2011年9月の日記&雑感


だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので,切れてる場合もあります。 あしからず。


9/30(引越し)
ようやく引越しが片付いたので,顛末をまとめて。
そもそもは以前から書いている通り,7月から転勤で職場が変わり, 通勤が片道2時間半とかになってしまいましたということで, 今月まで通っていたのですが,流石にしんどくなり住まいも 会社の近く(といっても通勤はドアドアで50分くらい?)に 引越しました。引越し自体は異動になった時から,わりとすぐに 決めたのだけど,夏は暑くいし,夏休みで旅行とかするし, 急に引越しといわれても家族もいろいろやっておきたいことも あるだろう…とのことで,夏が終わるころ…ということで 今頃になりました。
わたしは今まで結構引越しが多いのだけど,独身だったり, あと働いていると,あまり近所には知り合いもいないので, 引越しは身軽だったりするのだけど,自宅に昼間いたりすると, それなりに周辺と関係ができちゃうのだよなぁ…。 わたしは物事を決める時,結構家族に有無を言わせないところが あるのだけど,良くないよなぁ。まぁ聞かれても困ることも 多いんだろうけど。
今回の引越しはかなりの部分を業者さんに頼むパターン。うちは 子供が小さいので,箱詰めとか開梱を全部自分でやっていたら 大変だったろうなぁ…とおもいます。業者にやってもらうのを 使ったのは初めてですが,まぁ強制的に三日で片付く(その後の 整理はだらだら続くでしょうけど)のは良いといえばよいです。
さらに今回は住むところが広いところに引っ越したので,荷物詰めに 苦労することもほとんどなく,新居では生活空間を早々に確保できました。
まぁそういう意味ではいい引越しなんだけど,今まですんでいたところは, 好きで選んで住んだところなので,愛着があって,その部分は少し さびしいものがあります。
で,今度すむところは実は6〜8年前に住んだところ。というか, もうそんなになるのかと思いました。家族そろっての引越しは 初めてですので,これからどうなるかなぁという感じです。

9/29(引越し3)
今日は朝から梱包していた荷物の開梱。引っ越し屋からスタッフがきて 作業してくれました。あわせて電話の工事もしたのですが,これは 室内の配管の按配が悪くてかなり手間取りました。昼から使えると 思っていたのだけど,結局夕方…というか結局夜。
後は自分での作業。いろいろと作業は残ってますが,まあおいおい やることにします。

9/28(引越し2)
今日は荷物の積み出し。そして移動,新居への運び込みでした。 自分たち家族はレンタカーを借りて移動。平日なので,住民票の 変更も合間をぬってできて,まあ良かったかなと。

9/27(引越し1)
自宅を引っ越すことになり今日から作業。今日は梱包。もちろん 業者さんにやってもらって(というか自分でやるなら,もっとだらだら とやっている)…。おまかせパックは初めてです。
で,あわせてというか,自宅のネットも今日で撤去。復活するまで, しばしネットから孤立します。

