2004年8月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


8/31(夏を引き摺って)
昨日は会社で内部の話ですがイベントがあって,昼から夜まで…いろいろ…。 そのせいか今日は仕事がバンバン降ってきました。つまり上の方で たまっていたのがおりてきたというか…。というわけで,忙しかったですよ。 一日中書類眺めてましたよ…。いろいろ雑念考える時間がなかったので, 書くことがありません(^^;)…。
それから,やっぱり週末丸々いないといろいろ響いてきますなぁ…。 朝食のストックがなかったりとか…。アイロンかけてないハンカチが たくさんあったりとか…。早く帰って片付ければ良かったんですが, 帰ったら食事してだらだらしてました。
そうそうプロジェクトXは東芝のワープロの話。昔一太郎の話を やったのでその再放送かと思いました…。いろいろ技術革新が あったのだなぁ…と思いました。「変換キー」とか「かなキー」とか。 今書くと「そんなことか」って感じですが,まぁ気づかないと 気づかないものなんでしょう。学習機能は今でも難しいですけどね。
というわけで8月終了。

8/30(超法規的措置)
フランスでコピー防止CDへの捜査が入るそうです。 CDプレーヤ壊れるような規格外品を売ってるんだもんなぁ…, 当然ですよ。日本じゃ良く問題にならないよなぁ…,企業に有利な 土壌だもんなぁ…,などと感じております。 アメリカヨーロッパで CCCDが違法になったら違法なCDモドキを売ってる国になっちゃうよ。 いい笑いもんだ…。 ちなみに, 知人によると最近タワーなどで輸入盤の在庫が減ってるとのこと。 そういえば,HMVも輸入盤のセールやってたけど,在庫処分なのか?…。 マジで例の法律施行されるとそうなるの?…。
さて,別のお話…。
沖縄のヘリ事故のあと,沖縄県知事とかが総理とか米軍に要望とかを 出してました。まぁその気持ちはわかるんですが,沖縄知事の要望は, 超法規的措置であり,それを受け入れられない米軍の 立場はわかります。兵隊は役人みたいなものですから,現場で 勝手な判断はできません。できたらクーデターできちゃいますよ。
よく民衆というかマスコミが役人を攻めるときに,「杓子定規だ」とか 「柔軟に対応しろ」とかいう感じのことを言いますが,要は 「うちだけは特別にしてくれ」と言ってるようなものです。 よくよく考えるとずるいよね。全員にそうしてくれ…というのなら それは法律がなしくずし的に守られてない…って事になります。
国自身の利益を考えると,そんなことはすべきじゃなく, 根本的に法案をかえるべきですよね。原理原則を 変えたほうがいいはずです。でもとある団体が良く議員の先生を 使って,役人にそういう超法規的措置をさせることがあります。 で,パフォーマンスとしてやってるわけです。
政治家はパフォーマンスばかりし,官僚不信という最近の日本ですが, 要は超法規的措置で,自分だけ良い,無法地帯をお望みですか?, と問いかけてみたくなります。
やっぱり,根本的に法律つくるのが議員だよな…。最初に書いた 輸入権もなんか杓子定規に運用される気がしてきた…。欝…。

8/29(レイブとジャズフェス)
昨日の続き…。
朝(?)2時くらいに起きて,またブラブラ。3時過ぎからまた お目当てを見て踊って,途中で「そろそろ…」って事で,テントを たたんで,車で帰る…。高速と環八を飛ばして7時に帰宅…。 関越練馬から三京玉川まで30分かからなかったよ…。驚き…。
TVを見て9時から11時まで仮眠。11時過ぎに今度は河口湖まで出かけて, ジャズフェス を鑑賞。20時過ぎに終わって,帰ったら22時。TVを見て 就寝。

すげー。タイトというか,忙しかったです,この二日。全部遊びですが…。 車700キロ以上走ったんじゃないか?…。それにしても自分の車が 「この車速いなぁ」と実感しました(笑)。
ちなみにレイブは昨日の正午から今朝の10時までやってたんですが…, まぁ途中退場ということで…。
レイブとジャズフェス…。続けていって,その性格の違いを 実感しました。個人的にはジャズフェスの方が寒い…と思ったりも( すみません,ちょっといい過ぎな気がします)…。 ただレイブはエンターテイメントとは違うな…とも思うので, こういう比較とかは無意味なんですが…。
それよりも客の格好が違うのが笑えました。レイブには普段着で 行ったんですが,ちょっと浮いた気がしたし,レイブ会場で買った 毛布のようなポンチョをジャズフェス会場で着ようと思ったら, 余りの浮き具合に出せませんでした…。まぁ寒くなかったというのも ありますが…。
とはいえジャズフェスもイベントの寒さはともかく,ステージは 凄くよかったので,最終的には大満足で帰ったんですが,来年出来るのかな? とも思ったのでした。まぁ詳しくはライブレポートで…。

8/28(レイブへ)
「この日のこと書いてませんでしたっけ?」と書いてましたが, なんか日付の感覚を間違えたみたいで,28日を金曜日と勘違い しましたが,実は土曜でした(^^;)…。というわけで修正。
で,土曜はなにしたかというと,朝7時前に起きて,TVを 見て,朝食がてらに素麺食べて,「あぁー雨だぁー,どうしよう」と だらだらして11時前くらいに,テントと寝袋を持って車で出かけました。 14時過ぎに苗場スキー場に到着レイブに 行っていたんですが,これについてはライブレポートに書くので, 詳細は別途…。
スキー場ではテントを張って,あとはダラダラと踊ったり彷徨いたり 食べたり…。飽きたらテントに入ってゴロゴロ…。ちなみに小雨が 降ったり止んだりという感じ。22時くらいにお目あてをみたら, テントで就寝。でもうるさいので時々起きる…。つづく…。

8/27(禁酒と禁煙)
某MLでご一緒しているハリーさんのブログで 禁煙の話をしていた 。わたしはタバコは吸わないが別に嫌煙家ではない。 一方でおそらくアル中である。このブログ中の「タバコ」を 「酒」に変えたらどうなんだろう?…とふと思いました。 もちろん酒とタバコは同じ依存性があっても単純には比べられません。 常用しても仕事には支障がないタバコに比べ酒は支障があるため, 一日中飲むというのは社会人とかは無理です。もっとも酒を 一日中飲んでいたらあっというまにアル中(しかも身体的な依存性が でるくらい)になると聞いてますが…。
まぁ酒はタバコほど社会から迫害を受けてないので,それに対する 反発心で飲むっていうのはほとんどあり得ません…。もっとも 酔っぱらいはダセェとかいう風潮が出てくると, 反骨するかも知れませんが(笑)。逆に酒を飲んでるとカッコイイ…という 感覚もありません。でもこれ酒を飲めない友人に言われたことがあり, 意外でした。わたしの場合飲まずにいられないので飲んでるだけだから やっぱりあまりカッコイイものではない…という感覚ですね。
酒で創造性や集中力を高める…っていうのは20代の頃は実は出来ました。 もっとも時間制限付きでしたが(笑)。酔いはじめって頭の回転が 上がってハイになって結構仕事を片付けられたので,あと30分頑張ればいいとか いうときに飲んでいたりしました。今はダメ,飲んだ瞬間にだらけます。 これも歳って事かねぇ…。
しかしハリーさんも感心しているが「煙草は"諦める" ことによって止めるんです。"吹っ切れる"と言った方が妥当かも知れません。」 っていうのはなかなか深い言葉です。これはもしかしたら酒にも あてはまるかも知れない…。そうなのかねぇ…。そうなのか…。 とか思いました。

8/26(欲)
会社で上司と喋った話をここに書くのは守秘義務に引っ掛かる?…って ちょっと思いましたが,個人の資質の話なのでいいでしょう。
(元)上司に「君は欲がない」と言われました。
うーーーん。鋭いなぁ…。さすが偉くなる人は頭がいいというか…。 上司を見て優れてる…と思える自分は恵まれてるのかもしれませんが, うちの会社はそういう感じです。
欲がないというのは要は欲を持てと言われてるんですけど,これって 資質なので結構難しいです。たとえ仕事上だけ…って言われてもね…。
わたしはゴールより過程を重要視するたちで,つまりなにをやっていようが 楽しければいいとか気持ちいいならいいという風に思っています。 だからなにかを達成する事自体にはさほどこだわりがないし,過去に 自分がやってきたことにも未練はありません。もちろん達成自体で 気持ち良さを感じるのでそういう事はやりたいと思いますが,その 達成する目標に自体にはあまりこだわりがありません。そういう 意味で欲がないという表現はあたっているな…と思います。
わたしは音の研究をずっとやってますが,実は音という中では 結構細かくやっていることが変わっていて,しかも積み重ねて 変わっていってるというよりはわりと広く浅くあちこちつまみ食い…と いう感じです。ですから,結構音に関してはいろいろ知ってますが, では,なんのエキスパートか?…と問われると実は「へへっへ…」と 誤魔化したくなります。まぁこういう器用な人間はそれなりに 職場では重宝がられていたりもするんですが,研究者だから この技術は世界一…というのがあるに越したことありません。
まぁだけどやっぱり仕事も生きざまなのでなかなかやり方を 変えるのは難しかったりします。わたしは執着心を無くすことで 非常に楽に楽しく生きる事を実現できているので,今更執着心を 増やすというのは結構難しいなぁ…と思うのです。わたしは 快楽主義を自認してますが快楽主義は結局はデカダンスに なるのだな…とか思う最近だったりします。

