2009年9月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


9/30(病気の原因になる治療?)
昨日まで一昨日書いたとおり人間ドックで,結果はまぁ特に異常なし。 よかったんですが,なんか今月はCT二回,レントゲンも別途…と 撮ってるんですが,大丈夫なんですかね?。まぁ3年前の手術後なんて 何枚撮ったんだか…ってくらい撮りましたけどね。
毎回検査でCTとかレントゲンとか撮るとしばらく調子悪いのだけど, これってX線のせいなのか?。それともCTのときの造影剤の せいなのか?。今回のドックは内視鏡とかもやってるし,単純に X線の影響かどうかよくわからないのですが,X線って感じるんですか?。
…別に治療のせいとかいうつもりは全然ないのだけど, ガンの治療の中には,短期的にはガンを抑えたり治療の役に たてるのが目的ですが,長期的にはむしろガンを助長するんじゃ ないか?と不安になるものがいくつかあります。一つが上に書いたとおり X線撮影(CTも含む)。X線はガンの観察には必須のものですが, X線をずっと浴び続けるとDNAが傷つくので,ガンになるリスクが 上がります。ガンリスクがほとんどないエコーやMRIとかも ありますが(PETのリスクってどうなんだろう?),エコーは不正確だし, MRIはまだまだ普及してないし,撮影も結構大変。なので今でも CTやX線撮影はたくさん使われています。
もう一つが抗がん剤。抗がん剤はがん細胞を攻撃する,つまり がん細胞を押さえる機能がある薬品ですが,いくつかの(ほとんどの?) 抗がん剤は体内の白血球を減らします。白血球を減らすということは, 感染症にかかりやすくなります。あと,白血球は血液内のがん細胞を 攻撃するはずです。実際抗がん剤治療をするときは白血球の 量を細かく見て投与量を調整します。抗がん剤が新たなガンの 原因になる…という話は聞いたことは無いので,こういうリスクは あまり考えなくてもいいのかもしれませんが,ちょっと気持ち悪い 話です。
とこういうのを聞いて,じゃぁX線撮影も抗がん剤治療もやめると がん患者がいうかというと,たぶん言いません。これらの治療が 必要な患者は結構逼迫してます。X線撮影をせずに手術の術式は 決定できません。抗がん剤を投与しないと下手をすると数ヶ月で 死ぬという場合もあります。X線や抗がん剤で別のガンになる可能性は それに比べればずいぶん低いし,何年も先の話の様に思います。 ですから,普通は使うし,将来ガンに再度なった時に,やめておけば よかった思う人はほとんどいないのではないでしょうか?。
まぁ,でも今回CTを撮りながら,わたしのガンは再発のリスクが ずいぶん下がったと思うけど,結局こういう治療の負担が寿命を 縮めているのかもしれないなぁと思いました。

余談ですが,去年だっけ?タミフルの副作用騒ぎってどうなったん でしたっけ?。本当は治療にリスクがあるのは辺りまえで, それを理解しないで治療を受けるほうも,ちょっとうかつすぎるんでは?と 思うんですけどね。

9/29(こっそりと搾取する方法)
新政権, 天下りをなくすので65歳まで働けるようにするとの案?
まぁ,天下りなくすなら,そういうことになりますよね。給料体系は いじるのかもしれませんが,いずれにせよ,入局すれば年金もらえるまで, 給料は安泰。頑張って天下りになる民間や業界を育てたりする必要もなしって ことですかね?。それが国民が望んでいた公務員改革ですか?…,などと 思う。まぁわたしは元々天下り否定派ではないからなんともいえないけど。
…。さて話を変えて。
今の経済とか少子高齢化とかそんな問題でよく言われるのは,年寄りが 若い人より金を持っているってこと, michikaifuさんの案で,金持ちほどリスキーな ことをすべき…という風にするという案は悪くはないとはおもうのですが, 最後にある,金を持っている年寄りの金を投資に使わせるという案。
うまく行けばいいのですが,ぶっちゃけてそうかくと,たぶん年寄りは やらないでしょう。というのは,お金を持ってる年寄りって,もう 成功とかする必要がないので,ハイリスクハイリターンに乗ってこないだろう ってこと。死ぬまで必要なお金を持っていたら,もう増やす必要ないし, もし間違ってお金を減らしたら,今から身を粉にして働くことも できないので,やっぱり怖くで投資できない。もし法律で強制的に 取りあげると財産権の侵害だから,たぶん無理でしょう。
…でもお金を持っている年寄りの財産を若い人に移したほうがいいと いうのはわたしもそう思います。わたしは血縁間でもいいんじゃない?と 思うので,贈与税を時限的に減らすとか,生前贈与の方が税率を うーんと安くするとかすればいいと思う(今もそうなってるの?)の ですが,これをいうと,世襲とか,格差の固定とかいう人もいるので, まぁすんなりいかないだろうなぁ。でも年寄りが金持ってるよりは いいように思うんですけどねぇ。
もう一つデフレが進んでいるという記事を読んで, やっぱり思ったのですが,デフレは現金を持ってる人が得をして 借金をしてる人が損をするので,たぶんお金を持ってる年寄りが 有利。先日書いたように,インフレにしたら,現金を物に替えたほうが 得くということになるのでお金を使うと思う。お年よりも貯金とか していたら目減りして,資金運用してる年金組合とかの方が もうかるから,結局お金を持ってる人のお金が社会に還元されることに なるような気がします。
こちらだったら,合法的に金持ちの金を取りあげることができる…, そんな気がします。
国の経済政策というのは,資産の再配分で,いかにこっそりと 合法的にそれをやるか?ということだから,無理やりお金を取り上げるって ことじゃなくて,そういうことだと思います。もちろんこういうことを やると,あまり何も考えずに貯金をしてる人が損をして,結局 関心の高い金持ちはあまり損をしないってこともあるんでしょうけど, でも,若い人にお金を移すくらいはできるんじゃないか?という 気がします。

9/28(眠いけど楽しい)
今日は人間ドックに行きました。人間ドックなので昨日の夕食後 水とお茶以外一切取らずお昼まで…。そのせいか,やたら眠かったです。 昼食後も眠かった。
ドックの待ち時間暇なので本を読もうともって行ったのですが, 眠くてあまり進みません。持っていった本がちょっと導入部が つかみにくいってこともあり,頭にすんなり入ってこないというか。 だんだん面白くなって来てますが。
一方で,そんな中でも仕事を片付けようとすると,眠かったのが 吹き飛び,結構頭が回るというか,とりあえず仕事はこなせます。
いままで,仕事とかでも,新しい分野の勉強を始めるときって, 本とか資料とかを読んでも頭になかなか入ってこず,結構眠たい 思いをした経験はたくさんあります。でも頑張って続けていると, だんだん頭に入るようになり,理解できます。これって,頭の中に 新しい引き出しを一生懸命作っている…というような感じがします。
一方で,仕事の方は,どんなにシビアな案件でも,もともと引き出しを たくさん持っているので,それをあけたりしめたりしていれば, とりあえず,なんかしらの仕事にはなる。だから忙しいようで, 実は結構単なる作業だったりします。引き出しを開けたり閉めたり するので,頭は回っているのですが,レールの上をぐるぐる回していると いうか。
一方で全然理解できない新しいことを理解するのは,レール自体を ひくというか。これが何故かわたしの場合,結構眠い,頭に 酸素が足りない,ブドウ糖が足りない…という感じがします。脳に 血が行くって感じがします。だから結構眠かったり辛かったり ですが,なぜか楽しかったりします。マゾ?

