2012年6月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


6/30(休日)
今月最後の日は土曜日。梅雨の合間か,いい天気だった。

6/29(Facebookとtwitter)
FacebookとTwitter…,そんなに流行りは続くのかなぁ,と思った。 急にこういう事を書いたのは,某固いところで,それなりの 地位がある人が,FacebookやTwitterを勧めたからです。
わたしも長年ネットやってますが,FacebookやTwitterがこれまでの ネットコミュニティと一番違うなと思うのは,メディアや お堅い人が結構進めることだなぁと。つまり多分,もうサブカルチャーじゃ ないのですよ。これまではMLもNewsも掲示板もブログも,そしてmixiとかの SNSも,どこかサブカルチャーで,一般の報道はそれらを怪しいものの 様に報道してました。でも上の二つは,違います。
わたしはネットコミュニティは変遷していくものだ…と思っていて, 多分飽きられてまた他のが流行る…と考えちゃうんだけど,ただ これら二つが違うとすれば,サブカルチャーじゃないこともあるなぁと いう気がするのです。だとすると下手をするとインフラになってしまう 可能性があります。
なぜこれら二つがサブカルチャーじゃなくなったのかは良く判りません。 一つは海外発だから?。mixiや2chみたいな国内のものは,尻馬に のってもうけにくいけど,海外のものは後追いでも乗れるという ことなんでしょうか?。そういえばセカンドライフもずいぶんメディアが 肯定的に報道しましたよね。
あと,確かにFacebookは実名主体なので,これまでの匿名のネット文化とは 違ったユーザ層で,それがサブカルチャーぽさをもたないところになった 気がするんですが,やだやってるとやっぱり疲れが出るような。 mixi疲れって言葉があったけど,やっぱり燃え尽きる人多いんじゃない かなぁって気はします。
Twitterは140文字というのが独自で,残るのかもしれないけど,でも これってシステムのよさというよりは,有名人が沢山書いているから, 流行ってるって気もします。まぁ有名人はプレゼンスのために 書き続けるかもしれないから,ずっとこの状態続くのかもしれないけど, どうなんでしょう。システムダウンとか起きると,もしかして 他のに一気に移るとかもあるかしら?。
大体ネットのサービスって2,3年すると次のが流行る兆候がでてくる 様に思うので,しばらく様子をみてみたいと思います。残るインフラと してなら,あんまり海外のサービスはどーかと思うんですけどね。

6/28(企業は何に貢献してるのか?)
昨日東電とかの株主総会があって株主提案が経営側に棄却された とか,日産の総会でゴーン社長の年収が物凄い額だけど, 株主は「しょうがないかな,実績あるし」と思ってる人がいたりとか, そういうのを見ていたり,あと先日紹介した三菱鉛筆が利益をあげてるって話を読んだりとか していて,企業って誰のために存在してるんだろう?とか ちょっと思ったのが,少し考えてみます。

企業(会社)の成立っていつなのかはわかりませんが,一番シンプルなのは, 売り手と買い手があって,売り手が組織になってるのが企業なのだと 思います。ここで売ってるものは商品の場合もあるし,サービス (労働)の場合もあるでしょう。買い手も消費者の場合もあるし, 仲買や他の企業の場合もあるでしょう。とにかく,企業というのは お客があって,それに何かを提供し,利益を得るということで 成り立っている気がします。ちなみに自分達で自分達のために 働く組織(例えば自給自足の農業)みたいのもあったでしょうけど, その時代にその組織を会社と認識していたかどうか,わからないので, とりあえずお客がいるという前提で進みます。
ある地域で会社(売り手)と消費者(買い手)がいる場合,会社は何かを 提供し,消費者はそれを得て,会社に対価を払います。お互いにもちつ 持たれていることがわかります。更に会社はその地域に雇用を供給し, 儲ければ税金を払い社会サービスを支える元になります。
会社が大きくなって,その地域(国)以外に商品を売りはじめると, 買い手が地域外になります。買い手から売上を吸い上げ,雇用してる 社員に与えたり,利益から税金を払ったりします。あと儲けは経営者の 収入や株式会社になると株主にも分配されます。
ところが会社が自分の地域の雇用より他の地域の雇用を使った方が 安上がりだ…ということで,生産拠点を海外に移したりします。 そうすると海外の雇用を使ってものを作り,更に海外にものを 売ったりする…そうすると企業海外でお金を稼ぎますが,国内の雇用は 創出しません。ただ,利益をあげた分税金を払ったり,株主に 配当したりします。
更に,国内の法人税が高いって事で,海外に本社を移したりすると, もう国内に税金を払ったりすることもなくなります。そうなると 会社の収益は経営者と株主にだけ配当されるって事になります。 その状態になった会社って,もうわが地域の会社ではありません。 株主にはもちろんその地域の人がいるかも知れませんが,様々な国の人が いるでしょう。
さて,これまで日本の経済を引っ張って来た,自動車会社や電気会社ですが, どうも最近こういう風になってきてる気がします。さすがに本社は 日本にあるのですが,もう生産の雇用も海外が主になってます。 利益を出していないのであれば,税金もどれくらい納めているやら…。 日本に対して,日本の国民に対して,どういう貢献をして いるのでしょうか?…。更に最初にリンクした株主総会の様子とか見てみると, 経営陣は株主のいうこともあまり聞かない事も多いようです。経営陣はいったい 誰のために会社を運営しているんだろう?…と思いました。
日本に対して貢献しない会社であれば,別に日本がその会社のために いろいろ考慮しなくてもいいよなぁ…とか思いました。TPPとか…;-p。

6/27(弱者を助ける理由)
弾さんがなぜ弱者救済が必要か?を論じてます
暗い話を書くと,西洋の教えに弱者救済が無いのは当然です。 そもそもキリスト教は階級制度を肯定してますし,異教徒の迫害を 否定しませんから,弱者を救済しないのです。
これは別に西洋に限りません。今放送中の平清盛を見ていてもわかるように, 権力者(貴族)は下級者(武士)を人間扱いしません。しかし武士が経済力と 武力をつけてくると,その力を利用するために,いろいろと権利を分け 与えたのです。西洋においても同様で,貴族の時代に商人が経済力を つけてきて,その結果,低い爵位を与えたりとかしてきたのです。 選挙制度も結局のところ,暴動となった市民を抑えるように徐々に 広がっていったに過ぎません。権力者は本音としては自分より低い階級には 権利を与えたく無く,救済をしたいとは考えてないのでしょう。
この様に違う人に対しては,困っていてもなるべく助けようとしないのが, どうやら人間の本能の様な気がします。しかし一方で,というかだからこそ, 同じ層の人間同士は,つまり仲間同士は助け合う気がします。
それは,相互扶助というか,自分がそうなる可能性があるという事があれば, いつか自分も助けてもらうかも知れないから…という事なのかも しれません。
ということを考えると,どこまでを仲間と見れるか?が誰までを助けるか? ということになります。海外に良く出かけ人に会い,知り合いが多い人が, 外国で困っている人に救済の手を指し述べようと訴えるのは, それを仲間と見るからです。一方で,身近な空間から出ず,人にも あまり会わず,自分が知らない世界の想像もあまりしない人が, 人助けをしようとしないのはある意味当然のような気がします。今, 震災のがれき受け入れ問題で,震災の影響が無かった地域の人が かたくなに受け入れを拒否したりしますが,そういう人は一方で自分達の 地域の中の人に対しては,困ってる人に厚く手を差し伸べていたりする ものなのです。別に薄情なわけじゃなくて,仲間の範囲が極めて 狭いというだけです。
ぶっちゃけオチをいうと,弱者を助けるのは,仲間と認識する場合で, 理由も仲間,いつかはわが身と思うとか,他人事じゃないからでしょう。
ある意味,人助けの範囲を見ると,その人の世界が見える様な気がします。