8/25(野球)
なんか世界が…日本人の野球熱が冷める方向に向かっている気がするんですが, だいじょうぶでしょうか?。まぁ一応銅メダル取れたようですが…。 正直…,日本の野球は駄目なんじゃない?…とか思ってしまいました。 合併騒ぎとかもあるんですが,オリンピックで弱り目に祟り目というか…。 しかしどうして「長島ジャパン」なんでしょう?…。 だいたい現役のプロ選手自体が長島の現役時代を知らないのに, どういう風に彼らの精神的な柱になってるんでしょう?。 そんなに監督としてすごかった…という印象もないし…。 監督としてだったら星野監督の方がカリスマ性あるよなぁ…。
TVで「長島ジャパン」とか発言している一般の人(街頭インタビュー)を 観るとみんな50代以上とかの人で…,その事自体なんか危機感感じます。
まぁ今だとイチローとかカリスマ性ありそうですが…,いまだに 長島をスターとしていること自体に問題を感じます。長島以前は 川上とか金田とかちゃんと継続していたわけで…。 落合とかも十分その資格はあると思うんですが…,巨人以外で 活躍していても注目されないという構造が良くないです。
まぁ野球も落ちるところまで落ちたら,構造改革するかも 知れませんけどね…。

8/24(日米)
沖縄の例の米軍ヘリの墜落事件。米軍が日本の調査を認めないと 大騒ぎしているのですが,いままでしていたのでしょうか?。 いままでしてないなら単にそういう前例をつくりたくない…という 官僚的(アメリカもそうなのかしりませんが)発想でさせなかった 気がします。
さて面積や規模では全然沖縄にかなわないものの,わたしも 横須賀という基地の街に住んでます。なので今回のような話は 全く無関係ではありません。自転車で10分いけば潜水艦やイージス艦を みることができます。おそらく原潜でしょう。いつプシューと 放射能漏れを起すかわかりません。夜昼に関わらず繁華街には 兵隊さんがいます。ついでに自衛隊もいます。更についでに その他の国の方々もなぜか多いです。で,MPが銃をもってうろうろ しています。
敢えて今日は偏見たっぷりに書きますが,わたしはこういう街の 雰囲気はとてもイヤです。落ち着きません。ちょっと怖いとも 思います。まぁ歌舞伎町とどっちが危険かと言われると困りますが…。
外国人は怖くない…と思うかと思いますが,念のために書いておくと 都内(六本木やもしくは麻布,更には中央線)で見かける外国人とは 明らかに雰囲気が違います。
でも基本的に横須賀という街は彼らがいるおかげで非常に 経済状態は良いようです。いや,結構いい加減な感覚で書いてますが, 自治体が結構金を持ってるように思うし,少なくとも彼らを相手に 商売している人は多いし…。基地の街というのは,わたしのように ここに永住するつもりもないし,仕事も無関係な人はともかく そうじゃない人にとっては,非常に複雑なものでしょう。
あまり語られませんが,小泉首相はここが地元です。小泉首相は 国のことを考えて対外政策をやっているのか,それとも通常の議員と 一緒で単に地元票を集める政策をやってるだけなのか…, 良くわかりません。
さて,そんな小泉首相ですが, 「常任理入りめざす方針表明」だそうです。
まじですか?…。すげーと思わず驚きました。 一総理がここまで大きく国の方針を変更できるんだとびっくり…です。 日本が常任理事国入りを目指すべきかどうか?,については 先日書いたので再度書きませんが,いずれにせよ日本には覚悟が要ります。
しかしね…,先日のパウエル発言はともかく,中国との関係の悪化, 今回の沖縄での事故…,ああいうのみると「日本がチャンと 軍備しないからこうなる」っていう風にも取れて, 「あぁ,なんか全てが一つの方向へ向かうために動いている気がして 気持ち悪い…」とか思ってしまいます。 一応,非核・非武力行使の立場は貫くつもり…という様な事は 言ってますが…,はたして…。
小泉総理って将来教科書に載るだろうなぁ。どういう意味で載るかは わかりませんが…。

8/23(子供)
なるほどねぇ…。今日知ったCMですが…。
子供から、想像力を奪わないで」 (動画です,ご注意を) ( エロチック街道さんより)だそうです。 やねうらおさんに解説ありとのこと。
うーん,まぁいろいろ突っ込みどころがあるCMです:-)。 いろんな人のコメントをちゃんと読まないで書いちゃうので, 至らぬ所があるかと思いますが,わたしが思うにこのCMは二つ解釈が できます。
一つはこの子供は全然普通の正常(一般的)な子供で, 単に親や先生が描こうとしているものを理解できず大騒ぎを していただけ…というもの。実はわたしは最初そう取りました。 ところが,そう取ると他の人もおっしゃるように, 描こうとしているのに,ここで子供が大人の問いかけになにも答えないのは おかしい,答えないのだとすると将来社会に出て不適合な子供になる…と いうもの。だから騒いで当たり前。
仮に正常な子供であれば,周りで大騒ぎするのはおかしい…けど,あまり そう言う風に描かれていない正常な子供の場合,親から問われればせめて 「へへへ,内緒」くらいは答えそうなものですが…。
でもこのビデオ良くみてみるとこうも取ることができます。この子供は いわゆる他人とのコミュニケーションが取れなかったり,通常の 生活ができない特殊な障碍児だと。そういう障碍者の中には ある特殊な方面で物凄い才能を開花する人がいます。レインマンとか がその例ですね…。だいたいあれだけ大きな鯨の絵を何の設計図も なしに描けてしまうのは通常の子供の能力を遥かに越えています。 そうであれば,この子はもしかするとそういう通常の子供ではないかも 知れません。
でも,その場合に「想像力を奪わないで」という メッセージにはならないと思うし,そもそもそういう子供が,絵を描くまで いままで学校で問題を起こさなかったとも思えません。障碍児を ある方面での性能を延ばすのは必要なことかも知れませんが, ここでは無責任発言になるので辞めておきます。
というわけで,どっちの解釈にしても不自然故に混乱が起きる気がします。 そしてどうもこのCM,子供の育て方に対する親の屈折した悩みを 反映しているように見えます。
現在の日本はいわゆる「普通」からハズレた人たちを許容する空気が 希薄なため,子供を持っている親たちは「自分の子供は,どこか普通と 違わないだろうか?,異常だろうか?」と常におびえて生きています。 これは核家族になって,育児の経験がある人が身近にいないと誰にも 相談できず,さらに脅迫観念をもって親を攻めます。 ところが一方で「個性を伸ばす教育」というのが奨励されているのです。
これは親にとってはたまりません。枠に詰め込んでおけばいいかと 思いきや,一方で人とは違った人にしなければ…と言われれば 混乱するのは当たり前です。
実はこの話「バカの壁」にも書いてありましたが(死の壁だったかも しれません),養老先生が言うように「基本が無いのに個性もない」, 「本当に才能があるやつは画一的な枠に納めてもそこからはみ出る」と 言うことのような気がわたしはします。
なので,わたしは敢えてこういいます。枠に填めて結構です(笑)。 才能のある人は枠があってもはみ出ます。それに社会が「個性を 受け入れる」なんていうのは嘘です。社会は社会が理解できる上での 個性しか受け入れてくれません(一応皮肉のつもりです)。現在の 社会の中で食っていける芸術家はその芸術をある程度の人に 理解させることができる人です。なので,突飛なことをやるのは 構いませんが,それを説明できるように教育する必要はあります。
枠からはみ出る…という話を書きましたが,実はわたしも中学の美術の時間に 美術の先生から「おまえふざけてるのか?」と言われて, 一時期水彩絵が描けなくなりました。ですが,なぜか美術部に入り 油絵なら描けるようになり,その後高校で美術部に入りました。 で絵にのめり込んだかというと音楽にのめり込み,そしてその後 音にのめり込み現在に至ってます。わたしに取っては絵も音楽も 論文も,知りたいことを知り,知ったことを聞いてほしいことです。
ある方面で何かを押さえられてもどう猛な欲望があれば,結局は何かを するのだと思います。
ただ一つ,敢えて言っておくと,子供の才能を伸ばしたいとすれば, 「才能を押さえ込む」という観点より「彼らが語りかけてくるものを 受け止める」ことだと思います。自由にさせていても親や先生が 誉めてくれないと,結局やらなくなると思います。