9/26(共働きが当たり前は良いのだろうか?)
新しい厚労相が国民年金の主婦優遇を止めたいらしい。 うーん,これは身近な問題だから,たぶん立場によって意見が 別れるところだと思うのですが,わたしは止める事に抵抗があります。 制度の数値(額とかラインとか)はいじる余地はあるのかもしれませんが。
専業主婦にしても,共働きにしても,それぞれの中で状況は違っていて, 例えば片方の収入が2,300万とかで二人で働かないととても暮らせない…という ケースと,二人合わせると軽く一千万を越えてしまうっていうケースで, 二人分年金納める大変さは違うし,専業主婦も夫の賃金が低いけど, 子供を妻が見てる場合場合と,高収入でやってる場合もやっぱり違うでしょう。 まぁ収入が低い場合は別の補助があるのですが。
わたしが引っかかるのは,専業主婦優遇をなくすことで,女性の 労働市場への進出を促すという考え方で,そもそも今そんなに労働力って 不足してるんだっけ?,失業者多いらしいじゃない…ということ,高収入を 得られるような優秀な人材は主婦優遇など関係なく,働くかどうか 決めるのでは?…ということです。そして一番引っかかるのが, 共働きが当たり前という社会はいい社会なんだろうか?ということ。 というのは,共働きが当たり前になると,一人当たりの賃金を そこまで低くしていい…ということになるんじゃないか?ということです。
わたしが考えるのは本来は家庭で一人働けば,大体家族4,5人は 食べていけて教育も受けられるような社会が良いのではないか?と いうことです。もちろん,仕事をしたいのでとか,より豊かにと いうことで共働きというのもOKですが,そういう場合は育児や 教育をアウトソーシングするので,それなりに出費もかさみます。 それはそういうものでいいのではないか?という気がします。
たくさん収入を得てる人はたくさんお金を納めるというのは, いいというか,まぁ仕方ないものですよね。実際厚生年金は そういう風になってます。ただ国民年金はそうなってません。だれでも 同じだけ納める,同じだけもらう。たぶん,そういう制度だから, 収入に限らず,主婦だけが違い扱いになってるのがおかしい…と いうのであればわかります。でもそうであれば,やっぱりまずは 国民年金を収入に応じて払うとか,そもそも税金でまかなう(そのためには 増税が必要でしょうけど)という風にする形で,主婦を他の 労働者と同じ扱いにするという流れなんじゃないでしょうか。
優秀な女性を労働力にしたいのであれば,育児休業をもっと 長期で取れるようにするとか,時短勤務を柔軟にするとか, そういう多様化を目指すべきでしょう。まぁ一部の大企業では 育児後の復職を柔軟に行うという会社もありますが,まだ 珍しいです。

9/25(パニックか被曝か)
原発の話。冷温停止に近づいているようで,順調なのは喜ばしいことです。 そういう意味では国や東電は良くやってると思います。でもそれが 片付くと,除染や避難の問題があって,こちらは大変だろうなぁと 思います。
ところで,良く国が危険を隠していたという人がいるのですが,実際に あの事故が起きた時に,「避難しろ」と国が発したら,どうなって いたんでしょう?。私は今でも福島の周辺は避難すべきだし, 福島の大部分は子供は疎開したほうがいいと思ってますが,じゃぁ 東京はどうか?というと,現状は大丈夫じゃないかという気がします。 もちろん確証はありません。情報が伝えられてないからではなくて, そもそも誰も経験してないからわからないのです。どこまでが 危険でどこからが安全かもわかりません。
そんな中,国が危険というとたぶん関東一円で大パニックになんったん だろうなぁという気がします。あの時都内から米やガソリンが なくなったことからもわかります。その騒ぎで死傷者が出たかも しれません。現状とどっちが良かったんでしょう?。安全か 危険かじゃなくて,数値そのものを公開すればいいというのかも しれませんが,自然科学に詳しい人は,そうおもうでしょうが, おそらく多くの人は,そういう数字じゃなくて,「答え」を 欲しがってるんじゃないでしょうか?。
日本は震災後世界中から落ち着いて行動してると誉められましたが, 原発が直ちに危険と言われていても,そういう風に行動できたん でしょうか?。そこは自信がありません。そしてどういう風に 告知をすればパニックがおきずに避難が完了するのかも 未だに良くわかりません。
わたしはあの事故の後にいろいろと発表されなかったのは 隠蔽されたのではなく,単に情報が錯綜して何が正しい情報かが わからず,いい加減なまま発表することをためらったのでは ないかと思ってます。そういう意味ではある程度は仕方がない。 こういう事態に対する準備ができてなかったのですから。 そしてその後に専門家の見解であまり危険と伝えなかったのは, よくないとは思いますが,でも,まずはパニックにならないように いう意識があったんではないでしょうか?。
たまたま今日 河野太郎とか宮崎駿が原発について語ってるのを読んだのですが, わたしは情報を全部出したらパニックにならないというのは, そうは思いません。最後に書いてるように東京は大丈夫だったか?という 宮崎さんの意見にはうなずけるところがあります。この文, 結構他にはうなずけるところもあるんですけどね。

9/24(政府たたきはいじめに似てる)
一昨日あたりというか一昨日から関東に帰ってきてますが,急に 寒くなりました。今朝は20度切っていたようで。例によって 季節の変わり目は鼻水が止まりません。まぁ暑い中引っ越すよりは いいか。