6/26(増税可決)
消費税の増税が衆院を可決で通過したらしい。なんか成立しそう。 参院で廃案とかあるんだろうか?。無いだろうなぁ。
民主,自民,公明と三党合意。でも民主は57人反対票を投じた らしい。なんかいろいろと歴史的な日な気がする。
世の中では増税に文句をいう人も多いようだが,その人達は3年前に 民主党にいれなかった人なんだろうか?。わたしはいれなかったから, 素直に反発するが。まぁ今回は自民も公明も賛成したので, 自民と公明にいれた人も,自業自得ってことだろうか?。 そうだろうか?。なんか違う気はするが。まぁ谷垣さんも ちょっとひどいよ…とは思う。
政権交代が起きるくらい民主党に票を入れた人がいるはずなのに, 「民主にいれて後悔してる」とか「ひどい騙された」という人が 全然聞えてこないのが気になる。みんな自分が民主にいれたことを 忘れてるんだろうか?。黙ってるんだろうか?。
そういう意味では,民主党のひどさや政治家のひどさも感じるけど, 国民もひどいもんだな…,反省しないんだもんな…と思う今日この頃でした。

6/25(徒然)
先日非がなくても不幸は起きる…みたいな 事を書いたけど,良く考えてみると子供にそういうことは言えないわけで。 いい事をしていればいい事があるし,悪いことをするとばちがあたる っていうべきですよね。もっとも,この世で自分で降りかかる 不幸は人外の責であるっていうことも出来て,それが,中東の 三大宗教だったりするわけです。

以下ネット見て。
欧米には寝たきり老人がいません。なぜなら 延命治療をしないから…って話。まぁ痴呆老人はいるんでしょうけど。 アルツハイマーとかあるくらいだから。
まぁ延命治療しないのは賛成です。っていうか,そもそもなんだったん でしょうね。回復するかもしれないって延命だったんだろうか?。 昔はそのうち科学が解決してくれるっていう考えがあったし。
…次。
三菱鉛筆が最高益の理由の話。利益率が高いと 肯定的に書いてるけど,生産を海外に移して,売り上げよりも 利益を取ったというのは,国内の雇用を減らしたわけだから, 株主がもうけてるだけとも言えるんでは?。まぁ税金を沢山 納めてくれてるなら,一応社会に貢献してるといえるのかしら?。
…次。
婚活疲労外来の医師って話を見て,こういうの 医者に診てもらうのかね?。こういうのって坊主とかに相談したほうが いいんじゃないの?…って気がした。医者は人生経験豊かでも, 精神修行をしてるわけでもないし。医学がそこまで万能かしら?。
…。
まぁ,そんなところで。今日は茶化しぎみ。

6/24(週末)
昨日は土曜日で,朝から幼稚園見学。その帰りのショッピングモールで 昼食を取り帰宅。
今日は朝から出かけようと思ったけど,息子が自宅で遊ぶというので, 遊ばせていたら,お昼になったので,551を食べて,そのあと 遊びに行こうとしたら,車の中で息子が寝たので,諦めて 買い物。その後自宅に帰ってきました。
この週末は若干自宅で仕事が出来た。でも前日の幼稚園で子供と 遊んだので体はだるかった。

6/23(例の刑罰化で得をするのは誰?)
映像,音楽の違法ダウンロード刑罰化について。 もう少し考えてみた。
気になるのがダウンロードしたら刑罰だけど,Web上で観たら 罰じゃないらしいということ。Web上で観ることは許されてるけど ダウンロードすることは認めない…というコンテンツもあるんだろうけど, それって実はサーバ側から見ると判らない…というか端末側で偽装できるはず。 もちろん法律でそういうアプリを作ったらNGって決めることはできるだろう けど。
ストリーム視聴がOKで,ダウンロードがNGというコンテンツがあるとして, それはアップロードすること自体はNGにならない。もしかして そういうコンテンツを対象にしてるんだろうか?。
最近Youtubeを観てると広告が出る。Youtubeは確か著作権管理団体と 包括契約をしていて,つまりJASRACと放送局の契約みたいに, コンテンツそれぞれではなくて,まとめて幾ら…って払ってるんじゃ なかったっけ?。それで,ある程度,一般ユーザがアップしたコンテンツからも 使用料が取れるってことで著作権管理団体は納得してるんじゃ なかったっけ?。もちろんアップされて困るコンテンツは個別に削除依頼を 出すってことで。
それでYoutubeは広告を出して,お金を稼いで,そういう使用料も 払うことになる。
で,こうなると困るのがダウンロードして繰り返し見られると,広告を 観てくれなくなるっとと。そうなるとYoutubeは広告料を稼げない。
…というのを規制したいと思ってるんじゃないか?というがしました。 つまりそもそもアップすることが違法じゃないコンテンツで,ダウンロードだけ 許諾してないコンテンツ。CDを売るとか売れないとかそういう話じゃなくて, ネットの広告料が取れなくなるからダウンロードして欲しくないこと。 もちろん,再配布を防ぎたいっていうのもあるんだろうけど,それは あまり主じゃないと。
となると,今回の法規制はレコード会社の意向っていうよりは, ストリーム配信業者の方なのかなぁ…という気がしてきた。もちろん 結果的には音楽制作側に著作権料が入るか?って話ではあるんだけど。 本音としてはCDを売りたいというよりも,我々が音楽や映画を観るたびに お金を取りたいんだよね。だから手がとどなくなるところに行くダウンロードは 望ましくないと。
そういうことかな?という気がした。

6/22(運命と書いて「サダメ」と読む)
うそか本当か判らないのですが, ギリシャの人20人に聞きましたというの。 面白かった。
財政破綻で,ユーロの危機なのに,金縮しないとか批判されていた ギリシャですが,当のギリシャ人はどういう意識?ってやつです。
ラフにまとめると,自分たちは何も変わらず生活してきた, 特にいい目を観たわけでもない,ユーロになって,借金しろ(ローン組め) みたいな海外資本が沢山入ってきた,挙句のはてに破綻,今でも 結構慎ましやかに生きてるはずなのに,自分たちのせいといわれても ピンと来ない…みたいな感じでした。
まぁそんな感じですよね。日本人だって,バブルの頃,浮かれていたとか いいますが,浮かれていたのは社用で金を使っていた一部の人とか, 投資をやっていた人で,そういうのに関係ない人は,普通に生きていたのに, 急に財政破綻した,銀行潰れるから公的資金,挙句の果てに増税…とか いわれても,えっ?,わたしたちのせいなの?ということかもしれません。
まぁでも,一方で思うのは,別に慎ましやかに生きていようが, 悪いことをしてなかろうが,国が潰れる時は潰れるし,災害や 事故や戦争は起きるもんでしょ…ってこと。自分に非がないと 思っても,その責任を負わされることはあるのです。逆にいうと, 増税や戦争や災害は別に罰でも,悪いことしたから起きるものでも ないってことです。
どうも最近,人間は運命もコントロールできると思うのか,何か 悪いことが起きたら,悪い人がいると思うようで,すぐに責任論とか 犯人探しをしますが,悪いことなんて,日常の営みをしていても 起きるもんです。人は自分の運命なんてそんなに制御できないのです。 それでいても,その責任を無実の人が取らされるのが現実なんじゃない?と いう気がします。
というわけで,ギリシャの件も某国の増税も,まぁ市民は普通に 生きていたのに,外れくじを引くわけですよ。もちろん,それを 回避するチャンスはあったのかもしれませんが,えてして,なかなか 避けるのは難しいよねと。そしてその中で少しでも賢く生きて, 損をしないようにとか,することもできるかもしれませんが,ささやかな 抵抗。それもしないと結局,その運命に飲まれてしまうものなのです。
というわけで,無常観と無力感を感じますが,一つだけ書くと, 大体経済が良くなるとかいう景気のいい話は,実際に得をするのは, 一般の人ではなく,どこかの業界の人とか投資家だったり,海外資本だったり そういうことです。逆に何もしないと国が滅ぶという脅しも, まぁ真なりかもしれないけど,何かしても滅ぶかもしれんと いうわけです。そんなTTPもあったよね…って話;-p。