9/27(個人しかない社会は,国に個人が握られる社会?)
新政権が夫婦別姓法案を通しそうだということで ちょっと話題になってました。
わたし自身は夫婦別姓に対しては特に意見はありません。…というか 自分がそうならなかったので,あまりまじめに考えてない。 職場には社内通称で旧姓を名乗っていた人もいたし,逆に 喜んで変えた人もいました。あと男性で姓が変わった人も知ってます。 それぞれに対して,別にどうも思いません。
ただし,そういう感じなのでよくわからないのですが,夫婦別姓を 訴えている人は,夫婦別姓が達成できたら,望みがかなうのでしょうか? なんか漠然とですが,夫婦別姓を望む人が望むものは,もう少し 本質的な問題が根幹にあって姓が変わる問題は,それの表層的な 物に過ぎない…という気がしないでも無いのですが。だとしたら 性の問題は象徴なだけで,そこが変わったら別の問題が表に 出てくるような気がします。
…。まぁよくわからないので,それ以上は突っ込みませんが, 姓の話から戸籍制度に異議を唱えている人もちょっと見受けられて, その辺の人は「家」という制度に何か反感を感じていたりしてるのかも しれません。「家」の場合「家系」の場合もあれば「親」の 場合もあるような気がします。あと男女が平等だったり対称だったり しないところに反発してる人もいるでしょう。まぁ様々。
意見が無いので,具体的な何がダメ…というつもりは無いのですが, 一つだけわたしの懸念を書くと,こういうのをどんどん解体していくと, 人というのは「個人」というところだけあればよくと,それ以外の 生来の所属(ラベル)は不要だ…というところに行き着くかもしれません。 つまり親子関係や,出身とか,性別とか,そういうのは不要だという 考え方。実際これらのものは,選択できないだけに下手をすると 差別に使われることもあります。でも,個というラベルしか本当に なくなってしまったら,逆に社会の前に個が一人でさらけ出されて しまうような気もします。つまり誰も自分を守ってくれる「人々」が いないということ。自分の外にあるのは社会システムだけに なってしまって,それは,社会システムに自分のすべてが握られている という状態ではないのか?と思います。
例えば社会保障が発達して,年金や医療保険や介護保険とか,そういうのが 充実してきたおかげで,今,若い人は親の面倒をあまり見なくても よくなって来てます。それは親の面倒を見るために職業や居住地が 制約されないという意味ではいいのですが,逆に老後,どうくらして いけるかが,家族ではなく国のシステムの方に握られている…という 状況が,若干今の日本にはあります。
それっていいことなの?,幸せな老後や,幸せなイマワノ際が 得られるの?…ということを考えます。ちなみに西洋は個から いきなり社会(神)というのは,キリスト教の教義的に昔から あるみたいです。

9/26(流行の周期性)
女性の肩パッドが復活という文を読んで興味深く 思いました。いや,別に女性の肩パッドが好きとか嫌いとか,そういう 話じゃなくて…。
ファッションが周期的にやってくる…という話は以前からなんども 聞いたことあったのですが,名前は知らなくて,「レイヴァーの法則」と 言うんですね。10年前の流行は「みっともない」,20年前の流行は 「バカみたい」,30年前の流行は「面白い」,50年前のは「レトロ」, 70年前のは「素敵」,100年前のは「ロマンチック」…っていうのは おもしろいです。こういう流行の周期性は音楽にも当てはまると 思っているのですが,やっぱり似たような言い方できるのかしら?。
もっとも日本の流行歌は戦後の軽音楽がスタート地点なので, たぶん100年前とかいうのはなくて,100年前だと浪曲とか唱歌とか そういうのかな?それがいくらなんでもまた流行するとは思えません。 あとたぶん100年周期とかそんな長くも無くて,そもそも流行自体が5年も 経つと変わります。でもちょっと前がみっともなくて,その前が バカみたいで,その前が面白いあたりはそうかもレトロはあるような 無いようなでそしてもっと古くなると素敵…というかむしろ新しい, みたいな捕らえかたをされるような気がします。
ちょっと違うかな?。確かに古い音楽は今の若い人に好意的に 捕らえられているのですが,それとはまた別に新しい音楽も あるような気がするし,時代が進むに連れて古いスタイルは周期的に 回るというよリは境界があいまいになってる…という気もします。
とか書くと結局違うじゃない…ってことになるのですが,言いたいのは 要は,古いスタイルはまた再流行するだろうってこと。たぶん ファッションや音楽以外にも色んなところでそんなことはある様に 思います。

9/25(レッテル張りによる思考停止)
国立メディア芸術総合センターの代替案の話。
前も書いたけど,これを「アニメの殿堂」ということ自体が偏向報道で 気に入りません。これって民主党が言い出したの?マスコミ?。
もともとの主旨はアニメに限ってません。マンガやCGやゲームなども メインに扱ってるはずです。そもそも推進の意見を言っていた里中満智子先生は マンガの原画保存を訴えていたはずです。これをアニメの殿堂という ことによって,アニメのためだけのもの狭く印象付けているし, そもそも「アニメ」と書くと世間から低俗と思われるんじゃないか?という 意図が入ってませんか?。マンガは文化遺産になりえるけど,アニメは まだまだそうじゃないから,止めていいという雰囲気がして嫌です。 いや…,完全に妄想なんですけどね。
というわけで,マンガの原画保存に「フィルムセンター」は 無いんじゃないですか?という気はします。
あと,案外マンガやアニメファンからも,このメディアセンターは 評判が悪くて,その理由が主に「ハコもの」だからってことみたいですが, 「ハコもの」=「悪」という考え方も,なんかメディアのレッテルに しっかり毒されてませんか?という気がします。ついでに書くと, 道路建設とかダムとかも何の思考も無く,イコール悪…ってどれだけ 頭悪いのか?という気もします。
ハコものが悪な理由がどこにあるのか,よくわからないのですが, よく地方にあるような,作ったけど使われないから無駄…というので あれば,それは運営とか場所の問題であり,実際都心にある公共の 美術館や博物館は近年はどこも常に満員な状態です。もちろん 自治体がやってるような小さな博物館とかは閑古鳥が鳴いているところも ありますが,それはそれで地元の人の憩いの場になっていたりします。 まぁ件のメディアセンタは国立だから,むしろ国立美術館とか そういうのに近いことになるはずだったんではないでしょうか?。
あと建設費がかかるのし,建設業者儲かるだけだ…というのは,上記の通り, 採算が取れるような施設にすれば有効な設備投資になります。天下りの 温床というのは,まぁそういう面はあるとは思うけど,わたしは 天下りが100%悪だとも思ってないので,意味がある形でやっていれば いいと思います。
建物じゃなくて,アニメ振興のために補助金とかに使うべきだ…という 意見もよく聞くのですが,これは確かにそうだけど,設備(設備投資)と, 振興費(損益)は意味合いが違うので,理想は両方やるべきだと思います。 損益は単年度だし,下手をすると何も残らない可能性もあります。 ハコを作って人を入れれば,それなりに数年以上何かが続いていくわけで, そこに実際にアニメ制作に携わっている人にお金が回るような仕事を 作ればいいわけです。
それにもともと麻生さんとかが言っていた,海外から日本のマンガや アニメに魅かれてやってきた人が見に行くべきところ…という役割は どこがになうのでしょう?。ビデオショップかマンガ喫茶にでも行けば いいということなのでしょうか?。そのうち海外にアニメやマンガを 収集した美術館ができて評判になったらはじめて日本にもできるんだろうな, とか思います。
…もっとも,わたしがメディアセンタを今是非やるべきだと思ってるか?と いうとそうでもありません。むしろ今からやろうとしてるばら撒きの 原資のために,真っ先に計画中止になるだろうな…とは思ってました。 今の政権は,新しい産業とか文化とかを生み出すという発想がまったく ないので,まぁ無理でしょ…という感じです。ただ,メディアセンタを 「アニメの殿堂」ということで,計画の本質を見事に消してしまったという マスコミのやり方に感心というか恐ろしいものを感じるだけです。 「ハコもの」とかいうのもそうです。「○○はハコもの」と言った途端に もう細かいことはどうでもよく,「悪」となってしまう感じが しませんか。見事に思考と議論の機会を奪われている気がします。