8/22(横浜)
今日は先月見た マインド・ゲーム という映画をもう一度観てきました。自分から同じ映画を二回 観るのははじめて。われながら入れ込んでいるな…と思っております。 それにしてもガラガラなんですよね。今日も10人程度…。もったいない。 まぁわたしがあんまり騒いでいると「期待していったんだけど, たいしたことなかった」言われかねないとか思ったりもしますが, 合う合わないはあるかと思いますが,一見の価値はあるとは 思うんですが…。Y!のレビューも極端に振れてるし(^^;)…。
それはいいとして,今日は夕方から横浜に行ったら,なんか 祭りみたいのをやってました。この週末は横浜あたりを うろついてますが,昨日は馬車道から大桟橋周辺を散策。 大桟橋って先っぽまで行ったことなかったんですが,とても いいところでびっくりです。横浜の港を眺めるならここが いいです。結構高いんですが,ずっと斜面になっていて 不思議な作りでした。
馬車道はカレー屋が結構あることに気づき,一つ「スープカレー」を 出す店で食べてしまいました。
それにしても観光客(つまり外部から来た人)っぽい人もそれなりに いましたが,人少ないです。でも大桟橋のあたりは近くに住んで ブラりと遊びに行くか,近くで働いて仕事の後にうろつく…というのが 理想的な気がします…。でもあの辺に住むほど余裕はありませんが…。

8/21(自由と平等と犯罪)
戦前の日本じゃありませんが,みんなが一つのことを信じて 否定できない状況というのは気持ち悪い物があります。まぁ 現在でも結構ありますが…,天の邪鬼な人(わたしも含めて)が 堂々とそのことの裏の部分を述べられているのが結構健全な 感じする…というのがわたしの感覚です。そういう意味で言うと 現在の日本では裏(つまり弊害)の部分を語られない概念というのは ほとんどなくなってきているなぁ…と思ってますが,いくつか あります。例えば「自由」と「平和」です。
なんか「自由」とか「平和」は無条件でいいものだ…という気がしてます。 「自由のためだ」とか「平和のためだ」という,それはいいことだろう… という気がします。でもどうもこの無条件による思い込み…って いう事自体は気持ち悪く,「自由」とか「平和」の負の面を しばらく考えていたのです。
で,おかげで様で最近「自由」と「平等」という言葉の負の側面に 気づいてきて,胡散臭く感じられるようになりました:-)。
自由に伴うものとして無秩序があるし,平等に伴うものとして 敗者への鞭があります。今読んでいる「階級社会」という本では, 平等(本当は不平等があるんだけど,ないと思われている)社会では 結果破れた者は言い訳できないという事になります。自分が悪いから, 弱いから破れたんだと…。そしてその不満のやりどころがない人達は, あきらめ犯罪者になるのだそうです。
一理あります。 まぁとはいっても管理社会が一番だ…というつもりはありませんけどね。 要は自由も平等も実はリスクがあるのでほどほどにね…,という 位です。

8/20(エリート)
最初にわき道…。古いメモを見ていたら 「女性のスポーツ解説者は『一緒にイク』という感じ。男性はむしろ 『説教』…という感じ」というのを見つけました。オリンピックの 中継ほとんど見てないのですが,やっぱりそうでしょうか?。
まぁそれはいいや…。話を変えます。
わたしがだれかに「あなたはエリートですか?」と聞かれたら, 「たぶんそうでしょう」と答えるでしょう。「お金持ちですか?」と 聞かれたら「うーん,金持ちじゃないけど,人並み以上には 稼いでいると思います」と答えるでしょう。「社会的地位は高いですか?」と 聞かれたら「そうだと思います」。と答えるでしょう。通常こういう 質問をわたしくらいの人(というのも説明が難しいですが)が聞かれると, 「そんなことありませんよ…」と答えたくなります。いや少なくとも わたしはそうです。
でも冷静に考えると世間では大企業と呼ばれる会社に入っていて, マスコミが伝える(どういう基準で計算するのか知りませんが)平均年収とかと 比べると多少は多めで(でも貯蓄は少ないです),管理職と呼ばれる 職種をやっているわけですから,それで「そうじゃない」とは 言えないのではないか?と思ったりもします。もっとも実際意識としては あまりそう思わないのですが,というのも会社では同じような 境遇の人が多いので,特別自分がそうだとは思わないし,研究職というのは 人(部下)を使う仕事じゃないので,管理職といっても人の上に立っていると いう意識が低いのです。 それと,もう一つ自分がそういう風に人に対して認めるとどうも 自慢しているように見えるんじゃないか?…という思いもあります。
ただどうも最近思うのは,地位がある人が無いと答えるのはどうも 「逃げ」とか「無責任」の様な気もしてきたのです。もちろん, 自分にそんなに影響力があるとも思ってないといえばないのですが, それでも自分は小さい存在だというのは自虐的というよりむしろ 責任逃れの様な気がするのです。ですから実際は影響力がなくても 自分には責任がある…と思っていた方がいいのではないか?…と思ったり する最近なのです。
ここ数日書いているように,日本はずっとそうやって無責任を 決め込んで来ている国のようです。そういう姿勢に疑問を持っている以上, 自分がそうするのはよろしくないかと思い,書いてみました。 でも別に エリート宣言してるつもりはないのですけどね…。 自分達は大国の一員で世界に影響力を持っている…と自覚したときに 何を思うか…ということです。


ちなみに全然脈絡なく話を続けると…。
今日, 中里一日記の中でこういう文章を読みました。大人は理由がないと 答えない,考えない…だそうです。これも無責任だよな…と 思いますが,事実かも知れません。この文章の 「大人の論理では、思考する理由がないのに 思考する人のことを哲学者という」という言葉ちょっとつぼだったのですが, その理由は, 丁度今朝,「もし自分が,『普段どういう事考えてるんですか?』って 聞かれたら『世界の平和のこととか,人はどこから来てどこから来るのか とかですかね?』と真顔で答えそうだ,そしたら引かれるだろうなぁ…」とか 考えていたからです。普段世界平和を考える人は世間では変わりもんだろうなぁ と思っていたら,そういうのは哲学なのか…,とか…思いました。
まぁでもつまるところわたしの場合「自分が気持ち良く生きていきたい」という 実に個人的な動機でこういうことを考えるんですけどね。

8/19(反プロパガンダというプロパガンダ)
社会派くんがゆく!に華氏911のレビューが載ってました。 ここの唐沢氏のコメントが今までネットやTVで観た(といっても ほのちょっとですが)華氏911へのコメントの中で一番納得感があると いうか,映画を離れて更に鋭いところをついてるな…と思って しまいました。華氏911に関しては日本のマスコミはあまり誉めておらず, それに対して 町山智浩氏のブログのコメントでは,どちらかというとそのマスコミに 対して更に文句を言っている人が多いようですが,唐沢氏の様な 指摘をしている人はいません。もっとも町山氏のコメントは, 日本にいるわたしには判断しかねる部分がありますが,おそらく 正しいのでしょう。本屋もなくTVと映画だけを観て暮している アメリカの田舎の人達や貧困層にメッセージを伝えようとしたら,こういう 手段しかないのかも知れませんし,アメリカ人がアメリカ人の 出兵を押さえるためにしているという行動であれば,それは 一つの立場です。町山氏のインタビューを観ればわかりますが, ムーア氏はアメリカ人に観てもらう映画としているので,この映画が アメリカで放映されていることに対してはわたしは肯定的な 立場です。
で…やっぱりわたしがちょっと疑問に思って,それで今一つこの映画を 観に行く気になってないのはやっぱり「なんでこれ日本でやってるの?」と いうことです。日本の興業主は明らかに「話題性があって興業収入が 見込めるからわざわざ日本語の字幕をつけて放映してるのでしょう。 それは監督の意図とは別のものです。 そしてそれを評論しているマスコミもまたチンプンカンブンな 事をやっているようにみえます。
でもそういうなか今回の唐沢氏の様なコメントが出てくるのは, まぁ拾い物ですね。「戦後日本で最も成功したプロパガンダは、 この“反プロパガンダ・プロパガンダ”なのではないか」というのは 鋭い指摘です。そう少なくとも日本では極端に誰かを悪者に することを嫌います。特にインテリ層はそうでしょう。日本では 映画を観るのは貧困層ではありません。また映画をわざわざ観に行くような 現在の40歳以下の若者は宇宙戦艦ヤマトやガンダムそして少年ジャンプで 育った人達です。そこでは「かっての敵は,今は好敵手(とも)」「戦争相手にも 事情がある」等という世界観が絶えず描かれてきました。そして, 昨日のアニメ事情じゃないですが,それを観て育った我々は, 勧善懲悪より本当の悪人はいないという価値観の方に高級感を 感じています。ですから,反プロパガンダの方がインテリだという 思考になっています。 そう考えると社会党や共産党をつぶしたのはこれらのアニメや マンガかも知れない…とすら思ってしまいます。
もっともマスコミがアレだけ官僚や政治家,大企業たたきをやって それでも視聴者がしらけないのは,まだ日本の聴衆には「一番 悪い連中がいる」と思う人達がいるのかもしれません。まぁでも すでに個人を指して非難できる人は少ないのでしょうが…。
ただ,おそらくわたしも一般的にはインテリ層でしょうが,やっぱり この映画を取り巻く事情を察するにこの映画自身は(中身を観なくても) 賛同するのでしょうが,これを日本で放映してしかもインテリ層が観て あれこれ…というのはどうもピンと来なかったりするのです。 それに日本のブッシュに対する立場は連日書いてますが微妙です。
もっともこういう「どっちの立場も微妙」的な思考ばかりしていると 自分では判断が出来ず前に進めない…というのもあるでしょう。 盲目的になにかを決めてしまう危険性は知っているが,果たして それで国際的に独り立ち出来るのかというと,それはそれで難しいのかも しれません。
ついでに書くと町山氏は華氏911をチャップリンの独裁者に例えてますが, その指摘は正しいのかも知れませんが,独裁者が当時はともかく 現在でも評判が高いのはそういうプロパガンダの要素を除いても 楽しめるようにつくっているからでしょう。村崎氏が指摘してるのは その部分もあると思います。もし,華氏911がプロパガンダの要素を 除いてもいい映画であるのであれば,この映画は何年も残るでしょう。 ですから,わたしとしてはそうなってから観に行ってもいいのかな?…とも 思っていたりするのです:-p。