6/21(違法コンテンツのダウンロード)
違法ダウンロードに罰則という法律が成立しました。
ネットでいろいろいわれてますが,全般的には批判が多いように 思います。まぁネットユーザの行動が制限される法律ですから, ネットユーザには何かと困る…ということでしょう。
個人的にも,いまひとつどういう事をする人を捕まえるための 刑罰かが良く判らないので,戸惑いを感じます。一応 「違法なものと知りながらダウンロード」が処罰の対象らしいのですが, 違法であることを知っていたか?…というのはどういう風に判断するので しょうか?。しかも親告罪…ということになってるってことは, 著作権者がそこに違法コンテンツがあるってわかっていて, ダウンロードユーザに,それが違法コンテンツであることを 知らしめてる場合ってことなんでしょうか?。
Youtubeには,おそらく著作権者に許可を取らずにアップしたと 思われるコンテンツが多数ありますが,そこには違法コンテンツだとは かかれてないので,閲覧者は許可を取ったのか取ってないのか厳密には 判りません。そもそも著作権者が,それは違法コンテンツだ…と指摘したら, Youtubeはそのコンテンツを削除するはずで,違法状態のままアップされて いるのは,著作権者がそれを違法だと指摘してないってことに ならないのでしょうか?。
というか,そもそも違法状態であがっていると判ってるなら,まず 上げた人を捕まえるべきで,それをやらずにダウンロードしたほうを 捕まえる…っていうのも解せません。
今回は閲覧は刑罰がなくダウンロードは罰あるってことは,Youtubeに アップされているのは閲覧なので,そこは捕まえないって事でしょうか?。 でも本来はアップロードも違法なんですよね?。
あとダウンロードといいますが,ダウンロードもWeb上の閲覧も,サーバの 処理は同じであり,サーバ側からはわからないのではないでしょうか?。 そうなると実際はユーザのパソコンの中身を見ないとダウンロードしたのか 判らないので,結局はユーザのパソコンを押収して捜査をするってことに なるのかなぁ。
ってことで思い出したのが,児童ポルノ違反だと疑われて自宅の捜査を受けた人の話。 これとか,自分のマンションの誰かがやっていたファイル交換を自分だと 疑われて,パソコンの中身まで見られたということですが,いやはや, そんないい加減な根拠で,捜査令状を取れて家宅捜査できるんだ…って 意味で,かなり驚いたとともに,やっぱり運用によっては怖いなぁと。
最初の逮捕者,起訴,有罪…というパターンが見えないといまひとつ, どういうのが違反なのか良くわからないのですが,まぁこれでCDが 売れるっていう気はないなぁ…とは思いました。

6/20(原発)
原発に関して,最近の動きを見てちょっと思うこと…。
原発が危険だから稼働すべきではない?…という意見があるけど,それには 「安全だったら稼働しても良い」…という回答が導かれてしまう。 「安全になり得ない」という意見には,実際に福島第二原発は あの津波でもちゃんと冷温停止したとか,安全といえない根拠は何か?… という問が返されてしまう,と思う。
今回の事故で初めて危険と知った…という人に限って,そういうことを いうけど,それは単に勉強不足だったのでは?…と言いたくなる。 原発に危険性があるっていうのは,昔の反原発運動を知っている人なら, そういう意見があることは承知のはず。また以前の東海村の事故とかを 見てもそう思うはずで,それを知らずに,今回の事故だけで, 「安全になり得ない」というのであれば,そんな勉強不足の人の意見など 説得力がない…という事になる。
昔は安全と言っていた…というのであれば,本当に安全か?,本当に 危険か?というのを当時も今も自分で考えてるわけじゃなくて, 単に信じる人が変わっただけじゃないか?とか思ってしまう。
そういう風潮はとりあえずいいとして。
いろいろ考えると,震度9やM9.5とかの地震に耐える原発って技術的には つくれるかも知れないと感じる。もちろん現状の原発の改修で, 全てがそうなるとは思えないので,むしろ新しい原発を作った方が 安全という理屈も立つ。ただM9.5に耐えうる原発のコストとか, 基準は誰がつくるのか?とか,そういう話はあると思う。
わたしは安全性の問題よりも,使用済み燃料の問題の方が,解決できない…と 思うので,そっちの意味で原発縮小をすべきだと思う。次の世代に 解決できないゴミを残すという意味では,国債の問題と同じ。ただ, プルサーマルの研究を続けるべきか?…は悩ましい。あと繋ぎで安全な 原発をつくるべきか?…も悩ましいと思っている。
ただ日本という国は,原発で行きましょう…ってなったら他のエネルギー 開発投資が止ってしまうというところが,もっとも危惧すべきところで, そういう意味で言うと,原発を縮小して,他のエネルギー開発を, 模索すべきだと思っているって意味で,一旦原発縮小のロードマップを つくった方がいいと思っている。
もちろん安全性の問題だけで原発を語ることもできるんだけど,リスクゼロを 追うのはどういう話でも不可能。むしろリスク分散…という意味で 原発依存を下げるという方が現実的だと思う。
急激に原発を無くすのであれば,電力不足が発生するから,停電を 容認するか,節電をするしかない。つまり,これは電力会社や国の問題はなく, 生活する国民がそれを受け入れられるか?…。またそれによって多くの 産業が影響をうけ,失業者も出るだろうから,それを許容できるか?…と いうことだと思う。
そういう意味でも,緩やかな移行の方が良いと思うけど,一旦原発を回せば, 仕方ないね…と今まで通りにじゃぶじゃぶ電気を使うんだろうなぁ…, 国民は…という気もする。そういう意味じゃ,電力料金を値上げするのは, 反対しない…というか,そうしないと,節電しないよね…みんな。理想は, 原発の電気と火力の電気…,自然エネルギーの電気…それぞれが色分け されて,個別に買えること…。そうすると,国民がどういうエネルギーを 望むかが正確にわかってよいと思うけど,技術的に難しいのと…, 安いから原発でいい…とかいう人が,実は結構多いような気がする。
無責任な発言をすると,昨年のクラスの地震が再度発生して,福島第一原発の ような事故がすぐに起きるんだろうか?…という気もするので(浜岡は ちょっと考えちゃうけど),現在の原発の幾つかは安全の補強して, 10年とか20年位の間稼働,その間に新エネルギー開発を進めて移行…って いう形をわたしは望むけど,そんな10年先のことなんて,みんな 考えないんだろうなぁ…と,毎度暗い気持ちになる。

6/19(台風)
昨日から台風が近づいてきてるのだけど,昨日の夜から今日の昼くらいまで まるで無風でした。夕方になり風が強くなり,その後は雨も風も強いというか 暴風雨。…というままで日にちが変わります。