9/24(高金利とデフレとどっちがいい?)
2年前に銀行に預けた定期預金が満期になったので,通帳を記入したら, 自動継続になっていたのだけど,利率が0.5%から0.15%くらいに 減ってました。ずいぶん減ったなぁ,もっと長期の預金にしておけば よかったなぁ,と思うけど,まぁ後の祭り。0.5%の方はちょっと した利息がついていましたが,まぁ小遣い程度。おろさないけど。
金利といえば,20年位前は定額貯金の金利が4%以上あって,たしか 10年くらい預けると元本の1.5倍くらいになっていた気がします。 1.5倍というと1000万あづけると10年で500万の利子がつくのだけど, 10年だから1年だと50万か…。ちょっと利子だけで食べるには辛いか。
わたしが子供の頃,金持ちは貯金の利子だけで食べていけるとか 嘯くのを聴いた事がありますが,それっていくらの貯金ですか? 一億くらい預けていれば年間500万くらいになるから,そりゃ楽に 喰えるよね…と思うけど。
実は自分が子供の頃というとまだまだインフレが続いている時代でした。 アイスクリームとか10円とか20円で買えたので,物価的には 今の5分の1以下か?つまり同じお金を持っていても5分の1のものしか 買えないとしたら当時1000万持っていたとしても,200万のお金に 減っているということになります。貯金にはそういうリスクがあったから 高い金利がついていたわけでしょう。逆に今はデフレの時代で, ほとんどのものは価格が上がらないので,逆に1000万はずっと 1000万分物が買えるし,どうかすると1100万分買えるかもしれない。 そういう時代であれば金利が低くても貯金しておいたほうが いいということになり,逆に投資とか消費が冷え込むわけです。
あっ,インフレ時代は金利は高いけど,それ以上に物価の高騰が 早かったわけですから,お金がある人は土地を買ったりしていたし, 先見の眼が合った人は株も買っていたかもしれません。土地なんて 平気で10倍以上の値段になってます。
…とか考えると,金利が高いことがいいのか。物価が上昇する方が いいのか?デフレがいいのか?いまひとつよくわかりません。 安定してるほうがいいという考え方もあるでしょうが,安定してるって 事は,いろんな意味で固定化されて,まぁビジネスチャンスが 生まれにくい。もっとも相場の変動によるビジネスチャンスというのは, 結局誰かが損して誰かが得してるってことなんだろうけど。
さらに書くと年金制度もインフレが前提。インフレが続く世の中では 貯金なんて怖くてできないので,預けた金を国が運用してくれて, 後で当時の相場でもらえれば,それはそれで不満は無かったのでしょう。 いま年金制度に不安を感じるのはデフレだから…という気はします。
今のお年寄りがもう老い先短いのに将来が不安だとか,お金にしがみつくのは, 当時のインフレの感覚が残ってるからかもしれません。お金を いくら持っていても,価値は下がるし,でもあらためて稼ぐだけの 体力は残ってないので,国にすがるしかない…と。でも額だけ見ると, 先日も書いたとおり,後期高齢者とかはほとんど納めた額以上の 年金をもらってるわけで,将来本当に納めただけもらえるのか不安な 若者からすると贅沢にも見えるんじゃないかしら?。
もっとも今の若者にしてもそういう風に将来の相場がわからないと, 結局「払っただけもらう」というので生活ができるのか?はたまた ものすごくお金が余るかよくわからないのですよね。最近年金定期便で, もらえる金額の見込みが載っていたのですが,あの額が十分か?, たりないか,まだまだわかりません。新政権になって,大きく デフレとかインフレとか起きると…なんか恐ろしいことになったり しないよね?とかちょっと思ったりもします。

9/23(車で用事)
シルバーウィーク最終日。今日はレンタカーを借りていろいろと やるべきことをやった。というか本当は昨日か一昨日にやりたかったの だけど,レンタカーが取れなかったので,今日になった。
トランクルームを借りたので,部屋の中の荷物で使う当てのないいくつかを 運び込んだ。その後,車があるということで郊外にある店,具体的には 西松屋に行って買い物をした。その後食事をして,高井戸のオリンピックで ちょっと買い物,さらに吉祥寺で買い物…と車があると便利…な ことをまとめてやった。まとめてやったのでちょっと疲れた。
まぁたまにこういう風に車を借りて,車がないとやりにくいことを やるのは良いと思うのだけど,車がある人はこれらの事を, パラパラと少しずつやれるわけだよね…とは思うけど,そのために 月数万のお金を使って車を持つのもどうかな?とも思う。もっとも レンタカーで一番不便なのは,欲しいときに車が空いてないことで, かなり計画的に動かないといけない。今回も先週観たら車が 空いてると思って,週末に予約しようとしたら,もう埋まってた。 なので今日になった。そういえばカーシェアリングもいま 話題だけど,そういうことは無いのだろうか?。

9/22(どうせ死ぬなら何かする…のは本能?)
はてなの匿名日記に「問題は、何かして死ぬのか、何もせずに死ぬのかという この1点だけなんだよ」というのが書いていて興味深く思いました。
元の話は「日雇い派遣雇用禁止は格差を助長するのになんでみんな 賛成するの?」って話で,この話の是非自体はわたしは論じませんが, 要は,対案がよかろうがわるかろうが,人は追い詰められたら新しい何かに 飛びつく…という話になります。
これは格差問題だけではないでしょう。高齢化問題とか少子化問題とか 医療問題だって,現状の制度が効果的ではなくなってきてるとか, 温暖化問題だって何も手を打てない状態がずるずると来ているとか, はたまた政治とは関係なく石油が無くなったり,物価が上がったり 下がったりしてるとか。そういう事象が一応客観的に存在し, それが将来の不安を喚起してる場合に,人々が,現状を手放し 何かに飛びつかなくてはいられない…って話をしてるのだと思います。
実際最近日本では政権交代が起きましたが,上記の状態はほとんどの人が そうだと思っているようです。そこで新しい政党が政策を新しい政策を 挙げれば,従来の政権が従来路線を掲げても,みんな新しい政策に 飛びつくのだろうなと思います。それがどんな政策だって…。 そうやって政権交代した国はたくさんありますし,中にはその後 独裁や国際孤立をした国だってあります。新しい政策の良し悪しは, 飛びつく人には関係ないのだろうなと思います。
つまりこれは本能に基づいた選挙戦略ってことになるんでしょう。
自分の経験でも,仕事で問題が起きているときにじっと待つのは結構 辛いものがあります。つい何かをやってしまいそうです。上に「待て」と 言われても辛かったりします。
実は一方で人は閉ざされた部屋で防災ベルがなっていても,「故障じゃない?」 とのんびりと構えるようなこともあります。さて上に書いたように, いい手かどうか関係なく飛びつくほどじっとしていられないというのと, 防災ベルが鳴って焼け死んでもじっと待っていた…というのは, どのように場合わけできるんでしょうね?。

9/21(保険制度とか年金制度をどれくらい知っているのだろう?)
今日は敬老の日。熊本では随兵があっていた様子。
それはいいとして敬老の日らしく毎日新聞の社説では後期高齢者医療 制度の話。読むと「国保に入っていた世帯の75%が後期医療制度で 保険料が下がった」と書いてます。さて,これを読んで, 「えっ?」と思う人と「知ってるよ」と思う人,どちらが多いんでしょう?。 つまり,後期高齢者医療制度を辞めると保険料が増えるわけですが, みなさん後期高齢者医療制度には反対といっていたわけですから, それをお望みだったということになります。ちなみにわたしは 以前書いたとおりこの制度で保険料が減ってる人が いるって聞いてましたし,確かわたしの親も減ったみたいなことを 言っていたので,「知ってるよ」ですが75%という数字は知らなかったので, 案外多いのだな,というか,後期高齢者で得していた人の方が多いわけ じゃない。なんでみんな反対していたの?という感じはあります。
…。
ちょっと話が変わりますが,わたしの自宅にねんきん定期便が来ました。 今まで払った年金掛け金の合計および毎年払った額が書いてました。 ご丁寧なことだ…とは思いましたが,まぁ銀行とかに預けておけば 通常は通帳がもらえるものなので,元々これくらいやっておけば よかったのだよな…とは思います。
で,定期便には65歳から20年かけてもらえる総額の試算が載ってます。 大体今まで納めた額の倍より遥かに多い額が書いてます。以前 書いたとおり国民年金は9年で元を取ると知っていたので, 20年でもらえる総額もまぁそんなものかな?と思いましたが,他の人は どうなんでしょう?。こういう具体的な額を知っても,年金に お金を預けるより自分で貯蓄したり株とかに投資するほうが 安心…ってことなんですかね?。どうもその辺わたしは共感できないの ですが。そういえば民主党の政策では所得の15%が所得税とは 別に年金として取られるという話もありましたね。
…。
わたしの誤解なのかもしれませんが,みなさん現行制度を知っていて 批判していたのでしょうか?。そしてそれで今の制度をぶち壊したほうが いいと思っているのでしょうか?。そしてマスコミは何で今になって 後期高齢者制度を辞めると損をする人がたくさんいるとか言うんでしょう。 新政権のせいでわれわれの生活が悪くなったら,それは誰の せいなんだろう?と思います。

9/20(秋)
秋晴れ。天気が良い。空気が乾燥してるのか,涼しい。 だからか一日鼻水が止まらなかった。インフルエンザじゃ ないとは思うけど。
そういえば,この連休は行楽地が混んでいるというニュースが あまり出てこない。事故で高速道路が渋滞とかいうのは あるのだけど。景気が悪いのでみんな出かけないということなんだろうか? それとも政治ネタでニュースが忙しくて,その辺の話題はないのだろうか?