8/18(世界の常識?)
ちょっと小ネタ…。
宇都宮Jazz協会がJASRACと合意だそうです。 へー。どういう内容なんだろう…。気になります。
ところで「JASRACは法に基づいた徴収を行っているのであるからして」という 記述は,法律にそんなこと規定してるの?。むしろしてないから JASRACが勝手にやってるんじゃないの?…とか思ってしまうんですが, 真実はどうでしょうか?。
さて全然別の話…。
外国の人の素朴な疑問を聞くと,日本で常識と思ってることが, 日本に特殊のことなのか…とわかっておもしろいんですが,そういう 話です。
海外(主にアメリカ人)で日本のアニメをみている人が,それに対する 疑問をアニメに詳しいアメリカ人に質問してるのを訳している ページがあります。そこいろいろ,おもしろいんですがそこにあった質問, 「『進化』がキーワードになることが多いようですが」 というやり取り…。まぁたしかに日本のアニメはニュータイプとか 出てくるし,主人公がだんだん強くなる…ってパターン多いけど, 海外のにないのかなぁ…とか思っちゃいましたが…。地球幼年期の 終りとか2001年とかもろそのネタだと思うんですが…。
質問自体よりその回答が輪廻とか宗教観で答えようとしているのが なかなか興味深いです。というかキリスト教的世界観だと人間は 成長しないんですね…と。まぁキリスト教って進化論否定してるしなぁ…。 神様に与えられた運命をただ受け入れるのみなんでしょうか?…。その割に 資本主義とか作り出していますけど…。
もう一つ別の質問で, ANIMEでは死や性が描かれたりと、子どもが観るのに どうしてそういう生々しいものが扱われるのですか」というのも ちょっと興味深いです。
なんかアメリカでは子供は特別なもので臭い物にはふた…って思想なのね とか思ったり…。まぁ大人もそうですよね。戦争のえぐいところを 報道しなかったりと:-p…。無知の罪っていうのを考えないのね…。
最近は日本のアニメも表現が行き過ぎてるのでR15とかいうのも あるみたいですが…,たしかに週末の朝とか夕方とかに放映されている 子供向けアニメでも死や愛(性は大人向けアニメだと思うけど)に ついては結構描かれてますね。
やっぱりわたしが良くわからないのは子供に現実を教えないで育てたと して,一体いつ現実を教えるんだろう?…と言うことです。社会に出て いきなり自分で会得しろ…という事なんでしょうか?…。無理ですよね…。 自分の価値観をどんどん掘り下げてみたらわかりますが,自分の 価値観ってうわべは結構理屈で判断しているようで,最後の根本は 完全に直感的なものになっていると思います。だから例えば他人が 傷付くのを観ていてつらい…とかいうのは理屈じゃなくておそらく 自分の幼少の頃に親とか経験で条件つけられているんだと思います。 逆にそういうのが無い人はうわべでどういう理屈をつけても 生理的な嫌悪感がないから,やっていけないことをやってしまったり するんじゃないでしょうか?。
要は根本的な価値観を植え付けるためにもある程度現実は見せた方が いいという事。ただし扱いが間違ってると逆になっちゃうので, 生や死については正しい価値観で描いて欲しいとは思いますが…。

8/17(日本の向かう道)
オリンピック…日本,わりと出足良いようですが…,もしかして 日本の不況も原因にあるのかな?…。このご時世だとアマチュアの 運動部もどんどん縮小…って感じでしょうから,選手のみなさんも 普段から名前が露出するように以前より頑張っているのではないか?…とか 思いました。
さて,…。
世はオリンピックで忙しいようですが,日米の情勢も 動いているような気がしたので取り上げてみます。 ところで,一昨日「国連のG5」と書いたのは常任理事国の ことだったんですが,あまりそういう表現はしないようですね。 でもどこかで見かけたんだけどなぁ…。
今朝TVで米軍,欧州・アジアで7万人削減という 発表を流していました。後々聞くと,アジアよりヨーロッパの方が 主で,アジアはそんなに減らない…という雰囲気の話も聞えてきてますが, 先日の沖縄でのヘリ墜落騒ぎとかもあるし,なによりわたしは 基地の街横須賀に住んでいるので,決して無関係ではありません。
それで,ニュースをパラパラとめくっていたら,なんかパウエル長官が 日本について言及している様子だったので,記事を探すと,どうやら 常任理事国入りのために改憲が必要というような ことを言っていたようです。それと合わせて, 「小泉外交とは」と題された東大教授のコラムも 読んだりしたんですが,結局のところ 「日本はどこに向かうべきなんだろう?」と悩んでしまうのです。
ここ数日書いていますが,経済的には主要国になっている日本ですが, 国連では非常任理事国です。常任理事国は拒否権を持ってますから, 仮に中国とアメリカが喧嘩をした場合,国連は機能しないことが 予想できます。日本は現在アメリカの傘の下で立ち回ってますが, もし常任理事国にならないのであれば,アメリカと喧嘩したら誰も 極東では守ってくれないという状況になります。なので現状アメリカと 仲が良いうちに無理(改憲?)してでも常任理事国に入るべき…という 考えはわからないでもありません。
一方でアメリカの大統領選の行方がイマイチ良くわかりませんが, 民主党(ケリー候補)になったときに,どれくらい日本と協調路線を やってくれるのか?…という疑問もあります。そうすると今までのように 北朝鮮に対しての強攻姿勢,または中国や韓国などのいろいろな クレームに対する無視の態度とかそういうのが出来なくなる可能性も あります。極東での常任理事国である中国と仲良くするという手も ありますが,現在の中国の政策でそれがあり得るのか?という疑問も あります。まぁロシアの方がまだ近いような…。ちなみに田中真紀子は 親中国派だったんですが…。
わたしはブッシュの中東などでの政策がだいっ嫌いなんですが, それでもブッシュの方が日本にとってお得なんだろなという感覚は, むしろ現在の世界が向かっている方向に対する感覚に近いのかもしれません。 ここ数日書いているように,資本主義は国家間の貧富の差を広げるので あれば,日本はずっと主要国の方に入っていないと,大変なことに なります。しかしそれは多くの発展途上国からの搾取の上に 成り立っている贅沢です。資本主義は「みんなホドホドの生活で」というのを 許してはくれません。ホドホドで良いとか思っていると,あっという間に 食べるのに困るような国になる可能性もあります。
この気持ち悪さはなんとかならないんでしょうか?。日本人は 比較的ベジタリアンになりにくい民族だと思いますが,「動物を 殺してまで食べたいとは思わない」とか言い出す人が多い(西洋)人は, この搾取の構造にどういう精神的な折り合いをつけているのか 教えて欲しいです。鯨を食べることなんかよりよっぽどひどいと 思うんですが…。
植民地主義は戦後の民族運動で解放の方向へ向かってますが, グローバリゼーションという形に変わって,大国の搾取構造は 続いています。行くところまで行ったときに,今度はどういう風に 変わるのか…今はまだ読めません。まぁ確かに中国の特殊性を 考えると鍵になり得ることは確かでしょうが…。そう考えると, 日本のポジショニングって難しいよな…と思うのです。