6/18(年寄り)
「最近の若い者は」という言葉が有史以前からあると言われて いるように,いつの時代も年寄りにとって,若い者は良くないように 見えるようです。これは,そもそもその時代の「普通」が時代共に 変わっているということもあるし,年寄りが自分の若い頃の悪い記憶を 忘れて美化してるだけ…って事もあるように思います。
ただ,概して,自分自身は変わっておらず,変わっているのは周り (若者や時代)だと思いがちのような気がします。例えば,最近の若い者は 髪の毛がボサボサでちゃんとしてない…と思うのは,ファッションの 変化により,それが普通になったから。別に昔だって,頭にポマードつけたり リーゼントしていたのをその前の世代は疎んじていたいでしょう。
学力が落ちたとか,就職出来なくなったとかいうのは,指導要領の変化により, うけた教育がかわってしまったことと,一方で大学の進学率が上がり, みなが大卒になり,大卒の仕事を求めるから…という風に社会の普通が 変わってきたからの様に思います。
でも,時々,ふと,変わっているのは自分であり,時代の若者は,なにも 変わってないのではないかなぁ…と思うこともあります。例えば,今の若者は 浅はかに見えても,自分も若いときは浅はかで,歳をとり,節度がついたり, エネルギーが衰えて,相対的に若い人がそう見えるとか…。
…そっちの方も多いかもなぁ…と最近時々思います。
学校で若い人にものを教えていると,大丈夫か?…と思うような学生が いるけど,まぁ良く考えたら自分達の時代も,クラスに何人かは そういうやついたし。でも,そういう人を見ても,そんなに危うく 感じなかったのは,こっちの見え方が変わったんだろうなぁ。
自分の容姿が変わってないと思っていても明らかに変わっているように, 考え方,感じ方も変わってるのだろうと思う。見た目や体力は変わったことは 認めやすいのだけど,感じ方や考え方が,すっかり変わってしまってる っていうのは,案外認めづらいのだけど,実際は変わってるんでしょう。 まぁ,若者を見て,昔の自分もああだったとは,なかなか思いにくい ものだとは思うけど。
逆に御年輩の方を見て,自分が数十年後に,ああなる…というのも, まぁそうなんでしょう。人のふり見て…。

6/17(関西)
金曜日の夜から大阪に向かい二泊して帰ってきました。 今回の目的は大飯原発の…とかは関係なく(笑),単に知人に会いに 行くため。というか,3家族+αって感じでしょうか。まぁ わたしの知人というよりは,嫁の知人なんですが。赤ん坊を 沢山見ました。
大阪は特に変わりなく…というか,今まで以上に公共の場の エスカレータや電灯は前回で,節電の雰囲気はまったくなし。 原発再開に反対してビラ配っている人とかみかけましたが, 全体の空気からすると,ヨソゴトなんだなぁ…という感じが しました。こりゃ,再稼動するわな…。

6/16(休日)
今日は雨の中,一日中外出。結構あちこち移動しました。 どこで何をしていたかは,明日書きます。

6/15(行政による監視の力)
オウムの最後の指名手配犯高橋容疑者が捕まったらしい。 オウムの事件については,今更語ることはない。まぁ当時いろいろ 思ったけど,改めて書くほどでもないし,当事者じゃないし。
それより思ったのは,平田容疑者が出頭して,菊地容疑者の逮捕, 高橋容疑者の逮捕との時間間隔の短さ。警察が本気を出せば, これくらい簡単さ…って感じがした。逆を言うと,今まで 本気を出してなかったのね…って;-p。
まぁ高橋容疑者の場合,関東にいることがわかったってことで, かなり集中的に捜査をしてる感じがした(実際駅で多くの警官を 見かけた)し,途中の捜査経過を報道に載せてる辺り,追い詰めている 自信を感じたのだけど,これくらいのリソースの投入は,ある程度 犯人が確実にいるという確信がないとかけられないのかも知れない。 他の事件とかほったらかしかもしれないし。
事件当初捕まえられなかったのか…との批判もあるようだが,この 20年を見ると,確実に犯人の逃走防止システムは進化してる。 今回もあちこちの映像が公開されたけど,銀行のATMはもちろん, 道路のあちこちにあるNシステム,コンビニのカメラ,さらには タクシーの中のカメラなど,もう町中にカメラがあり,それを 警察は利用できるのだな…という気がした。また画質も, まだほとんどは違うだろうけど,これからはハイビジョンになり, 動画のカメラでも写真並みの高精細画像が取れるだろう。
正直これだけのカメラを警察が利用できるのであれば, 犯人の逃走は難しいだろうな…と思う一方で,普通に日常生活を している我々も普段からこれくらい監視されているってことになる。
もっともおそらく法律で,その画像データの利用は捜査令状並みの 意思決定がされないと使われてないのだろうなということも, なんとなく今回のことでわかった。街頭カメラがプライバシーを 侵害するという懸念もあったけど,まぁ今のところ,それなりに 運用されてるってことだろう。
話が変わって,消費税増税,なんかとおりそう。低所得者には 給付金を出すらしいが,なにそのばら撒き?…って気もする。
収入が幾らくらいの人が給付金をもらえるのか良く判らないのだけど, 実は案外低所得者の収入の把握って難しい。サラリーマンは 会社が税金を払ってるので判りやすいし,高額収入者や自営業も 自分で確定申告するから,とりあえず嘘をついてなければわかる。 なにか申請をしていれば,うそをついているかはわりと調べやすい。
でも,所得がない人は,そもそも申告もしない。ないものを 証明するのは難しいが,判断材料を挙げてない人に突っ込むのも 難しいだろうな…と思う。
というわけで,給付金をもらう人って,多分自己申告ではあるんだろうけど, 収入がないことを証明することって難しいから,結局自己申告に なるんだろうなぁ。「収入がありません」という人に「そんなはずはない」って 突っ込むのは難しいよね…っていうわけで,なかなか実働上大丈夫かね?って 気がしないでもありません。
そっちのほうの監視は,技術革新は起きてるんでしょうか?。 おきてないから不正受給とかあるんでしょうけど。

6/14(サラリーマンが夢になるなんて…)
最近,またちょっと自殺ネタがネットで見られるようになった。 「若者が自殺するのは当たり前」ってブログでは, 「就職活動の失敗で若者の自殺が増加している」としてるけど,トータルでは自殺数は微減という話もあります。 まぁ自殺の理由として就職の失敗が増えてるってことでしょうけど。 動機の統計って,調べ方が一定じゃないので,あまり盲信するのも 問題なんですけどね。
さて,話がそれましたが,最初のブログで,若者の苦しい現状が 訴えられてます。でも企業に就職できないとか,派遣制度が云々とか… 書いてますが,読んでいて見事に人生のモデルが画一的なんだなぁ…と 思いました。つまり企業に入って正社員になれないから幸せになれない…と。 まぁ大企業とまでは言ってないようですが,サラリーマンなのね…と。
先日書きましたが,わたしは親や親戚が役人とかサラリーマンばかり だったので,自営業とかのモデルが想像しがたくて,それゆえにちょっと コンプレックスを持ってます。というのは,わたしが子供だった昭和の 中盤から後半くらいにかけては,サラリーマンってカッコ悪い…という イメージがあったんですよ。
典型的なのが「植木等」です。サラリーマンを面白おかしく描いたのは, サラリーマンを元気づけるっていう狙いもあったんでしょうけど, 自虐的であり,サラリーマンは会社に縛られて不自由な生き方…という 考えがあったのでしょう。わたしは植木等の世代ではなかったけど, そういう空気はまだ残っていたし,親がサラリーマンであった事もあり, そういう生き方とは違う生き方は出来ないものか?…と若い頃思っていました。
自分の場合結果的にサラリーマンにはなったけど,個人の名前を外部に 曝せる仕事についたのは,やっぱり会社の部品ではなく,個人として 仕事をしたいという想いがあったからでしょう。でも,入社当時高校の 友人に社名を言ったら「ずいぶんカタイ仕事についたね」と言われたものです。 これ褒められてませんよ。
ちなみにわたしが子供の頃は,成績のいい子供が親から望まれる成功としての 仕事は医者でした。いまだと,「そんな大変な仕事」って思われる人も 多いでしょうけど。
サラリーマン否定…というのは,多分バブルがはじけてしばらくまでは, ずっと続いていたんだと思います。バブルの頃は,バリバリ働く社員と いう像がもてはやされたけど,世の中が全部,そういう風だったようには 思いません。そしてその頃からあわせてフリーターというのが肯定的に 語られた時代が来ました。サラリーマンよりも自由で夢があるように メディアは取り上げてましたが,ひどい話です。まぁ今でも「起業しよう」と 唱えてるのと同じような話ですが;-p。
フリーターがワーキングプアになるということで,結局のところ企業の 正社員が一番だ…という考えに戻ってるんだよなぁ…と感じてます。
さて最近の社会調査で「「終身雇用」約9割の人が支持」という記事を読んでも, 時代の空気が変わったんだよなぁ…と感じます。10年くらい前までは 転職によるキャリアアップや,年功序列の否定が盛んにされてました。 それは企業にとっては雇用調整をしやすくすること,労働者にとっては, ライフスタイルの多様化や若いうちの成功の期待…というWin-Winを 狙ったものだったのかもしれません。でも結局のところ,この10年で 労働者側のメリットがまるで具現せず,企業の方の都合ばかりが,優先されて しまったって事でしょう。
そういう意味では当然の結果なんですが,本当は大企業の正社員というのが いつの時代でも正解ではないのだと思います。みんなが同じものを理想と捉え, それを全員が目指すからこそ脱落者が多く出るわけで,それぞれの働き方に メリットを見い出せず,考え方が画一的になっているという意味では社会が わるいというのは,そうなのかも知れないな…とは思います。
まぁ情報化社会になって,人の多様性が失われた…というのは,なんとも 皮肉だよなぁ…と思います。