9/19(総裁候補)
今日からお休み開始。嫁が上京したので,夜はお外で食べて, ちょっとワインで乾杯(わたしだけ)。酔った。
…。
自民党の総裁選。TVでもうそんなに取りあげなくてもいいのに…って 思うけど取りあげるなぁ。とはいえ,少しだけ考えます。
要はどのようにマスコミの目に映るか?って話になっているように 思います。情けない国民性だとは思うけど,マスコミに引っ張られている ことを国民が自覚してないので仕方ないと思う。わたしは谷垣さんが 堅実で良いと思うのだけど,たぶん,谷垣さんだと自民党が変わってないと 言うんだろうなぁ。谷垣さん見た目は若いけど,案外御歳だし。 河野太郎さんだと変わったというのだろうか?。
河野氏が党首になるとなんか与党に文句ばかり言うかっての民主党 みたいになりそうだなぁ…,そうなったらみっともないなぁと 思うのだけど,なんかそういう民主党が人気があったということは, 与党に文句ばかりいうのが好かれるんだろうか?。もっとも若い党首は 反撃されたときに弱いので,そういう不安もあるんだけど。
冗談になりますが,河野太郎のお父さんの洋平氏は唯一 総理になってない自民党総裁なのだけど,そこまでお父さんの後を 歩こうってことなのかしら?。
もう一人の西村氏は良くわかりません。再スタートってことならば, 別に知らない人が総裁になってもいいとは思いますけどね。

9/18(シルバーウィーク)
いよいよ明日から秋の大型連休が始まります。ところで,この連休イラネと思っている人が結構多いとのこと。
実はわたしも,ちょっと今回の休みは困るなぁ…という感じです。 記事の中にははっきり書いてませんが,一番困るのは上半期末に 絡むからということです。上半期末は年度末まではいきませんが, 結構色んな事務処理を9月中にしなくてはいけなくて,結構大変です。 いつもだったら,20日過ぎからやればいいと思っていたりすることも, 今年はもう今月が終わったようなものです。ちなみにわたしは 今月はあと二日しか職場に行きません(^^;)。出張とか他の 用事とかもあるので。あと来月も頭に長期の出張とかあって, その準備とかもしたいし,来月は下半期頭なので,人事的な こととかもあって,やっぱり大変で,その準備も今月中に やらないと…みたいな感じです。やっぱり今月末に三日も 会社にいけないのは何かと歪みが出るなぁ…,という感じです。
そうはいっても,休みに入ったのは確かですから,まぁ仕方がありません。 休みは休みとして楽しませていただきます。あぁーでも,やっぱり 連休が来月だったらなぁ…とかは思います(^^;)。

9/17(開発の簡易化は多様化を進めるのか?)
パイオニアがLDプレーヤの販売終了と聞いて 時代の終わりを感じました。うちにはまだプレーヤあるんですが, 壊れたら終わりですねぇ。ソフトもあるんですが。それより今動いている プレーヤ高く売れるんだろうか?(^^;)。
…というわけで,オーディオがらみで。
メモリー音楽プレーヤで最近の話題というと, iPod nanoがモデルチェンジというニュースも興味深かったのですが, むしろハローキティのプレーヤとか,ミッフィーのプレーヤとか見ていて,あぁ 気軽にこういうモデル作れるんだろうなぁ…と。あと,片耳方のプレーヤとかみても,ニッチなところに モデルを出してくるなぁと。
おそらく今はこういう音楽プレーヤは,チップを一つ買ってきて, ケースに入れればすぐできるんでしょう。…というか10年位前に, わたしがメモリープレーヤの開発をやっていたときも,もう DSP一つ載せれば全部できるという感じでした。その後たしか 秋葉原でキットも売っていたよなぁと思います。
一方でiPodとwalkmanの戦いみたいに,多様化というより市場の 主導権争いみたいな話もあって,実際はiPodとかに塗りつぶされて 他のはなくなってしまうのか?,それとも上記の変なプレーヤ みたいのがたくさん乱立するのか?どっちなんでしょう?。自分は iPod touch使ってるので,他のプレーヤがどれくらい売れていたり 便利に思われているかよくわからないのですが…。
こういうことを書いたのは,いま自動車もガソリンから電気自動車に 移ろうとしていて,ガソリンに比べ電気自動車は部品点数も少ないので, 新規参入業者がたくさん出てくるだろう…みたいなことが言われていて, メモリプレーヤみたいなことが起きるのかなぁ…と思ったからです。
電気自動車になってもどこかが支配的になるのか?, 変なのがたくさん出てくるのか?どっちなのかなぁ…,と。 …
余談というか全然違う話ですが, 最近はUSBにつながるAD変換機をUSBキャプチャっていうんですか。これも昔だったら サウンドカードとかAD/DAとか言っていて,結構マニアはお金を かけるところだったんですが,いまやワンチップとかでできちゃうん だろうなぁ。っていうか,大体この手の話ってUSBのものばっかりで, 要はUSBって規格が,この手の外部機器の開発を容易にしたって ことなんだろうか?

9/16(機械にしか伝わらないもの?)
/.jpでコンピューターによる読唇システムは人間による読唇とくらべ、 はるかに認識率が高いというのが紹介されていて,へぇーと 思いました。
わたしはこういうコミュニケーションの情報認識については, 人間ができることはコンピュータでできる可能性はあるけど, 人間ができないことはコンピュータにはできないだろう,と 思っているので,ちょっと意外な結果です。
例えば,音声認識。声で言葉を伝えますが,人間が簡単にできる 言葉の認識を現状コンピュータは人間ほどうまくできません。 人間ができるならできる可能性があると思いますが,人間すら 聞き分けできない言葉はコンピュータにはできないだろうと 思います。それはその音にそれだけの情報が乗ってない場合が 多いからです。
音声のコミュニケーションは自分の声を聞きながら発生するので, 自分の声が聞こえなくなると正確に発音できません。人間が 聞きながら調整をしてるので,人間が聞き分けられないような部分には 情報が乗らないことになります。
さて,読唇ですが,顔の表情などは自分で確認しながら作ってる わけではありません。でもコミュニケーションというのは相手からの 反応が返って来ますので,その反応を見て,表情を作っていくことも あるでしょう。そうだとすると表情も人間がわからないような差は, あまり情報が乗ってない気もします。
そういう意味でコンピュータが人間より情報をたくさん取れると 言うのは意外です。
…と書きましたが,実はちょっと読唇の場合違うな…と思うのは, そもそも読唇は相手に情報を伝えるために口の動きを作ってるのではなく, 声を出すために作っているので,コミュニケーションの情報そのもの ではないことです。ですからしゃべるほうも相手に伝わるように口の 形を作ってるわけでもないし,見るほうも,そこから情報を読み取ろうと 普段から訓練されているわけでもないでしょう。ということで, まぁ読唇に関しては普通の人の認識よりコンピュータの方が情報を うまく拾うとかはできるかもしれないなとは思いました。でも, 耳が聞こえない方で読唇に慣れている方より情報をたくさん認識できるのか?, あといっこく堂の様な高度な腹話術士の口からも情報を取れるのか?と いうと,どうなんでしょうね?たぶん無理じゃないのかなぁとか 思いました。