8/16(終戦からはじまったもの)
だいぶ涼しくなりましたね。オリンピックは結果だけ聞いて,「へぇー」 という状態であります。興味ないわけじゃないけど…。
さて…。 極東ブログさん終戦の日周辺の極東事情が 書かれていて興味深い。まぁ,説なのか事実なのかはわたしには 確かめようがありませんが…。
こういう事実,特に朝鮮総督府から米軍へ権限委譲をする経緯に ついては,日本人も余り知らないし,韓半島の人達はもっと 知らないのでないでしょうか?…。違うのかな?…。太平洋戦争開始時には 極東の大国になりつつあった日本を除くと東洋なんていうのはすべて 植民地で結構だ…というのが当時の西欧列強の感覚だったんでは ないでしょうか?。東洋の植民地解放運動が盛んになるのはもっと あとだし,当時の米軍が日本に勝ったことにより朝鮮を解放するより 植民地を受け取る…と取るのは当然だった気がします。 韓国では48年に総選挙を実施し同年に建国したとのことですが, これももともと解放するというよりは,ソ連との関係で植民地として いつまでもここで戦うより,息のかかった政権をつくった方が いいという考えだった気がします。
そういう意味じゃ日本も真っ先に「息のかかった政権」をつくらされた わけで,植民地化→分割というのを避けるために,独立政権を つくる…というテストパターンを日本で実施したようにも思います。 まぁ運がよかったかとは思いますが,それ以上に幕末に西欧列強は 日本を植民地にすることに失敗しており,うかつな植民地化は 危険だと思っていたのかも知れません。ちょっと贔屓目にみてます。
そういう意味じゃ太平洋戦争の終結は植民地モデルからアメリカにとっては グローバル経済モデルへの以降の節目ではあるわけで,それは 世紀末のソ連崩壊で更に世界化して行ったのでしょう。
しかし,昨日の日記にも書きましたように東洋には戦後体制と グルーバル経済の歪みが存在してますし,今後植民地開放運動の様に, グローバル経済の不均等さを指摘し,反発が広がる可能性もあります。 でもソ連での実験が失敗に終わったように現在資本主義以外の 産業革命以降の社会経済モデルはなくなってしまったようにみえます。
どうするんでしょうね?。まだまだこのままで行くんでしょうか?。

8/15(終戦は記念とかするわけじゃないけどそう言う日)
今日は俗に終戦記念の日と呼ばれている日。その割には, 普段首相が靖国とかを参拝すると大騒ぎするようなマスコミが こぞってオリンピックのニュースしかやってないのには閉口しました。 10分やそこらの競技のニュースを全局で一時間とかやるのは 何とかなりませんかねぇ…。関係者の与太なんて聞きたくないんですが…。
終戦記念日って戦没者を憂う日…って意味ではそうなのかも知れませんが, それ以上に「私たちは愚かな戦争をしました,で,たくさん被害が 出ましたごめんなさい」っていう感じがして,あまり好きでは ありませんでした。でも「もう十分謝罪したでしょ」っていう 雰囲気が日本にはありませんか?。それはそれで違うように 思います。
日本は良く考えると戦後アメリカの属国のように発展したので, あたかも戦争の禊は棲んだような感覚を持っています。だから, 隣国の過剰な反動に戸惑いを覚えます。でもアレはアレで彼らの 政策であり,こちらがODAとかをしてもそれが民意に伝わってはいないわけで, 単純な戦後保証でこれを補間できるわけではない…っていうのも 良くわかります。
昨日の階級社会のつづきを書くと,日本は戦後のグローバリゼーションの 恩恵を被っているのかも知れません。運だけじゃないとは思いますが, 運が良かったか?といわれると良かったとおもいます。 現在日本はG8と呼ばれるところまで上がってきてしまいました。 そうなると,グローバリゼーションの恩恵を被る方に 入ってきているのです。そして,国連のG5でありながら G8に入ってない,某隣国とかと衝突があるのは当然で…。
この辺の矛盾って西洋の各国のはどうでもいいんでしょうが, 極東では結構深刻な気がします。つまり極東で今後争いが起きた場合, 国連は全く期待できないわけで,自衛隊派兵の理由として国連決議を 使うというやり方駄目だって事かもしれません(まぁすでに国連決議なしの 派兵をやってる実績はありますが)。これをどうするのか?。 どうかするためには,もう一度何か大きな何かが必要なのか?と 思うこともあります。物騒ですが…。
グリーバリゼーションというのは世界中が一つの経済サイクルの 中に入ってしまっているわけですが,しかし発展途上国の人が 先進国の為政者を選べないというわけで,フェアじゃないというか 階級ができあがってるともいえます。経済は一つでも政治は一つではない。 国連は上記のように肝心なところで決定能力に欠けます。
とても難しい…。
個人的には平和が一番ですが…。どうもそう言うのでは,たちいかない ところに向かってる気がする,以前の戦争に負けて終わった日だったり するのです。

8/14(映画観たり読書したり)
というわけで,行ってきました。 マインド・ゲーム。初日の一回目なのに空いてました。 だいじょうぶか?…。今日コミケがあってるから?…。ちなみに この日の3回目には監督の舞台挨拶があったらしいですが,まぁ それはいいや…ってことで…。でも映画はすごく良かったので, 拍手しに行きたいとちょっと思いましたよ。感想は別途書いてるので ここでは書きません。
で,昨日のつづきをさらに書くと,朝のTVで華氏911について, あまり誉めていないというか「あれくらいなら…」と報道番組が 言っていたのが,ちょっとおかしかったです。「自分達の方が 以前からイラク戦争批判していたのに,あっちの方が世間的に 騒がれていて悔しい」というオーラ出していて,滑稽というか…。 でもアメリカではイラク戦争批判,メジャー報道はやってなかったので, ああいう映画は意味があるんでしょう。昨日も書いた通り,これは アメリカ人向けの映画なのです。
で,話を戻すと映画をみた後は野毛にいってホルモン。先週は 満員で入れなかった店が今日ががら空き…ってことで,なかなか 読めません。あっでも野毛は競馬でもあったのか人多かったです。
…ちょっと飛びますが,最近「階級社会」というイギリス人が 書いた本を読んでいるんですが,以前日記でも何度か書いている 「貧富の差があることが資本主義の前提になってないか?」と いう話の回答を若干書いていて興味深いです。詳しくは読み終えて もう一度書くと思いますが,いずれにせよ世界の貧富の差は年々 広がっているそうです。やっぱりそうだよな…。グローバリゼーションと いうのは,結局先進国国内の貧民層の役割を単に発展途上国に押し付けて 先進国内は中流以上にしてしまおうという事みたいです。
産業革命から現在の体制(普通選挙とか)への変化が丁寧に書かれてましたが, いろいろうよう曲折があったようです。今や普通選挙とか 「いい制度」の様に思われて,発展途上国に押し付けてますが,別に いい制度だから成立したのではないようですね。この辺って日本とかも 西洋に習って取り入れただけだから,その辺の意味は良くわかってないの だろうなぁ…と思いました。
しかしこの本,翻訳があれで,かなり読みづらいです。
というわけで,週末してました。実は旅行記も書いてるんですが, こっちはもう少し書きたいので,明日か明後日あたりにでもアップします。

