だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。
あしからず。
- 3/31(不思議ちゃんが増えるわけ)
- ちょっと友達と話していた話をメモがわりに…。
最近「不思議ちゃん」とか「電波君」が増えてませんか?…と 聞かれて…,なるほど…と。
まぁ実際は良くわからないのですが,ネットとかを回っていると, かなりそんな感じのことを書いている人を見掛けます。 普段はわたしはどちらかというと論説とかを書いているページを 巡回してるのでそうは思ってなかったのですが,個人のブログとか 回ってるとそんなもの多いんでしょうね。某SNSとかの 日記観てても,文章になってない文章とか,不思議なことを 書いている人結構います。…まぁこう書いて適切か わかりませんが,女性が多いな…と(^^;)…。
で,この話をしていたときに答えたのは,元々の人間の コミュニケーションには言葉じゃなくてフィーリングで やっている人がたくさんいるのだけど,こういうネット社会になって そういう人たちも自分の心情を言葉で表現しなくてはいけない。 で慣れてないので,そういう文章になってしまうのではないか?…と いうこと…。
つまり言葉で議論や伝達でコミュニケーションをする人以外に, 一緒にいて,相手が喋るのにうなずいたり,泣いたり,抱き合ったり そういうボディランゲージや表情でのやり取りをコミュニケーションの メインにする人たちっているのだと思います。まぁわたしの知り合いには あまりいないのですけどね(^^;)…。女性同士のコミュニケーションとか ありそうな…。で,今はネットだし,そうじゃなくても携帯の メイルで文章にしないとコミュニケーションが計れなくなってる。 そうなってると言葉で語るのが苦手な人たちも文章にしなくては いけない。まぁ文章にはできることもあるんでしょうが, 普段メインで使ってるボディランゲージの部分もなんとか 相手に伝えたい…とか文章化したいと思うとどうも変な文章に なるのでしょう。そういえば,こういう人は絵文字も良く使いますね。
ということかなぁ…と思いましたけど,一方でそういう文字にできない コミュニケーションが埋もれつつあるのかなぁ…とかとも 思いました。実際会社でコミュニケーションの研究してますが, 今のレベルだとなかなか言葉にならないものを伝えるのって 難しいですね。将来はそういうのも伝えられるようにやっては いるのですけど…。
- 3/30(オイルショックとトイレットペーパー)
- よるNHKをつけてたらオイルショックの頃のトイレットペーパ騒ぎの 話をやってました。この騒ぎの頃わたしは小学校に 上がって間もなく…って感じだったのかな?…。一応おぼえてます。 母親に連れられて「一人○個限定」のトイレットペーパーを 買いに行きました。
ちなみに当時はトイレットペーパーじゃなくて「ちり紙」って いうのがあって,それも番組で出てきましたが,あれって最近 売ってないのですか?…。ティッシュじゃなくてアレで十分な 場合もあるんだけど…。ちり紙の前は本当に古紙でお尻を 拭いていたそうです。へぇー…。
で,なぜオイルショックがトイレットペーパー不足になるのか, 今考えても全く良くわからないのですが,番組中はデマだった… って感じでしたね。大阪で起ってそれが広まったと…。 正直どういう風に広がってどういう風に収束したかは 当時のこと良く思い出せないし,番組観ても良くわからなかった …って気がします。まぁお酒飲んで観てたので細いところ 良くわかりませんが…。
でも当時の様子を聞いていろいろ興味深かったです。 水洗式のトイレが普及し始めたばかりで,トイレで布おむつを 洗って,誤って流してしまい団地全部のトイレが詰まったり していたらしい…イヤぁーすごいなぁ…。まぁつまり 水洗トイレとともにトイレットペーパーが急速に普及したってこと らしいんですが,その辺の勘所がなかったので, 紙不足で大変…って感じになったということでしょうか?。
というわけで,結局良くわかりませんでしたが,当時の様子を 思い出して,そういえば結構今に比べれば貧しかったよなぁ…とか 思ったりも。そして自分が生きていた時代が白黒映像で映されるのを 観るのって,何か違和感あるよなぁ…と感じてみたり…。 あそこに本当に自分はいたのか?…と…。
- 3/29(社会的制裁)
- 朝起きてNHKのTVニュースを見ていたら,姉歯氏の耐震計算偽造の最後の物件がわかった…って ニュース。それはそれで,ふーん,という感じですが,その前の日に姉歯氏の奥さんが自殺っていうニュースを Webでみて驚いていたので,その話もTVで出るかと思ったら, こっちはスルー。自殺の方はゴシップってことなのか?…と 思ったりしたのですが,民放のニュースでは扱っていたのでしょうか?。
まぁ姉歯氏がやったことは,そう簡単に許されるような話では 無いし,奥さんに関しては以前から病気ということで,自殺しやすい 状況だったのかも知れませんが,まぁでも普通に考えれば, 姉歯氏の犯罪と…それを扱うマスコミとに無関係じゃないよね…。 後味が悪い話の気がしますが,別にこういう事件じゃなくても, 関係者がマスコミや世論に押されて自殺することは,幾らでも あり得る事,過去にもあったし。でも普段はそういうこと 意識して取材したり,傍観したり…はしてないよなぁ…,等と 思いました。
「社会的な制裁」とかいうけど社会的な制裁って自殺に 追い遣ることなのか?。被害を受けた当事者が怒って攻め立てるのは わかるけど,全然関係ない第三者とマスコミが追い詰めて 家族を死に追い遣る…っていうのは,どうなの?…。 社会的制裁ってリンチのこと?…。等と思うけど, まぁでも,今後もこういうことは続くのだろうし,わたしも ゴシップをみて,ああぁこうだおもって,またここに 文章を書くこともあるんでしょう。
自分が人を殺しているかも知れない…っていうことは,ちょっとは 意識した方がいいのだろうか?…という気はしました。
でもNHKのスルーにはちょっと引っ掛かったんだけど…。
- 3/28(判決が決まってる裁判)
- 麻原彰晃こと松本智津夫控訴棄却ってことが ニュースで話題になっていました。最高裁ならともかく 二審への控訴棄却ってどうなんだろう?…と思ったんですが, 弁護側が時間引き延ばしとか,そういうことでちゃんと やってないので,まぁ仕方ないと言えば仕方ないのか?…, でも松本被告の意思はどうなってるんだろう?。死刑になるのは あんただよ?…。まぁ涅槃にいけると思ってるのかも しれませんが:-p…。
弁護人というと先に最高裁を欠席した弁護人の話とかを 読んでいても,どうも原告被告ではなく,弁護士が勝手に 思想を持って裁判を振り回すケースがあるように思うんですが, これってどうなんでしょうか?。おのれの勝手な死刑反対思想の ために多くの人の労力が無駄に消費されてるっていうのを みると,これも一種の犯罪ではないか?…とか思ったりも するのですが…。
まぁそういう裁判を私物化する弁護士の話が今回のメインではないので, 置いておいて,今回思ったのは松本被告に死刑以外の 判決なんてあり得るんだろうか?…ということ…。
宮崎勤の裁判の話を聞いてるときも,まぁ松本被告とは違って, 宮崎勤には若干の情状酌量の余地があるのではないか?…と いう気がしたのですが,でも世間を騒がせた大きさからして, 死刑になったのではないか?…という気がしないでもない。 あそこで死刑以外の判決が出たら,物凄い議論になっていたと 思います。
もっともわたしは死刑反対論じゃじゃないし,日本の「犯罪人を 更正させるための刑法」の考え方には若干の疑問があるので, 冤罪じゃないのであれば,重罪にすることにさほど抵抗は ありません。まぁ冤罪の可能性があるときは慎重にすべきでしょうけど。
そういう意味でいうと,松本被告に冤罪の可能性があるんでしょうか?。 彼が指示したと言うのが明らかであれば,そりゃ死刑でしょう。 本人は信者が勝手にやったと主張はしてるようですが,あれだけの 犯罪をする団体をつくったという意味でも,その責任は大きくて, それなりの極刑な気がします。
- と思ったら 勝谷誠彦氏は真相を明らかにするために裁判をすべしとのことで, あぁーオウムの裏に別の団体の陰を感じているのか…。でもそれって 裁判で明らかになるかなぁ…。とか思ったりも:-p。
