人達との断絶感を感じて暗くなっていたら, 知らない人からメイルが来ました。訃報の連絡です。だれだろう?と 良く読んで思い出すと 河田欣弥さんと いう方の訃報でした。お会いしたことはないのですが,わたしの ページにリンクを貼ってくださっているので,管理人の方が メイルを下さったようです。お気遣いありがとうございます。この サイトのリンクからは,わたしのところへたまに訪問もありました。 掲示板の方にご挨拶とお悔やみでも書こうかと思いましたが, 面識のある方がたくさん現在は書かれている状況なので,ちょっと ご遠慮させて頂きまして,こちらに書かせて頂きたいとおもいます。 ご冥福をお祈りさせていただきます。
友人に共感できない事に,ちょっと悲しさを感じつつ,あまり 知らない人からのメイルがあったりして…, ネットつながりって不思議だよな…と思う今日でした。

9/12(出版化されたコンテンツ)
金曜の夜から遊ぶと週末が長いなぁ(^^;)…。
ところで「バカ日本地図」が本になるそうです。 バカ日本地図はもともとWebサイト「借力」のコンテンツでした。で,見に行ったら すっかり削除されてました。なんとなく肩透かし…。
Web上のコンテンツが本になることは最近よくあります。本になったら Web上のコンテンツが消える…というのもよくあります。これは 本を売るためなんでしょうか?…。作者の意図なのか出版社の 意図なのかは良くわかりませんが,そういう理由が考えられます。
とはいえ昨日挙げた「反社会学講座」 や,「コンプレックス・プール」等のページは本になっても しっかりコンテンツは残っているのでした。
この二つに関しては本にする際に手直しや加筆をしているそうです。 しかしどちらもストーリや論がキモなのである意味内容を知っていると あらためて本を買う気が無くなる性質はそれなりにあると思います。 でも,実はわたしは後者の方は事前にWebを読んでいたにも 関わらず買ったのでした。本とWebというのは違った扱いやすさがあり, やはりある種のものは買ってしまうのだな…とも思います。
さて,バカ日本地図の方はどうなんでしょう?。もともとWeb上でも 徐々に変化していっているコンテンツであり,本になるとき その辺の表現がどうなるのか興味は深いですが…,もし途中経過を 表現するのであれば,Web上に最終形態くらい残しておいても よかったのではないか?と思うのはわたしだけでしょうか?。
全然別の話…。
アブサンという酒を初めて飲んだのですが,癖があるものの60度とは 思えない…。変な味だなぁ…と思いつつガブガブ飲んだせいか, 目がクラクラ…。いつもより酔いが深かった気がします。あぁ, 良く覚えていない…。