8/13(見てないもの見えないもの見ようとしないもの)
今週末から華氏911の先行公開が始まるそうです。今週末というと 個人的には マインド・ゲームを観に行きたいんですが,こっちも横浜は初めて だから混むかなぁ…。というかヨコハマ・シネマ・ソサエティって横浜駅の こんなすぐそばに映画館があるって知りませんでした。ムービルより 近いし…。
話しそれました…。華氏911の話ね…。観る前から書いて申し訳ないのですが, 我々がみておもしろいんだろうか?…とか思ったりもしてます。そもそも 町山氏のページのマイケル・ムーアのインタビューを 読むと,そもそもムーア氏はこの映画アメリカ人に観せるために つくっていますよね?…。しかも強烈なメッセージを載せて…。 それをなんか観に行くのは,ある人が他の人達に必死に説明をしているのを はたから見学に行く…という様な気がしてちょっと不謹慎な 気もしてくるのです。もっとも我々が観て「そうだよなぁ」というと, 「どうやら他の国の人もそう思ってるらしい」とかアメリカの人が 思うならそれなりの意味があるような気もしますが…。
ムーア氏の意見に賛同すること,それはイラクで行われている バカな戦争を辞めさせるって意味では,わたしの望みと重なる部分が あります。ですから利害は一致します。でもムーア氏の意見を 観ているとおそらくイラクの戦争に反対な理由は全然違うのです。 ムーア氏がイラク戦争に反対しているのは,アメリカ人が無意味に 死んでいくからと言っているように見えます。では,日本でイラク戦争に 反対している人は「自衛隊の人が死ぬから」という理由で反対しているか? というとちょっとたぶん違いますよね。日本で戦争に反対している人は, おそらくイラクで(イラク人も含めて)民間人が死んでいっていること, そして強国が弱国に乗り込んで干渉している事自体に不快感をもっているのでは ないでしょうか?…。違いますか?,わたしはそうですが…。
だから,日本人(というかわたし)はアフガンの戦争も反対でした。 911を経験したアメリカ人にこういうことをいうと怒られるでしょうが, 自国に攻撃を受けて多くの被害が出たからといって,その犯人を 匿っているという理由で一国を即つぶしてしまう…という感覚は 良くわかりません。もうちょっと交渉の余地はなかったの?…。
話それました…。結局ムーア氏のインタビューで思ったのは, アメリカの監督は(って一人で代表するのはいけないのでしょうが), アメリカ人しか(観客として)見てないのだなぁ…ということです。 もちろんこの映画の特殊性はあるんでしょうが,他の人の作品でも そういうことを感じることがあるので…。そしてアメリカ人自身も アメリカしか見てない…そういう気がします。
これは別に非難しているわけじゃないのです。東京にいると地方が 全然見えなく,地方は東京が見えているというのが日本とアメリカの 間にもあるだけです。おそらくこういう構図は至るところにあります。 でも,我々には,見てないもの見えないもの見ようとしないもの, があること自体は知っておいた方が良いように思います。

8/12(ちゃっかり)
さて,今朝はいつもより涼しく感じ寝苦しさが和らいだ気がしますが, いかがでしょうか?,気のせいですか?。なんか最近暑さのピークが 過ぎたようにも感じ,やっぱり今年は気候が一ヶ月くらい前倒しに なっているような気がするのですが…。
さて, とりあえず昨日書いていた文書は午前中に提出。ところで昨日書いた 「適当に生きてます」ですが,わたしは「適当」って言葉結構好きで, 「適当」って言葉は「適切に」という意味と「まぁほどほどに」って 意味があって使う分野で違っているんですが,「適切に」が「ほどほどに」と 被っているのが好きなのです。これが「きちんと」とかになると なんか力が入っている感じがして良くない。「適切にすることは力を抜いて やることだ」…という感じがこの言葉から感じられるのが好きなのです。 ということで,今日も適当にやっております(笑)。
ところで,いきなり年寄り発言をしますが,わたしが最近の若い人 (といっても凄く片寄ってますが)と喋っていて思うのは,最近の人は 「ちゃっかり」している様な気がします。非常に「いい人」が多く, 愛想が良かったり礼儀正しい人が多いんですが,でもちゃっかりしてる…と いうか…。ちゃっかりしてるっていうのはつまり「お得を求めて」生きてる ということです。逆に言うと「(楽しいも含めて)自分の得にならないことには 興味ない」「損をするような事はしない」「苦労したくない」という 様な感じ。
というのは例えば目上や歳上の人から助けてもらうことに対しては 余り抵抗がない,しかし自分で困難にぶち当るとどうしていいかわからない… という様な印象を受ける人がそれなりにいるからです。これは 現在子供があまり試練を与えられず大事に育てられていることと, さらに情報網の発達で,一見大人が使っているような情報を 簡単に手にいれられるように見える…ということから,わりと 普通には苦労無く生きていけるように見えるからでしょう。
でも子供時代に苦労をしてないということは,逆に言うと社会に出たら そのギャップが激しいということです。社会で苦労している人は 苦労が身にしみているので,「ちゃっかり」した人に不快を感じるかも しれません。結構そう言う意味では,今の子供はきつい育てられ方を している様にも見えます,大事にされればされるほど…。

8/11(まぁ適当に生きてます)
なにか知らない人に,ほかの人と勘違いされてリンク張られて しまってるようですが…,まぁ実害がないので,ほっておきます(^^;)。
んで…。
今日は忙しかったですよ。まじめに仕事(?)しました…,のでいろいろ 妄想している暇はなくネタがありません…。さすがに今年になって やらなきゃいけないことをほったらかしていおいたのが,逃げられなく なりました。でも,とりあえず,誤魔化してやってしまうところ辺り, 「オレって凄いのか?」とか思ってしまったり(^^;)…。いや,全然 質は低いんですが,とりあえず締め切りは守る人なので…。
こうやって普段文章書いているおかげなんでしょうね,書類つくるのは 結構早い方です。…といってこういう駄文の書きなぐりを,「仕事のためだ」 と正当化しておきましょう:-)。いや,まだ宿題提出はしてないんですが, 明日かな…。こんな生きかたしてるから…,どんなことでも「まぁ なんとかなるでしょう。なるようになるでしょ」とナメタ人生送って おります…。
…というわけなんですが…,余談…。「素麺食べる」って先日 書いた気がしますが,夕食に素麺…と言っても一輪(50g)なんですが, 食べていたら,体重増えた…。うーん…。やっぱり夜の炭水化物は 鬼門なのかなぁ…。ここ数年,夜はおかずしか食べてないので, 吸収が強まってるのかも知れない…。消化良くてお腹には 優しいんですけどね…。もちろんおかずも食べてますが…。

8/10(再生メディア)
久しぶりに音楽著作権絡みの話を少しだけ…。 Free Music Watchdogです。以前「 私たち音楽関係者は、 著作権法改定による輸入CD規制に反対します」というタイトルだった ですね。
輸入権の話はそれだけなんですが,CCCDの話をちょっと書くと, 最近CCCDで出ていたアルバムがCDで発売し直す…という事が起きている そうです。また新譜も特に洋盤はCDに戻りつつあるというような 話を聞きました。ソースがなくてもうしわけないですが…。 本当だったら嬉しい限りです。
さて,メディアの話をしてますが,一方で映像にせよ音楽にせよ 「メディアって関係あるのか?」とかとも思ったりもします。 例えば FOMAで音楽を聴く様な話の様に,別に昨今 CDプレーヤじゃなくてもCDでなくても音楽は聴けます。ちなみに わたしの周り(家と職場)にはCDプレーヤの他にPC,ザウルス,携帯( 出来るのかわかりませんがなんかプレーヤは入ってます)等を含めると 少なくとも5台以上は音楽の再生環境があります。DVDだってPCとビデオとか いれると4台はあります。でCDの場合CDじゃなくて,mp3も含めているんですが, 映像だって,HDに落して観ることもできます。
5年程前に仕事でスマートメディアとかSDカードとかメモリースティックとかの 市場競争を観ていたのですが,現在の状況を観てもそれぞれまだとっ散らかって ありますし,その一方でHDで直接再生するような話も出てきてます。
思うことはメーカが必死にメディアのシェアを増やすべく苦労を しているに対して,「もうメディアなんて意味ないんじゃないの?」と 思ったりするのです。確かに音楽に関していえばCDやCCCDや SACDはそのまま再生するには専用の装置やソフトが要ります。 DVD(video)もPCではファイルとして見えますが,コピーできなかったり します。でも例えばCDをmp3に変換する方法はリッピングだけじゃ ないのですよね。CCCDがHDに直接取り込み出来ないとしても(実際は 出来ますが),そもそもCDプレーヤで再生して一旦アナログに変換した後, サウンドカードでADすればmp3だろうがpcmだろうがAACだろうが変換可能です。 そして,一旦ファイルに変換すれば,様々なプレーヤで再生できるのです。 そもそも我々が子供の頃カセットテープにレコードを落すときは, そうしてなかったですか?。直接リッピング出来なくなったからって, 携帯プレーヤで音楽を持ち歩けない…って事には本当はならないわけだし。
私自身スマメ,SDカード,メモリースティック,全部持ってますが, 一番使っているのはUSBメモリだったりします(苦笑)。USBメモリって スマメ,SD,メモリースティックのメディア戦争を観てると, もう皮肉にしか見えません。ディジカメや携帯やパソコンとかに 必死に組み込んでシェアを増やそうとしてますが,USBだったら すでにほとんどのパソコンにはついているのですから…。携帯や ディジカメにUSBつけてメモリをそこにつけるようにした方が, 遥かに平和のような…。
コンテンツのパッケージ売りというのは今まで,メディアに 大きく縛られてきてましたが,どうもこの辺は今後変わるような気がします。 そうすると消費者の方も一体何にお金を払っているのか?というのを もっと気にしないといけない様な気がします。そんな日が来るような…。