いずれにせよ,裁判は世論に押されて判決を出すことがあるんじゃ ないか?…という気がしないでもない。でもそれは法治国家としては あってはいけないことなんですけどね。ただ以前は行政に 味方する形で,世論に合わない最高裁判断があったりして, それもそれで良く問題視されてましたが…,要は司法の独立性と, 裁判官の良識・見識はどうなってるんでしょう?…ってことです。 世論に判決が押されるって言うのは,つまりマスコミに 判決が押される…って事になるのでしょうから。
ちなみにわたしは犯罪者を精神鑑定して,異常があったら 罪が軽くなる…っていうのにも引っ掛かるんですが,まぁ 現行法がそういう思想だから仕方ないと言えば仕方ないです。 法律って決して常識に照らし合わせて出来てるわけじゃないので, いろいろ納得行かないところはあるのが当たり前なんでしょうけど…。
- 3/27(春)
- 今日は実は辞令をもらうために横須賀に朝から出張。 辞令と言っても,異動が伴うわけじゃなくて,ちょっと 担当するし事が増えたという感じ。まぁ席が変わるわけでも ないので,たいした変化は無いのですが。
でも辞令をもらうということで,一応スーツを着て行きました。 ふと考えてコートを着るのを止めてみましたが,結果的には ほぼ成功。昼間は全然寒くないと言うかむしろ暑かったです。 ただし,その格好のまま夜はライブに行ったら,ちょっと 帰りは寒かったか?…。服を選ぶのが本当に難しい季節。 道行く人をみてると,スーツ姿の人もほとんどコートを 着ていて,コート無しの人はまだまだ少ないようですが, 今日は暑かったと思いますけどね。
そんな感じなので,桜も一気に開花。横須賀がほぼ満開…と 思っていたら,武蔵野もほぼ満開でした。
武蔵野は市役所周辺に桜が多いので,今週末に桜祭りを するみたいです。会社にも桜が結構あって,来週花見…って 予定なのですが,思ったより早いので早く散らないで欲しい。 今年はまだ花見してないし…。
というわけで,急に春になりましたね。
- 3/26(泊まる)
- 昨日の日記に書いているように,昨夜は大学時代の 先輩(♂)が泊まりに来てました。遊びに来たというより, 出張の際にホテル代わりに…という感じで,夕方来て 一緒に飲みにいって,翌朝10時前には出るという感じ。 もっともわたしが「早く帰って欲しい」オーラを出していたのを 感じて早々に出ていったのかも知れませんが(^^;)…。 まぁちょっと用事あったし(^^;)…。
この先輩は大学時代親しいかといえば,それなりに親しいですが, 泊めたのは初めてですし,わたしが先輩宅に泊まったことも ありません。でも聞けば結構いろんな人のところに泊まってる 様で,まぁ知り合いのところに泊まるのが趣味なのかも。 以前そこまで親しくない知り合いが泊めてくれ…って 言ってきたけど,寮で狭かったので断ったことがあります。 まぁでもその人の家には泊まったことあるんですけどね(^^;)…。
人の家に泊まる泊まらない…っていうのは人によって その閾値が結構違うように思います。わたしはどうかというと…, うーん,当たり前ですが相手にはよりますが,わりと 泊まってるような気もします。高校時代の友達の家は 遠いところは泊まったりしてるかなぁ…,近所の人は 遅くなっても帰りますが。大学時代の友人は…,若い頃は 何度か泊まったところありますが,最近はめっきりか…。
まぁ人の家に泊まるよりも,ホテルに泊まった方が気が楽…って ことで泊まらなかったり,夜遅くまで語り合いたいから 泊まって…とか,そんなことなんでしょうが,意外に 朝が決まりが悪かったりするんですよね(^^;)。夜は 飲んで盛り上がってるから気になってないのかも知れませんが…。 朝って何時に起きたらいいか良くわからなかったりとかで。
…と,最初は「泊めて」と言われたときに,ちょっと 引っ掛かる部分があったので,泊まることについて書いてみたのですが, 書きながら思い出したら,結構最近でも自分が良く人の家に 泊まっていることを思い出して,なんか引っ掛かったことを 反省しました(^^;)…。
それから…,ちょっと補足しておくと,遊びに来て泊まるのと, 他に用事があって来ていて泊まる…っていうのも,違うなぁ…と 思いつつ,わたしも最近,出張のついでに人の家に泊まったことが あったことを思い出しました(^^;)。失礼しました。
- 3/25(泊め)
- 今日は大学時代の先輩が,泊まりにきてるので, 日記的にはお休み。明日気が向いたらまとめて書きます。
- 3/24(量子的自我)
- PSE法が骨抜きになった模様。これは 喜ぶべきことなんでしょうか?…。いや,この欠陥法をなんとか (改正)しないといけないんじゃない?…と思うのですが…。
まぁこの件については,もう少し動向をみようかな…と 思います。相変わらずTVでは取り上げないけど,どれくらい 世の中の人は理解してるのだろう?…って気はするけど。
というわけで,話を変えます。
404 Blog Not Foundさんのところに「量子的自我」と 言う言葉が書いてあっておもしろかったです。自分が観測される度に 変わるとか,コミュニケーションで確認される…って話は いろんなレベルで言えて,「自我」を「考え方(意見・立場)」と することもできるし,「存在」そのものとすることもできます。 そう,自分の存在が他人との確認の中でしか存在しえない…って いう考え方自体は,以前から哲学の考え方の中ではあったはずです。 わたしも「そうなのかもしれんなぁ…」とか考えることもある( わたしはよく観念論的な袋小路に入り込む)ので,コミュニケーションの 中で自我が確立する…っていう話自体は,そこまで新しい概念かと 言われるかと…。まぁここで言われている自我は存在よりは考え方とか 意識の方が近いかな…と。そういえば集団的意識みたいな 話も,以前からあったように思う。
というか,こういうやり取り…というのを「量子的」って 呼んだのがわたしには新鮮に感じたのでした。そういえば, 最近いろんなところで「量子的」って言う言葉が便利に使われてるなぁ …って気はします。そうか量子的…って言葉を使うと 今風なのか…って(笑)。
話をそらしますが,わたしの仕事はまさにコミュニケーション(=通信)の ための技術を作ることなので,人はコミュニケーションの中に 何を求めているか?…というのは,しょっちゅう考えているのですが, 「量子的」っていう側面でいろいろ考えてみようかな?…と 思いましたよ。そういう意味じゃこの概念はなんかの役に 立つかも:-)…。
- 3/23(脈絡無く…)
- またPSE法ネタをちょっとだけ書くと,「電気用品安全法に従ってマークを付けても リサイクル事業者には原則として製造物責任が生じない」なんて 話が出てますが,本当なんでしょうか?。それこそこの法律の 根幹を揺るがすような解釈のような気がするのですが…。
もう一つ…。PSE騒ぎに詳しいと思われてひどい取材受けたよとか 書かれてますが,いや…大手マスコミの取材のひどさはあちこちで 聞くので,驚くところかなぁ…とか思ったり…。しかし大手マスコミって ネットで燃えてるところ見つけるの苦手なんですね。意外でした。 つーかmixi使ってるライターって結構いるんだなぁ…と あらためて思ったりも。あっ,ちょっと小寺氏批判みたいに 取られると困りますが,そういうつもりはないです。はい。。
なんか小ネタを二つ書いたので大ネタを書きにくくなってので, もう少し短いやつを…。
この話は,ちょっと深くは書きづらいので,簡単に…。 ヒカリ回線は国民のものというソフトバンク。
うーん,Y!が駅前で道行く人にADSLモデムを押し売りしてるときに, 「ADSLはつなぎの技術だ次は光がくる」と一生懸命光を 引いたり,いろいろ開発したり,売り込んでる人達を 知ってる身としては,普及したから後から出てきて 使わせろ…っていうのは,かなり身勝手に見えます。 というか頑張ってた人がむくわれんなぁ…と。それに 施設を協同出資会社で…っていうけど,NTTは5年先の技術に 設備投資するような会社ですが,ソフトバンクにそういうことが 出来るとはとても思えない。常に今儲る…ってスタイルでしょ?。 共同出資にしてもたいした額出せない気がします。…。
まぁ通信業界がいろいろいびつな構造になってるのは, 認めますけどね。でも自社の利益を追求してるのを 「国民」みたいに言われるとなぁ…。必死なのは わかりますが…。
…というわけで,最後の話はあまり突っ込まないでください(^^;)。 わたし自身片寄ってるのは認めますが,直接は関係ないし…。
- 3/22(格差と核家族)
- 週末にいくつかの報道系バラエティを観ていて, 格差社会が話題になってました。