9/11(エセ科学と科学)
わたしは本屋に行くと宗教や文化人類学や哲学といったような いわゆる人文科学のところを覗くのが好きなんですが, 今日ある大きな本屋に行ったら「反社会学講座」 があってびっくりしました。この本…というかこのページは気に入っていて, 結構読んでました。本になったのも知ってましたが,「この本ネタでしょ?」と いうのがわたしの受け取り方で,それがまじめな学術関係のところに 混ざっているのに驚いたのです。だいたい相変わらず著者の紹介も webページのQ&Aと同様ふざけた内容だし。
わたしはこういう本を批判するつもりはありません。ふざけながらも 物事には多面的な見方がある…というのを示しているので啓蒙書的な 部分もあります。でも書いてることは(著者も述べてるように)本気で 真に受けるとそれはそれで問題な内容です。もちろん著者も真に受けないように 極論を書いているのでしょうが…。
というわけで著者や出版者というよりはこれを人文科学のコーナーに 並べた本屋に驚いたのです。
とはいえ,そう思いつつ,人文科学のコーナーにある本を適当に めくってみると,結構怪しい本が多い気がします。もともと 自然科学と違い人文科学は考察のみで書くことも可能です。 それでいて本を売るためにわざと過激なテーゼを揚げている本も 多い気がします。最近新書もブームなのか人文科学や啓蒙書みたいな ものも多いのですが,それがその筋で一般的に認められている 主張というよりは著者が一人で思い込んでいるのもあるような気がしますが, 一般の読者はそれが判断できません。だいたい本になっていれば 「正しいこと」と勘違いする人も多い気がします。でも出版社って いうのは売れさえすればどんな本でも売るものです。
というわけで,ちょっと危ないなぁ…と思いました。
とはいえ,わたしが自然科学じゃなくて,人文科学の本を読むのは 私自身が自然科学系の研究者で,その分野の空間感覚をもっているので, それ以上拡大しないのではないか?という閉塞間を感じているからかも しれません。つまり自然科学ではエセ科学はよりエセ科学っぽく 書かれていて,そういうだまされそうな危うさがなく退屈…とも 言えるのです。つまりまじめな自然科学書は堅実すぎておもしろく 感じてないのかも知れません。まぁ自然科学にも「人間」という 「最後の自然」が残ってるのですが,人間の研究は自然科学より 心理学や哲学という人文科学の方が盛んですし。
でもちょっと「これ真に受ける人いるのかなぁ」って思うような 本が増えている事自体にはちょっと懸念を感じております。
ところで,エセ科学の話なのでついでにこれを挙げておきます。 「いんちき」心理学研究所で, 「 『二酸化炭素は悪の大魔王』という神話」ということが 書かれてます。まぁこれもツリなんでしょうが…,ちょっと真に受けると まずい内容があるので…。基本的には今の「二酸化炭素が悪」という 一方的な思い込みに疑問を投げ掛けていて,それはいいかと思いますが, かといって「増えてもいい」…って取れちゃうのはどうかと思います。 増えたら温暖化するかどうかたしかにわからないともいえますが, 現状やここ数百年並なのが一番安心なわけで,変わってもだいじょうぶ…と いうのはどうかと思います。それから,「首都が水浸しになるまで 放置する国家なんてものは、もはやギャグの領域でしょう」という 記述はツバル共和国の事とかを考えると,ちょっと配慮がない 書き方のように思います。
まぁココまで極端に書かれるとツリとわかっていいのかも知れませんが, ツリでも多少は配慮欲しいなぁ…と。まぁ「社会派くんがゆく!」 くらいまで不謹慎になると…それはそれで割りきれるんですが(^^;)…。

9/10(戦いは消費者に恩恵をもたらすのか?)
ソフトバンクを黙殺 携帯電話の周波数再編で電波監理審」 というニュース…。ソフトバンクというと先日「総務省にメイルを出そう」とか いうのを会員に対してやっていたそうで「それってMailBombじゃん」とか 思ってたんですが,実際どれくらいメイルが来ていたんでしょうか?。 もっとも運動家が同調投稿をお願いするのは市民運動レベルでも あってる話なので,別にその事自体が悪いとはいいません。 まぁでもそれなりの大企業がやるような運動かなぁ…と 思ったりもします。
上記のリンクを読むとソフトバンクは既に別の帯域を貰ってるらしく, ただそちらがうまく行かないので,今うまく行ってる帯域を 欲しがっていると…。まぁこういう事ですね。ある地方でとても 高く売れる作物を作っている村があった。外からやってきた彼は 村長に「オレもこれつくって売りたい。つくる土地をくれ」と 言ったので村長は「じゃぁ川向こうの土地を少しやるからあっちで 作れや」と言った。彼はその荒れ地を耕すがいっこうに作物がならない。 困った彼は現在たわわに実っている畑を指さし「こっちを少し オレに分けろ」と言った…。
この話「彼」と「村長」のどっちの態度が正しいか?…。いろんな 見方できるのでなんとも言えません。村人からすると「なんでこいつに わざわざ自分達が耕して育てた畑を分けてやんなきゃいかないの?。 あっちの荒れ地をわたしておけばいいじゃん。おれたちも 荒れ地から耕したんだから…」という感情かも しれません。この場合この村人のやり方を「汚い」ととるか 「当然」ととるかは人次第でしょう。
ところで,先日のヤマト運輸の件にしても今回の件にしても, 最近どうも民間企業が許認可事業で時分に有利なポジションを とるために新聞などの広告を利用するのが目立ちます。 確かに世論を動かして,その結果政治や行政を動かすというのも 一つの手ですが,昔はこういうのって官業のコネ(つまり裏)で やってたはずで,ちょっと意外です。まぁこういうやり方はもうちょっと 力がない団体(消費者団体とか)がやるのはわかるけど…って思ったり しますが,世の中にはいろんな人がいるので同調する人もいるのでしょう。
もっともわたしは元々インフラ系の事業は官や公がやった方が良く 自由化は価格は安くなるが質が補償できない…と思ってる人なので, ソフトバンクにしてもヤマト運輸にしてもあまり賛同できないのでした。
ついでに書いておくと郵政の民営化も何のために必要かまるでわかりません。 通信の場合,官から公社になってそこで何十年もやってから,民営化し 同時に(完全ではないけど)自由化したので,ある程度の意味は ありましたが,運輸に関しては既に一部自由化されてるので, 現状でもいいじゃないか…とか思ったりもします。まぁ民間企業が 「ずりー」っていう気持ちもわかるんですけど…。それよりも 民営化されると一番喜ぶのは投資家じゃないのか?…,結局グローバル リッチのために政局は動かされているんじゃないか?…とか想像もしています。