8/9(DVの話,オタクの話)
実は週末,会社から妙なメイルをもらっていて,いろいろきがきでは なかったのですが,本日会社で詳しく話を聞いてホッとしました…,いや 結構大変なオーダをもらったんですが…,プライベートな話じゃ ないとわかって…。
さて,今日はネットを巡回していて,興味を持った話などを…。
総理府が調査したDVの内容の話(ちなみに, この日の後にも若干続いております)。どなるのがDVにあたると知って 驚いた…というか,まぁこれは総理府が選んだ選択肢のなかにあった ということで,本当に奥さんがDVと思っているかは謎です。…しかし DVというのはあまりバリエーションがありませんね。暴行がDVで あることは明らかですが,その他のものについてはDVというよりは 単にひどい行為…くらいな気がします。しかも「1,2度あった」ものを カウントしてますが,いやがっている事を強要されるのは,その最初の 一回でいやがっているのがわかって二度とやらなくなったのかも知れないので, どうもカウントするのは酷なような…。そうでもないかな?。
ここで書かれているように「誰のおかげで…」というのが暴行に あたる(というかあくまでも総理府がそういう選択肢をつくった だけでしょうけど)のは興味深く,しかしこのページの著者が書いているように 「安月給」というのとは対照ではありません。「誰のおかげ…」って セリフは「言うことを聞かないと,食っていけないぞ」という 脅迫性が入っているからです。働く男性や独身の女性は会社に クビになったり仕事がなくなったりすることを(普段意識してなくても) 脅えているのかもしれませんが,専業主婦の場合それがダンナという 一個人に握られている…のでちらつかせるのはかなり酷って事でしょうか?。 まぁ実際社会に投げ出されたら意外に簡単に食えるのは女性の方 だったりするような気もしますけど…。仕事選ばなきゃね…。
もう一つ全く別の話…。
町山氏によるアメリカ人に日本の文化を 教える困難さの話…。
いろいろ興味深いというか,良く考えると日本の文化の奇異さが わかっておもしろいです。たしかに男性の喜びをセックスして 射精する…事に集約すると,オタクの文化は理解できないだろうなぁ…。 …というかオタクの文化やキャバクラが芸者文化とつながっている…というのは そう言われればそうだ…という感じで鱗が落ちました。
わたしはオタクなので(?),もちろんセックス抜きで萌えるって 感覚は良くわかるんですが,まぁ日本人にもわからない人がいるから アメリカ人にわからなくても当然か?…。でもまぁそう考えると 日本の文化は妙に入り組んでいるというか高度というか高度に 脳化している気もします。アメリカのエロビデオとか観ると ファックしているだけだもんなぁ…。アムスの飾り窓とかいくと, 単に抜かれて終りなんだろうか?…。
しかしこの日本人のリビドーに対する屈折ぶりはなんなんでしょう?。 西洋にもSMのカルチャーとかあるから,リビドーイコールセックスという 単純なものじゃない文化はあるとは思いますが,日本のバリエーションは すごい気がします。あっ,変態ぶりはアメリカの方が極端か?。日本は それをコンテンツや商売にうまく変換できているところがすごいのかな?。

8/8(社会復帰の準備)
一応本日までが夏休み…なんでしょうが,わたし的には昨日で 旅が終わったので,その後始末というか休憩というか,ほとんど 自宅に引き籠もっておりました。
まぁ休暇中に取りたまっていたビデオを消化していたのですが, ドキュメンタリーならともかくドラマやアニメのように単なる 娯楽作品でも,結構観てると疲れるようで,昼過ぎにはヘタれてました。 しかし何やっても疲れるっていうのは歳なんだろうけど,なんとか ならんのかなぁ…。疲れを取るには寝るしかないのでしょうか?。
というわけで,午後は買い物して,わりと早い時間に飲みに出て, 帰って落ちました…。
ところで,買った卵が意外に賞味期限が 迫っていて,毎日一個食べないといけないことを発見し…,ちと 慌ててます。あっ,豆腐も…。野菜も買いすぎた…,明日の夜は 外食のスケジュールなのに…。ちなみにしばらく休日の昼食は ソーメンということで…。
あっ,仕事のメイルが溜まっていて,頭飛んでます…。

8/7(過去の戦争)
帰ってまいりました。
それはいいとして,本来は昨日書くべきでしたが,昨日の朝ホテルで TVを観ていたら広島の原爆の式典をやってました。「あぁ今日か」と 思ったんですが,そういえば,式典の様子…すごく久しぶりに 観た気がします。平日だから当然といえば当然ですが,学生は夏休みだから 観ようと思えば観られるわけか…。TVで式典を観たのはもしかすると 小学生とか中学生の時以来かも知れません。30分くらいの中継でしたが, 広島市長,子供代表,総理大臣の言葉が流れて聴いていたんですが, 子供の頃だったら,これくらいのしゃべりは退屈してただろうなぁ…とか 思ったりも…,でもこの歳になると聴けたりするのです,不思議。
総理大臣のコメントはちょっと突っ込みどころあるなぁ…「憲法順守」とか 言ってませんでしたか?。そうなの?,憲法改正論議とかやってるじゃん… とか。それは別として基本的に平和を祈る日であり,こういうのって 一年に一度くらいはそう言うことをみんな考えてみるのはいいのじゃないか?, とか思いました。終戦記念日の方が全部の戦争という意味では, ふさわしいのかも知れませんが,戦争の悲惨さ…という意味では, 原爆投下の日の方が生々しく感じられます。
ほとんどの日本人は過去の戦争の事を普段意識することは減っていると 思いますが,現在の国際情勢から自衛隊の出兵や憲法改正論議が 起きている現在だからこそ,そして今日あったサッカーの事からしても, 過去の戦争を全く思い返さないのも,ちょっと呑気すぎるんじゃないか と思ったりしました。
と…いっても今まで過去の戦争を思い起こすと,どうも日本はただ反省ばかり するので,それじゃ前には進めないというか,日本が今後担う役割というか 真の独立というか…そういう方向にいかないので,そういうのとは 違った振り返りをすべきだと思います。
それからちょっとそれますが,今日サッカーを観ていて, サッカーはサッカーが「代理戦争」とヨーロッパとかで言われているのを 日本人もはじめて実感したのではないか?…とか思いました。

8/6(神戸にて)
今日は神戸で人に逢ってました。
逢う前に元町とか三の宮とかちょっと歩きました。神戸って, 元町とかという名前のせいもあるのですが,他にも中華街が あったりとか港町だったりとか,何となくおしゃれだったりとか 横浜と類似点が多く,それゆえに比べてしまうこともあるんですが, 今日歩いていてみて,神戸の方が元町三の宮に繁華街が集中しているが 故に,利用しやすいし,お店とかも結構規模が大きいという 印象を受けました。
…というか逆に横浜は横浜駅,桜木町,伊勢佐木町,元町,中華街と 分散していて,そのあいだが決して街で埋まっているわけじゃないので, なんとなくその一つ一つのスポットの店とか規模とかが小さい気がします。 それでいて,やたら混んでいたりしますし…。さらにいうと横浜は 横浜駅前にやたら人が集中しているけど,あそこの面積は偉く狭いし, メインのストリートがあるという印象じゃありません。みなと未来は エリアとしては大きいけど,人工的につくった街なので,周りに 小型店舗とかがあるわけじゃない…。個人的には馬車道,伊勢佐木町エリアって 好きなんですが,以前書いたようにあの辺が最近の導線の変化のせいか 妙に寂れて見えるのが残念な気がします。
というわけで,神戸の方が過ごしやすいんじゃないか?…とか 思ったりもしましたが,良く考えたら,この街って 震災から復興したばかりなんだよなぁ…,だからきれいなのか…とも 思ったりして,ちょっと特殊事情があったりするのか…。
まぁいいや…。明日はいよいよ帰ります。

8/5(大阪にて)
昨日,熊野方面から大阪に移動したわけですが,天気をみると, 一日遅れると悲惨だったみたいですね。一昨日行った新宮〜本宮も 記録的な大雨だったらしいし。ところで東京の方は雨は 降ってるんでしょうか?。水不足はだいじょうぶですか?。
今日は午後から人に逢う用事があったのですが,午前中時間を つぶすために映画をみてました。「スチームボーイ」ですが, 感想は別途。でも,9時からの早い回でしたが,始まったとき館内に 私を含め二人しかいなくて「だいじょうぶか?」と思いました(^^;)。
まぁそれはいいとして,道具屋筋をあるいて(ここ,おもしろいなぁ), 本屋に行ったりしてました。ジュンク堂書店だったかなぁ…,この本屋 サブカルチャー関連の本が多くて,なかなか好きなんですが,やっぱり いまは中島らもさんの本がたくさんありました。
さて,そろそろ旅も終盤ですが明日はさらに移動です。

