だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。
あしからず。
- 9/30(秋眠)
- 今日は大阪から東京へ。大阪は朝から雨でしたが, 東京も雨でした。帰ったら気温が21度くらいで結構寒くなってました。 大阪も金曜に比べると土曜から急に気温が下がったみたいでしたが。
気温が下がったせいか,気圧が下がってるのか,昨日は良く寝ていて, 今日も比較的眠い。春とか秋とか季節の変わり目には, 良く寝る気がします。春は暖かくなって眠たくなる…って気がしますが, この時期は,夏の暑くて寝苦しいのが無くなって,良く寝れる 気がします。で,もっと寒くなるとまた眠たくなくなるのか?って いうとどうなんでしょう?。寒いと寒いで良く寝れる気がしますが。
眠いときは,体が寝るのを欲している気がするので,寝たほうが 良いんでしょう。もっと良く寝よう:-)。
そんな感じで秋はどんどん進み,冬に向かってる気がします。
- 9/29(独裁者)
- 最後まで見なかったのでどういう結論で終わったのか知りませんが, 夜TVでたけしが世界の独裁者を取り上げる番組をやってました。 独裁…というか要は王様とかも含むのですが,権力が一人に 集中してる政治形態のことを指しているようでした。そして 取り上げたのは比較的それがうまく機能してる国を取り上げていたので, 「独裁者も悪くないじゃない?」という様な雰囲気も。で, そうしたら,「この番組は独裁者を肯定してるわけではない」と わざわざ言っていて,ちょっとおかしかったです。その後, 中曽根元総理がでて,独裁者を即刻否定していて面白かったです。
以前,わたしは書きましたが,賢人政治と独裁政治の違いは なんなのだろう?とか,賢人政治が本当に賢人であれば,とりあえず 国の中はうまく行くのではないか?と考えることもあります。
ですが,なんとなく思ったのは,結局は民主主義とか,独裁政治とか 賢人政治とか,そういう政治形態の違いが良い悪いとかになるわけでは なく,国の人口とか,資源とかの豊かさの問題とか,隣国との 関係とかのほうが,国内への圧制や,他国との関係悪化とかの 要因になるのではないか?という気がします。つまり 独裁政治か民主主義かだけでは決まらないのでは?という気がします。
もともと民主主義は為政者の暴走を止める安全装置になり独裁政治は それがないので良くない…と考えてもいたのですが,どうも, 現在の世の中を見ると民主主義でも暴走するので,あまり そういう問題でもないような…。
まぁその辺の問題は難しくて,わたしにはまだまだ結論は出なくて 悩むところなんですが,番組が独裁制を即効で否定していたのは, どうも独裁制の是非については思考停止してる感じがしました。 西洋の国はヒトラーショックをいまだに引きずってる…って 感じが以前からしてるのですが,日本も政治家レベルだと, そうなんだなぁ…。
いずれにせよ,どうしてTVはこの時期にこういう番組を 作ったんだろう?…。というのはちょっと思いました。安倍政権が 終わって,小泉政権を批判しやすくなったとか,そういうことですか?。
- 9/28(大阪へ)
- 本日は大阪でコンサートを観るために,午後から大阪へ移動。
- 9/27(民主化と介入)
- ミャンマーの民主化デモの騒ぎ, 日本人の死亡者が出たとのことで,日本ではそのニュースで 持ちきりの状態です。政府的にはミャンマー政府に 遺憾の意を伝えたりして,基本的に政府のほうを批判してる 様です,現状は死亡者の方に注目が集まっています。
そのことは当然のことだと思うのですが,このニュースが 入ってくる前は,なんとなく西欧国のミャンマーに対する 介入の臭いがしてた気がします。
外国で民衆に対する政府の圧力とか虐殺が起きたときには 基本的にはその他の国は静観…することが多い気がしますが, 時に介入することがあります。この是非については結構悩ましい。 人道的に一般の市民が死んでいくのを助けるのは当然の 様に思いますが,そういう段階を超えて国というのは近代化 されていくものだという気もします。実際西洋の国だって 流血の市民革命とかあったわけです。日本だって,もし 戦国時代に外国の介入があったら,どうなっていたでしょう?。
日本の戦国時代は100年以上の戦乱の時期で,大名同士の 戦いばかりが語られますが,当然民衆も相当悲惨な目にあってる でしょう。無政府状態で略奪が行われていたりするでしょうし, 信長だって僧侶を大量に殺したりしました。もし日本の戦国時代が 今起こっていたら,外国からの大量の介入があったかもしれません。 そうしたら,その後の徳川による太平の世は来ず,外国の 支援を受けた政府が出来ていたかもしれません。
そういう意味でいうと,ミャンマーの混乱もミャンマー自身の 手で収束されるのが望ましいのですが,難しいのは日本と違って 他の国は陸伝いなので,内乱の結果,結局他の国に収容されて しまう可能性があること。それと現政府が続こうが,民衆から 国家が出来ようが,この現代外国の影響や支援をまったく受けないって いうのはありえないということ。だいたい発展途上国で 民主化の指導をするのは西洋で学んだり,何かコネクションが ある人の場合が多いので,まったく内部的な力だけで 近代化が図られるわけでもないのでしょう。
そういう意味では,見守るにしても支援するにしても,どういう やり方をするのが良いのか良くわかりません。アフガンだって, タリバンは西洋に対して反抗的でしたが,タリバンの時代のほうが 良かったというアフガン人がいないわけでもありません。結局は 西洋によって都合がいい政府が現在は作られているわけです。
人道的に観ると無実の民衆が弾圧されるのはつらいです。ただ, 最終的に先進国に都合がいい政府が作られることを望むのであれば, それは本当にその国のことのために行う支援なのか,よくわからないと 悩みます。
- 9/26(議員は誰のために働くか?)
- いきなりですが,国会議員は誰のために仕事をしていると 思いますか?。
みんなのため?,わたしたちのため?。「みんな」とは誰?。 おそらく「支持者の皆さん」ではありませんか?。支持者とは 誰かというと,ある国会議員に投票する(した)人たちでしょう。 そう考えると少なくとも地方区から出た議員は国民のために 仕事をするのではなく,その地方で国会議員を選んだ人のための 仕事をするはずです。でも単なる選んだ人…だと具体的に誰かが わかりにくい。そのなかでわかりやすいのがいわゆる「支援者」 「支援団体」という人たちでしょう。この人たちは具体的に議員に 要望を陳情し,そして投票を約束します。
昔の国政選挙は,こういう支援者というのがわかりやすく, 実際にそういう人たちが主に投票していたのでしょう。ゆえに 各議員は支援団体の要望を吸い上げて政策にしようと各党の なかで意見調整をやっていたように思います。しかし最近のように 無党派層という人たちの票数が増えて,彼らは具体的に何かを どの議員とかに要望するわけではなく,ふらふらと気分で投票します。 その数が支援者の票より無視できない数になっているため, 各党も無党派層に向けて「耳に心地の良いこと」をいうように なっているようです。ですが,あくまでも気分で投票してるので, 無党派層向けに何かを約束しても票が取れるかどうか確実性は ありません。
とはいえ,議員は本来はわれわれの代表として国政をやってる はずで,そうであれば,国民一人ひとりは具体的に自分の 望みをかなえてくれそうな候補に要望を出したり支援して 票を入れることを約束する…というのが政治に参加するって ことではないでしょうか?。
ですが,最近の日本は,そうはなってません。いや実際は なってるんですが,特定の団体が特定の議員に支援金をだすと 結構問題になるわけですから,やっぱりそういうのは 好まれなくなってるようです。まぁ本来支援者はお金ではなく 票をだすだけでいいという話はありますが。
最近良く思うのは,多くの日本国民は実はそんなに困って 無いのではないか?ということ。本当に困ってるなら,そうやって 具体的に候補に働きかけて約束をさせるのが確実性をあげる ことが出来ます。でもそういうことをせず,なんとなく 「あの人がいい感じ」とかいう感じで票を入れたり文句を 言ったりしてる。あぁ,実はどっちでも良いんだなぁ…とか 思ってしまいます。
具体的に言うと,たとえば安倍さんが総理を辞めるのは国民の 問題ですが,議員を辞めないのは,支援者,もしくは地方(山口だっけ?)の 問題であり,たとえば東京の人が文句を言っても仕方ありません。 仮に次の選挙で安倍さんが当選したら,それを批判することは 安倍さんを批判するのみならずその支援者を批判することになります。