6/13(都内のみ)
今日は午後から出かけて,夕方から都内から飲んできたので, ちょっと日記のネタなし。まぁ都内飲みは久しぶりだった気がするなぁ

6/12(理想の話)
無意識に理想が高い人」という文を読む。 社会で挫折している,しそうな人,実は理想の方が高いんだよって話。 もしくは親がよかれと思って示した規範(しつけ)や目標が,案外世間の 普通からすると高かったりしたので,そうなっちゃったみたいな話。
基本的には同感。ちょっと自分の経験とか想うことを書くと…。
わたしの場合,親が公務員と主婦という組合せでした。親戚も役人が多く, 自営した人もいるけど,見事に失敗してたりします。わたし自身が 大企業に入ってしまったのだけど,そういうのもあり,自営業とか 起業というのの成功パターンがまるで想像できません。これに関しては わたしはコンプレックスを持っていて,親や一族に自営業…特に商店とかを やってる人は,結構気軽に自営業をはじめたり,あと店をつくったり 潰したりとかやってるような気がして,今だと良く「起業」とか言われますが, その障壁の高さが違うんだろうな…と想います。
一方,先日育児番組を観ていたら,親が子供に習い事をさせるのに, 親ができなかったことを子供に望んでいるっていうシーンがあって, まぁそういうケースもあるのかな…とは思います。ただ親が自分の経験から 子供に科す課題と,憧れから科す課題はやっぱりシビアさが違うのかも 知れません。
ただわたしの場合,親が公務員だったせいもあり,小さい頃は父親に東大を 出てキャリア官僚になって欲しいと言われた記憶があるけど,親の仕事に 別に憧れを持ってなかった自分は,まったく将来の選択肢としては選ばず, むしろ技術系研究畑にすすんだわけです。ただ研究の場として大企業を 選んだのは,やっぱりなんだかんだいって役人一族の中で,育ったからかも なぁ…とは思います。
親がわたしに科した仕事はそれくらい。あとは躾とかはあったように 思いますが,どういうわけか自分の場合は,仕事に関しても, コミュニケーション力に関しても,親を越えたか,もしくは別次元に 伸びた様な気がしていて,あまり親に何か重たい理想を植え付けられた気が しません。自分が理想が高いかというと,良くわかりませんが, 自分の理想は親を反面教師にした部分と,あとはマンガとかで 「カッコイイ男」から学んだものであるので,あまり親から 押し付けられたものではないよなぁ…という気がします。
マンガの中の「男(漢)」というと,ハーロックだったり,ケンシロウ だったりとかまぁそういうもので(苦笑),べらぼうに理想が高いわけですが, そういう高い目標を持ったゆえに,逆に少しだけ近づければいい…という様な ものはあったのかも知れません。人間…だめな部分もある…って いう意識もしっかり身についたというか。
一方,以前も書きましたが,高校時代とか大学時代に,楽器屋やバイク屋で 知り合った大人達が,自分の学校の友人と全く違った人生を歩んでいる人達で, その人達と遊んだことが,自分の職業感や人間の幅の許容としては 役に立ってる気がします。
ただ,それらの人の人間性はすばらしいかったのですが,一緒に仕事を したわけではないので,経済的にどうなのか…っていうところまでは 良くわからず,それゆえに,最初に書いたようなコンプレックスは あるわけです。
まぁ自分の子供にはいろんな人と交わった方がいいんじゃないかな…と いう気はします。わたしはわたしで自分の理想は語るんだろうけど…。

6/11(クリーニング屋)
つぶれない業態。」というのを読んで,おもしろかった。 確かに商店街のハズレとかにちょっとした和菓子屋があって,不思議と 潰れてなかったりします。金物屋とか中華料理屋もそうですが,ただ, 首都圏と本当の地方だと,微妙に事情が違うかもなぁ…という気もします。
さて,この中でちょっと気になったクリーニング屋。わたしは引っ越しを 結構やっていますが,クリーニング屋は利用するので引っ越した先でも 毎回探します。どうも経験上思うのは,価格とかサービス内容に相場感が 無いなぁ…ってこと。
クリーニングって昔はクリーニング屋自身が洗濯とアイロンがけを やってましたが,最近はチェーン店も多く,そういう店は,店舗は受付だけで, 実際のクリーニングはどこか工場でやっているようです。ホープとか 白洋舎とかまぁいろいろありますよね。そういう中でまだ店舗で実際に アイロンをかけているところもあるし,工場と言っても,もしかしたら 大きなチェーンじゃなくて数軒をまとめただけの小さな工場なのか わかりませんが,そういうのもあるようです。
だいたい引っ越し先でクリーニング屋を探しますが,世の中には自宅で 集配をしてくれるクリーニング屋もありますが,そういうのを 使ったことはない(そういえば実家は使っていたなぁ)ので,大抵自分で 持っていきます。そうすると洗濯物はかさばるので,あまり遠くに行けない, だいたい自宅から歩いていける範囲…ってことになります。で, 選べるのはだいたい2,3軒程度。動線とかで良く行くところを選ぶと, まぁ強制的に決まったりもするわけです。
で,値段がね…,良くわかりません。わたしは社会人になって8年くらい 横浜の社員寮に入っていて,そこは,寮に集配に来てたから使ってましたが, いま考えるとそこは結構安かったように思います。その後,杉並に 引っ越して,自宅の近く,また横須賀に引っ越して,今度はスーパーの 中にあるクリーニング屋(ここは現在も使用),そして再度杉並の別の店, 次は武蔵野…。感覚的に都内の方が高い気がします。
あと,高い店だけど,チェーンとか,会員割引とかあって,えらく (3割とか)値引きしたりで,定価なんて無いようなもの…みたいのもあって, 良くわかん無かったりします。
…総じていうと,どうもクリーニング屋って競争原理を働かせにくい。 普通に考えれば品質(腕前)と価格で選びたいんだけど,動線上,いろんな店を 試しにくいし,値段も良くわからないので,結局,自動的に決まって しまう…。
これ結構悩ましいんだけどなぁ…。悩ましいって事は,商売改善の余地が あるような気がするんだけど…。一方で時代とともに,必要性が 増しているのか減ってるのかも良くわからないなぁ。