9/15(新政権への期待(嘘))
TVとかのニュースで政治というか政権交代関連の話題の取りあげ方を 見ていて思うこと。といってもわたしはNHKのニュースしか観てないので 偏ってますが…。
自民党のゴタゴタがらみのニュースに結構時間を割いてますが, もう野党なんだしほっておけば?と思います。民主党とか新政権の 政策の方にもっと時間を割くべきなんじゃないですか?。新政権って 突っ込みどころがたくさんありそうなのに…。
なんか自民党嫌い嫌いといいつつ自民党の話ばかり。もしかしてツンデレとか ヤンデレってことですか?:-p。
まぁそうは言っても,自民党の場合総裁選の内幕が外からよく見えると いうこともできます。一方で民主党は鳩山さんが小沢さんとかと調整してる という,まるで昔の自民党みたいな派閥の間での調整みたいとも いえるんですが,なぜかそういう批判は受けない。というか鳩山さんが 代表になったのも,党員選挙とかせずにやってるんですが。同じことを 自民がやると派閥が…といわれるのに何故だろう?。
…。
事務次官会議がなくなったとか,国家戦略局作るとかなんかいろいろ言ってるようです。 まぁ政治主導ってことでしょう。理想が高くて結構なことだとは思いますが, 結構政治家(議員でしょうけど)に結構な能力が要求されるのではないか?と 言う気がします。いままで官僚がサポートしていたことまで政治家で やるわけですから。その道のプロであった官僚の仕事を,今まで大臣も やったことない与党一年生議員がどれくらい仕事ができるんでしょう?。
会社とかで部長というか組織長をやるような人を観ていて思うのは, それぞれ外に関心が行く人と,中に関心が行く人とそれぞれで, 案外人って全方位に関心は行かないものです。政治家というか閣僚というと, 閣僚間だったり,自分の省庁だったり,そして国民だったり,支援者だったり, あと業界だったり,外務の場合は海外だったり,ずいぶん色んなところと 意見調整をしなくてはいけないのですが,全部に対してうまくまわせる ものなのかなぁとか思います。事務次官とかがいるのも結局,そういう 大臣の全部に気が回らないところをサポートするって意味もあるんでしょう けどね。
まぁそれらも大臣が超人的に優秀だったら大丈夫なんでしょうけど。 ついでに書くと立法の方も政治主導ってことで議員立法が増えるんですかね。 立法って欠陥がある法律をよく作るので,そういうことが増えませんように。 期待してますよ。
…。
もう一つ。二酸化炭素排出を25%抑制は結局外国から買って解決 って話。その費用はもちろん環境税?…という冗談は置いておいて, さてこのようにお金を払って発展途上国から排出権を買うって事は, その国は,工業化とかが自動車の利用とかが制限されることになるんですかね? となると,発展途上国に工場を作ることができなくなるわけですかね?。 そうすると,国外に技術や雇用が流出しなくなるってことなんですかね?とか 考えると,もしかしたら排出権を買うというのは案外いい事が多いんで しょうか?
海外から排出権を買う費用と,海外に工業製品を売って儲けるのと 費用がよくわからないのですが,技術の発展とかを考えるとできるだけ 国内で物を作ったほうがいいので排出枠を金で解決するって手は あるのかもしれません。でもその排出権を売るほうの国からすると, 今の中東が石油売って栄えているけど,技術は育たない…とか そういうのになるんですかね?。
などとそんなことを思いました。そうだとするとあんまり大きな声では いえないのかもしれませんがいろいろ思惑はあるんだろうか?とか 思いました。

9/14(治療とは?)
先週書いた医療の話の続き。奇しくも昨日書いた 後期高齢者医療で恩恵を被った人もいるって話も先週書いていました。
さて,医療ですが,病院というと普通は病気の治療をしにいくところと 思っている人がほとんどでしょう。病気というのは何か?というと, 一説では心身の不具合で治るものだそうです。治らないものは病気ではなく 「障害」というそうです。
この定義に従うと治らない心身の不具合のために病院に行くことは 治療ではない…ということになります。前回「慢性疾患」を保険医療から わけるという話を書きましたが,これもそういう見方かも知れません。 ただ前回も書いた通り,完治ではなくとも正常な生活ができるようにする… のであれば,それも治療のように思います。
余談ですが「不具合」の定義自体も曖昧で,最近は以前病気とされて いなかったものが病気になっているというものも結構あります。 主に心療系の不具合の方が多いのですが,身体の方も 増えてるんでしょうか?
さて病院は治療をしにいくところと書きましたが,わたし自身はあまり そう思ってません。わたしは病気を治すのは自分の体だと思っていて, では病院は何をするところかというと,検査をすることと, 自分で治せるようにいろいろと整えるのが主だと思ってます。 まぁ手術を受けた身で単に検査だけというつもりはなく,例えば わたしが受けた腫瘍の切除も,切除はお医者さんがしましたが,その後, 切った後の傷口を塞いだり,動けるようになっていったのは自分の体の 再生能力でしょう。お医者さんは途中解熱をしたり,抗生物質で 化膿を押えたり,そういうことはやって頂きましたが, 最終的には自分の体が治したと思ってます。
なぜこういう書き方をするか?というと,わたしは病気の人は自分で 自分を治すための努力をすべきだと思っていて,病気になっても 医者に行って薬をもらえば,仕事を同じようにしたり,不養生を続けるとか, そういう風に行動する人が多くて,それは間違いだと思っているのです。 風邪を引いても薬や注射を受けて,仕事をするとか,怪我をしても 痛み止をうって動くとか…。人間はそんなに都合良くできてませんし, そういうことをやっているともっと大きな不具合がやってきます。 自分の体を病気を治す状態にしてあげ無い人に医療を受ける資格が あるのでしょうか?
さて,そういう不養生な人のためになけなしの医療費を使われるのも納得が 行かない…とも思いますが,わたしの考え方だともう一つ問題があります。 若い頃は軽い病気だとちょっと安静にすれば治ります。重い病気でも 病院で悪いところ取ったり,症状を薬で押えれば,体が徐々に 回復に向かいます。しかし歳をとってきたり,また病気の種類によっては, そういう医療行為をしても病気が回復しない場合が多くあります。 医療行為で症状は緩和するでしょうが,快方には向かわず,進行を押えるだ け…というものもあります。さてこれは治療なんでしょうか?
…難しい問題だと思いますが,今のところわたしはこれらも治療だと思うし, こういう医療行為は保険医療として行って欲しいと思います。 ただ一方で老化で身体が自由に動かなくなるのは医療を越えて自然の摂理だと 思います。老化の進行を押えるために保険医療を行うか?は疑問を持つし, ただその線引きは難しいと思います。
そういうわけで前回書いた様に慢性疾患の治療を保険からわけるという話は, その意義もわかりますが,実際の線引きは難しいと思います。
保険とか医療の話,もう少し続けます。

9/13(高齢者医療制度でいい目を観たお年寄りもいたと今頃言われても)
後期高齢者医療制度。選挙前まで目の仇にされた制度ですが, ここに来て廃止に対する戸惑いが出てきているようです。産経新聞では後期高齢者医療制度の廃止に戸惑う 声と望む越えの両方を取りあげてますが,どうしてこういう記事を 選挙前に書かないのでしょうか?。わたしは以前から,この制度は 恩恵を被る人と不利益を被る人の両方がいるので,あたかもお年寄り 全員が被害者の様に言うのはおかしいと書いてました。医療費にたいする 国の捻出が減ったのではないのであれば,単純に費用の分配の仕方が 変わったのだから,減った人がいれば増えた人もいるはず,そして 年金や保険の場合若い人まで含めて再分配が適正かを議論すべきでしょう。
ですが,選挙前には単純に75歳に線を引いたこと,年金から天引きにしたこと, 手続きが変わったことが問題にされてました。お年寄りがどれくらいの 医療費を使っていて,どれくらい誰が負担していて,どれくらいの 収入の人がどれくらい保険料を払っていて…などという話は まったく聞こえてきませんでした。
民主党は制度に不満がある声をたきつけて後期高齢者医療制度をやめると 言いましたが,以前の通りに戻すのでしょうか?。負担が増える人が 今度は騒いだらどうするのでしょう?。一方で健康保険組合の赤字が増えてるという話も あります。元に戻せば保険制度への不安がなくなるわけでも ありません。
…。
おまけ。
福島香織タンのブログを読んで共感したのですが, 共感したのは,わたしの中流意識があるからでしょうか?。
でも中で東京のタクシーの運転手が今より悪くならないと思うと 言ったのは甘いと思うし,4年前に郵政民営化したら良くなると思って 入れたら辛くなったというのであれば,今回だって政権交代が 起きたらよくなる…というのは甘い考えだと思うけどなぁと 思った。まぁ現状辛いのはわかるけど,だったらもっと具体的な 政策の中身で選ぶべきだったんでは?と思います。