そして,福田さんが総理になるのは国民の問題ですが, 自民党総裁になるのは自民党の問題です。自民党員が納得すれば それでいい話だと思います。もちろん自民党総裁=総理だから これだけ騒がれるのですが,基本はそう。もし自民党総裁に 文句を言いたければ,自民党員になればいい(誰でもなれるのか どうかはしりません)。いや,それが嫌なら,他の党を支援して, 他の党を第一党にすればいい。文句をいってる人は,それを やってるんでしょうか?。
具体的に他の候補を支援したり要望したりせずに,ただ文句を いう人が多いのであれば,あぁ,日本はあんまり困った人いなんだ, 平和だなぁ…と思うのです。
- 余談ですが,福田総理が生まれたニュースを聞いていると, 衆議院をすぐに解散すべきということをいう人を結構観ますが, もし選挙をした後,再び自民党が第一党,与党で過半数を取ったら どうするんでしょう?。総選挙をするとねじれが解消するかのように いう人がいますが,意外にしないような気がするのはわたしだけですか?。
- 9/25(学位)
- 今回帰省してるのはこれが目的だったのですが,本日学位を受けて 来ました。
まぁ学位をとるのは大変ですが,職場にもわたしより若い歳で 取った人がたくさんいるので,そんなに誇らしい…という感じより, やっと取りましたね…って感じでしょう。学位を取ったからといって, 別に給料が上がるわけでもなく,喰えるわけでもないのですが, 学者というには最低限博士号ぐらいないと,単なる素人との 区別もつかないので,やっぱり欲しかったし,博士がないと 出来ない仕事もあるので,まぁステップとしては必要だったのです。
それにしても,「やっと」という意味で言うと,結婚もこの歳になって やっとと周りから見られていたわけで,この一年は結婚と学位と 一般には比較的大変…というか準備がそれなりにかかることを まとめてやってしまった事になります。いろいろと人に比べると ゆっくりと生きてるようですが,まぁ一気に帳尻を合わせることも 出来るんだなぁ…。おまけに病気で死に掛けたりとかもやりましたけど。 あとは子供ででもできれば歳相応なんでしょうが,こちらは,急いで 出来る話でもないので,まぁぼちぼち。
そういうわけで,先日手術から一年と書きましたが,その一年間は 結婚と学位取得とかなり密度の濃いものでした。もちろん学位に関しては 3年くらい準備をかけていて,急にやったわけでもないし,病気が 発覚する前にすでに最後の論文は投稿していたので,病気になったから 出来た話でもない(結婚もそうですけど)。まぁでも詳しくは書かないけど, 少しは命を削って取った学位…な部分もあります。そういう意味では, 感慨深いものでもあります。
ちなみに学位の名称は「博士(芸術工学)」。日本では結構珍しい 学位です。これが欲しくて母校に入ったというのもあります。
最後に,いろいろと時間がかかったり,途中いろいろあったりして, 本人のみならず,周りの多くの人にご心配をおかけしたと思います。 いろんな方にお世話になりました。ありがとうございます。 あと,嫁さんにも感謝です。今回は父兄よろしく授与式まで 同伴していただきありがとうございます。
- 9/24(熊本の美術館)
- 熊本ローカルな話から…。今日は朝実家で起きた後, 祖母の月命日でお坊さんが来たのでちょっとだけお経を聞いて, その後昼頃実家を出ました。昼過ぎに街で嫁が熊本に住んでいる 友人に会うというので,鶴屋前で待ち合わせをしていたのですが, ちょっと時間が余ったので,道向かいの熊本現代美術館 に入りました。
といっても展覧会を観たわけではなく,単なる時間つぶし。 そこで待っていると友人がやってきたので,出て,スタバに移動。 コーヒーとサンドイッチを食べました。
食べた後,ちょっとクーラーが利き過ぎて寒いね,ってことと, 友人がお子さん連れだったということで,再び美術館に 移動しました。熊本現代美術館は,無料の空間が充実していて,子供を遊ばせる キッズコーナーがあったりします。そこで 子供を見ながら,小声でいろいろしゃべりました。
この美術館はまだ新しく,また繁華街の真ん中にあるのですが, ロビーには美術書が自由に読めるところがあったり, キッズコーナがあったりして,時間をつぶしたりボーっと すごすのにいいところです。キッズコーナーは 展覧会とかに子連れで来ても子供を遊ばせておけるように 作ってるんでしょうけど,そういうところにも気を使ってます。 そしてあまり知られてないのか,そこまで混んでないと…。
わたしは高校時代美術部で結構美術館とか行っていたので, 美術館ってお金を使わなくても,ふらりとやってきて, 入ったり,常設の銅像とか観たりとかできるというイメージがあり, 時間つぶしとかにいいというイメージがありました。この美術館は, そこの部分の設備がかなり充実していてすばらしいです。 でもそういうイメージだったので,以前横浜の美術館に行ったら, ロビーに入るところからお金を取られてすごく萎えたことあります(苦笑)。
まぁ東京の美術館や博物館も無料では入れるスペースの 設備が充実してるところもあるんでしょうけど,結構そうじゃない 美術館も多いよなぁ…とか。
というわけで,熊本の美術館事情は割りと好きなんですが,しかし, やっぱりこの空きようは,首都圏では無理なんでしょうね。 こんないいスペースが便利なところにあったら, 人であふれるでしょうし…。でも公立の美術館なんだから, 本当は市民には余りお金をかけずに楽しめる空間にして欲しいなぁ と思います。
- 9/23(帰省)
- 今日は早朝から家を出て羽田へ行き福岡へ。その後熊本へ JRで移動し,かって行き着けだったカレー屋で昼食を取り, 街でちょっとぶらぶらして,実家へ帰りました。
福田氏の総裁就任のニュースを見て,まぁ予想通り。 派閥だ,民意を汲んでないとかいう野党の批判を聞いてもちんぷんかんぷん。 民意を汲んで党首選びをしてる党とか日本にありましたっけ?。 党員の意を汲めば良いんじゃない?。民主党なんってほとんど 菅さんと鳩山さんの持ち回りでやってる辺りなんって,もっとも 民意を汲んで無い気がするけど:-p。
今回の自民党の総裁選は派閥云々っていってる人もいますが, 派閥の数と選挙結果を見ると,派閥の縛りに関係なく投票してるのが よくわかるので,別に派別で決めたわけじゃない…って,むしろそういう 気がしますが。
で,福田さんでよかったのかどうかは良くわかりません。組閣とかもみないと なんともいえないし。しばらくお手並み拝見って感じでしょうか。
- 9/22(三連休)
- 三連休初日。
明日からちょっと帰省するため,今日は自宅の掃除とか…。 で明日は朝早いので,日記を書く暇ありません。また折を見て…。
- 9/21(ドクター)
- 昨日と今日はとある学会に行ってました。この歳になると, たいした学術的実績がなくても,それなりにえらそうに出来るから 不思議なものです(笑)。えらそうにしてますが,まだ学位すら 持ってませんよ,わたし,いまのところ。まぁ会社というか そっちのほうでそれなりにやってきていたりとか,人脈とか そういうもので,ある程度は人からみられるのでしょうけど…。
さて,学会で古い友人にあっていろいろ話していて, まぁ何度も書きましたが,ドクターをとっても仕事ない若い人が 多いよね…って話に。
ちょっと,あぁそうか,と思ったのは会社によってはドクターを 欲しがる会社も結構あるなぁ…と。わたしの職場はドクターが たぶん3割以上いたりして珍しくないし,博士課程じゃなくて, 社会人になって論文で取った人がほとんどなので,博士課程を でなくても会社で実績を出して,ドクターを取れば良いじゃない という感じが多少あります。学校で研究技能の訓練を受けた人より 社会でやった人のほうが実践的だし,別に博士課程のドクターは そこまで必要性を感じない…という感じもあるのですが…。
会社によっては逆の場合も多いようです。会社でドクターを 取るだけのことが出来ない。研究価値が高いような仕事なんて そうそうないので,仕事をしながらドクターを取るのは 難しい。でも職場にドクターというのがいるのはハクがつく。 あとおそらく研究を一通りやった人は,論理的に検証して 結論を出す…訓練をやってるので,そういう技能を仕事に 欲しいというのもあるでしょう。
というわけで,話していた友人は小さい会社で具体的に 仕事を受注して物を作るところなので,ドクターという 肩書きを持った人は欲しい…という感じでした。
まぁ,グーグルは社員がみんなドクターだとか, フィンランドは教員が修士だとかというのを驚きで取り上げてる 様子を見ると,学位っていうのは社会ではそれなりに はくがあるというか価値があるように思われてます。 でも逆にドクターがごろごろいるところだと,ドクターって だけでは優秀かどうかわからない…っていうのもあったりします。 まぁ職場により価値もさまざまなんですよね。オーバードクターの 就職は大きな問題に実はなってるんだけど…,いろいろ 見えてないというか,ドクターに行くような人が行きたいところと, 実際に必要とされているところと,微妙に乖離があるのかな?とは 思いました。うまく探せばいろいろあるような…っていうか…。