ウェークアップ+では, 福島みずほ,松原聡,舛添要一,江川紹子,勝谷誠彦, 金美齢,橘木俊詔という面子で討論をやっていて,面子の 妙でしょうが,「格差が悪いわけではない」って話が進むところが おもしろかったです。福島女史だけが「悪い」って言っていて, むしろ薄っぺらに感じるくらい(笑)。松原氏が「格差が悪い っていうといい人で簡単ですよ」って言ってるのが,もう社民党とかの 「綺麗事ばかり言ってるけど実現性が無い」っていうスタイルを あぶりだしてるようで(笑)。「格差」の対極で「悪平等」を 出していて,どっちがいいですか?…っていうのはレトリックな 気がするけど…。
そういうのに比べるとサンデープロジェクトは政治家同士の 討論で,むしろ野党が元気だったのですが,前の日に上の番組を 見ていたせいもあって,「政治家の方が薄っぺらで,非現実なのは どうしたものかなぁ…」って感じで冷めてしまいました。
というわけで,格差社会も単純な話じゃなくて…単にいい悪いという より,いろんなケースを見てどう対処していくのか?…という ステージに入らないと,単なるガス抜きになるでしょう。
そういう意味でいうと,最近はまた新卒の求人が増えてきてる 様ですが,不景気の頃に就職難で正社員になれなかった人が, 現在大量にいるわけです。先日学生とかと話していても, 学生って生まれた年で,こんなに運命が変わるかなぁ…とか 思ってしまいましたが,そういう煽りを受けた人達のことを 考えていたら香山リカが貧乏くじ世代という言葉を使ってるようで, なるほどなぁーと。
- バブルが崩壊して雇用の流動化が始まったときに,これからは アメリカみたいに転職してキャリアを磨く社会がくる… みたいなことを(リストラの正当化として)言われた気がしますが, 結局10年経ってみたら,確かにIT企業とかはそういう部分が ありましたが,まだまだ中途採用を取る大企業は少なく,やっぱり 正社員になれなかった人は苦労してるわけです。どうするんでしょうね。 この辺の人達の救済策は…。
もっとも,不況が収まったら,その歪みを背負った人達の 事を考えるっていう文化は,もっと荒れてる国を考えると まだまだ健全というか,そもそも格差が問題になる…ってこと 自体が日本という国のやさしさを感じないでもありませんが…。
もっとも,核家族じゃなくて,何世代もからなる大家族だと, ある年代の人が不利益を被っても,家族全体ではそれを 吸収できるわけで,やっぱりここでも核家族の弊害…っていうのが 顕在化してる気がします。少子化とかDVとか年金とかそういう 問題ってすべて核家族だから顕著になってる気がします。 日本人のメンタリティがそもそも核家族に向いてないって 感じも。
もっともいまから急に大家族制に向かう…っていうのも 無理があるとは思いますけど,要は相互扶助は家族で行っていた 文化なのでそれを社会に求めるっていう意識やシステムが 妙に下手なんでしょう。慈善団体を育てるような宗教も あまり目立たないし…。その辺を意識していかないと, 結局はその場しのぎにすらならない政策ばっかりになる気がします。
大丈夫ですかね?。
- 3/21(WBC日本優勝)
- 今日は春分の日で休日ですが,WBC決勝戦ということで, 昼間はTVで野球観戦でした。結果日本優勝はご存じの方がほとんどかと 思いますが,ゲームとしてもとても面白く,非常に観てて 充実してました。
というか,終わってみたら日本のためのようなWBCだった 様に思います。二次リーグ2敗して,もうダメか…と ほとんどの日本人が思った中で,アメリカの敗退の失点率差で 決勝リーグ進出。その後の韓国戦では今大会2度も負けてるのに 勝ち,そして今日キューバにも快勝。というか,決勝が 春分の日にあるって事自体が,どうみても日本向け。 普通アメリカでの試合なんって夜中か昼間にあって, 平日生で観られるなんってあり得ないのに,日本の休日に 合わせて決勝戦する…っていうのは,どういう事ですか?(笑)。
二次リーグを通過できたのも失点数だとアメリカと同じだったのが, 裏表の関係でイニングが違っていたという僅差。これも 組合わせや裏表が違っていたら出られなかったわけで, あらゆる意味で日本の優勝を盛り上げるために一度絶望の どん底に落しようにすら見えます(笑)。
まぁそういうハラハラ感もあっておもしろかったし, それだけ各国実力が拮抗しており,おもしろかったのでしょう。
キューバ戦も数字だけ観ると日本の圧勝ですが, 1,2点差だとあっという間に逆転できるのを見せ付けたキューバに 本当に最終回までハラハラのしっ放しで,リードしてるのに 気を抜けないという観ていて本当におもしろい試合でした。
今回は日本のチーム編成も多分奇跡的に良くて,王さんが 監督をしてるのもあり,国際的な認知が高かったり, イチローもアメリカでは高く評価されていたり…と。というか イチローがいるおかげで,日本の他の打者が長打狙いじゃなくて, 繋ぐバッティングを実践できたというのもあるんでしょう。 世界のイチローが進塁打を狙うので,他のロングヒッターも それに習ったと…。そういう意味でも,他のメンバー構成だと こうなったかどうかはわかりません。日本が世界一に なったのはたまたまだった様な気がしますが,それゆえに とても面白いゲームだったと思います。
- 3/20(お休み)
- 今日は飛び石連休の平日ということで,休みをとりました。 まともに平日に休むのは久しぶり。たまたま友達が 上京してきていたので,一緒に遊んで…というか東京案内。 今話題の六本木ヒルズに行ったり…というか実はわたし, 行ったことなかったので,ついでに行ってきました。 あと浅草にちょっと行ったりと新旧の東京見物…という感じ。
まぁそれだけなんですが…。とりあえず今日はそんな感じで。 明日もお休みですね。
- 3/19(WBC)
- 肩が痛くてしょうがないので,今日はサウナにいって, マッサージしてもらいました。サウナに入っている間WBCの 中継をやっていて,みんな見入っていて,チェンジの時間に 一斉に外に出て…って感じがなかなかおもしろかったです。
いずれにせよ,日本はようやく韓国に快勝して決勝進出。 よかったです。なんかアメリカに失点率で勝って準決勝に 進んだときは,なんとなくこれで喜ぶのもなぁー…と いう感じがして,今日みたいにちゃんと勝ってくれると 素直に喜びます。まぁ準決勝進出は選手や監督が喜ぶのは いいとして,応援してる方としては…って。もっとも 韓国はここまで二回も日本に勝って,ここで負けて敗退って いうのは残念でしょうね。
今回の試合をみていて,アメリカが意外にアメリカン人だけじゃ 強くない…とか攻撃型のアメリカの野球より守備型の韓国の 野球の方が実は強いのではないか?…とか思ったりもしました。 韓国は結局守備はノーミスでしたから…。だた守備がどんなに 強くても,投手が一発打たれれば負けるって意味じゃ, 守備力だけでもダメかと思いましたが…。
いずれにせよ,日本としては嬉しい結果で,決勝が楽しみですが, アメリカがやる気をなくして,もうやらない…ってことに ならないか心配です(笑)。
もしアメリカ人がプレーヤとして実は,世界一じゃなくても, メジャーリーグが世界一なのは結局は世界一ギャラが高いから 世界中から優秀な選手が現われるわけで,そのためには, マーケットが世界で最大でないといけない…ってことで,強い リーグを作るためには選手じゃなくて,マーケットを大きくする …ってことが大事なのだなぁ…と思いました。
- 3/18(デモ)
- 近所でPSE法に反対するデモがあったので 参加してきました。写真には写ってないようですが…。
わたしは以前にも書いたように 何度かデモとかには参加してるのですが,今まで出たデモに 比べると,今回のはかなり素人で,どうもみていて危うい感じ, 結構参加して辛かったです。
まぁ今回の主旨は中古販売を してるお店の呼び掛けで,さらに「中古家電が買えないと 貧乏人は困る」という主旨だったので,つまるところ「 オレ達は貧乏人」という感じで,貧乏人という自覚がない わたしはどうも賛同しにくい…。というか声を出す人たちが, 怒号だったり,下手な音楽弾いたりとかで,ちょっとなぁ…と。 デモの時にならす音楽って重要なんだな…と思いました(笑)。
ついでに言うと,天下りとかはわたしは問題視してないので, そういう論点を出されると引くとか…まぁいろいろあるのですが, でも話題性を上げるためにたくさんの人が参加した方がいいよな…と いう意味で参加したのです。
いまPSE法の問題は一部ビンテージ楽器を除外する…という ことが言われたこともあり,かなりわかりにくくなってると 思います。TVのニュースでダイジェストで取り上げるのではなくて, メインのテーマとして掘り下げないと,どうしてこの法が欠陥法なのかが 良くわからない。だから話題性を上げたいというのが,わたしには あります。