9/9(検閲と言えないマスコミ)
ふじぽんさんいいこと書いてるなぁ…と思う スローライフ推進派(でも全然出来ていない^^;)のわたしでした…。
さて話が変わります。
最近Webに本やCDとかの表紙(ジャケット)映像を載せているのを たまに見かけます。黙ってやってるのかどうかは知りませんが, 「やっていいですか?」とまじめに問合わせた方がいます。
出版社に表紙画像を使わせてくださいと訊ねた結果だそうです。 そのまとめも載ってます。結構各社対応が違いますね。
本やCDをWebやblogで取り上げることは,ポジティブな内容なら 販売促進になりますが,ネガティブな内容だと営業妨害になります。 ただし批評自体は正当な権利で誰にでも出来ます。画像があることと 批評することは直接は異りますが,販売促進という点から見ると, 画像がある方が店舗で本を探しやすいということもあり,販促効果は より高まるのでしょう。でも一方で悪評を書かれたら…という 危惧は出版社にはあるのではないでしょうか?。
本音は「都合がいいときは取り上げて欲しいけど,都合が悪い ことは書かないで欲しい」じゃないかと思います。でも 自分に都合が悪いことを書かれて,営業妨害だ…と止めることは 出来るんでしょうか?。画像を取り下げろ…ということは出来るんでしょうが, 内容の改編を要求するのは一種の「検閲」にあたります。 出版社は権力(政府・行政)の権力に常に反発しているわけで, 出版社自身が検閲を要求する…というのは自己矛盾に陥るので, 本音はそうでもやっぱり言えないのだろうなぁ…と思うわけです。
別の件で,音楽の話ですが 「2秒のサンプリングでも盗用?」という 判決がアメリカで出たそうです。
こういうのを見ていると,今後一番ややこしく人々を煩わせるのは 「著作権」なのだなぁ…といつもながら実感します。なんせ法律が 一般の慣習や感覚となかなか一致しないからです。下手に設定すると 産業や個人の自由に悪影響を与える可能性もあるわけで…。 本当は技術の進歩とともにビジネスモデルも変革していくべき…と 言うこともできるんですが,だれもその抜け道を見つけられないのでしょう。