- 9/20(出張中)
- 今日と明日は出張してます。あとiPod nanoの液晶が 割れてしまった…とほほ。
- 9/19(音声合成)
- 山口先生が音声合成の話を 書いていたので調子にのってコメントを書いたら,質問で 返されてしまった(^^;)…。
専門家はつい厳密に答えようとして「ああいう場合もある」 「こういう考え方もできる」とか際限無くだらだら書いて しまいそうなので,あちらのコメント欄に書く前にこっちで ガス抜きしてから書きます(苦笑)。
余談ですが,わたしは素人から見ると一緒に見えるでしょうが, わたし自身は音声合成は専門ではありません。電気音響の方が 専門です。従って思い違いがあるかもしれません。
ちょっと口が滑って音声合成の歴史みたい話も書きかけました が,これについてはwikipediaを参照ください。CGIとの比較云々は CGIについてわたしが不勉強な以上これ以上軽はずみな事をいうと, 間違えそうな気がするのでスルーしたいと思います(_o_)。
で,本題。
セルシスのサンプル音は聴いてみましたが,フォルマント合成というか パラメータ合成というか,コンピュータで音声を一から合成す る手法では,良くできた音声ですね。その分野では最先端とさほど 品質は変わらないと思います。もう一方,人間の音声を 大量に集めてバラバラにして合成する手法(wikipediaでいう連結的合成)の 方ですが,これはご指摘のとおりライブラリを大量にすれば 品質は上がります。…というか無限に音声があれば,いいたい ことその物の波形もありますから,人間と変わらない音声が でます。
あとたまたま最近知ったので,どこの合成エンジンを使ってるのか 知らないのですがReadSpeaker社の音声はこれは連結的合成じゃ ないかと思います。これも現状のレベルとしては, 最先端レベルだとは思いますが。連結的合成は,いろんな 言葉をしゃべらせないと,本当の汎用性はわかりません…。
で,じゃぁ品質が高い連結的合成の方がいいかというと フォルマント合成の方がいい点もあります。フォルマント合成 の方が,全部コンピュータで作りますので,ピッチや抑揚など を自由に変えられます。あと結構大きいのが,声質を変えやす いということです。
というか音声波形から合成する手法の大きな問題として今でも あるのは,「声優が誰か分かってしまう」という声の肖像権の 問題です。サービスにする場合すべて同じ特定の人の声だとま ずいので,サービス毎に声を変えようとしたら,その都度声を 収録しなくてはいけません。また,その時声優やアナウンサー を使うのでしょうけど,そうするとその人は「本人が仕事して ないのに,いつも聴かれる声」になってしまい,その後仕事が 来なくなる恐れがあります。
というわけで,波形合成の普及の一つの壁になってるのは技術 的な問題だけではなくて,権利関係の問題もあります。ただし 現在でも波形合成自体は自動応答サービスとかで使われて いたりしますが,そういう権利を個別に整理して,なおかつ, 市販ソフトではなくて,サービスの中で使われているように 思います(この辺はきっちり調べてないので具体的なサービス は分かりません)。
あと初音ミクに関しては(想像するに)波形合成でしょうけど, ご指摘のとおり,一般の会話に比べると歌の方が遥かに 抑揚のバリエーションが限定的なため,実用化しやすいと 思います。
- で,もっとも重要というか,結論への回答になりますが, 将来があるかどうかは良く分かりません。すみません。 個人的には音声合成の分野は,市場(システムかパッケージか, 商用アナウンスか個人の趣味か)とコスト(マシンパワーとか, データベースサイズとか,声優の権利使用料とか)と, 必要とされる品質・技術,価格設定のバランスが良く分からず,ずっと 試行錯誤されている印象があります。技術を向上させれば 売れるのかどうか良く分かりません。自動応答は人間じゃない と嫌だというお客さんがいたり,コンピュータにナレーションを させるより,だれかに喋らせた方が安くて手っ取り早いと 思う人が多い…という場合も考えもあります。 技術の向上だけではなく,ユーザの感じ方の変化も重要に 思います。
初音ミクのヒットは数日前の日記に書いているように, 技術の問題ではなく,マーケッティングというか, 狙ったユーザ層がうまかった…とわたしはおもっています。 ビデオゲームだって高品質な3DのCGよりアニメ絵を動かした 方が喜ぶユーザが確実にいます。
まぁでもアニメ絵だってゲーム市場の発展によりよりリアルに より良く動くようになってるわけですから,こういうところで 市場をつくって全体的に技術が向上すれば,一気に 通常の会話音声とかにも市場が広がるかも知れませんね。 今や行政のポスターやCMですらアニメが使われる時代ですから, ユーザの嗜好もそういうものを受け入れるかも知れません。 そういう意味では期待してます。
- 9/18(総裁選)
- 自民党総裁選挙,先週末に福田氏で決まりかな?という様な ことを書きました。ネットをみると麻生氏の支持が結構あるのだけど, まぁわたしが見るところは偏っているのでそんなもんだろう…と 思っていたら ナベツネが麻生をつぶそうとしているって話が書いてあって ほ?ーと。
と思い改めてTVをみようとするも,NHKのニュースを見損ねたので 久しぶりに民放をみるとさすがに福田氏有利的なニュースばかり。 確かに街頭演説では麻生氏の受けがいいみたいなことは言っては いるので,そこまで曲げてるかな?って気はする。
というか,今回は総裁選ですから,自民党絡みの人以外は 投票権がないのでそこまでマスコミが関与できるんかいな?と 思います。もちろん自民党の議員の先生がどれに入れるか?って いうのが世論の盛り上がりに影響されるって言うのは, 小泉さんが総裁になったときのことを考えるとありえるんですが。
個人的には今回は福田氏で決まりだろうけど,今後のことを 考えると麻生氏がどれくらい支持を集めて終わるか?って いう所が気になるな…って感じで負けるとわかりつつ麻生氏を 支持しておいたほうがいいのかな?ぐらいの気持ちだったのですが。
安倍さん辞任がらみで麻生氏をちょっと見損なった…とは思ったのですが, どうもその辺の報道も色がついているらしいという話もあります。 この辺は良くわからない。
結局マスコミが福田氏を総理にしたいとしたら,福田氏を総理にしたら じゃぁ次の選挙ではどっちが有利なの?って気もする。自民党が 負けるように福田氏を総裁にしたいのか?。それとも実は 選挙になると福田氏のほうが強いのか?。議員の皆さんは, そっちのほうが気になりますよね:-p。あと自分が閣僚になれるかが 重要ですねよ:-p。
正直マスコミがどうしたいのか?っていうのはよくわからないし, 安倍氏が総裁になったときのように,どうもここは持ち上げておいて…という 状態になっている気もする。福田氏を散々持ち上げておいて, いざ総理になったら,やっぱり散々たたくんだろうか?。
よくわからないので,自民党のページにある,各候補の言葉を 読んでみました。うーん,これを読むとどっちの言葉のほうが わかりやすいかは,わたしには一目瞭然なんですが…。
- 9/17(医療・介護行政に望むもの)
- 昨日書いたとおり,特に予定のない三連休なので,今日もなにも せず。本を買いにいったくらい。本当は適当に散歩とか してもいいのだろうけど,今日はとにかく暑くて,街にしても近所にしても 歩き回る気にならず,自宅にすぐ戻りちょっと昼寝とかした。 嫁が調子悪そうだったので,ちょっと気になったというのもあるのだけど。
TVは総裁選の話をやっているのだけど,イマイチ気分が盛り上がらない。 よくわからない…というのもあるのだけど,じゃぁ両者の主張を よく聞けば…という気もするのだけど…。ちょっとサボっている。 まぁ国際問題とかに微妙に差があるらしいけど,実は そっちのほうは個人的には問題としては軽い。
そういえば, 舛添さんの厚生労働大臣を続けさせてくれるほうがいいなぁ…とか 思ったりもするけど,そういうことはわからない。「自分が大臣に なったらこういう閣僚にします」とかいうのを発表してくれると, 判断しやすいし,党内の派閥も判断しやすいと思うのだけど(笑), そういうことやらないなぁ。まぁまだ調整前だから,発表できないの だろうけど。民主党はネクスト内閣とかぶち上げてるけど, 人材が少ない党だからできるのだろうか?:-p。