6/10(休日)
昨日は雨で昨日入梅したらしいのだけど,今日は一日いい天気でした。 昨日と今日は乗り物フェスタがあって,自衛隊の基地での護衛艦の 見学とか救急車,パトカーなどの特殊車両の展示とかやってました。 ということで,炎天下ちょっとしんどかったけど,子供と 楽しく過ごせました。三笠にも初めて乗船しました。

6/9(再稼動)
なんか昨日 野田総理大臣が大飯原発の再稼働を宣言したらしいです。 あまり興味がなかったので実際の会見は見てません。
個人的には盛り上がらない話なんですが,世間的にも 盛り上がってないのにちょっと驚きました。っていうのは 約一ヶ月前に北海道の原発が止まり,日本に稼働中の原発が なくなったときは,騒いでいる人たちがいて,わたしはそれも 意外に思ったのですが,そのとき騒ぐような人が今回も騒ぐのか?と 思いきや,騒がないのでちょっと意外だったのです。
もっともその時に書いた通り,稼働中の 原発がなくなったことは,脱原発に対して何の意味も持たず, 単に判断を先送りした結果でしかなかったので,結局そのまま 昨日という日を迎えたということになります。少なくとも原発を 無くすということに対しては何の判断がなく,停止中の原発を 再稼動するという判断がされたのが昨日だったわけです。つまり, 案の定,だれも本気で原発を廃炉にするとか,無くしていくと言うことは 考えておらず,単ににっちもさっちもいかなくなるのを待っていた だけってことでしょう。
個人的には,このように議論や判断をまともにせずに,状況だけ 固めていくやり方はひどいもんだな…と思って憤慨してます。 わたしは別に今の日本の原発を止めるってことにはあまり興味はなく, むしろ将来的に原発を減らし,新しいエネルギー開発に力を入れるって 事をするべきだと思ってるので,そういう長期的な議論が起きるのを 待ってるのですが,まるっきりおきる気がしません。
今回反原発の人が再稼動に怒ってないのは,結局先月の騒ぎで ガス抜きされちゃっているからなのだろうか?という気すらします。 そういう意味では,エネルギー政策を変えて日本のエネルギーを 将来どうするかとか,まともに考えるつもりがないのだなぁと 改めて思ったという意味で,がっかりしたのでした。
それともう一つ。今回の野田総理の会見は福井の知事が野田総理が 宣言するように要請したらしいですが,それもひどい話です。 別に野田総理の肩を持つつもりはないけど,それって単なる責任逃れに 見えます。再稼動に賛成してるのに宣言しないっていうだけに 見えます。まぁ野田総理の増税の様に,間の話をすっ飛ばして 決断だけされても困るんですけどね。

6/8(保険の話)
昔から会社に来る保険屋さんを経由して保険に入っていたりするのだけど, 年に一度くらい見直しがあります。保険はいくつか入ってますが, 基本的にはほとんどが掛け捨ての保険です。なので毎年結構な額が 保険に消えていってます。保険に入っていたほうが良かったかというと, いろいろ微妙なところです。
私の場合,ガンにかかったので,がん保険からは結構なお金をもらいました。 がん保険はわりと入社間もなく入り,ガンにかかった時には既に15年 以上払い込んでいた計算になりますが,払い込んだ額以上は返って 来てます。なので黒字ですが,その保険もいまだに入ってるので, まぁそのうち払い込み額がもらった補償額を超えるかもしれません(^^;)。
がん保険と同時に疾病保険からも手術と入院に関する補償戻しを 受けましたが,これは多分払い込んだ額よりは安いんじゃないかなぁ。 貯金をしておいたほうが得という額。あと自動車の保険も補償を 受けたことありますが,これも多分払った額の方が多い。ただ そのほかにも入っている障害系の保険は,実際に事故にあったときに ものすごい額を負担する可能性もあるので,まぁこれは入っていて いいかなぁとは思ってます。
話を戻して病気のほうの保険。実は病気の方の保険って病気になった 時に必要となるお金と,保険で払うお金って結構微妙だよなぁと いう気もします。特に一般の疾病じゃなくてがん保険の場合 ガンって病気に限るので,大体実際に必要となる費用と補償額と 払い込みの額の比較が出来るわけで。
例えば今ガンに初めてかかった時に50万とか補償を受ける保険に入ると 40代半ばだと多分年に3万程度払うはず,だとすると20年払い続けると 明らかに払いすぎです。一方で50万の一時金をもらえるとうれしいか?と いうとうれしいけど,まぁ貯蓄がある人だと払えるような気もします。 実際はこれ以外に入院補償や通院補償があり,もらえる額はもっと 増えるんですが,条件が複雑で確実に幾らもらえるかは結構 微妙なんですよね。
100万程度の一時金をすぐ自分で出せる人には,微妙に意味が薄いなぁ と思ったんですが,じゃぁ1000万とかもらえる保険に入ろうとしたら, 多分すごい掛け金がいるわけで…。
自分が新入社員の時は100万の貯金が出来るまで実は数年かかって, そういうときに病気で入院したら大変だなぁと思って,保険に入った ようなところもあるんですが,今ぐらいだと,そんなにあわてない。 それよりコンスタントにお金が出て行ってる意味があるのか?と いう気がしました。
なんとなく保険って貯蓄や収入が少ない人には意味があるけど, 自由になるお金がある人には,そんなに有効なもんでもないのかも という気がします。でも,収入が少ない人の方が,保険を解約したりとか いう話を聞くと,少し矛盾してるよなぁと。
疾病関係以外の傷害保険とか死亡保険とかはまた別の意味が あるんでしょうけどね。そんなことを思いましたが,ガンにかかった わたしは,疾病関係の保険には入れる条件が厳しいので,個人的には あまり関係なかったりします。

6/7(円高で…)
歴史的な円高で,ドルもユーロもずいぶん安くなってしまいました。 製造業は輸出できないと嘆いておりますが,多分輸入業者はホクホクで 儲けてるんでしょう。でも,それって結局内需だから,外貨を稼げる手段が 無くなると,結局内需も縮小して共倒れ…ってなりかねません。
野田さんは増税して,国が使える金を増やして内需を回そうとしてるのかも 知れませんが(真意は知りません),年金制度の維持を唄ってる様じゃ, 結局年寄りの貯蓄に回るだけですから,あまりなぁ…という気もします。
どうしたらいいのか良くわからないのですが,ふと思ったこと。
やっぱり円高であれば,海外にものを売ることよりも海外でお金を使うことに 注力すべきなんじゃないかな?…という気がします。海外投資。でも海外の 会社を買収したり,海外に工場をつくったり…とかいうのではありません。 それ,投資した人は配当があるかも知れませんが,日本自体は関係ないし。
日本の経済はボロボロといいながら,円高の分だけ,海外からみたらお金は あります。ヨーロッパもアメリカも更にボロボロだから,比較としては 日本はきっと金を持ってるのでしょう。だとすれば,海外…特にヨーロッパや アメリカかなぁ…,日本の商品を売り込む拠点を今つくっては どうでしょうか?。違う言い方をすると広告を売ったり,文化拠点を つくったり。ハリウッドにお金をつぎ込んで,海外の人が日本に憧れる ような作品をつくっても良いでしょう。戦後日本人がアメリカ映画を観て, アメリカ人的生活に憧れたように。ヨーロッパのどこかの土地を買って, 日本のゆるキャラやアニメコンテンツが沢山置かれた遊園地をつくっても いいかも知れません。ディズニーランドのような…。
西洋は植民地時代に世界中に西洋の生活様式を,経済力と軍事力で広めました。 それは結果的に洋服のブランドにしても,ワインのブランドにしても西洋が 本家…という刷り込みを世界中にしてしまいました。日本人がどんなに 品質のいい背広をつくってもイギリスやイタリアのブランドには適いませんし, どんなにいい車をつくっても,日本の金持ちはヨーロッパの車に乗ります。
日本の製品を海外でブランド化するのであれば,日本発のものを海外に 憧れられるようにする必要があります。日本が海外に誇れる文化は料理や 着物やアニメやマンガや…結構あります。それをお金がある今のうちに, 売り込むんじゃなくて,ただでもいいから広めるような事が必要なんじゃ ないかな?という気がしました。