9/8(喉元とはどの喉元?,中国反日教育はどうなる?)
実家が九州なもので台風の被害が気になって,朝からTVを観るも, TVはこれから上陸する北海道の様子ばかりで,九州や関西の 状況にあまり時間を割かない…。まぁ当然か,済んだことより, これから備えるほうが大事だもんね…。「自分関係はおわったから 他のことはどうでもいい」というのは良くないって事ですね。 などと思ったのですが,これが国家レベルになると「日本人は 助かったのであとは話題にもならず」というニュースはよくあるわけで, いやはやなんとも…,などと思いました。
でも北海道の人は台風に慣れてないだろうから,大丈夫かな?…と 心配に思ったのも事実です。
全然別の情報…。
江沢民が失脚したかも知れないとのことです。 ほぅ…。
なるほど…,先日のサッカーで中国の反日教育について, 当時TVのコメンテータが「中国だって一枚板じゃないのです」って 強調していたのはこういう事だったのですか。…ってことは そのコメンテータの界隈では,「中国の方針は近々かわるかもしれない」って いう認識があったってことかしら?…。専門家には常識ってことですか?, それともなにか独自の情報をもってるってことですか?。
中国の反日教育については…, 「 中国はなぜ「反日」になったか」のレビューを書いたときに 「胡錦濤主席は,江沢民時代に国民意識が強くなり過ぎたことに 警戒感をもっているので,今後,反日政策は多少弱まるのではないか」と 本に書いてるのを読みましたが,そういう事なんですかね?。 なんとなく読み当ててるようにも見えますが…。
で,また全然話が変わりますが,上のリンクの下にわたしが 一昨日の日記に書いた NHKの子供の番組について書かれてました。 まぁそれについてのわたしの意見は一昨日のを見て頂くにして, このリンクで怒ってることについては,別に今更マスコミの扱いを 批判してもなぁ…とスルーしちゃったんですけど(^^;),そういわれて みればそうですかね?。わたしは自分の宗教観といつも対峙してるので, TVでどう誤魔化されてもあまり気にならないし,単に今の子供と 自分の子供時代を比較するのに必死だっただけです。
そういえば,この間TVでロシアとチェチェンの調停に宗教的権威が 仲裁に入るべきだといってる解説者(日本人)がいて,なんっというか…, ちょっと笑いそうになりましたよ。困ったときの神頼みなんですねぇ…。

9/7(祟り)
地震,台風,異常気象,火山噴火…。一度に来るかよ…。 200年前なら間違いなく「なにかの祟り」と思ってただろうなぁ…。 いやむしろそう思った方がしっくり来るような…。
人間,背骨が歪むといろんなところに悪い症状がでるもんですが, 地球さん…どこか歪んでませんか?…。
というわけで今日は台風です。一昨日は地震でした。地震と 気象がリンクしているとは思いづらいけど…,なんというか…。
ところで東海地震って太平洋プレートの歪みで数十年に一度起きる…って 昔から説明されてきた気がしますが,それって本当にあってるんですか?。 なんか有無も言わさずTVとかがいうので信じてましたが,改めて 説明してほしくなってきました。
子供の頃は関東大震災も東海地震(太平洋プレート)の一つだと 思ってましたが,あってるんですかね?…。なんとなく震源地が ずれてる気もしますし,さらにその前にもちゃんと定期的に 起っている記録はあるんでしょうか?…。ちょっと調べたくなって きました。単にTVが言っていた…というだけじゃ宗教と 変わらないので…。