舛添さんというと,期待されていたのに「だんらん法」発言で 一瞬炎上しかけたんですが,安倍さんの辞任で吹き飛んでしまった。 この件に対する弁明を聞きたかったのですが…。なんかホワイトカラー 何とか…については,いろいろ意識のずれがあるんじゃないか?と いう気がしないでもない。
ちょっとそれた…。舛添さんを大臣にしておきたいのは, 医療業界じゃなくて医療を受ける側の視点をもっているから。 これまでの官僚とか大臣は,厚生労働にかぎらずだいたい 民衆側ではなく業界側の論理で動くことが多く,それは 長年そうだったので,そんなに急には変えられないとは思うけど, 少なくとも大臣が民衆側の論理を持ってないと,なかなか 変わらないと思うので,舛添さんにはちょっと期待していたり する。まあでもあの人,押しが強いようで,頭がいい分, 物分りがよさそうなところもあるので,官僚に説得されちゃう…って いうのもありそうな気もするけど…どうなんだろう?。いずれにせよ 1年くらい様子を見たかった…というのはある。改革に 豪腕を振るうっていうタイプではないと思うけど…。
改革というのは医療行政・介護行政の経済モデル自体を 変えたほうが良いんでは?とか思ったりする。要は公共事業のように 出来ないか?とずっと思ってるんですが,これはむしろ 業界のほうの論理が必要でしょう。でも道路掘ほったり山を 崩すのが雇用を生み出すのであれば,どうして介護とかで それが出来ないのだろうか?とは以前からずっと思っている。 どうも日本は医療とか介護に担当してる人の良心を求めがちの 様だけど,そんなきれいごとだけじゃ先細りなだけじゃないかと 思う。本当に必要なものなら,むしろやる人が美味しい思いを するくらいにしないと人は集まらないのでは?。
- 9/16(連休徒然)
- 三連休の中日。先週の週末は検査の結果待ちで結構精神的に ひどい状態(いつものことだけど)だったので,ずいぶん時間が 経った気がする。で,そういう状態だったので,この三連休の 予定など考える余裕もないし,来週は出張がちだったとうのもあり この連休は予定なし。ちょっとお誘いもあったけど,そういう感じだったので, 断ったりもしてた。
というわけで,久しぶりに暇でだらだらとすごした。CDとか本で 欲しいのもあったけど,それも昨日横浜に行くついでに買ったし。
知り合いのマッサージ師のところに挨拶を兼ねていこうかとも 一瞬考えたけど,まだマッサージを受けるのが怖くて止めて, 近所の温泉に行った。その温泉に行ったのも一年以上ぶり。 お腹の傷とか目立ってるんでしょうか?。サウナに入ったけど, 特に問題はなかったといっても3分くらいだけど(笑)。
という感じでだらだら。明日も特に予定入れてないのだけど, どうしよう。少し休むか…。
自民党総裁選…どうしよう?とかちょっと思う。福田さんで決まり って気はするけど,麻生さんは今後のことを考えると,少しは 票…欲しいんだろうか?。総裁選の大逆転というと小泉さんが 橋本さんを破って総裁になったときのことを思い出すけど,今の 麻生さんがそこまでポテンシャルがあるとも思えず,もう数年 変人ぶりを磨いたほうが良いんではなかろうか?。
あと,ちょっとwikipediaで平成の歴代総理を見てみた。細川総理以降って どうなんだろう?。内閣と景気の話ってあまり言われないけど, 結局日本の景気が向上したのは不良債権処理を断行した小泉内閣であり, それまでは惨憺たる状況じゃなかったのか?。そう考えると, いま,政権交代とかしてもまた数年不景気が来るんじゃないか?と いう気がしないでもない。政権交代は必要だと思うけど, あの時のことはトラウマになってる。そういえばマスコミが 政治を劇場型にしたのもこのころだったなぁ…。
などと…だらだら…。
- 9/15(SACDとかPS3とかiPodはいい音か?)
- 表題について…。さぁー,よくわからんね,とか言ってみる:-p。
というのは「iPodとMP3はポップスを劣化させているのか」という 記事と,それに対する反応を読んでいて思うのだけど…。
そもそも何をどう再生できればいい音なんだろう?。
アナログがCDになったときも,現場のエンジニアやオーディオファンは 文句を言ったのだけど,これに関しては,スペックの問題というよりは, ノウハウ…,つまりアナログで培ってきたノウハウがCDには生かされず, つまり混乱したってことなんでしょうが…。
iPodというかつまりは圧縮音源とかに関していうと,そういう 部分もあるんでしょうけど,スペック的にも一応圧縮のほうが 劣ってるので,まぁCDの時よりは筋が通ってると思うし,実際に 同じ音楽をiPod+ヘッドホンで聴くのと,CD+オーディオコンポで 聴くのとは後者じゃないとわからない曲の表情があるのは確か。 でも,実際後者で音楽を聴く時間がみんなにそんなにあるのか?とか iPodで音楽を聴くのはだめなのか?とかいう疑問もある。 立ち食いそばやサンドイッチを食べるのと,会席料理を 比べてもしょうがないのではないか?という感じか?。
リンクはiPodの話ですが,表題にSACDとかPS3とかを書いたのは, iPodのような聴き方がある一方で,SACDとかPS3のアップサンプリングの 様にハイスペックなオーディオもでてきてるわけで,じゃぁ こういうの向けにポップスは向上してるのか?という疑問は 浮かばないのでしょうか?。
要は音楽の聴き方が多様化してるので,それぞれ向きの音っていうのが あるのだろうけど,音楽パッケージが一種類しか作られないという のがエンジニア的には混乱なんでしょうね…と思う。
一方でリスナー側も自宅で椅子に座ってスピーカと対峙するのと, 電車の中で聴くのと同じように捉えられてもなぁ…とも思う。 リスナーというか,音にこだわってます…っていう聞き手も, ちょっとその辺混同して語ってるというか…。 そういう聴く時の違いをもっと意識してくれると,音を聴く 楽しさみたいのも深まるんでしょうけど。
あぁーあとオーディオマニアの中にはいじめ試験が好きというか, 実際に聴く状況ではありえないような音の違いを挙げて, 良い悪いをいう人も結構いて,こういう人も,聴く状況を把握して 論じてるとも思えない。
音好きとしては,これだけ音楽を楽しむいろんなツールと環境が そろってるのだから,それぞれを意識して,それぞれの良さを 追求したほうが楽しいと思うのですが,どうでしょう?。 立ち食いそばでも美味しいものはあるし,高級会席だって 美味しいものはある…というわけで。
あと,やっぱり好きな音源を一度ちゃんとしたオーディオで 音楽を聴いてみる…というのは音楽好きにはやって欲しいな…とは 思います。いろいろわかることはあるということで…。
…なんか投げやりな日記だなぁ…,いつものことですが,すみません。
- 9/14(安倍たたきにみるいじめの国民性)
- なんか総裁選は福田氏らしい。ふーん,面白味はないけど 安定感は期待できるので,それはそれでいいかも知れない。 選挙の人気取りとか今回は気にしないのだろうか?。まぁ 選挙の人気取りが意味無いって思ったのであれば,それなら それでいいとは思うけど。
前回の総裁選ではわたしは麻生さんを支持したのだけど, 落ちた。麻生さんは(マスコミをおちょくるので)好きなタイプだけど, 参院選後の対応をみてると,ちょっと嫌な感じをした。特に 安倍さんの辞任三日前だっけ?麻生さんが辞任を止めて欲しいと いったという件は賛同できない。基本的にはわたしは病人に 矢面に立たせる裏方はひどいと思うし,結果的にあの時点で 止めていたら国会の演説前ってことになっていたし,まだ事態は 混乱しなかったかも知れない。
まぁそうだといっても,それが今の日本の常識的な考え方 なのかも知れないとも思う。自分の会社や組織が大変なときに, トップが精神的な病気になってるときに「あなたは休んでください, あとは我々で何とかします」とかいえる部下がどれくらい いるでしょう?。部下じゃなくて上司でもいいけど…。だれも いわないから,過労死とか心の病になる人が多いんですよね, この国は:-p。
ついでに書くとここ一年の,マスコミや民衆の安倍たたきは 一歩下がってみると単なるいじめにしか見えませんでした。 政治の議論がどれくらいあったんだろう?。単なるあら探しをして, どれだけ謝罪しても許さず追い込む姿は,いじめじゃないですか?。 それとも今風に「弄る」だったのかしら?。こういうことを やっておいて子供にいじめが良くないとか良くいえるよな…とも 思う。
もちろん政治家にはそういうのに耐える強さが必要だと思うし, まぁそういう部分でわたしは最初から安倍さんが総理というのは 不安があった(一年前から何度か書いてるはず)わけですが, だからといって,際限無くいびり倒していいもんですかね?。