8/4(なにもできない時間)
今日は那智大社に行った後,大阪へ移動,夜はライブを みたりしてました。
昨日は新宮本宮と行っていたのですが,今回は移動は バスとかJRとかです。この辺,JRが丸々一時間以上一本もなかったり, バスも30分や1時間に一本という感じです。一応事前にバスの時間は 調べてはいたのですが,実際にその場に行ってみると,思い立った 行動に出たりして,決してその通りには動きませんでした。
こういう旅行に行くと良くそういうことがあるのですが, バスや電車の乗り換えで平気で一時間待っていたりとかあります。 そういう場合近所をぶらついたり本を読んだり。まぁたまにだから なのかもしれませんが,意外にこういう「何もできない時間」というのは 不快ではありません。逆に普段都会に住んでいると,5分や10分単位で 乗り換えなどを行っていて,いかにバタバタしているか…と いうのを実感します。常に何かをやっているか,移動しているか…と いう感じで時間を消化している気がします。こちらにいると, ただただ待っているだけの時間というのが思いの外長いです。 これは,単に移動の時間の単位というよりも,全体の時間感覚の 違いみたいのにも通じている気がします。
まぁいずれにせよ,今夜大阪に移動したので,また都会時間に 戻ってはいるのですが…。

8/3(鯨)
旅行中で常時接続環境じゃないので,あんまり細かく正確に引用 できないのですが,忘れないうちに…。
グアンタナモ収容所の話,詳しくはさらに リンクに行ってください。要はアメリカが捕虜を国外に収容し, それにより法の保護がない状態に囚人を置いている…という話(に 読めます)。
この件に付いては,問題提議だけ。ひどい話のように思うのですが, もうちょっと詳しく周辺の文書を読んで考えたいと思います。
で,べつの話。
今日鯨肉を食べました。まぁ那智勝浦にいるので,食べてしまいます。 南紀というと鯨以外にも鮪とかあるんですが,もちろん鮪も食べましたが, 鮪は三浦でも食べられるので,そんなに有り難みはありません(^^;)。 結論からいうと,鯨は私の舌にはそれほど合いません。無理して食べるほど うまいものではない…と。ちょっと話がそれますが,私は硬い肉(鶏とか は牛肉は)好きなんですが, 硬い肉にも好きじゃないのがあるのもわかりました。
さて鯨というと商業捕鯨再開を日本が求めて,いまだに反対がおおくて できないという話を,TVでもちょっと前にやってました。ですが, この会議の場というか捕鯨反対派が全く科学的な考証なしでただただ 反対しているらしく,議論にならない…というのもTVでやってました。
その辺の話もあってか,実際に西洋人と捕鯨について議論した人の 意見があっておもしろかったので,リンクします。一つは 鯨を日本人がしょっちゅう食べているという誤解を ただして,それ以上は深く議論しないという意見。西洋人は 日本人がしょっちゅう鯨を食べていると誤解しているようで,その辺が, 西洋の捕鯨反対派のごまかしなんですが,それを行って,「自分も 鯨食べないので,どうでもいい」という様におとし込むというやり方。 もう一つは自分が鯨を食べるが鯨と牛の命の重みの差が 理解できないと主張するやりかた。
実は私は鯨を食べたいとは思いませんが,心情的には後者に近いです。 そして食べるために狩るという漁(レクで狩るのも反対ですが)に 聖域をつくるのは反対で,商業捕鯨はともかく,調査捕鯨は続ける べきだと思いますし,鯨が害獣になるのであれば,捕鯨がやむなしの 状況もありかと思います。
というか一番最初のリンクとも関係するんですが,今言いたいのは, 自分達に害があるからと勝手に決めつけて他国の人間をも殺してしまう国の 人間が,知性が高いとかかわいいという理由で動物の命を有り難がる っていうのに違和感を感じたりするのです。
ついでに書くと,なぜ英語では牛肉をbeefというのでしょう?豚肉を porkというのでしょう?。cow meetとかpig meetとか言わないのはなぜ?。 牛肉と牛は違うものって言ってるような気がして,ちょっと変な感じがします。

8/2(那智1日目)
今日から熊野方面に行きます。旅行レポートは別途書くつもりなので, 旅行中は日記は手短にします。
今日は新幹線と在来線を乗り継いで那智まで来てます。在来線3時間も 乗ると遠いなぁ…という感じです。この辺って以前車で行こうとして, あまりにも遠くて挫折したんですよね。全国に高速道路を張り巡らせる ことに決して賛成しているつもりはありませんが,この僻地感は 高速道路が無いところからもくるんだなぁ…と思いました。
それから,私は辺鄙なホテルに泊まっているんですが,外湯に入ろうと 大きいホテルに行ったら,ホテル裏に外国人の若者が数名たまってました。 いわゆる発展途上国の人っぽかったけど,出稼ぎなんでしょうか?。 最近横須賀とかで飲んだり電車乗ってると,周りで喋っているのが 全部外国語だったりして,いろいろ感じるところがあるんですが, こういう辺鄙なところにもそういう人たちがいるのかぁ…とか 思いました。明らかに外国人労働者が増えてるってことで…。
つまり,仕事不足が言われてますが,たぶん賃金が安かったら, 仕事はあるってことなんですよね。で,そういうのは外国人労働者が やっているから日本人に回ってこない…というか日本人がやらない。 それでもってそういう外国人労働者がすべて正規にビザをとって, 日本に税金を払っているかっていうと疑問で…,その辺も悪循環というか もし税金払ってない無いなら,単に外国に日本のお金が流れていってる だけというか…。
イギリスみたいに外国人の流入を制限…,っていうのもすぐに 見習えるような話でもないでしょうが,このままでいいのかなぁ?…とは 思いました。

8/1(勉強)
横浜に住んでいる知人宅で昼間っから飲んで,みなとみらいの花火を みた後,横須賀に帰ったら,横須賀でも花火をやっていたようで, 偉い人出。わたしの宅は港の近くなので,通り道だったようで, 隣のコンビニも花火体制…,品揃えがいつもと違う。まぁいいけど…。 夏は花火や夜市というふうに夜のイベントが増えますが,これは 昼間は暑くて遊びにならない…って事なんでしょう。沖縄とか 地元の人は昼間は家にいて,夕方から遊ぶ…って聞いたことあるし。 でもそれってサマータイムの精神と反対だよね。結局サマータイムは 緯度が高く昼間余り暑くない西洋の考え方なんでしょうか?…。
さて,Webからネタでも…。
「理科は実生活に役立たない」と子供に言わせた 調査結果が結構ネットで話題ですが,何のためにこんな調査をしたんだろう?, というのがわたしの最初の疑問です。調査なんて漠然とやるわけじゃなく, その結果から何か施策を引き出したいからで…。いろんな人が 指摘してますが,わたしも小学生に「実生活」の事なんか聞く方が どうかしてる…と思います。小学校くらいだと将来のために 勉強してるんじゃないの?と,すぐ役に立ってる…って実感できるような 知識を教えても仕方がないのではないかと…。
もっとも,教え方次第で役に立っている…と実感させることは可能だとは 思いますし,そう思わせた方が,生徒がその授業を嫌いにならないと 思いますが,この調査では別に理科離れが進んでいる訳じゃないとも 言えてるので,ますます何のための調査なのか良くわかりません。
わたしは理系でしかも研究者だから思いますが,小学校や中学校の 理科は役に立ちますよ。ついでに言うと国語も社会も算数も英語も 役に立ちます。でももちろんズバリ役にという形では立ってません。これらの 基礎の上に自分に必要な知識を重ねる土台として必要なものだと 思うって事です。
小学校の理科って何習ったっけ?。植物を育てたりしましたが, あれはいま野菜つくったりするのに役に立ってるし,電気で電球つけたり っていうのも懐中電灯を扱うのに参考になってるんじゃないですか?(笑)。
ついでに書くと,学校で習う知識がなくても生活するのには困らない…って 意見もあるのかしれませんが,生活の知恵を理屈を理解しないで単に 覚えているのと,理解しているのでは,応用力が変ってきますし, そもそも物事の原理を知りたいと思うか思わないかで,その後の 知識欲が変ってくると思います。
まぁ,殺伐としたこというと,学校の勉強なんて,やっておかないと, 将来楽で安定した仕事を選ぶ選択肢が減る…っていうのが本当の 動機な気がするし,以前は進学しないと働かなくてはいけないから, 進学のために勉強した…っていうのもあったような気がします。 いまはパラサイトしている若者がいるので,あまりそういう 意識にならないんですかね?:-p…。
とかいろいろ理屈を書くより,実は小学生なんていうのは親に誉められる, 仲間内で優越感を得られる…とかいうのが一番積極的に勉強とか スポーツとかをやらせるには有効な気がしますが…。


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