確かに安全な家電を売るべきというのはわかります。しかし 5年前の基準と今の基準にそれほど差がないのに,今の基準じゃないと ダメなのか?…,本当に安全を言うのであれば,それこそ車検の 様に定期的に検査すべきではないか?とか思いますし,販売店が 製造業として検査しなくてはいけない…とかいうのは どうかと…。
わたしが反対してるのは貧乏人で困るというより,単純に 大量の使える製品がゴミになるのが非常に気持ち悪い…という 点だけです。エコ馬鹿なのでこういうのダメなのです。
まぁ確かに販売店が検査してリスクを背負う…というのも あるかも知れませんが,だったら検査のための機材が高いので, それを受託する体制とか,リスクを背負うなら,保険とかに 入ってないと,いざ何かが起きたときに販売店が本当に保証できるか わからないとか,そういう体制を作ってからじゃないと とても実行出来ないと思います。
- 3/17(オウムというトラウマ)
- あちこちで話題になってるので,どこにリンクをしていいか 良くわからないので,もうしわけないのですが, アンカテさんにリンクさせて頂きます。わたしはこの松永英明という人を全然しらなかったのですが, 最近元オウム信者だった…ってことで,混乱が起きていると…。
正直なぜこんなに混乱してるかがわからないのですが,つまり それだけ多くのファンがいたってことでしょうか?。で,元オウムと わかって…ってことみたいです。もちろん元オウムとわかって 批判したり警戒したりする人もいるし,「元」なんだからと 言ってる人もいます。わたし的にはこの人の文章を読んだこともないので, 信じるとか信じない…とかいうのは全くないのですが,そういう 端から見ていて思ったのは「オウムってトラウマなんだな」って ことです。
もちろん,それだけの事件だったし,その当時それだけの 衝撃を受けたというのは良く覚えてます。だからトラウマで あることは問題じゃないのですが,トラウマってトラウマで あることを自覚できない…っていうのが問題なのだと思います。
トラウマというとヨーロッパにおけるナチスがやっぱり トラウマだと思って,もちろんナチスが批難されるのには なんの異論もないのですが,異論に対して法律で規制してると いう異常が続いているだけやっぱりトラウマだと思うのです。 そういう意味で言うと日本ではオウムに肯定的なこと, さらに元信者に対しても肯定的なことをいうと,激しい反発が 起きるとすれば(あまり詳しい状況は把握してないけど),やっぱり トラウマだと思うのです。
まぁ問題となってる人がどういう発言をしてるか良くわかって ないので,不適切かもしれませんが,たとえオウムであっても, 犯罪のことを全く知らず関与せず,信仰とか修行だけをして, 犯罪組織だとわかったらさっさと改心した人も多くいるだろうけど, もしそういう人も批難されるのであれば,ちょっとどうかな?…と 思います。もちろん改心したかわからないから,警戒する…って いうのはあるかとは思いますが。
さらにこういう比較をすると不適切…と言われるかも知れませんが, かって日本が真珠湾攻撃をやったときに「テロ」と言われた ことを省みると,その攻撃に関係してなく,その後国の体制まで 大きく変えたこの日本が,その当時の被害国にいまだに 危険な国家扱いされている…という現実もそれと同じ仕組みなのか? などと思ってしまいます。まぁ特定アジアの日本批判は単なる 政策という話もありますが…。
- 3/16(頭に入らず)
- 今日は学会の大会の三日目,今日で終わり。結局三日とも いました。今日は昼から帰ったけど。
発表を聞いたり,要項を読んでいても,妙に頭に入らず 「オレってバカになった?」とか不安を感じたりしてますが, 多分脳の優先順位が変わってるんだろうなぁ…と思ったりも。 ポスターセッションで説明を聴いていても,長くてイライラ してきたりして,普段会社で短く説明する訓練ばかりしてるから, 逆に長い説明を聴きにくくなってるんだろうなぁ…と。
つまるところ,ずいぶん変わってしまった自分を感じてるのですが, 元に戻れるのか?,この世界に入っていけるのか?…という 不安が多少はあったりもします。
関係ないけど昨日の日記もたくさん詰め込もうとして, ムチャクチャになってるし…,どうも最近脳みそが うまく働いてないようで…。ちょっといろいろ 気合いの使い方を考えないといけないなぁ…とか思ったりも してます。
まさかアルツハイマーじゃないよな?…とかちょっと 不安もありますが…。あっ酒止めろって?(^^;)。
というわけで,ネタがないので呆けてる事自体をネタにしました。
- 3/15(海の向うはムチャクチャ)
- 旧ユーゴのミロシェビッチ大統領の葬儀問題で もめてるとかいう話を聞いても,戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争という本を読んでる わたしは,この人だけが単純な悪人とは思えません。一方 話は変わりますがイスラエルがパレスチナの監獄を攻撃し囚人をさらったとか いう話とか,あと最近カンボジアで無実の罪で捕まった男の話( こちらはフィクションですが,著者は実際にカンボジアで 捕まったことがある人らしい)とかも読んでいて,つまるところ 世界はムチャクチャなんだ…とか思っております。
まともな法治国家ってどこにあるんでしょう?。日本と西洋の 一部以外ってこんな感じなの?…とか思うと絶望して 宗教でも信じちゃいたくなるけど(笑),まぁだから日本は 無思想なのね…と妙に納得も…。
パレスチナ問題が実は土地問題…という話を聞いて貧困が 紛争の原因なのか?…と思うこともあるのですが,実際は どうなんでしょう?…。日本が安定してるのは西洋が安定してるのは, 豊かだから?…。もちろん支配欲から権力者になってムチャやってる 独裁者みたいのは世界にはいるのでしょうが,それを国民が 支持するのは,やっぱりその人が貧しさから救ってくれるという 幻想をもってるからの様な気もします。日本は豊かだから逆に 指導者に期待しないし,期待しないでも生きていけてる。
そうであれば,世界中が十分に豊かになったら紛争はなくなるのか?。 でも逆をいうとそうなると指導者は支持されなくなるから, 無理に貧しくしてる…っていう可能性もあります。
もっとも地球には地球上の人間を全員豊かにするだけの資源は 無い気がします。それに西洋や日本の豊かさが貧困国との 経済差から来てる…って気もするので,世界中が等しくなると, 結果としては誰も豊かじゃなくって気もします。
そんなこと考えると世界に紛争があるのは当然の結果なのか?…と いう暗い結論に落ち込んでしまうのですが…。実際のところ どうなんだろう?…。
- 3/14(PSE,経産省からの返答)
- PSE法問題…。「ビンテージ楽器は『例外』に」という話。
良かった…という人もいるかも知れませんが,それだけに わたしは,今一つ不安です。PSE法の問題は楽器愛好者から 声が上がったせいか,大手マスコミもいまだに楽器の話として 取り上げる雰囲気があります。しかし実態としては,中古の 家電や業務用機器の販売が出来なくなるということで, それを使ってる人たちが困る,さらに大量のゴミが発生する可能性が 高い…ということで,楽器以外の面での影響が大きいと 予想されてます。
こういう策を省があげてきたということは,もう十分に対処した といいきられる可能性があります。彼らからしたら,対処した策が 不十分…といわれれば,無能のレッテルを貼られるので(まぁ 欠陥法を作るくらいだから無能なんですが:-p),意固地に なる可能性があるでしょう。あともう一つ「楽器が売れるなら いいや…」と熱が冷める人,そしてマスコミがいるかも知れないと いうこと。下手をすると,反対運動をしてる方が,なんでも けちをつける連中…と思われかねないという懸念が…。
わたしは会社の寮をでてアパート暮らしをする際に,個人売買ですが, 洗濯機やこたつは中古で買いました。あと自宅で使ってる 冷蔵庫や炊飯器はやがて20年になります。これらの家電は ゴミではなく十分にまだまだ使えるもので,これらをどこかに 埋めるっていうのはあまりにあんまりです。個人売買すれば いいじゃないか…といわれてもどこかで委託販売できるなら まだしもネットでのやり取りはトラブルも多くて,あまり 気が乗りません。そういう自己責任をしろというのでしょうか?。