安倍さんは美しい国を目指したみたいですが,いじめやいびりが 蔓延するこの国に,それはまだまだ無理だったということでしょう:-p。 いずれにせよ安倍さんは入院したとのことで,周りがしっかり みていれば,とりあえずは安心でしょうか?。 そういえばみのもんたが安倍さん辞任直後に「安倍さんは 悪くない」といったのにも引っくり返りそうになったけど, 一応この人も安倍さんが危ない…って思ったんだろうなぁ…とは 思う。
ちなみにこの後の政治にわたしが何を期待するかは良くわかりません。 舛添さんには頑張ってもらいたかったけど,どうなるんですかね?。 あと民主党に政権を握らせた方がいいという人もいて,それも 一理あるとは思うけど,大変リスキーだと思う。そんなに民主党に 期待できますか?。
政治家にはやってほしくないことを期待する(粗探し)のではなく, やって欲しいことを期待するのではないですかね?。
- 9/13(芸術とは作家性であり,作者の感性に触れること)
- 芸術とは何か?…というと「その作者の作家性」だと今のわたしは 考えます。まぁこの回答と答えは結構時期によって考え方が 違っていたこともありますが,この数年はずっとこう考えてます。 つまりその作品から,その作者が感じられること,その作者が 作ったことがわかること…というかそんな感じ。
もう一つ「新規性」というのも芸術のすごく大事な要素…と 思った時期もありそれが一番だったこともありますが, 誰も観たり聴いたことないものを作り上げても,それが単なる ノイズ(=乱数)としてしか受取り手に伝わらなかったら,芸術作品としては 残りません。理想的にいうと「誰も見たことがないけど,誰が作ったかは すぐわかる」作品が芸術作品だということになります。もちろん だれかの作品の系譜に載るけど,その作者独特の一貫性がある という場合でも芸術であるわけで,それが「作家性」ということに なります。
全く新しい芸術が生まれるときは,まるで砂を並べているだけの 様に見えて,一作品だけをみると一見めちゃくちゃやってるようにも 見えます。ですが,いくつか作品を見ていると,実はその作者の 中に表現の一貫性があり,ルールがあることがだんだんわかってきます。 そして見る方も慣れてくると,「こういう表現もあったのか」と いうことになるわけです。つまり芸術作品に触れるというのは, その作者の感性に触れることです。砂の中にその作者が感じている 一貫性,作者の中のルールに触れるということです。もちろん 芸術作品の中には感性だけではなく作者の技術が重要なものもあります。 でも感性がなく技術だけでは芸術になりません。
最初に新規性が無くても作家性があれば芸術だと書きましたが, 稀にほとんど新規性だけで表現できる芸術家がいて,そういう人を イノベータとか天才といいます。見たことも聴いたこともないけど, 訴えかけてくる一貫性があるってことです。
一昨日亡くなったと書いたジョーザビヌルはそういう人でした。 ザビヌルがやってる音楽は,それ以外に聴いたことがなく, どこから作り出したのかわからない様な新規性があるのだけど, だけど一貫性がありザビヌルだとわかります。それでいて, 彼の活動期間の間ずっと変化してあたらしいものを生み出してきてます。 これってすごいと思います。いったいどういう感性なんだろう と思いつつ,その作品に触れるわけです。ウェザー時代も すごかったけど,シンジケートになってからもすごかった。 もちろん,アフリカのミュージシャンをつれてきて,彼の音楽に くっつけたとかいうのもやってるんでしょうが,それがこういう 音楽になってしまうところが彼の感性なのでしょう。
もちろんザビヌルは技術とかその構成理論みたいのもすごいというか そういう部分も感じるんですが,なんというかやっぱり感性が すごい。そういうことを思います。
- 9/12(リタイヤ)
- いろいろ書こうかと思うことがあったのに,今日は 安倍総理の辞任…というニュースが飛び込んできたので, それについて…。本当は,どうでもいいこと…と流そうかとも 思ったのですが,安倍総理に対して苦言を何度か書いているので 知らん振りをするのも無責任かと思い,ちょっとだけ。
つい一昨日「一杯一杯」と書いた様に 安倍総理は以前からその心というか姿勢の余裕のなさが どうも総理としての不安を感じていたのですが,ついに ダウンというかリタイア。 政策云々よりやっぱりその図太さのなさが向いてない… って感じだったのですが,やっぱりそうかな…と。 ただ現状は,安倍さんの心とか体の状態がとても心配で 批難はしません。耐えられなかったね…とだけ今は言っておきます。 しばらくゆっくりお休みください。
しかしあれだけ辞めろ辞めろと言っておきながら,辞めると みんな慌てるんだ…,避難する人もいるんだ…へー,とちょっと 思いました。安倍政権になって多くの閣僚が辞めたけど, 辞めてもぜんぜんその批判がやまなかったことを考えると, どうも今の日本は責任をどう取ればいいのか良くわからないなぁ…と ちょっと思ってます。
ついでに書くと安倍さんが最初に総裁選に出たときは, 人気があったというか,要はマスコミ的には安倍さんを 推していたのにどうしてこういうことになったのだろう…とも思った。
- 9/11(うれしいことと悲しいことと世間的には重要なこと)
- 自分の命,とても大切な人の命,そして世界の平和。 このどれが大事な順かというと,普通は書いた順でしょう。 でも,世の中の影響的には逆です。それは数字の話でもあって, 「自分」というのはそれこそ世界に人口の数だけあり, 逆に「世界」というのは一つというか,まぁそんな感じ。 ひとつのものをみんなが共有してる世界と,何十,何百人かの人が 共有している大切な人,そして自分というのは一人。
…と今日はそういうことを思いました。
というのは,今日は病院に行き,術後一年の検査の結果を聞き, 異常なし…ということで,自分にとっては一年を無事に 何事もなく通過できたという喜びというか安心というか, そういうものをひしひしと感じた日でした。でも夜になったら ジョー・ザビヌルが亡くなったというニュースを聞き とてもショックというか。ザビヌルはとても偉大だと わたしが思うミュージシャンで,まぁ確かにいい歳では あったから,そんなに悲惨な死ではないと思うけど,それでも やはり悲しい。思い出したのですが,去年の8月にライブを 観てるんですね。そしてサインをもらって握手をした。 あれから一年しか経ってないのだ…と。
一方,世間的には今日は911。アメリカのテロから…えっと 6年だっけ?。そのニュースで持ちきり。まぁこれも 風化してはいけないニュースなんだけど,…。自分の 病気の話,そして尊敬する人の命のことからすると, ちょっと,そちらのことを考える気にはならなくなった。 そういうものなんだな,とも思いました。
自分の健康についてはとてもうれしい話でしたが, ちょっとそういうこともあり複雑な心境でした。ただ いずれにせよ,命は大切であり,大切にしよう…とは 思いました。
- 9/10(時事徒然)
- ちょっとニュースネタなど…。
まず昨日,安倍総理が「給油継続できねば退陣」と 言った件について…。なんか「あぁーあ,どうしてこの人は こういう風に喧嘩が下手かねぇ」と思いました。この人は 総理になったときからいつもこういう一杯一杯感があって, それでひとつもうまく行ってないのに,また言ってるよ…って 感じで。
選挙のときもそういって負けたんだけど,今回はどうするんでしょね?。 などと思いました。
次。
週末に舛添大臣が報道バラエティでしゃべってるのを聞いて, この人はTV対応がうまいな…と思いました。まぁそりゃTVで 有名になった人だから当然なんだけど,TV対応がうまいと マスコミはつらく当たらないんだ…とも思いました。舛添氏は 野党のほうも結構ヨイショというか褒めゴロしていたんですが, マスコミ(TV司会者)とかもずいぶんヨイショしていて,そうすると なんかTVのほうも懐柔されていて,なんっていうか,マスコミって レベル低いなぁ…って思いました(苦笑)。
次…三面記事。
横浜の二俣川で警官が高校生を殴ったって 件で,最初ふざけていた高校生を殴った警官に同情的だったのが, マスコミが一生懸命,警察が言いがかりやインネンをつけたことに 従ってる件。
まぁどっちでもいいです(笑)。暴力を振るうことの正当性…という 話になると事実関係は大事だとは思うけど,そもそも社会に出たら 理不尽に大人に怒られたり殴られたりすることってあると 思うけどね。そういう恐れがあるってことは知っておいたほうが いいという意味じゃ,いい教育になったのでは?。
最後に…。
「全裸のままバイクで疾走男」。 なんか自分の若いころを思い出すとやりそうな気がした(苦笑)。 でも27歳はちょっといい歳しすぎだなぁ…。あっ, わたしはやってませんよ。福岡だけど(^^;)。
- 9/9(萌が埋める不気味の谷?)