9/12(徒然)
今日は吉祥寺にCDを売りに行ったら祭りやっていた。神輿。 東京はみこしを担ぐ祭りが多い。以前からそう思っていたら たまたま聞いたpodcastの東大の講座でもそんな話をしていた。 確かに地方に行くと,馬とか牛とかを引く祭りが結構あるんだよねぇ。 みこしを担ぐというと山笠とかそうだけど,他は結構行進する様な 物も多い。
…というわけで,ネット観て適当に。
日航がデルタ航空と提携とNHKのニュースでも 大々的にやってたけど,JALのページ見たら,発表してませんと 書いてあった。リークか。最近この手の合併買収騒ぎは リークが多いのだけど,これってインサイダにならないのだろうか?。
ちなみにわたしはJALをメインに使ってるので,どうなるのかなぁとは 思っている。
…。つぎ。 どの国が二酸化炭素を出しているか?の図。 結構興味深い。アメリカと中国が多いのは想像通りだけど, 案外日本も多い。人口当たりで見てもアメリカ,ロシア,ドイツについで 多いのはちょっと多くないか?という気もする。アメリカとロシアは 参考にならないけど,イギリスとかドイツは国の広さも産業構造も 結構似てたりしないのだろうか?。それで日本とあまり変わらないと なると,結局日本は言うほど省エネ技術最先端…ってわけじゃ 無いのか?。まだまだ工夫するって余地があるんだろうか?。
もっとも日本で二酸化炭素の排出量が圧倒的に多いのは鉄鋼と 発電というから,鉄鋼はともかく発電に関しては電気代を 数倍とかするはどうですかね?>鳩山さん支持の方。

9/11(ビール)
今日は朝から病院へ。先週受けた検査の結果を聞きにいきました。 結果は異常なし。手術から無事三年が経ったことになります。 この辺の心境はまた別途書きましょう。
その後会社にいったのですが,今日はお客さんが多くて,なんか 一日うろうろしていた。
夜はライブを見に行った。病院で異常無しだったのがうれしいので, ビールを飲んだ。一人でお店でビールを飲んだのは手術後 初めてだったかもしれない…違ったかな?。ちがったかも 知れないけど,まぁちょっとしたお祝いであった。
まぁ今日はそんなところで。

9/10(集食家族)
一月くらい前に日経新聞(紙)に「集食家族」というのが紹介された という話を聞きました。食事だけ親元で食べる家族というか, 若い夫婦が食事は親のところで取るみたいな話でした。ネットを見ると もう少し詳しく書いているのでいくつか取りあげると, 「潜在大家族と「集食」家族」, 「現代版「大家族制度」」など。
いずれもこういう動きを好意的に捉えているようです。
わたしはこの話,最初podcastで聴いたのですが,最初の 印象としてはむしろパラサイト的な印象を受けました。つまり 親の方が金を持っているから,子供夫婦が食べにいく。逆に言うと 若い人は共働きで働いても満足に収入が得られてない…という風に 取れて,高齢者ばかりが金持ちで若い人がワーキングプアな現代を 象徴してるように思いました。
確かに高齢者の子供が自宅の近くに住んで食事を一緒に取るのは 好ましいことだと思いますが,なんとなく高齢者と若者に格差が あるのが一因なら複雑な心境だなぁ…と。
実はわたしの姉夫婦はわたしの親の家の近くに住んでいて, 食事をわたしの親の家で食べるという生活を20年近くやってます。 毎日ではありませんが。遠くに住んでいるわたしとしては,姉が 親の家をしょっちゅうたずねるというのは安心なのですが, まぁいろいろ思うところはあります(^^;)。
あと,集食というのはあくまでも親と子供が近くに住んでいるから できる話であって,雇用の流動化を可能のした核家族の意義からは 少し外れる気がします。就職をしたら田舎から都会に出る…という 人は減っているのでしょうか?。
とは言え…,子供が高齢者の面倒を見るというのは可能であれば よいことだと思います。年金制度が崩壊すると結局家族が高齢者の 面倒を見ることになると思いますが,そういう自体の前に既に 別の意味で,家族のあり方は変わってきてるのかもしれません。

9/9(音楽ビジネスはレコードからライブへ)
ビートルズのリマスター版が発売されたという ニュースをNHKが盛んにやってました。そんなに大騒ぎするほどの ものだろうか?と思ったりもするんだけど,経済効果があるのかしら?。 でも買うのは年配の人がほとんどなんだろうなぁ…。
若い人が音楽にどのようにお金を使うか?というのはどうも 年寄りからすると判りにくくなっているように思います。 ブライアン・イーノへのインタビューが興味 深かったのですが,「既に音楽に歴史は無い」とか「レコードが 安価になり音楽が水の様になった」とかいわれると,レコードビジネスは 若い人向けには難しくなってるのだろうなと思います。
一方で「パフォーマンスが重要になっている」みたいは話はとても 興味深いです。
などと思いながら一方で youtubeに優れた音楽映像作品が投稿されている のとか見ると,音楽と映像が新たなアートというか,つまり音楽も 既に映画とかのように,複数の人が協力し合って作る総合作品に なってるのだなぁなどと思います。単純に音楽をCDに焼いて売っても それは記録やプロモーションとしては重要なものですが,メインの ビジネスにはなりにくい。そしてリスナーは映像も含めた総合的な 作品を求めている。でもyoutubeの作品にも普通はお金は払わない…と。
そういう中で映像など作りこまれた部分,またはコンピュータミュージックの 様にやっぱり作りこまれた部分とライブパフォーマンスってどういう風に 融合していくのだろう?と思っていたら 初音ミクのライブの映像を見て,これはおもしろいなぁと。 まぁこれもボーカルが打ち込みなので生演奏ではないのですが, 映像が打ち込みに生演奏感を与えるのに成功してるのではないでしょうか?
わたしはジャズなどを演奏していたせいか,すべてあらかじめ用意している 音楽を結構低く見ていて,全部打ち込みのライブなどは,レコードを かけているのと同じじゃないか?とか思っていたりします。もちろん レコードをライブ会場で聴いても,会場の一体感がうまく出れば, それなりに楽しめるとは思いますが,なかなかそうならないのが実際でしょう。 でもこの映像を見るとたぶんあらかじめ打ち込まれたボーカルでも たぶん会場は盛り上がり一体感が出たのではないか?という気がします。
もちろんこういうライブは初音ミクみたいなものに限らず,これまでの 歌手も用意された映像に合わせてパフォーマンスをしたりしてきてる 様です。寡聞にもわたしはあまりそういうライブを実際に観てないので あまり実感が無かったのですが,結構ライブパフォーマンスも以前とは 大きく変わってきたのだなぁと思いました。音楽もこうやって新しい 表現形態になり,そしてリスナーがお金を払っても音楽接するような 場があれば,それはそれで未来は明るいのかもしれません。

9/8(理系宰相)
保険の話はちょっと間を空けてお休み。
今日は鳩山さんが二酸化炭素排出を25%削減とかいったものだから なんか世の中的に大騒ぎ。わたしも大丈夫か?とか思いましたが, 当の本人は科学技術の進歩に期待みたいなことも言っていた気がします。
この方,初の理系出身,しかもドクターの総理(候補)らしいのですが, へー,科学技術にそういう期待するんだ…というのが率直な感想です。 わたしは理系だからこそ,科学技術に過度な期待はしない。でも 科学技術の発展は大切だという立場です。文系の人が勝手な理想の未来を 想像して夢の様なことを言うのはよくありますが。
と思って鳩山さんって理系って何の理系?と思って調べたら,「経営工学」が 専門らしいです。経営工学というとどういう学問と思ったら,まぁ MOTとかそういうの。つまりマネージメントらしいのだけど,それって 理系なのか?とか書くと経営工学の人に怒られそうです(^^;)。でもなおさら そういう学問ならできもしない数値目標なんて挙げないよね?とか 思ったりもしますが,鳩山さんはどういう風にこの数字を出して きたのでしょう?。
数字というと,選挙前に扶養控除がなくなって,子供手当てになって 負担が増える家庭は5%か15%か忘れたけど,それくらいしかいないと 鳩山さんが言っていてそんなはずあるか?と思ったのですが,メディアは 特に取りあげませんでした。どうもあのときから,鳩山さんって 数字に弱いんじゃないか?って思ってたりするんだけど,どうでしょう? 麻生さんが漢字に弱かったので,今度は数字に弱いってところで 対抗(笑)。
…とまぁ冗談ですが,理系の人のマネージメントって,普通は 手堅いもの,言い換えれば面白みが無いのですが,どうも鳩山さんは 違うタイプのようで。ぶれるというより,あさっての方向に突っ走って いるようにも見えます。今のところ火消し役もいないようですが, 大丈夫なんでしょうか?。

9/7(健康保険制度医療制度)
極東ブログの「後期高齢者医療制度についての麻生失言」の話と命の値段が高すぎるの書評を読んで,ちょっと 健康保険制度について書こうかと思います。日記じゃなくて別ページを 起こして書こうかと思いますが,考えをまとめるための下書き代わりに ここに。