9/6(子供にとって死)
NHKで現在の子供にとっての死の受け止め方…をやっていました。 確か小学生相手に統計を取っていたのですが,多くの小学生が 新でも生き返ると思っている…との事でした。学年は忘れましたが, 1,2年とかじゃなく,もうちょっと上だった気がします。
子供が大人では考えられない事を考えるというのは,それは 当たり前のことですが,注意深く自分が子供の頃の事を 考えると果たして自分はそう考えていただろうか?…と疑問を持ちます。 もちろん子供の頃になにを考えていたか?…というのは 当時日記もなにもつけてなかったわたしにはまったく明らかではありません。 でも少なくともわたしは小学生3,4年のころに,自分が 死に近づいているという実感を持って恐怖した…という記憶が あるので,少なくともその頃には自分が死ぬことは取り返しが つかない…と考えいたようです。更に前の話を言うと, わたしは小学生2年の時に扁桃腺の手術をするために全身麻酔を しましたが,麻酔が効いていく段階で「このまま死ぬかも知れない」と 親に言ったそうです。ただそれが恐怖で言ったのか,ふとそう思ったのかは 当の本人が覚えてないのでわかりません。
わたしは小学校の中頃から中学にかけて,世界観というのを かなり考えた記憶があります。当時松本零士にはまっていたせいも あるのですが,宇宙の果ては何なんだろう?…と良く考えてました。 そして死んでいく世界はどこなのだろう?…と考えていました。 さらにマンガ版の「百億の昼と千億の夜」を読んだときは, 「神は世界を滅ぼす方向へ導いている」と考えたし,彼岸の 存在も意識しました。
こういうことから想像するに少なくともわたしは死んだ人がどこに行くか? はわからないにしても,おそらく死んだ人は帰ってこない…と 思っていた気がします。それだけ考えていたら,死んだ人が帰って 来た例が無いことは知っていたと思うからです。
ただ死自体にずっと恐怖を感じていたかは疑問です。ある時期, 死に向かう(というより正確には生きてる時間がどんどん減っている)ことに 恐怖しましたが,ある時期からは「この世は,わたしが彼岸でみている 夢かも知れない。死ぬというより単にそちらで目が醒めるだけかも」と 思うようになりました。実はこれは今でもそれなりに信じている わたしの世界観です(^^;)。
現在の子供の考え方を,すぐマンガやゲームに結び付けるのは 頭の悪い考えでちょっと気が引けるのですが,でもやっぱり ゲームでリセットがかかったり,マンガで死んでいたと思っていた 敵キャラが何度も生き返る…というのをみていると,ヒョッとしたら 死んでもまた生き返る…という風に思うのかも知れません。 ただだからといって,そういうマンガを批判するつもりはありません。 むしろわたしはそういうコンテンツでしか人の死を知り得ないという 状況の方に危険性を感じてますから。
教育というのは都合が悪いものを隠してしまうものではなく, そういうものに触れても,間違った判断をしないようにするものでしょう。 そうであれば,そういうものを批判するより,今の子供たちが なぜそう考えるのか?…から何を更に教えていくべきか?…を 考えるべきでしょう。

9/5(公共サービスと競争)
ヤマト運輸がローソンが郵政公社のサービスを扱うと発表したことから, 喧嘩を売っています
この話昨日TVでやってました。温度からいうとヤマト運輸はカンカン。 郵政は「あらあら…」とローソンは「困ったなぁ…,とほほ」という 感じです。なんかヤマトが一方的に怒っているので,あまり ヤマトに肩入れする気分にはなりません。
もっともわたしは元々(自分の立場も影響しているのでしょうが) 公共サービスも含めなんでも民営化するのには疑問を持ってます。 ということは公共サービスに民間企業が参入することもその考えと 矛盾するので,例えばヤマト運輸が郵便の分野に進出するのも 「それで本当にだいじょうぶなの?」とか思うのです。
もっとも国家事業の民営化のメリットもわかります。職員一人一人が 競争にさらされるので少しはちゃんと働くようになるだろうし, それによりコストも削減されるでしょう。でも一方で民営化というか 株式会社化すると営利目的になるわけで,公共性の維持が 問題になります。民間企業だって社会的責任がある…というかも 知れませんが,会社が赤字を出してまで本当にそれを維持するんでしょうか?。 まぁ国が株を半分以上持っていれば問題ありませんが,通常の 株主が自分が持っている株の株価が下がってまで公共性の維持を 支持するか?というと疑問です。それと銀行をみたらわかりますが, 一般国民の公共サービスや財産に影響を持つ民間企業が倒産しかけると 結局公的資金を投入することになり,それが「本当の民営化なの?」と 疑問をもったりします。だったら最初から公営でいいじゃないか…と。
まぁもっともヤマト運輸もココまで大きくなってしまったわけで, たとえ業界一位であれ,六位の郵政が自分達がつくったコンビニでの 営業という手法を真似てくるのは頭に来るだろうし,危機感が あるのは当然だとは思います。実際ヤマトはがんばっていて, 宅配便のサービス性は一番高いと思いますし。ただ全国一律の 郵便(ハガキとか封書とか)に彼らが参入する意味があるのか?とは 思います。まぁその代償として郵パックは止めちゃう…って 手もあるかとは思いますが…。あっでもそれってカルテルか…。
そういえば刑務所も民営化だそうで…。なんか間違ってないか?…。