- リンク先は忘れてしまいましたが,ちょっと前にどこかの ロボット工学をやってる大学生が大学でメイドのロボットを 作ってる…っていう映像を見ていて,その動画に 「不気味の谷」というキーワードが 使われてました。
「不気味の谷」については,リンクした ところを読んでいただければわかりますが,その谷を克服(?) するのにメイドロボを使ったのは,まぁネタとしてその時は 笑っただけでした。
ですが,最近また初音ミクという歌声合成ソフトが売れてるらしいって 話を読んで,あぁーこれも不気味の谷と関係あるなぁ…と 思ったので,ちょっとこの話を。
わたし自身は音声合成とかはやった事ないのですが,知り合いに そういうのをやってる人がいて,やっぱり合成音声のリアリティを 上げていくと,かえって不自然…というか,ロボットの声だと 思うと許せるけど,中途半端にリアルだと違和感を感じるあたりというのが あります(ちなみに音声合成では不気味の谷という言葉は 使わなかったと思う。念のため)。 で,ちょっと今回の初音ミクの件は果たして不気味の谷を 乗り越えたのだろうか?と。
どうなんでしょう?。一瞬,アニメの声優を使うことにより, 乗り越えたのか?とかとも思ったのですが,実は逆で,声優を使うことに より,人間のコーパス(声の破片みたいなもの)を使いつつも, 非人間的の領域,つまり谷よりも「機械的」の領域に とどめることにより,受け入れられたのではないか?という気もする。 ついでに書くと,初音ミクというのも一種のバーシャルアイドルとも いえるけど,アニメ絵にすることにより,別にリアリティが 求められないというか…その領域のまま受け入れられるってこと なんじゃないかと。
つまり,最初のメイドロボの話にしても初音ミクの話にしても, 萌を使うことにより不気味の谷を埋めたのではなく,谷の手前に 谷を埋めなくても市場価値がある場所を作ったのではないか?という 気がします。つまり小さい丘であると。したがって不気味の谷の 手前に「萌の小丘」があるってことですね:-)。
まぁ実際確実に市場がある領域なわけで。日本のビデオゲームだって, 3Dじゃなくて,アニメ絵にすることにより成功してるわけですし…。
- 9/8(台風一過の週末)
- 今日は夕方知り合いのお父さんの通夜の手伝いに行きました。 そういえば,結婚式より葬儀関連のほうが最近は多くなってきたなぁ(苦笑)。 いろいろ思うところはあるけど,あまり人の葬儀に出て思ったことを 書くのは,ちょっと具体過ぎるとまずいのかやめておくか…。
今日は台風一過のいい天気で暑い。正確には昨日の午前中には 台風は抜けたので,台風一過は昨日の午後かな。今日はそこまで ピーカンではなかったけど,晴れていて暑いし,風もある。 でも夕方になったらそれなりに涼しかったので,まぁやっぱり 9月だなぁ…という気はしました。
そういう一過の中の礼服を着ての葬儀は暑かったですけどね。
わたしが住んでいる町では秋祭りみたいです。
- 9/7(本能と社会と出家と)
- 昨日と一昨日の日記で書いたようなことを考えていて, ちょっと整理したいと思ったこと。
ひとつは本能の話。
よく浮気とか出産とか性愛の話になると,それを本能に 結びつける人が多いんだけど,それって正しいのだろうか?という 気がします。たとえば男性がいろんな女性とセックスしたがるのが 本能だとか,女性が男性を縛りたがるのが本能だとかいうのを 進化論的な説明(遺伝子を残す有利性)から説明する話。 だいたいこういうのは拡大解釈されすぎていて,どこまでが 憶測でどこまでが追試可能か(ちなみに進化論を追試することは 不可能なので,厳密には自然科学とはいえません)とか。
わたしが最近思うのは,本能に刻まれているのは,「情動」だけで, 情動に意味を持たせるのは「社会」ではないか?ということです。 つまりたとえば20歳前後の男性が異性の前にいたときに, どきどきするまでは本能だけど,それを自分はその異性が好きだと思ったり, セックスしたいんだ…と思ったりするのは社会から刷り込まれた, つまり教育ではないか?ということ。人間は情動が起きたときに, それがどういう意味か?ってことを考えるのだけど,意味をつけるのは 社会からのすり込みってこと。だから男性が浮気をするのも, 女性を見てどきどきするのは本能でも,実際に手を出すのは 「自分はその相手としたがってる」と思い込んだことじゃないか。
なぜそう思うかというと,男女のあり方は本能の割には,社会によって 結構多様性があり,もちろん一夫多妻の社会もあるし,実験的に 行われた乱婚みたいなこともある。子供を親が育てないような 階級もあるとか…。まぁ他にもいろいろ本能に刷り込まれているじゃ 説明できない同性愛者とか…いろいろありそうって。
- で,じゃぁそういうことで意味を持たせるのは社会だとしても, ただし社会自体にも進化論みたいな話はあって,社会形態は, いろいろあるんだけど,これもおそらく淘汰みたいのはあると。
それで二つ目は社会のことだったのだけど,一夫多妻とかの 話もあるし,核家族とか,専業主婦とかそういうのっていうのは 一応社会に主流みたいのがあります。どういう風に家庭とか 地域社会を作るのが「普通」であるかみたいな。
これは上に書いた様に,やっぱり進化論的に決まった,つまり その時代はそういう形態が有利だったので推奨されたし, それゆえにそういう人に生きやすく社会がなっていたと。 もちろんそういう社会でも「普通」以外の生き方をする人も 抱える余裕みたいのは必ずあるんだけど,やっぱり普通に 生きてる人のほうがいきやすくはなってるのではないかと。
それで,その社会の中の普通と,普通じゃないけど一員として 認められている形態とそういうのがひっくるめて社会だけど, それでもそこからあふれてしまうような生き方をする人も いて,そういうを「出家」って言ってたんじゃないか?って 気はします。まぁ実際は出家自体も社会に組み込まれていたり するんだけど:-p,なかには本当に社会から飛び出して放浪したり 即身仏になった人もいるということで。
ということで,まとめる…ってわけじゃないけど,思ったのは, 社会で生き難い生き方をしないとやっていけない人っていうのは いると思うんだけど,それは出家じゃないか?ってこと。 出家というのは別に宗教に帰依するという意味じゃなくて, 社会の普通から外れた生き方をする。それはある意味社会じゃなくて 自分だけのために生きるって事。それと結構自分が本能だと 思ってることは社会からの制約だったりするんじゃない?って 話でした。
なんかわけわからないですね(^^;)。ついでに書くと,一回出家しても 社会には戻れます。還俗ね。
- 9/6(リスクとメリットは,産むほうにも産まないほうにもある)
- 二回続けてはてなの匿名日記,しかもこういうネタで申し訳 ありませんが, 子供を女性に産めということへの反発が書かれてました。 このスレッド…,もともとは,付き合ってる彼が「結婚したい」 「子供欲しい」と言ってくるのが「嫌だなぁ,子供欲しくないし」と いう女性のつぶやきで始まってます。
まぁ子供を欲しいとか作るとかいうのは,あくまでも本人というか そのカップルの話しだし,あと欲しくても出来ない産めない人も いて,そういう人を非難するのは良くないし,するつもりも ないのですが,リンクしたレスからの一連の流れを見ていて, そこで女性が子供を産んで育てることのリスクが(たぶん女性により) 書かれているのですが…。いや,何で産むリスクを語るのに 「産まないリスク」を語らないのだろう?と思うのです。