あと上記の記事にある,政府がビンテージを認可するの?…という 突っ込みどころはとりあえず,置いておくにしても, 中古業者が自ら点検をする…という道がどれくらい有効なのか?…って ことも関係するかなぁ…と。でもこれ著作権問題はどうなったんでしょう?。 ちゃんと関係省庁と調整するとかしないと…。
- 3/13(オーバードクター)
- kmizusawaさんが大学院を出たけど仕事がない ことについて書かれてるのを読んで,ついでにリンク先と トラックバック先とかを読んで…。
まぁ大変そうだけど,ちょっと甘いかなぁ…と思う部分もあります。 もっともリンク先とかは自己責任であることを自覚されていて, そういう意味じゃ甘くはないのですが…。
この辺の問題は実は学生全体がもつ社会認識の甘さみたいな ものがあるのだと思いますが,一方でそれを是正する方法が 思いつかないのも事実です。だいたい子供は「なんとかなるだろう」と 思って暮している人がほとんどで,家が貧乏で自分も稼がなくては いけない子供ならともかく親の金で学校に行ってる子供が 具体的にどういう仕事について,そのためには…と考えているか?と いうとそういうの希じゃないか?…と。…まぁこういうのは 姪(中学生)と話していても感じます。どうして自分が 食べられているのかわかってないなぁ…と。あと大学の後輩に 学生のうちに「こういうこと勉強しておいた方がいいよ」と アドバイスしても「忙しかった」とか言ってやらない人がほとんどです。 まぁ仕事上必要になる知識は結局仕事しながらじゃないと勉強 しないのでしょうけど…。
学生は甘い…というのは自分にも当てはまるのですが,でも, 一応甘いながらも考えてきたという自負はあります。わたしは 学部生4年の時と院生の時は就職希望先が全然違っていた…, まぁ大学受けるときも違ってましたが…,それぞれその時点で 考えて選んでました。学部から院に行ったのはモラトリアムも あったのですが,もう少し状況判断をしたいのと,出来る仕事が 違うという判断があったし,博士課程に行かなかったのは, 博士課程の研究が就職先と一致してないと苦労するだろう…という 意識があったからです。ついでにいうと就職してからも, 自分がやりたい仕事が出来るように,いろいろ画策や暗躍もしてます。
というわけで,ちゃんといろいろやんないと,そりゃ思うようには いかない…って。そもそも研究のテーマを選ぶときにおもしろそうとか 興味で選ぶと,そりゃ需要はないよ…ってことも言えます。
…と学生に手厳しいことを書きましたが,一方で大学や政府が あまり考慮なしに博士課程を増やしていることにも疑問はあります。 それだけ博士を増やして,ちゃんと受け入れ先はあるのか?…と。 まぁ博士と高卒を比べると高卒の場合は「高卒だからこれくらいの 仕事でも仕方がない」と割りきれるのが博士の場合「博士なのに…」って ことになるのですかね?…。でも単純に労働供給過剰であれば, 望みの仕事につける可能性が低いことは実は変わりありません。 そういう意味じゃ自分の労働力の価値というのを考えて売り時を 選ばないといけないのかも…。
あと,日本は江戸時代までは親の仕事を継ぐのが当たり前。 明治は富国強兵で出稼ぎ,ブルーカラー。戦後はホワイトカラー…って ことで,あんまり自分に就職市場を考えさせる…っていう風習が なかったのかも知れませんね。もっともここ10年の就職不況は, わたしの頃に比べるとずいぶん学生にも就職のことを 真剣に考えさせたとは思いますが…って,バブル組がこういうことを 書いても説得力ないか(^^;)…。
- 最近景気が回復したせいか,また就職状況は良くなってるようですが, でもその間に就職できなかった人はその恩恵を受けられなかったり, それから必要とされる人材像が変わっていたりとかで既に進学していた 人たちは対応できなかったりとかいうのはあって, 一度うまくいかなくなった人は,なかなか復帰しにくい…っていう 問題はあるなぁ…とは思います。その辺はどうやったら良くなるんだろう?。
- 3/12(生け贄)
- 先週BSで放送されていた世界のドキュメンタリーの「芸術のわな」を この週末に観ていました。イギリス制作の番組で,それぞれ おもしろかったのですが,多少突っ込みどころもあり…。 第3回で芸術に音楽的演出が入った最初をアポリジニって 言ってましたが,琵琶法師とかもそうじゃないか?…,西洋だって 吟遊詩人とかいたんじゃないか?…とか思ったりも:-p。
まぁそれはいいとして第4週で「死人」を描く話…をやっていて, そっちもおもしろかったです。天国しか描かなかった民族が 他国の侵入で争いをするようになって地獄を描くようになったとか…。 あと死んだ人の肖像画が死への恐怖を和らげるのに,一方で 悲惨な死を描くことで死への恐怖も感じさせるとか…,なるほど…。 キリストの張り付け像はその両方が入っている不思議な例だ…と。 まぁキリストはその語られる文脈から,悲惨な像の割に信者を 救うという感覚も与えられるのでしょうけど…。
そのなかで生け贄…の話が出ていました。生け贄というと マヤとかアステカ…が出てきました。生け贄が必要…という 文化ってどうやって出てくるのかねぇ…と考え込んだのでした。 何万という人を捧げた…とかいう話を聞くと…,それって集落が 滅んじゃうんじゃない?…とか,それって奴隷だったの?…それとも 市民だったの?…とか…。もしかして単純に人減らしだったの?。
どうも良くわからないのですが,でも日本にもヤマタのオロチの 話があるくらいだから,生け贄的発想が全然無いわけじゃない。 でもオロチは差し出す方の発想のはなしだから,単純に野党に 娘を差し出せば,しばらく襲ってこない…って発想だったのかも しれません。でもアステカとかって明らかに為政者が生け贄を 殺す…ってことでやっていて,番組では服従させるとか支配とか ってことを言ってましたが,そんなに人殺したら国が傾かないか? …などとも。
まぁいまだに世界各国で指導者による大量虐殺が 起きてるっていう現実を観ると,生け贄は単純に虐殺の 言い訳だったのかも知れませんけど…。この辺のメンタリティって やっぱり日本人であるわたしにはちょっとわかりにくい。日本人は 祟りの発想があるからねぇ…。
…等と考えました。
- 3/11(登校)
- 昨日最後にリンクした親を放火で殺した少年のニュース。 TVでも取り上げていて,その中でテリー伊藤が,その少年は 学校に行くのが辛かったんですよ…みたいなことを言っていた。 まぁテリー伊藤はこういう時は他の人だと言わないようなことを いうのでバランス上はいいのですが,今回は無理やり学校に 行かせることの是非…みたいなことを言ったのだと思います。
でもとなりにいた猪瀬氏もうーん…とうなっていたし,司会者も 困っていました(^^;)。まぁ仮にわたしが親だとしてもやっぱり 学校に行けと言うだろうなぁ…と思いました。
今回のような事件が起きたからといって,親が子供に学校に 無理やり行かせるべきじゃない…という風にはなったら まずいと思います。もちろん親が子供の悩みを理解しようとするとか, 学校以外の居場所が出来るようにいろいろ気を使うとか…そういうのは やるべきだとは思いますが…。
…こういうのはどうも自分の経験と比較してしまうのですが, わたしは小学校を4つ中学校を3つ通うくらい転校したのですが, 小学校はそうでもありませんでしたが,中学校では学校に 行くのが嫌だった中学校もありました。まぁ中学校…って そういうところなんだよなぁ…と思います。で,まぁわたしの場合は, 結果的に転校したので,その嫌だった学校からも逃れられたのですが, 今考えるとそこから学んだこともあります。それから先日 高校の同窓会に行ったときに,上から留年してきた人が 学校に行くのが辛かった…って話をしていましたが,でも その人もその事を今は受け止めてるようでした。要はそういう 時期ってあって,もちろんそれで学校行かなくなって,それでも 成功した人もいるだろうし,行った人もいるでしょう。 つまり学校に行きたくなくなることはそんなにおかしなことではないし, そうであったら親とぶつかるのもよくあることでしょう。
であれば,今回の事件の異常性は学校に行かないとか,行かせたことじゃ 無い気がします。子供を親が教育するのは当然のことですし, もちろん,なんでも強要するのがいいとは言いませんが,変に 子供に遠慮してしまうのもどうかと思います。
まぁわたしも人の親じゃないので無責任な発言なんですけどね。 でも基本的には子供の教育は親が行うものだと思ってます。
- 3/10(考えてもろくなこと無い人もいるのではないか?)