6/6(音楽を買うときの物差し)
先日CD屋さんでCDを買う際にふと思ったこと。
わたしはいまだにCD屋さんでCDを買います。アマゾンで買ったことは ありません。他の通販で買ったことあるのは5枚もありません。 iTunesも買ったのは一曲だけかなぁ。ダウロードはまだしも通販でCDを 買わないのは,まぁ買い物自体が楽しめてないのもありますが, CD屋の店頭で得られる情報が通販で得られないから…とうのもあります。
さて,ちょっと整理。わたしがCDを買うパターンは,大きく分けると 次の3つくらいです。
(1)専門雑誌(ジャズライフとか)であらかじめ欲しいCDに目星をつけておいて, CD屋で探して買う。(2)CD屋の試聴機コーナーにあるのを聴いて良かったら 買う。(3)CD屋でジャケットから得られる情報を元に買う。(3)をもう少し 詳細に書くと,まずは新着やお勧めのCDを観る,次に自分の贔屓の ミュージシャン,もしくはレーベルのコーナーを観る,更に適当に観て 目についたものを取る。最後のはレーベルとか聴いたことある ミュージシャンかとかが手にとる手がかりになってます。
こういう順番で書きましたが実は(1)で買うケースは少なく,(2)か(3)が 多いです。でも枚数でいうと(3)が一番多いかなぁ。(2)は試聴機に入っている CDというのは多くても数十枚だから,いいのが無いときもあるし。
では(3)で書いたジャケットから得られる情報…,これを良く考えてみると, これが案外アマゾンやiTunesとかで書かれてない情報だったりするのです。 ですからわたしがアマゾンやiTunesで音楽を探すときに,どうも要領を 得ないのだなぁ…と思いました。
ジャケットから得られる情報というのはジャケットのデザインもありますが, わたしの場合更に重要なのが参加ミュージシャン,楽器編成,レーベル, リリース年です。ライブの場合,録音年とかも。一番重要なのは 参加ミュージシャンと楽器編成ですが,なぜかこれがアマゾンやiTunesでは あまりちゃんと書かれてません。ネットで引けばもちろんヒットするのですが, アマゾンを観ながら他のページで検索するのは面倒です。だからアマゾンでは 欲しいCDがなかなか見つかりません。
さて,こういう風に考えていたのですが,今の若い人は最初からアマゾンや iTunesから音楽を買う習慣があるのであれば,全く違う手がかりで音楽を 選ぶんだろうなぁ…という気がしました。アマゾンを使う人はレコメンドや 他の人のレビューでしょう。でもこれは,わたしとしては素人のレビューには 信憑性がわからないし,むしろ雑誌とかのレビューの方が慣れれば信頼性は 判断できます。だから,あまり見習おうと思いません。ただiTunesの方, こちらは実際に曲が試聴できるんですよね。
そもそもレコードジャケットから参加ミュージシャンを観て,CDを買うのは 音楽が聴けないのを参加ミュージシャンでどういう音楽かを連想するためです。 実際に音楽を試聴できるのであれば,この連想は不要ということになります。 そういう意味でいうと,こっちの方が本質的だよなぁ…と思います。上で 書いた(2)もそれに当たるし。ただジャケットの文字で情報を得るのに 慣れているというのと,スピードは速いので,やっぱりジャケットに ある情報を手がかりにしたいなぁという欲求は強いです。
とういわけで,良く考えてみると,音楽を全て試聴して聴くという スタイルの方がいいのかも…という気はしました。もっともダウンロード 販売はCDより音質的に落ちるので,結局そっちのこともあり, まだまだそっちで買う気はしないのですけどね。

6/5(坂道のアポロンで知るジャズの世界)
podcastで そこ☆あにを聴いたら 坂道のアポロン特集でした。
このアニメ,1960年代(後半かな?)の佐世保が舞台で主人公達は高校生。 ちなみに主人公の薫は横須賀から佐世保に転校したことになっているって ことで,最初は横須賀と九州というように,自分的にはご当地アニメ? かと思いきや,話題的には,主人公達が演奏するジャズのシーンの作画と 演奏のクオリティの高さが話題になってます。
ちなみにお話的には高校生の恋愛主体ですが,萌えアニメと違って, 古い青春群像劇の様な感じで,古い方も楽しめる感じです(笑)。時代が 時代なので学生運動とか出てきたりもしますので,団塊の人達も 当時を懐かしむのに良いでしょう:-p。
で,ジャズシーン。わたし自身がジャズを演奏するので,なまじっかな 作りだと,ケチをつけたくなって楽しめないかなぁ…と番組が始まる前は 思ってましたが,実際始まると,いろんな意味で関心をしております。 まず演奏自体が,現役の若手ジャズミュージシャンに演奏を依頼しており, 非常に生々しいセッションの雰囲気が良く出ていること。これ, スタジオミュージシャンに頼まなかったのが良かったといえるでしょう。 ただ1960年代はロックの洗礼を受けてないはずなので,多分演奏スタイルは, 違うと思うんですけどね:-p。演奏しているミュージシャンはわたしも 知ってるような,有名な人です。
そして演奏の実際の映像から起こしたというアニメの動画。このクオリティの 高さは,いままでの演奏シーンつきアニメの中では最高でしょう。 実際の生演奏を何度も見てるわたしからみても,文句のつけようが ありません。あっ,あるか…。高校生があんな演奏できませんよ(笑)。
ところでネットの反応をみていても,その演奏シーンの評判が良く, 「音楽で会話している」とかいわれていたりします。これって, ジャズ演奏を生で観る人からするとジャズの醍醐味そのものであるんですが, おそらくレコードとかでしか聴いたこと無かった人には,それがわかって なかったんだろうなぁ…と思いました。つまり,我々がなぜジャズを 生で見に行くか?…というのが,生演奏を観たことがない人には, 理解してもらえなかったのが,このアニメを観ることで擬似的ですが, だいぶわかってもらえたんではないか?と。
というわけで,この作品をキッカケにライブハウスにジャズを見にくる人が 増えたらいいな…と思いました。実際,あんな感じですよ。

6/4(禁酒)
福岡で引ったくり注意を呼びかける装置を設置との 話。うーん,これって歩いていると急に「気をつけて」とか いわれるんだろうか?。街の騒音が増えるとしたらちょっと気になるなぁ。
さて,福岡といえば,市の職員が外で飲めなくなってるって話。 市議も「飲んでいいのだろうか?」と 困惑してるらしい。
そもそも飲酒を伴う会合に出たら必ず飲まなくてはいけない…というのが おかしいと思わないんでしょか?。「わたしはウーロン茶で」って いったらダメなの?。そっちの方が不思議。というか,みんなが飲んでるから お前も飲め…っていうのはアルハラですよ。実は自分も飲みたいんでしょ?とか いいたくなります。
あと市職員が酒を飲んでトラブルを沢山起こしたのも,酒に飲まれすぎだろう? とか思います。とはいっても,自分は酒を飲んで暴れたことないからなぁ, 暴れてしまう人の気持ちとか事情とか良くわからないのですが。まぁ 記憶をなくして,失敗したことは学生時代とかあるけど。性格も饒舌に なったりはするけど,攻撃的になったりはしないので,酒を飲んで 攻撃的になる人って,普段どれだけ我慢して生きてるのとか思う。
酒を飲めなくなって会合を止めるよりは,酒を飲まない会合をするとか そういうのをやる転機にしてはいかが?。