9/4(横浜で飲む)
今日は夕方から知人に会う用事があったんですが,天気悪し…。 あっ,その前に先週末家のことがなにもできてなかったので,アイロンかけと 掃除など…。最近のカッターシャツはアイロンかけないくても あまりしわがでませんなぁ…。3枚たまっていたので怠慢して 襟と袖しかかけませんでした(^^;)…。
で,お出掛け。あまり横浜に来たことがない知人だったので,シーバスに 乗って赤レンガに行き,そこから大桟橋へ。その前に雨が 降っていて結構蒸し暑かったんですが…。
大桟橋はいいですねぇ…。大桟橋から観る横浜の風景はとても すばらしいです。床が傾いているところもグー(笑)。
そのあとはその近所で食事。あと移動して関内で飲む。その 移動中ひどい雨でした…。
この辺りってとても雰囲気が好きなんですが,一人で飲むときは 野毛だし(笑),人と飲むと横浜駅周辺が多いので,今日はやっと 行ってみたかった店にいったという感じでした。またいろいろ 店探してみよう。

9/3(「会社のわたし」)
会社での自分の立場の方向性が…,変わったかも決まったかも知れない, そんな瞬間が今日あったような気がしますが,なにか失敗しただろうか?… 等と思う朝でした。アぁー疲れた。
とかいきなり会社での事を書いたりしましたが,まぁここまでぼかせば 問題ないでしょうが,ブログに会社のことを書いて解雇って言うことも あるようです。ガクガクブルブル…。
ブログにしてもWebの日記にしても自分のいる職場で得たなにかを 元に書いている人は結構います。だいたいは匿名で書いている場合が ほとんどなんですが,おそらく見る人が見たらわかるような 人もいるのではないでしょうか?。もちろん中には個人名を 挙げている人も多いです。
そういういわゆる業界の話というのは,実際にそこにいないと 得られない視点や情報を持っているので,実際読んでいて おもしろいことが多いです。
でも通常の会社で働くサラリーマンの場合,だいたいにおいて 守秘義務というのがあり,業務上知り得た知識を無断で 一般に公開すると背徳行為にとられることがあります。 わたしも実際にあったことがある人はバレバレでしょうが, 基本的には自分の名前と職場をこのページでは明かしてません。 それはつまり自分のことを隠したいということよりは,自分の意見が 自分の会社の中で一般的な考え方だ… という風に捉えられたくないからです。
とはいえわたしは研究職ですから業務上知り得た知識というか 仕事そのものを論文や特許などで一般の人からも知り得る方法で 出す場合もあります。しかしその為には社内でチェックをして 許可を得るというやり方でやってますので,基本的に上司に無断で 自分の考えを外部には出せない…と言うことになります。
しかし一方でこういう事も考えられます。現在景気が苦しいというか いろんな業界で会社がスリムアップしてますから,以前のように 若い人がどんどん出世して,給料アップして…というのは難しく なってきてます。そうなるとそういう人達にどうやってやる気を 出させるか?…というのがマネージメントとして問題になるのです。 で…,全ての人に効果があるとは言いませんが,やる気を出させるのに 露出を増やす…っていうのもあるんですよね。個人の名前で 自分がやった仕事をアピールする機会が増えれば,やる気が出るし 自然に仕事に責任を感じるようになります。専門分野で名が出ていた人も 一般のところに出るようになれば,それ以上に広い視野を持つことも 出来ます。
そういう風に考えると,個人が外部に対して情報を出すっていうのは メリットもあるかと思うんですが,なかなか企業っていうのは そういう思いっきりはできないのかな?…とか 思うのでした。
おだてりゃ,木に昇るわたし…。