- ネットで見つけた 「なぜ『なぜ人を殺してはいけないのか?』 と問うてはいけないのか?」という文章に書かれている ことは,わたしにすれば当たり前と思うことでありますが, この様な結論を出すために苦労している人が大勢いる…って ことの問題を語る人はあまりいない気がします。
この文章でリンクされている「はあちゅうさん」の日記には 決まってることだから疑っちゃだめだ…というようなことが 書かれていたのですが,それについてかなりネットで 叩かれていたようです。しかしわたしも「人を殺してはいけない」 「放火をしてはいけない」「ものを盗んではいけない」等というのは 最終的に肯定的な結論に落ちないのであれば,それを考える べきじゃないかも知れない…とも思います。
これらの問いかけへの 答えとしてはリンクにあるように「倫理規範」という答えも ひとつです。つまりこれらの命題が否定されたら,安全な 社会が崩壊するという意味で,つまり安全な社会の成立定義 みたいなものだと。もちろんその他にも幾つか回答は あるかとはおもいますが,そのいずれにもたどり着けず, 「人を殺していけない理由が見つからない」でおわって しまう人もいるのです。
このことからわたしが思うのは,現在なんでも「自分で 考えろ」と迫る社会の不健全さで,自分で考えた結果, 反社会的な結論しか導き出せない人に,それを迫った人の 責任はどうだろう?…というものです。健全に考え,健全な 答えを導き出せる人もいて,そういう人は十分に思考したことが, 堅実な確信になるし,他の人を導くこともできるでしょう。 しかし,そういう人ばかりじゃないのではないか?…という 気もします。
自分の場合を考えても,わたしは「火事をおこしてはいけない」とか 「ものを盗んではいけない」とかいうのはかなり幼少の頃に 親にきつく言われ,その実感がいけないという理屈より 先に来ます。人間は理屈で考えているようで,刷り込みで 判断にバイアスがかかることが多々あります。
この例を取り上げるのは不適切かも知れませんが,父親を恨んで放火した少年の話等を みても,わたしだったら殺人をするにしても放火だけは しない(わたしは親から「火付けは三大祟る」と刷り込まれた) のだけど,この少年は火事の罪の重さをしらなかったの だろうか?…などと思ってしまいました。
つまり言いたいことは,自分で考えてもろくな結論しかだせない やつに自分で考えろとか言うなよ,そういうやつは強制的に 刷り込ませろよ…とある意味怖い結論ですが,でもあながち 間違いでもない…とも思ってます。というか「自分で考えろ」と 強要することの危険性をもう少し考えて欲しいと思います。
- 3/9(指紋)
- 日本に入国する外国人から指紋を取るってことが 決まって物議をかもしている…って感じですか?。 ちょっと記憶違いかも知れませんが,以前からそうじゃなかったっけ?, なんか外国の人から指紋取られる…って聞いた気がするけど, あれって観光じゃなくて滞在ってことかなぁ…。
外国人から指紋を取れば差別だ…って話になるのかもしれませんが, 実はわたしも上記のリンク先のコメント欄に多くの人が 書かれているように,「日本人からも指紋とればいいジャン」と 思ってしまいました(^^;)。指紋取られると何か困るかね?…。
たしか日本って世界で一番戸籍がしっかりしてる国らしいのですが, 世界で一番管理されているなら,その管理項目が一つくらい 増えてもたいして変わらない気がします。指紋を国に握られてる…と した場合,今の自分の生活に何か支障が出るか?…っていうと あまり想像つきません。だいたい指紋が効果を出すのはどこかに 行って何か犯罪を犯す場合で,どうも自分がそういうことを する可能性を考えられない。まぁ何かに巻き込まれる可能性は あるけど,だったら早くそれを解消して欲しい…と思うし。
もちろん,自分が清廉潔白…って言うつもりもなくて, 警察に不等逮捕されると困るし,家宅捜査されても嫌です。 違法なものは持ってなくても,みられて恥ずかしいものとかだったら きっとあるだろうし(^^;)。
一方,じぁ自分の指紋が漏れて悪用されたら?…ってことを 考えても,なんに利用されるんだろう?…と。自分の指と 同じ型をつくられて何かに使われるのかしら?…。まぁそういうことが 可能…ってなったら,その時点で指紋は個人認証としての能力を なくすことになると思うし…。指紋より住所や電話番号の方が, 遥かに悪用される用途は多いと思うし。
まぁちょっと考えて,通常指紋が証拠として活躍するのは 刑事事件で,だから扱うのもたいてい警察なんでしょうが, 一般的に取られると民事レベルでも使われたりするかな?…と 思うと…,うーん,ちょっと想像しがたいけど,すこし躊躇するかなぁ。
国に個人のことを取られるというか縛られるって言う本能で 嫌だ…って,っていうのはわかります。でも実際に取られて 何か支障が出るのか?…って考えるとあまり想像できない。 外国人が騒ぐのであれば,日本に住むなら全員必要ですよ…っでも いいんじゃないかなぁ…と思ってしまいました。
まぁ具体的に「こういう場合まずいのでは?」ってことが 思いついたら,考えを変えるかも知れませんけど…。
- 3/8(売れ線狙い)
- わたしは学生時代ギターを弾いていて,そこそこ うまかったと思います。当時プロを目指していたか?…と いうと疑問ではありますが,芸術指向が高い性格のため, 音楽にもオリジナリティを…という意識はありました。 まぁ大学入って,しばらくすると他に興味が移ったと いうのもあり,プロの音楽家になるというのは,完全に 外れましたが…。ちなみに研究者というのも,わたし的には 芸術と近いです。
そういう指向なので,やりたい音楽とか独自の音楽, もしくは難しい音楽…という指向はあったとしても,売れ線 狙いというのはかなり低く思ってました。しかしこの歳になって 最近思うのは,売れ線は悪いことではない…と。まぁ 音楽のつくり手とリスナーは超えられない壁があると思ってるので, これは戯言なんですが,「もし今売れることだけを考えて, 音楽を作ったら売れる音楽を作れるかなぁ…。作れるかも」とか トンでもない自惚れを書いておきます。冗談ですよ(笑)。 まぁ仕事ならともかく,音楽をつくって売り込むだけの お金を持ってくることは,未来永劫わたしには無理ですから, これは単なる思考実験にしかなりません。
もっとも,学生時代はともかく,それからしばらくしてからは, 売れ線狙いはともかく売れてる音楽自体を批判することは ありませんでした。売れてる音楽には売れてる良さがあるし, 売れてるゆえに冒険ができると思っているからでした。 売れてないマイナーな音楽を探してきて,すばらしいと いうのは,まぁ本当にすばらしい場合もあるのですが, リスナーの自己満足ではないか…と思われる部分もあります。 ただ,そうなっても自分のやりたい音楽を無視して まずは売れることを考える…というのにはちょっと抵抗が ありました。
ですが,最近はそれもありか…と思ってます。実際に レコードを売ってる人達や,売れ線のミュージシャンを やってる人達は,あの手この手でどうやったら売れるかを 考えているようです。特に○イ○ックスの歌手とか イメージチェンジをしたら売れた人とかいて,あぁ 試行錯誤してるのだな…と。わたしは昔は売れる人も 本人がやりたい音楽をやっていたら売れてしまった…と 言うような事を想像していたのですが,もしかしたらそうじゃ なかったのかも知れません。
それに養老先生に言わせると人に合わせようが,真似しようが 体が違うのだから,必ず本人の要素は入る…ということで, 無理にオリジナリティを出す必要はないとのことです。 この歳になって思うのは,「自分自分」と無理やり自分探しを するよりも,流れにまかせるとか,周りを見て考えるって 事の方が重要だったのではないか?…ということ。だから どうやって売れるか?…という風に世情に合わせるっていうのも 多いにありでしょう。
ここまでは音楽の話。自分の話に戻すと,わたしは音が 好きだったから,音の研究者になりました。それはそれで 良かったのですが,この歳になって,興味がある分野ではなく, 成果が出やすい分野,やったらみんなが喜ぶ分野…って いう選び方もあったなぁ…と時々思います。まぁ音って枯れていて 新しい成果がでないから,苦し紛れにそう考えているんですが(笑)。 ちょっと今更,路線変更するのは大変ではありますが,若いときだったら そういうのもありだったかも知れないと。