医療というか保険制度は難しくて,自分も何がいい制度かよくわかりませんが, 年金制度同様社会の高齢化により崩壊するといわれて久しいです。わたしが 子供の頃…数十年前に比べると自己負担の割合が増えたりして 徐々に崩壊というか変化をしてるのはわかりますが,導入された 後期高齢医療がその内容より単に75歳以上を分けたという理由で, 批判され今回の選挙の結果廃止されようになってます。かといって 保険制度がこのまま後何十年も持つわけも無く,何かしらの制度改革は 行われるのではないでしょうか?。どういう変化がこの後待っているのか?と 想像するといろいろと不安になります。
後期高齢者医療に不満を言った御年寄りは(そうじゃない御年寄りも たくさんいますが)医療制度の中身よりも手続きが変わったことに 不平を言ったのではないでしょうか?。しかしたとえ政権が変わっても 制度が変わらないなんていうのは無いでしょう。後期高齢者医療が なくなったとしても,今のお年寄りが亡くなるまで今のままで…という 事はありえないのではないでしょうか?。 あるとしたら今の御年寄りに現行制度を全うさせるために,若い人の 負担を増やすか,もしくは税金の様に他の手段で不足分を徴収するとか そういうことではないでしょうか?。

極東ブログを読んで知らなかった,と思ったのは,後期高齢者医療制度が 慢性疾患を保険から分けるという目的があったこと,あと小泉総理のときに 混合医療が問題になった時も,混合医療解禁に反対した人は,現行の 保険診療が非保険に追いやられることを警戒したから…ということ。 どちらも現行の保険診療範囲を狭めることで,保険医療費を減らそうと いう制度に見えます。当時はわたしは混合医療解禁には賛成でしたが, でも保険診療の範囲を狭める事に関しては慎重です。というか狭めては いけない治療はたくさんあります。

とはいえ,わたしは治る見込みが無い治療(?)に無尽蔵に医療費を つぎ込むべきかというと結構悩みます。もちろん苦痛の絶対緩和は必要ですし, その治療で延命することにより,患者がそれなりの生産性を維持できる場合は 有用でしょう。例えば抗がん剤の治療だって,それではガンが完全に 消滅せず結果的に延命治療になってる場合も結構あります(もちろん, 再発防止とかのための治療もあります)。 ただ,抗がん剤が効果を挙げて,ガンが消滅しなくても数十年生きて その間家族を養ったり家族に財産を残せる人もいます。それは 完治ではありませんが,正常な生活を保障するという意味では一種の 治療行為なんでしょう。ただしそうじゃないような延命治療も 結構あります。そういうのはどうすればいいのでしょう。
難しい問題なので,とりあえず今日はここまで。続きは,また後日 書きます。

9/6(気候)
昨日と今日大阪。昨日大阪に行ったらいきなり暑くて驚いた。 いや嫁が暑い暑いというから暑いんだろうと思ったけど,確かに 暑い。ネットでみると東京が27度のとき大阪が34度ってどれだけの 温度差ですか。
天気予報とか見ると東京が特に寒いけど,大阪も特に暑いみたい。 福岡とかはむしろ大阪より気温が低いようで。
ちなみにまた台風が向かっていてまっすぐ北上して 関東の方へ向かっている。台風って例年はカーブして日本を かすめるのだけど,今年はまっすぐ北上するパターンが多くない?。
などと,この辺やっぱり例年と天候が変わってるなぁという気がする。 涼しくなったので秋と思っていたら大阪行ったらしっかり夏だった。 でも考えてみたらまだ9月になったばっかりなんだよね。

9/5(自民党の失敗と国民の選択)
愛読し,時々取りあげさせていただくfujiponさんのブログ,今回は あまりいい取り上げ方でなくて申し訳ないのですが,「 麻生さんのこと」という文を読んで,ひどくがっかりしてしまいました。 怒ったとか馬鹿にしたとかじゃなくて,なんとなく「あぁーあ」というか 「しょんぼり」というか。fujiponさん本人に,じゃなくて, こういう人が結構いるんだろうなぁ,ってことで。ですから,リンクされてる先を読んでも同様に感 じました。本来はこっちを取りあげるべきなんでしょうが。
ここに書かれてることはまさに元々からわたしが思っていることなんですが, それをなぜ今思って今書くんだろう?という感じで,がっかりしたのです。 選挙前とかにそう思っていなかったのだろうか?と。
わたしは先日も書いてますが,麻生さんが読み間違いするとか, 金持ちであることが,総理にふさわしくないという理由として 理解できません。麻生さんは我慢強い敗戦処理の総裁として 頑張ったと思うし,はっきりいって好きでした。 麻生さんが総裁になった時は既に自民党はグダグダでしたけど, わたしには民主党もちっともいい政党に見えませんでした。 何よりマスコミの偏向報道(とわたしにはそう映った)が 耐えられず,それで自民を応援しました...というのは 既に書いたとおり。リンクしたがお二方が最終的に 誰に投票したかは知りませんが,世の中には民主党に入れて,同じように 思っている人は結構いるのでしょうか?。
なんとなく,投票するまでは自民党も麻生さんも嫌いで,そして 民主党がよさそう,政権交代は大事だと思って民主に入れておいて, でも実際に麻生さんの引き際と,民主の今の状態をみて,民主の 政権が不安になり「自分は民主を推したのではなく,麻生さんを 批判したのではなく,自民を切ったのだ」と言ってるのではないか? と,そういう人が結構いるんじゃないか?と思ってしまいました。 なんかこれから民主党行う政治がうまく行かなかったときの予防線を はってる人もいるんじゃないか?という気もします。あぁー批判して すみません。
...。
とはいえ,確かに最近の自民党のグダグダ振りは選挙時に自民を応援した わたしでもひどく思います。総裁が頑張っているのに,足を引っ張るような ことばかり発言したり,リークなんでしょうけど,マスコミにいろいろ 吹き込んだり。どうして自民党がそうなってしまったか? 昔の自民党は確かこうじゃ無かったよな...と思います。新政権の 人たちの誰かが,かって「小泉さんが自民党をぶっ壊した」といいましたが, 確かに自民党のこういう内部争いを透明化したのは 小泉さんからかもしれません。小泉さんはそれでいて 国民の支持を大量に得ました。
小泉さんが総裁にはじめてなった時,その前は森さんでした。森さんは 失言で支持率も低かったのですけど総裁選もろくに行わず総裁になり 加藤の乱とかありましたが,でも当時自民党での争いは,なかなか 外部からには見えない状態でした。その派閥の力関係で密室で 内閣人事すら決まるといわれていた自民党の内部抗争を明らかにし, というよりも演出して常に戦っている総理を演出して成功したのが 小泉さんでしょう。おかげで自民党内から出てきた総理であるにも 関わらず旧来の抵抗勢力と戦う姿を演出し,まるで政権交代が 起きたかのような錯覚を国民に植え付けることに成功しました。
たぶんあの頃から自民党では,というより自民党の中の革新系の 議員からは自民党の内部抗争を外部に見せることは自民党を注目させ 人気を集めることができる...と勘違いしちゃったんではないか?という 気がします。でも,党内争いを演出するのは明らかに革新系の総裁が 立っているときにすべきで,麻生さんみたいなバランス系の総裁のときは だめなんですよね。でも,小泉さんの内部抗争演出でいい目をみた 人たちは,その辺の歯止めが効かなかったし,今でも効いてないように 思います。
まぁこの辺はその小泉劇場をわたしも良しとしたので,それが失敗だったと 批判はできないのですが,でも小泉劇場の演出技術を理解して継承した 人が自民党の中にはいなかったということではないでしょうか。
もっとも一方の民主党は党首選すらはっきりとやらずに党首を決めてしまうし, 首班指名が済んでないのに,いつの間にか内閣候補が既にリークされている 状態で,いったい誰がリーダなのかすらよくわかりません。小泉さん以前の 自民党よりも舞台裏政治をやってます。そういう意味では,自民党の 今のゴタゴタもうまく演出できていい劇場が出来上がれば,また それも国民に再度支持を得るのかもしれません。ただし,そうなったら そうなったで,またあの熱病の様な選挙をよしとするのだろうか? という気もします。この辺はどっちがいいのかよくわかりませんが。
まぁいずれにしても,今の様に麻生さんよりも自民党の方が嫌われて 票を落としたケースもそれなりにあるでしょう。あたかも麻生さんを 批判していれば,自分は難を逃れられると思っている,最近の自民党が ダメダメなのはそうでしょう。でもそのことと他の政党の方が良いという 選択が本当に良かったのかはこれからわかることだと思うし,自分が 何を選んだのか?はやっぱり責任として一人一人が自覚しておいて欲しいと 思います。
...なんか二つのことを書こうとしてごちゃごちゃになったなぁ。