なんか女性に子供を作るべき…というと必ず反発する人が いて,そういう中でこういう意見が良く出るのですが,だいたい 「産むリスクvs産むメリット」の比較になります。でも 「産まないメリットvs産まないリスク」もあるんじゃない?と 思うのだけど。
確かに短期的に観ると,仕事を辞めたり休んだり,子育てが 大変,費用がかかる,遊べない,母体にかかる負担とか 産むリスクが目立つのだけど,産まないと,一人で老いる, 老後の面倒,あと「命」というリスクもたくさんあると 思うんだけど。まぁ産むリスクをいう人は,子供を育てても 子供とうまくいかなくて,将来面倒を見てもらえない, 老後の面倒は行政が見るべき…と思ってるのかもしれませんが, そんなに行政に期待してるのだろうか?…とも思う。 もし行政に期待するなら,今よりもっと税金か年金を上げてくれないと 安心できない…とかいうべきだと思うけど:-p。
まぁ仮に行政が面倒を見てくれるとしても,それは設備と費用だけの 話であり,家族に見守られるという安心感は提供してくれないのでは?と いう気もする。
思うに,やっぱり自分の経験で円満な家族を経験しているか?って いうのは大きくて,それが家族像のイメージになるから,子供時代 家族で苦労した人は,家庭を築くに抵抗があるのかも しれません。あと子供を育てることで犠牲になることってあるけど, 自分も親を食べて育ったのだから,自分が子供に喰われるのは 当然のことだと思う(っていうのは昔読んだ漫画の受け売り^^;)。
あと,「命」というのは,わたしの考えで宗教じみてるけど, 人の命というのは自分の中にある「命」と自分が交わった人の中にある 「命」があり,自分の中の命は自分の肉体が滅びたらなくなるけど, 人の中に在る自分の命は,その人が生きれば続いていくものだと思う。 ついでに言うと,自分の遺伝子もそんなものだけど,遺伝子だけじゃなくて, 考え方とか,思い出とかも受け継がれていく。だから,自分と深く つながった人が多いと多い人ほど,命というのは続く。家庭を 持つこと,子供を作って育てること,人と交わることは, わたしはそういうことだと思う。
要は,産むリスクばかりを見てる人は,自分の命の限界みたいを 実感したことないのだろうか?,ちゃんと年取って老いて死ぬことまで 考えてる?…ってことなのだけど…。
まぁ,そういうことまでちゃんと考慮して,それでも子供を 欲しくないというのは自由だとは思うし,自分の子供じゃなくても, 自分の命はつないでいけるので,確かに自分が子供を必ずしも 作らなければいけないわけではないと思います。でも誰かに 手をかけないと,自分には返ってこないとも思います。
- …あと,それでもいや自分は一人で生きて生きたい,家庭とか 社会とかそういうのは…と…というのもありだと思う。でも そういうのって昔は出家…っていってたんですよ。…って 話を書き出すと長いので,今日はこの辺で。
ちなみに誤解して欲しくないのですが,上記の考えと わたしの最近の結婚の話を単純に結び付けないでください(笑)。 そういう理由で結婚したわけでもありませんから。
- 9/5(浮気と本能)
- 「中国の汚職高官の9割に愛人」というのを 読んで,へぇー,思うとともに,ってことは汚職してない 高官にも愛人がいる人が結構いるんですよね?:-pとか思います。
まぁ愛人がいるのがいいことか悪いことかは,国によると思う …というか一夫多妻の国もあるので,日本人の感覚で他国の 夫婦のことは測れません。そういえば,日本で官僚が愛人を もっていたら批判されるでしょうけど, お金持ちの場合どうなんでしょう?。昔はある程度許容されて いた気がするけど。
少し変な話を書きますが,はてなの匿名日記で ある奥さんの嘆きとそれについているレスを読んでいて…。
この奥さんのだんなが浮気してかどうかは,イマイチ読み切れません。 奥さんは浮気といってるけど,素人さんに手を出したのかどうかは。 他人の心は縛れないので,異性に恋愛感情を抱いただけで,どうこう いうのは,ちょっと無理があるなぁ…と。実際に行動に出ていれば, 問題だと思う。
この日記のレスを読んでいくと,結構浮気を本能で語ろうとする のが多いのですが, 男女の浮気を本能から語っている人がいました。 感情を本能で解釈していいのだろうか?ちょっと 考えてしまいましたが,これについてはまた別途。
で,最初の愛人の話に戻ると,社会で成功したのに,男が子孫を たくさん残せないのは,割に合わないなぁ…と以前考えたことがあります。 浮気を本能で語る人は,同じようなことを言います。
でも,近代化された社会では一夫一婦制が基本で,どちらかというと そうじゃないところのほうが,一夫多妻制が多い。これじゃぁ, 近代社会で成功しても自分の遺伝子を残せないのか?ってことに なるのですが,結局のところ,これは子供を育てるコストの 問題なんだろうな…と思います。
つまり現在は子供を育てるのにたくさんの費用と手がかかる。 そうなると母親にまかせっきりで子供を育てても,こどもは 大きくなるだろうけど,その子供が自分と同じような成功を するかどうかはわからない。夫婦でかかりっきりになって 育てないと,立派な大人が育たないような社会になってるのだろうなと 思います。そういう社会で一人の男性が複数の奥さんと子供を 同時に持っていたら,子供にかける手が減って,結果的に 優秀な遺伝子を残せない可能性が高いと。
そう考えると,子供に手をかけるほど複雑化してない社会で 一夫多妻が多いのもわかります。あと,貧富の差が大きい社会は, ものすごい金持ちがいて子供にお金とか手をかけられるので, それで一夫多妻になるというのもわかります。
と考えると一夫一婦制が別に男性による遺伝子を残したいという 本能に反してるわけでもありません。まぁ少なくとも日本では 浮気をするということは社会的リスクがかなり大きいわけで, そういう意味でも,浮気をしてると結果的に立派な子供を 育てられない…というわけで,家庭崩壊や夫婦不和になるような ことは良くない…と言う結論に至りました:-)。
- 9/4(損をする場合をきちんと説明できないのは信用できない)
- 健康保険と年金の問題は現在の日本で国民全員に関わる 問題としては結構重要な問題だとわたしはおもっているのですが, あまり現状の問題がはっきり議論されてないように思います。 記録漏れとかは,本質の問題ではなく( ついでに書くと,横領問題も単なる犯罪なので,かかわっていた人を 逮捕し,刑務所に送ってくれればそれでいいと思います。というか そうしない解決方法が他にあるのですか?),制度自体がどういう方向に 向かうべきか?という問題があるのに,あまり言われてません。
というのもこの問題は整理すると国民の中に損をする層と そうでない層がいるのではないか?という気がします。良く 国民の中の対立というと地方と都市とか農村とサラリーマンみたいな 話は聞こえてきても,それ以外があまり出てこない。国民が いくつかのグループにわかれて,その中の受益の関係で 例えば政治団体の支持不支持とかが出るのが本来ではないか? という気もするのですが,現在の政党は,自分達は「全部の 国民」の味方ですというような言い方しかしない。結果的に 悪者は官僚とかにしていて,それは違うのでは?と いう気もします。
年金については一元化とかいうのを提唱してる政党も ありますが,現在支払額も受給額も異なり,さらに企業や それ以外からのお金も混ざっている年金があったりと非常に複雑です。 個人的には,確かに国民年金が大変なのはわかるけど,厚生年金で 多く払ってる方としては,たくさん払った分はたくさんもらいたいと 思うのが人情ではないか?という気はします。健康保険についても, 同じようなことを感じます。