楽をしたいわけじゃありません。売れてる分野は逆に競争が 激しいというのもあります。ただそう考えてみて,音楽の 事も含めて,自分がそういうことを考えてなかった, むしろそういうことを考えるのを低く捕らえていた…って 事にこの歳になって気づきました。
- 3/7(睡眠)
- 別途感想をアップした「無思想の発見」という本ですが, この本には睡眠についてもちょっとだけかいてありました。 睡眠は起きているときに脳に溜まった無秩序を整理するために 行っていると。起きてるときにいろいろ考えたり感じたりすると, 脳の中に秩序(情報)が出来るが,エントロピー保存からいうと 同時に無秩序が溜まっているので,それを片付ける必要があると。 図書館の本にたとえてました。調べて散らかっているから寝てる間に 片付ける必要があると…。
睡眠が記憶の整理のために必要…というのは以前から言われていて, まぁ無秩序が溜まっている…という表現はおもしろかったのですが, 睡眠が脳のために必要…というのはそれほど新しいことではありません。 自分も長い時間起きていると,頭に何かが溜まっていく…という 感じがして,寝て起きるとそれがなくなってるって感じがします。 無秩序というより,なんか神経伝達物質の廃棄物でも溜まってるのじゃ ないのか?…と感じることもあります…。
でも,無秩序を片付ける…という表現がおもしろかったので, もう少し考えてみます。ここでの疑問は,じゃぁなぜ片付けるために 寝ることが必要なのか?…と。寝るというのは無意識になる…という 状態です。
人間は起きている状態では,ほとんど常に五感からの刺激を感じ, その結果何かを考えたり感じたりしてます。もちろん外部からの 刺激がなく内部で考える事も可能ですが,感覚遮断でも行わない 限り何かしらの感覚を得てます。入ってきた感覚は脳のなかで あるいくつかの神経を伝わり,その伝わるパターン自体が, それを「感じる」・「考える」と言うことになるのでしょう。 同じ刺激を受けると似たようなパターンを通り,同じ刺激で あることを認識しますが,同時に初めての時と,二回目では, 感じ方も違います。感じたこと,考えたことは記憶として 残りますが,初めて感じたときと,後で記憶となったときが 同じ部分に書き込まれている(パターンとなる)のかは 良くわかりません。でも同じような気がします。
- さて次に,後でその時感じたもの,考えたものを思い出すとき, それが「今感じている」のか「過去の記憶か?」というのを 混乱したりしないのでしょうか?。普通はしません。普通は 思い出しても五感からの入力がないからでしょうけど, 記憶は記憶として思い出します。今の現実と混乱するとしたら, どこかに異常があります。でも記憶を現実と混乱するのは 夢の中ではあり得ます。夢は大抵記憶からつくられますが, 体験として感じますから。
もしその日に体験したことを,何らかの事で,記憶に定着 させる事が必要で,その事を寝てる間にやってるのかも しれません。でも起きてる間にもちょっと前のことは 記憶してます。しかし起きてる間におぼえておける事は 限られているのかも知れません。だからそれがいっぱいになると 寝て,他の手段で記憶を定着させる。その時にもし 起きていたら,現実の認識と混乱するようなことを やってるのかも知れません。もしくは起きてるときに 記憶を一時的に保つ何かが働かなくなり,その時に 何かを経験すると大変な混乱になるのかも知れません。
だから,寝るのかな?…,無意識の間にしかできないことを やってるのかな?…と思いました。動物も寝るので, 文字じゃなくて感覚自体の記憶もそれで整理してるのでしょう。
寝てる間も脳は起きてる間と同じくらいの酸素やカロリーを 使ってるそうです。何やってるのかなぁ…とそういう 思いを巡らせてみました。あまり答えになってませんが…。
- 3/6(大阪)
- 今日は大阪で打ち合わせがあるので,出張してきました。 といっても,打ち合わせが終わって夜には東京の職場にいるという 感じでしたが…。
なんか自分で「大阪に良く来るなぁ」と思ってしまいました。 毎年2回くらいは立ち寄ってるんじゃないでしょうか?。 友人が何人かいて,逢うから…というのが一番でしょうが, 帰省のタイミングで立ち寄る…って感じが多いので,わざわざ来る …って言うの以外でも何度か…。
大阪に住んだことがあるか?…というと入社の研修の時の三週間だけで, 後はホテルとか友人宅に泊まるだけなので住んだことあるとは 言いがたいのですが,今まで住んだことがある九州や東京,横浜の 次に良く知ってるなぁ…と。
………等と思ってしまいました(^^;)。この妙な縁はずっと このまま続くのか?…,はたまた将来住むことになるとかあるのか…。
- 3/5(「反対」の対立)
- ちょっと前に西島大介氏のマンガ&エッセイを読んだときに, そこにアフガン戦争の時の「非戦」という本について, 西島氏が冷めた目でみていた…という話を読んで,へーと 思いました。要はなんか入っていけないな…という感じだった そうです。おそらく彼も戦争には反対だったとは思うけど, だけど一緒に行動する気になれなかった…とかいうのではな ないでしょうか?。
実はこういうことはよくあります。何か大きな共通の目的(goal)を 持っているのに,活動の仕方が違うだけで,かえって争い合う様な そんなこと。学生運動は子供の頃の話なので良く知りませんが, その運動団体同士も仲が悪かったとかいう話を聞きます。
こういう争いは目的を達成するには無駄なエネルギーですが, そもそも反対運動をする人たちは主張が強いため,無駄に「妥協できず」, 些細な点で対立するようです。
具体的な話をしましょう:-)。
実は例のPSE法の問題。改正して欲しいとか,リストを書き換えて欲しいとか そういう思いは強くあるのですが,他の熱心な活動家の主張に 同意ができず,むしろ「一緒にみられたくない」と思うことも よくあります。特に良く思うのが,「天下りが目的」とか 「業界との癒着」とかいう陰謀説を説く人,あと「文化が 損なわれる」とそこばかり主張する人。
前者はわたしは誤解だと思っています。まぁ天下りは折り込み済み だったかもしれませんが,それが主たる目的ではないでしょう。 …というのもありますが,そもそもそういうところに話を 持っていくと,単なるヒガミで反対してるように感じて しまいます。わたしはPSE法は単なる欠陥法だと思っているので, こういう企てで作られたものではないと思います。
一方楽器とか文化とか言ってる人の話を聞くと,じゃぁ楽器だけ 除外されればいいのか?…という気がしてきます。
わたしは欠陥法だと思ってるので経産省管轄の問題以外も 絡めて,現状の産業の在り方に悪影響がもっとも少ない様に 書き直して欲しいと思います。つまり楽器以外のリサイクルや 著作権や資産価値の件とかで大きな影響が出ることが 望ましくないと思います。
某SNSで最初この法律が問題になったときに,マルチポストや チェーンメイルをいとわないという,かなり過激な 行動をする人たちがいて,困惑しました。でも過激な割には 実際はデモ行動すらしてませんけど:-p。
なんとなく反対行動…という中には内ゲバが起きやすいのだろうな, と思いました。だからある意味,冷めてこれにクビを 突っ込みたくない…という印象を持つ人もいたのでしょう。 でも目的を考えると,こういう内紛は無駄なエネルギーです。 とはいえ,そういうもの…という気もしました。
関係ないけど与党より野党の方が良く内紛してるのも 似たような話なんでしょうか?:-p。
- 3/4(音声学セミナ)
- 仕事とは直接は関係ない話ですが,「 音声学セミナ:音声言語の発達と進化−最近の進歩と知見−」を 受けてきました。 人間の言語の取得…っていうのは興味があるので。
乳児の言語の聞き分けの話とチンパンジーの話。 いずれも明確な見解というよりは,どういう風に実験してる…って感じで, まとまりはなかったのですが,おもしろかったです。 というか赤ちゃんにしても猿にしても実験がとても大変だというのが 良くわかりました。赤ちゃんは被験者の半分からまともなデータが取れれば 御の字だったり,猿なんって数年のレベルでデータ取ってるし。
生後間もない赤ちゃんは,言語に依存しない言葉の聞き分けが出来るけど, 5,6ヶ月あたりから移行して一年後には言語依存性が出るようです。 例えば生まれたばかりの赤ちゃんはすべての音が聞き分けられるけど, 一才の赤ちゃんは日本語環境下では「R」と「L」が 聞き分けられなかったりする。聞き分けられないのは 一見悪いことのようですが,ここでしっかり言語依存が出来ないと, その後の言語取得に影響が出るそうです。まぁ学習とはエントロピーを 減らすこと…というか。カテゴリーを形成していくこととも。