9/4(休み下手)
今日はと半年振りの検査で病院にいきました。いつも朝一で予約してるので, 自宅を出る時間はいつもどおり。病院は9時から。検査は一時間も かからないのだけど,朝食を抜いてるので,病院を出て朝食を 食べたりする。そういえばここしばらく検査後の朝食はずっと モスを食べてるなぁ。
病院の近くの駅を出るのが10時半くらいなので,三鷹には11時くらいに着く。 最初そのまま会社に行こうと思っていたのだけど,ちょっと本を買ったり したので,置きに自宅に帰った。帰ったら,もうお昼だし,朝食が 遅かったので軽く食べるくらいでいいので自宅で残り物を食べた。
というわけでしっかり昼過ぎに会社へ行った。
なんか最初病院が済み次第会社に行こうと思っていて,でも, なんでそこまでするんだっけ?とかちょっと自問自答。半日休は しっかり取ってるので,午後から会社行けばいいのに,つい いけるようになったらいってしまう。そうやって会社に毎日いったので, この一年は20日ある有給を半分しか結局使わなかった。
有給は権利であり,休みというのは用があるから休むのではなく 休むために休むものなんだけど,どうも用事がないと休むと悪いなぁとか 思っちゃうのは,あんまりよくない性格なんだよな…と思った。 こういう考え方だから,体調悪くなったりするんだよなぁとか。

9/3(徒然に)
ネタが無いので徒然に。
…。
TVのニュースは新政権への突っ込みネタが多い。ネタがたくさん あってTVは楽しそうだ。いろんな意味での負担ってなんでしょうね?。 増税だけじゃなくて,福祉の低下とかまさから在日米軍を追い出すから 兵役を…とか言い出さないか心配;-p。

昨日のガッテンはトマトケチャップでした。わたしも ケチャップなかなか使わないので気になってみた。だしに使えると いうのは,確かにトマトはうまみ成分が強いし甘みとかもついているから 確かにそうだなと思って,今朝の味噌汁に少し入れました;-)。

先日の台風の前辺りから急に寒くなりました。台風の翌日は扱ったけど, 今朝は起きたら室温が24度とかそんな感じ。一方嫁のいる大阪は 30度とか…どうなってるの日本。

世の中はインフルエンザが流行ってるようですが,寒いので そうじゃなくても風邪を引きそう。学校閉鎖のところも多いらしいけど, 今のところ職場で患者を見かけないのは,まぁ助かる。でも マスクはあまり売ってない。というか業務用の安い奴とかって どこで手に入るのだろう?。

9/2(民主党の言い訳&最高裁判事審査)
夜NHKを観ていたら民主党の政策について民主党の人が 立ち代り出てきて,アナウンサに聞かれてました。結局 消費税上げるんだ…。4年後以降だとは言ってるけど。選挙前に 麻生さんに「上げるんですね」散々聞いていたのも民主党だったなぁ。
おもしろかったのは9時からのニュースで年金の話を聞かれて, 「納める金額は増えるんですか?」と聞かれて「制度が変わるところが 重要です」と話をそらして,それでいて最後に「野党の協力が ないと実現できない」みたいなことを言っていました。笑うところですか?。 自分達があれだけ野党時代に何でも反対していて,そして衆院で 単独過半数,参院でも会派を合わせると半数取れてるなら,野党が 反対してでも何でもできるじゃないですか。それで協力がないとできないと 今のうちからできない言い訳をするのかね?と思いました。
まだ政権が始まってないからこれからお手並み拝見ですが,わたしが 心配していた,なんでも強引に進めてめちゃくちゃになる…というのは 杞憂で,実際は何もできない…っていう方になるのかしら?。
…などと思ってましたが,もう一つ別の話。
今回の総選挙ではいつもの通り最高裁判事の国民審査がありましたが, ネットでは審査の合格のハードルをもっと高くすべきという 議論をいくつか見かけました。
わたしは審査の形式は今のままでよいと思っていて,ハードルを高くして どうするの?。この間の日銀総裁のときみたいに,いつまでも信任が 得られないで,判事不在の状態が続くようなのがいいの?と思ってしまいます。 大体なんでも国民が一から一まで決める…とかいうから,裁判員制度が 始まったりするんじゃないですか?。
今でも三権分立のなかで国民が直接選ぶのは立法府だけで,行政は その立法府から選ばれた首相によって他の人も選ばれる制度です。 最高裁の判事の名簿を誰が作るかは,不勉強ながら知らないのですが, どうしても嫌な人に票を入れるくらいで良いと思います。そもそも わたしは司法というのは法律に基づいてしくしくと裁判をすべきだと 思っていて,もし司法に世論を反映させたからったら,民意を汲んだ 立法の方で変えればいいじゃない…と思います。そういう意味では, 司法は妙に民意に振り回されるより,学者的な人がいいと思うくらいです。 実際は裁判は裁判官によって判決が変わるから,裁判技術以外にも 感情とかバランス感覚とかで変わるんだろうし,最高裁とかは 法律だけじゃなくて行政制度とか社会状況みたいのも考慮して 決めていたりするみたいですが…,それってあいまいな法律の方が 悪いんでは?と思ったりもします。
というわけで,今のままでいいんじゃないか?と思う最高裁審査でした。

9/1(無意味の幸せ)
fujiponさんが小林よしのりの本について書いて いました。この本は読んでません。小林氏のマンガとかエッセイとかは まぁ雑誌で読む程度には知ってます。そこで得るちょっとした 感触からは,ここで書かれている内容には何も異論は無く共感も します。ですが,ちょっと思ったのは別のこと。
このfujiponさんの文はいくつか印象的な言葉が書いてあって,小林氏の 絵の力とか,小林氏が弱者の応援していてその弱者が力を得たら裏切られる とか,あぁ確かにそういうことは,小林氏じゃなくてもあるよなみたいな。
そして,死の意味づけの話。「社会のなかで人間が人間らしく生きるためには、 「死(あるいは自己犠牲)を意味づける物語」が必要なのでしょう」と いう言葉は確かにそういう風に思いがちだと思う。以前書いたかも 知れないけど,現代社会は意味が支配してる。養老先生のいうところの 脳化社会もそういうことだと思う。そしてそういう中で人は自分を 無意味とすることに耐えられず,いろんなことをする。それが 自分の自由を奪ったり,命すら奪ってもとにかく無意味であることを 恐れる,そんなことが増えているように思います。そしてその意味は 自分で意味づけるのでなく,外部から見られることでようやく 意味づけられると感じる人も多い。twitterとかにひたすら自分を 書き続けるのも,そこで誰かに認識されて,意味を持つと感じるから でしょう。
でも,そういう現代の中で,わたしは「無意味でも良いじゃないか」とも 思います。現在の日本で何の事件も起きずに平均的な人生を 送ってただ死んで行く。一部の家族にだけ認識されて,後は ごく近しい人くらいか,それぐらいの人が見取って消えていく, そういうのではいけないのだろうか?と思います。No.1どころか only oneである必要も無い,othersではだめなのだろうか?と思う。 世の中は一部のonly oneで動いているのではなく多くのothersで 成り立っていると思う。そうであれば,その一部として存在することにも 美はある様に思う。
わたしは若い頃は人と違ったことをやりたくて,人と違った人に なりたくてあがいてました。それでなれたのかどうかはよくわかりません。 でも,3年前にガンになって死ぬか…と思ったときに,なんかそういう 人と違ったものを追求したことがバカらしくなりました。若い年で 病気で死ねば人と違った目立ち方ができるかもしれませんが,そんなことは うれしくともなんともありません。むしろ人と同じような当たり前の 人生を全うしたいと思いました。でもそういう中で,医療というのは ある一定の確率で治ったり事故ったりするわけで,当たり前の様に 治っても,たまたま事故にあっても,それはそれで人生だとも 思いました。
なすがまま。ただ淡々と時間をすごし,親しい人の中だけで 特別になれば良い,そういう美学だってあると思うのですが, そういう美学が語られなくなってしまいました。fujiponさんが 意味づけを幸せか?と疑問視してますが,だからわたしもその無意味に 生きる中に幸せは結構あるんじゃないか?と思ってます。


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