たくさん払っても払わなくてももらう分は一緒…ってことになれば, それはまぁ税金とか生活保護と一緒なんですが, もちろんそれはそれで在り方としてはあるのでしょうけど, それならそういうものを目指していると言って欲しい。 とにかく知りたいのは,一元化とか財源とかより 結局は,いくら払えばいくらもらえるのか,どういう場合に 自己負担がいくら生じるのか?ってことです。そもそも年金って いくら払ったからいくらもらえるってどこにも明記されなかったりもして, うまくごまかされているようにも思います。
で,ごまかしというと,わたしの誤解かも知れませんが… 先週ニュースを読んでいて,「 政管健保の国庫負担削減案を提示=保険料格差の是正名目に−厚労省」 というのが目に入りました。政管健保というのをわたしはよく知らないので, この施策が被保険者にいい結果になるのかは よくわかりませんが,一見国が負担する部分(つまり税金から 拠出?)を減らしているようにも見えます。
結局のところいろいろ改革をやるといっても,要はそろばんを 弾いて,収支のつじつまが合うようにするのが管理側(役所) 足りなくなったら,まぁいろいろやったりします。
なので,改革をするとそのどさくさで,結局は全体をみると 原資を削ってるんじゃないか?…という不信感があったりもします。 上には国民の中にも損をする人とそうじゃ無い人がいるんじゃないか?と 書きましたが,そういう中でも,全体としてお金を削られていないか?と 思ったりもするわけです。
要は話が複雑すぎて全然わからないことになってますが, 「(現状より)損をする人はどういう人か?」という話と「全体の 原資はどうなっているか?」とかいう話だけに絞って,とりあえず これからどういう方向に行くのかだれか説明してくれないのでしょうか?。 うまく説明してくれないのですよねぇ。 だから政党の支持をしようがないという。
- 9/3(魔女狩り?)
- 遠藤農水相の辞任の件。またか…と辟易しますが,辟易するのは, 別に問題があった(らしい)農水相の方だけじゃなくて,それを 追求する民主党とさらにマスコミ。
今回の件が,辞任するほどの問題なのか?と考えるのも面倒に なるくらい,どうでもいいのですが,閣僚のあら探しをして, 行政の空白を作るのに躍起の民主党にとても政権をとる能力が あるのか疑問です。民主党が政権を担ったら同じことをされるんですが, だいじょうぶですか?。ただでさえ選挙違反疑惑がいくつか 湧き出ているくらいなのに…。
こんな感じだと閣僚になった人は次々と問題を挙げられるんじゃないか?。 たばこのポイ捨てしてただけでも(まぁいけないことだけど)辞任要求され そうだなぁ…という感じ。魔女狩りっぽくなっている気がします:-p。 これでとても政治や行政が進むとは思えず…。で進まないと また非難するんでしょ?。どっちが悪いんだか…。確かに政治家が クリーンであることは望ましいけど,能力の方がもっと望ましい。 クリーンであることを優先して,なんの能力も無い人がなれば, それこそ官僚のやりたい放題ではないか?という気もする。
個人的には,大臣になる前の他の団体の不祥事の責任とか, 本人が関与していればまだしもそうでないものであれば, とりあえず,置いておいて,大臣を全うしてもらったあとに, 再度問題にしてはどうですか?。某利近隣諸国には,大臣を 辞めたらそれまでの罪で告発される様な国もありますが, そういうのでどうでしょうか?。
…というのは半分冗談ですが,それくらい,どうでもいいことで, 話が進まないし,その人の働きぶりも観れないのは, 観ていていらいらします。
- 9/2(TVを観ていて)
- 今日は世界陸上の女子マラソンを朝からちょっと鑑賞。 土佐さんの銅メダルはお見事でした。
今回の日本のメダルはこれだけと聞いて,ちょっとへぇーと 思ったのですが,まぁ陸上だとこんなものか…。もう少し 期待出来たのもあったように思いますが,勝負ですから,いつも 期待通りにいくとは限らないし。
今回の世界陸上は,TBSが一社で放送していたせいか,イマイチ つまらなくて,あまり観てませんでした。まぁ放送の好き嫌いは 好みの問題なので,それはわたしの問題だとは思いますが, どう観てもギリギリ決勝に残ったのに「メダル」を期待したり, あと「67億分の1位」ってなんだ?とか。ちょっと観てて萎えるような ところも多かったので。なんとかならんのですかね?。
…
夜はNHKスペシャルを観ていたら防災の話をやっていて, たまたまうちの近所が例として挙がっていました。東京に 住んでいると,時々こういうことがあっておもしろい。 TVに言われるまでもなく,実はこの辺は,避難場所があまりないというか, 指定避難場所が結構住んでいるところから遠かったり, そこにいく道が狭くて火災とか起きたら行けるのだろうか?という 感じはします。区の地図とかで調べても,でもやっぱり そこしかなかったりするんですよねぇ…。
せっかくなので,171の災害ダイヤルを練習がてら使ってみました。 こういうのは一度やっておかないと,いざというときに使えなかったり するので…。
そんな感じでだらだらと過ごしました。
- 9/1(買い物袋)
- 今日はお昼頃自転車を買いに高井戸の オリンピックへ。オリンピックというと,結構この辺では 聞く…と思っていたら,リンクのページを見ると,関東だけなんですね。 しかも立川が創業なんだ…。ちなみに荻窪駅前にも去年くらいまで あったのですが,なくなり,それで高井戸まで行きました。 オリンピックって…なぜかカードがオリコしか使えないので, 現金で支払い。しかし,なぜいまどきオリコカードだけ?。
その後自宅に戻り,自転車で西荻方面をうろつき,夕方から 自転車を置いて武蔵境に行きコンサート。そういえば武蔵境の 駅は高架工事中のためか,階段を一度下りてまだ上がって 改札を出るという面倒な状況になっているようでした。
コンサート後帰りに八百屋?に寄って野菜を購入。
そういえば,杉並というと今度からレジ袋の処理量を 店舗に負担させるという様になるようなので,どのスーパーに行っても レジ袋の持参を呼びかけています。コンビニもそう。 だいぶ前からレジ袋についての呼びかけはされていましたが, なんとなく雰囲気なのか,実際の買い物客も持参する人は 少なかったのが,最近は,本当にお金を取ったり,逆に 持参すると値引きをするようになったので,もって来る人が 増えました。この辺,本気でするとはどういうことか?って いう感じが見えて興味深いです。
かくいうわたしもお金に響くようになったのもあり,最近は マイバックをもって行ってるのですが,でもレジ袋は ごみだしにも使ってるので,たまにはレジ袋をもらうことも あります。レジ袋がごみなら,ゴミ袋もごみなんだけど, これまでなくそうとすると,昔のようにゴミ箱を街角に おかないといけない…ってことになるんでしょうね。 それはそれで衛生的じゃないから…ってことなんでしょうけど。
まぁでも,自分のような生活をしてると,燃えるごみに入ってるのは, 生ごみ,紙ごみがほとんどで,紙ごみはチラシと梱包関係が ほとんど。梱包とチラシは好きで買ってるわけではなく,勝手に 包まれてきたり,配られるものなので,なかなか減らすのが 難しいです。でも逆を言うと業者が増やしてるごみともいえるので, なんか管理できないものですかね?とは思います。
まぁそんなことを思ったけど,ところで上のリンクに 杉並区にはコンビニが198店って書いてますが,そんなもの なんだっけ?とは思いました。
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