ってことは,生まれて一年はバイリンガル環境には 置かない方がいいってことか?…,とか思いました。それから 意外に右脳左脳のことって重要視されてるのですね。
猿の方は…チンパンジーに言葉を聞き分けさせる,喋らせる話でした。 まぁいろいろ難しいようですが,個人的には喋れないから 聞き取れないのでは?…と思ってしまった。つまりもともと 猿は声を発する機関が不発達なので,喋りながら覚えることが 出来ないと。絵文字の話の時に,指先も人間に比べて 不器用とのことでしたが,これも脳なのか,言葉を覚えるから 器用になるのか,今一つ良くわかりませんでした。
で,人間って喋ること自体に快感を覚えるそうですが, 猿は声を出すことにそこまで感じないそうです。まぁ この辺は進化…って感じですね。
というわけで,結構おもしろかったです。
- 3/4(テクノ)
- 今日は横須賀に出張。ついでに書いておくと, 来週も出張がち。とはいってもだいたい半日で 戻ってこれる範囲ですが…。ただし月曜は大阪なので, ちょっと大変。日曜から行ってくるつもり…。
ところで,今「『戦時下』のおたく」という本を 読んでいるのですが,そのなかで出てくる「テクノ」という 音楽のイメージがこの本をかいてる人とわたしでずれていて 困惑する。この本を書いている人(複数の人が書いているのですが)は どうもテクノをYMOの様なテクノポップと取っているよう。 ただ,わたしの感覚だとテクノですぐ出てくるのは, Aphex Twinとかを想像してしまいます。この本ではテクノを 80年代の今のオヤジの趣味…みたいに言って切って捨ててますが, むしろ「それはあんたがオヤジだから今のテクノを 知らないだけでは?:-p」と思ってしまいます。
しかしこれって結構良くあるはなしで,YMOはヒットチャートに 出てTV出るほど流行ったので,ある程度年齢のいってる人だったら, 音楽に詳しくなくても知ってる。一方クラブミュージックのテクノは クラブミュージックに興味がない人はあまり知らない…。なので, わたしがジャズファンとかに「テクノ,いいよ」とか言っても 「YMO?」とか言われてしまう(^^;)…。
うーん,難しいなぁ…。と思って はてなのキーワードの「テクノ」と, Wikipediaの「テクノ」を調べてみたら, やっぱり曖昧とかややこしい…って感じ。
…というわけで,あんまり意味無く,今日はちょっと調べたメモ…と いう感じで…。
- 3/2(廃藩置県と天皇)
- 今週の「その時歴史が…」は廃藩置県の顛末でした。 昨今の市町村合併に合わせて…というか,今道州制の議論も されているので,それに合わせてきてるのでしょう。
廃藩置県は明治四年に行われたようですが,大政奉還よりも 大変なことでした…ということです。良く考えたらその通りで, 大政奉還は徳川幕府だけで何とかなるのが,廃藩置県は 全国の大名をなんとかしないといけない。しかも薩長が牛耳ってる 新政権もさすがの君主(大名)に逆らえない…ということで…。
結局のところはかなり強引にやったと。でも明治になって 財政とかいろいろ破綻していた大名は意外にも対した反発をせず, 最後まで怒っていたのは島津だけだった…という顛末でした。
- ちょっと話を変えますが,ここしばらく例の皇室典範改正の 話から天皇が日本で行ってきた役割を考えてました。
わたしが思うに「天皇」という機能が日本になかったら, おそらく明治維新と太平洋戦争の戦後…というのは,もっと 混乱しただろうと思います。
思うに日本で権力委譲があった時に本気で天皇をなくそうかと 悩んだのは源頼朝と織田信長の二人だけだったのではないでしょうか?。 頼朝は悩む…というよりそのチャンスがあった…という表現が 正しいかも知れませんが。そしてそれ以外の権力者は権力を 得ても天皇を利用するとう選択をしてきたと思います。 そして肝心の天皇も後醍醐天皇以降は,自分で政権を取ろうとは せず,ときの権力者と協力関係を保ってきたと思います。
まぁそれはいいとして,つまり江戸時代の末にはすっかり 「中空な権威としての天皇」になっていた(まぁすでに 室町時代にはそうなっていたとも言えますが)わけで,権威では あるけど,統治はしない…という天皇の機能が,将軍が いなくなった後の(若僧がきりもりしていた)政府に権威を与え, 混乱が起きなかったし,戦後も自分達がアメリカに 支配されているということから目をそむけさせたのでは ないでしょうか?。ってことはGHQは将軍と一緒なわけですね:-p。
まぁ権威といっても一般の市民には関係なく,市民は 単に年貢を取りに来た役人が変わったくらいの意識しかなく, その権威にしたがったのは当時の有力者…ってことに なるのだと思います。
といういうことを考えると,天皇の権威というのは日本の 権力者同士の争いという混乱を悪化させない安全装置として 機能してると言えます。そういう意味じゃローマ教会も ヨーロッパの安全装置というわけかも知れません。
- …とうわけで,国民の総意とかいう話が出てますが,天皇を 利用し機能させるのは実は権力者やその後の権力者だったり するわけで,そういう意味で言うと最近女系容認論が アンケートとかでは半数を越えてますが,「正直どうでも良い」と 思ってる人の意見を聞いても仕方がないような気がしてます。 というか反対している人の意見をもうちょっと聞かないと 何とも言えない。次に権力を取った人が「女系天皇なんて 天皇じゃない」とその時の天皇を否定して別の天皇を 立てたり…っていうのが,起きたりしないためにも…。
まぁ,天皇の話は,あまり興味がない人が多いのかも知れませんが, やっぱり戦後と明治にほとんど混乱なく改革が進んだ日本って 国は希有だと思います。
- 3/1(PSE,川内議員)
- マスコミはなかなか取り上げないだろうから,ここで。
今日衆議院の予算委員会で民主党の川内議員がPSE法に ついて質問を行いました。 川内議員はおぼえているかたも多いかと思いますが, CDの輸入権の時,頑張ってくださった方です。あのとき, 結局法律は変わらなかったけど,ですが,輸入盤市場が その後も変わってないのは,あそこで問題提起をして くださったからかも知れません。
今日のインターネットの中継,見てました。まぁ既に 出来てる法律なので,経産省も簡単に見直す…とは 言わないだろうなぁ…とは思ってましたが,まぁとりあえず そんな感じ。ただ問題が大きいことを大臣に理解してもらう…って いう意味では手ごたえがあったって事かなぁ…。以前わたしは 書きましたが,やっぱり欠陥法だと思っていて,でも法律を 作った方がそれを簡単に認めるわけいかない…っていうのも わかるので,今回のやり取りは,とりあえず想定内かな?…。 もうちょっと話が脹らむと良かったのですが,周知不足…と いう点を明らかにするくらいで終わってしまいました。
川内議員は鹿児島の人ですが,輸入権の時も今回も, 地元というより全国区の問題を取り上げてくれて,こっちは すごく助かるのですが,本人の選挙対策的に大丈夫なのかな? っていう気はします。いらん世話ですか(^^;)?。まぁでも こういう個人の集団の意見を取り上げてくれる議員がいるのは すごく助かるというか,普通は業界団体とか支援団体とかに 属さないと,なかなか議員を動かせないと思うので…。 民主党かどうか…とかいうのは関係ないと思うけどなぁ(笑)。
で,国会の中継をなまで見たというのはすごく久しぶりだと 思いますが,結構おもしろかったです。良くTVで中継しているような, 話題になってるトピックじゃ無かったのですが,自分が 興味がある話題だとおもしろくて30分がアットいう間に 過ぎました。インターネットって便利だなぁと(笑)。というか TVもスキャンダルとかを扱ってる委員会ばかり映してる 場合じゃないだろうと…。とはいっても事前に どこでどういう話題を扱っているか…っていうのが, なかなかわかりにくいので,そういう意味では見るのが 大変だったりするのですが…。
さて,今回の議論で経産省はどう動くか?…。あと財務省 (減価償却問題)とか文科省(著作権問題)とかに飛び火して, 本格的な見直し論になることを期待してるんだけど…。
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