9/2(何が起きてるかしら?)
歳取りました。もしかしてそろそろバカボンのパパの歳か?…と不安になったが, まだ追い付いてなかった…。もうちょっとだけど…。
さて…。
今日は朝から出張して,帰ったら酒飲んで寝たので,世の中の 動向は良くわかってません。そうそう…,ロシア…,いろいろ 綻びが出てきてるようですね。面積ばかりは馬鹿でかい大国というと, アメリカ,ロシア(旧ソ連),中国ですが,アメリカ,ロシアがテロとの 戦い…となると,残る中国も?…。中国も中にはたくさんの民族が 住んでますし,そうならない保証はないですね。もっともアメリカは 中の人というよりは,海外にちょっかいを出しつづけたツケが 出てきてるだけですけど:-p…。
国がでかいと当然多民族国家になりがちだし,そうなって貧富の差が 民族(もしくは居住地区)と対応していたりすると,こういうことが 起きやすくなるように思います。そう考えると日本だって単民族だと 思ってますが,例えば沖縄のようにある地域に極端な不利益を 押し付けていると,「自分達は迫害されている民族だ」という 意識が生まれても不思議ではありません。沖縄政策って もうちょっと考えた方がいいかと思うけど…。
ロシアがごたごたしてるときに,小泉首相の北方領土視察。 ロシアとしてはこの時期極東でもごたごた,なんて起こしたくないだろうに, 何か戦略があるんでしょうか?。
でもロシアってたしかにでかいけど,以前オランダに行ったときに, 飛行機がずっとシベリアの上を飛んでいたんですが,見事に 何もない土地だったものなぁ…。でもあの何もない土地はきっと 地球には必要なんだと思う…。
911がきっかけ…というつもりはないですが,なにか今,世界中の 国家体制や国家概念が変わりつつ…あるような気がします。昔の 南北問題とはまた別の物差しで…。そして別に日本は茅の外…って わけでもない気もします…。

9/1(防災の日)
今日は防災の日…と思っていたら,昼前に地震があったりして, タイムリー…とかいうと不謹慎なんですが,そう思っていたら 浅間山が噴火しているそうです。
さすがに地震とか火山の噴火とかを人間がコントロールすることは できませんが,一方でここ数年気象の方も異常状態が 続いているように思います。今年の夏も結構暑かったし, いつもより暑くなるのも早かった気がします。これは何か 要因があるのでしょうか?。ここ数年,ずっと異常気象と 呼ばれるような状況が続いてます。単にマスコミが騒いでいるだけなら いいのですが,もう一つの可能性として本当に二酸化炭素の排出に よる地球温暖化の影響の可能性があります。
もし本当に地球温暖化の影響で地球の環境が人間が住むには危険な状態に なるのであれば,どうなるのでしょうか?。
かって国家は食べ物(利益)を奪い合うために戦争や侵略を行ってきました。 そして武力や技術力を有する国が攻めた国を搾取することで成り立っています。 現在は武力を用いることはだいぶ減りましたが,それでも基本的には 技術・経済的に強い国が,弱い国に付加価値の高いものを売り付けることにより 搾取することにより成り立っています。しかしその過程で発展途上国は 燃料にしても物品にしても,巨大な消費国になりつつあります。
しかし,もし仮に地球が現在60億人(もっと多かったっけ?)の人間のうち 10億人しか今のような生活ができない…, それ以上の人が10億人なみにエネルギーやものを 消費すると地球が人間に住めないようになる…というのが明らかになったとき, いまのバランスはどうなるんでしょうか?。
おそらく今のように技術力,経済力,コネクションの有利性を用いて 先進国がそれ以外の国から搾取することは不可能になります。それ以外の 国にエネルギーを消費するような技術を売り付けるわけにはいかなくなるので。 そうなると結局現状のように武力を隠した経済戦略っていうのが難しくなり 直接の武力行使になるのではないか?…と思ったりします。もちろんそれ以外の アイディアがないからなんですが…。
エネルギーが有限だとわかったときに本当にエネルギーを経済バランスだけで 分配できるのでしょうか?。結局は昔から行われていた民族主義に 再び陥り,とある民族以外は排斥するようになるのではないか?…とか 思ったりもします。そのとき日本はどっちにはいるのでしょうか?。 西洋はかっての植民地政策から第二次大戦後独立搾取政策に変えてます。 でも現状のやり方に限界があればまた変えていくはずです。
何となく地球の悲鳴が聞えた防災の日でした…。


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