6/3(休日)
今日は知り合い(ノンプロ)のオケ演奏会があったので, 観にいきました。途中本屋によって研究に使う技術書の物色。 技術書って実物を見ないと役に立つか判断できないって意味じゃ, 店舗がなくなると困る部類だと思うのだけど。まぁシリーズもので 買っていたり,他の人の推薦で買う人もいるから,通販で買う人も いるんだろうなぁ。でも書店がなくなったら困るって意味で, 今後どうなるんだろう?という気もします。
わたしは若い頃から仕事で使う本とか,あといろいろと物色するために 休日に街に出たりする。そういうやり方を職場の若い人に命令する わけにも行かないのだけど,どうも最近の会社の人とかを見てると そういう事をやってる感じもしない。まぁ平日に出張として許可を とって物色に行ってもいいんだけど,そういう感じでもない。
立場上命令は出来ないのだけど,研究者の先輩としては, そういうの普通じゃないかな?という気はする。大学で研究をやってる人も, 普通に休日に街の本屋で専門書を買ったりする。企業研究者だから, 勤務時間の中だけで研究をすればいいというのであれば,大学研究者には 勝てないなぁという気もする。というか企業研究者で裁量労働に なってる人は,勤務時間外でもある程度の仕事をするというか, 休日でも勤務時間として使えるとかそういうことなんだと思うけど。
てなことをふと思った。

6/2(勉強が役に立つ?)
今日は子供と自転車で近所をうろつきました。
さて,ネットを見ていたら,「 「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞かれた時、 言葉を尽くせない大人が知性を殺す」という文章がありました。
子供が勉強がなんの役に立つの?と思うのは昔から言われている話ですが, 自分がそう思ったのか良く覚えてません。こういう疑問を持つとき 子供は勉強をやめる理由を探しているっていうのはそうで,面白いと 思っていたら役に立たなくてもやるでしょう。
だとすれば役に立つかどうかを教えるよりも勉強を楽しくするように 教えたほうがいいようにも思います。役に立つとすれば「我慢して」やる とは思うかもしれませんが,それっていいのかな?という気もします。
さて以前書いた気がしますが,わたしは今でも勉強したことが 役に立ってると思ってます。ですから,勉強が役に立つ…と答えることに 窮する大人を見ると不思議に思うとともに,あぁ多くの大人は勉強した ことが役に立ってないという実感があるんだぁ…となんともいえない 気分になります。本当にそうなのかなぁと。
確かに個々の項目について,例えば微分の公式とか,何かの 化学反応とかそういう細かいものはそうかもしれません。でも微分積分の 概念とか化学反応の概要とかいうのは,そういうものがどういうものか?と いうのを知ってるということで,世の中のニュースのことが理解しやすく なるし,モノの動きには法則性があるという理解をすることでの 役に立つというのはあると思うのですが。わたしも文系的な教科は 仕事とはあまり関係ありませんが,例えば海外の歴史も関係ないけど, ヨーロッパの人のものの考え方を知る手がかりとして役に立ったりとか, そういう実感は多くあります。
ネットとかで話題になってる話しとか,あと本を読んだりするときの 理解の深さは読んでいる人の持ってる知識で変わるはずで,同じ情報でも 受け取り手でまったく受け取ったものが変わるはずです。ですから, 沢山の知識は絶対に役に立ってると思うんですけどね。勉強って 技術の部分もあるけど,そういう自分の辞書を膨らませるという 部分もあると思います。
まぁ自分が何をベースとしてるかとか考えたことがない人が多いって ことなのかもしれませんが。

6/1(二次創作物を「手を離れた」と思えるか?)
しろくまカフェというアニメが今期好評というのは聞いていたのですが, 原作の漫画家が怒ってるという話を読みました。
わたしは原作のマンガも,アニメのほうも観てませんので,この件に ついては良くわからないし,リンクだけ読んでも,何に対して 怒ってるか良くわかりません。ただ, マンガや小説のアニメ化,ドラマ化で原作者とのトラブルみたいな 話は時々聞くなぁ…と。以下完全に一般論ですが,思ったことを。
以前マンガの原画が紛失して中古市場に流れてるという騒ぎがあって…, まだあるのかもしれませんが,その時に知ったのが,この業界, 契約がとてもいい加減。今回の件も契約がないと書いてますが, おそらく日常的にそんな感じなんでしょう。よく聞くので担当者や 会社の問題ではなく業界の体質なんだと思います。口約束だけで 物事を進めていくと。最終的に契約書を交わすのかは知りませんが, あとってことは良くありそうです。こういうアニメ化に限らず, 原稿料とか連載とかもそうなんでしょうね。
ですから,あとでもめる場合はもめるのです。契約がないから, 金銭的な事とか,制約事項がはっきりしない。伝えたつもりが 伝わってなかったりするのでしょう。署名はしなくてもせめて 文書(電子メイルも可)くらい交わせば,なにを約束したくらい 判るでしょうに。やんないんだろうなぁ。スピード感が大事だから 後手後手になるのか,それとも業界自体がいい加減なのか 良く判りませんが。口約束で動く世界というのは,マンガ,アニメに 限らず音楽とかでも良く聞くし,一般的な雇用とかもそういうの 多いですよね。給料がはっきりしないまま雇用するとか。
なので,契約をきちんとしない業界の体質が悪い…ということも いえるんですが,一方で,こういうトラブルになる作家と あまりならない作家がいます。トラブルになる作家の場合,たまたま 当たったアニメ化のスタッフが悪い場合もあるでしょうが,作家の 特質も結構あるように思います。こういう映像化の場合に, 細かく口を出す作家と,自由にやってくれと,あまり口を出さない 作家がいます。これはもう作家の考え方や性格の問題なんだろうなと 思います。金銭的な部分はともかく,表現が自分の思っていたものと違うのを 苦痛に思い文句を言う作家と,言わない人。確かに漫画家や小説家にとって 作品は身を切って作ったもので,自分のこだわったところが改変されたり, 違ったものになっていると我慢できないという気持ちもわかります。 特にゲームとかと違って,マンガや小説はほとんど一人で 作り上げていくので,なおさら自分の分身の様な感覚が強いでしょう。
ただ一方でアニメ化やドラマ化の様に他のスタッフが作るといった時点で, もうそこは自分のコントロール外になってしまうのはしょうがないのです。 そうなるとそこはそこでよい作品としてもらわないとしょうがないのでは ないでしょうか。そして餅は餅屋で,アニメの大事なところは漫画家では 判らない部分も多いでしょう。実際アニメ化のあとに自分とは違った 表現になったことを楽しんでいる作家も沢山います。そして 結果的に,そういう人たちの方が得をしてるような気がするんですよね。 アニメが売れて相乗効果で原作が売れれば,また作家として名が売れれば, より活動の範囲や発言力も増えるわけで。
まぁ自分の作品にこだわる気持ちもわかります。ただ自分描いたマンガじゃ なくて二次創作物の内容にまでこだわる人は,こういうアニメ化や ドラマ化は向いてないのではないかなぁと思います。まぁそういう 事を考慮できなかった出版者が悪いといえば,それまでですが。 なんかもったいないなぁ…と思いました。


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