なんかネットを観ていたら,政府が公務員宿舎をさいたまかどこかに作るのに 百億円つかうとか家賃が数万だとかそんなことを文句を いってる人たちが目立ちました。完全にゴシップねただと思うんですが。
そのことの是非は良くわからないけど,そんな些細な話と内閣の 是非の話は,直接関係しないと思います。特に今は緊急時であり, 復興や将来のエネルギー政策の方向性以外で政府を叩いても しょうがない。日本人はまた,バー通いとか読み間違いとか, そういう政治と関係ない話で,国を混乱させて喜ぶんですかね?。
だれかがネットで,こういう突っ込みどころを突っ込むと,同じように その突込みが広がっていく。いつも同じ人の書き込みとか観てると わかるんですが,大体こういうしょうもないネタに反応するのは 同じ人だったりします。 政府を批判したくて,普段からうずうずしてるんだなぁ…って 感じがして面白いです。そういう人って,政府がいいことをやっても 絶対ほめないんですよね。悪いことをしたときだけ反応する。 それも人が批判してるのを見て同調する。真っ先に批判するわけでも ない。批判して大丈夫な人を探してる気がします。
こういうのを観てると,日本人がいじめをする性質があるんだなぁと 思って,結構がっかりします。

9/23(老け)
昨日まで学会に行っていたのですが,学会で以前の会社の先輩で いまは大学の先生になってるような人を何人か見かけました。 中には,老けたなぁと思うような人も結構いました。 ちょっと思ったことを。
人にはすごく老ける時期というのがあるなと思います。良く学生時代の 知り合いを10年や20年経って会うと,それはそれで「変わった」と 思うのですが,たいていそれは「おっさんになってる」って 感じで,大体「太った」とか「はげた」とか「皮膚が硬くなった」という 感じが多い気がします。逆に太ってない人とかは,結構若々しく 見えます。でもその先,40代を知っていて60近くになったのを見て 感じる老いは「爺さんになった」という感じで,むしろ「痩せた」とか 「シワシワになった」とかそういう感じで感じます。案外太って 恰幅がいい人の方が,老化というのは目立たない気もします。 後,髪も禿げるというより毛が細くなったり,髪の間隔が広くなったとか, そういうので感じます。
そういう老けをあまり感じさせないにはどういう風にすればいいので しょうか。太った痩せたというより,肌に張りがあってとかなの だろうか?とかかなぁと思いますが,良くわかりません。 まぁ老けないのがいいとは必ずしも言えないのですけどね。

9/22(台風)
昨日は首都圏に台風が直撃したようですが,わたしは 松江にいたので,いまひとつピンと来ませんでした。たまたま 会社もお休みだったので,会社のほうの混乱もなく,もし 都内にいたとしてもおとなしく自宅にいたんだろうなぁと 思ってます。多くの帰宅困難者が出たとか駅の混乱がすごかったとか 聞きますが,台風が直撃するなら,会社を早退するとか そういうのを普通するんじゃない?とか思いますが,まぁいなかったので 偉そうなことを書くのは止めましょう。
というか,首都圏にこれだけの強さで台風が来るのもずいぶん 珍しいのかもしれません。北海道に行っても台風のままでしたから, やっぱり温暖化というか,今年の気候は少し違うのかな?と 思いました。
台風というと平成3年に九州で結構な被害を出した台風のとき, わたしはたまたま熊本にいたので,良く覚えてますが,結局 台風が通り過ぎるのを待って帰ったのを思い出します。電車は 台風が通り過ぎても線路に落下物がないか?とかチェックがあるので, やっぱり復帰には時間がかかるのかな?と思いました。
地方都市は鉄道よりバスなどの方が主要な通勤手段だからでしょうか, 木々や電柱が折れて停電が発生するような台風でしたが, 帰宅難民が大量に出たというニュースはあまり聞きませんでした。 もちろん人口も全然違うのですけど,以前品川が水没とかも ありましたが,やっぱり東京は台風に対して脆弱だなぁと 思いました。

9/21(時間と距離)
昨日松山に行きました。仕事で。朝,羽田から飛行機。
良く考えたら松山にはたぶん宿泊が3回くらい,ツーリングで 通過したのを入れるともっと行ってますが,飛行機で行くのは 初めてで,松山空港も初めてだと思います。市内から近くて わりと便利ですね。
台風が近づき雨がひどい中,松山駅のすぐそばに泊まり, 今日は移動しました。今日は昼前に松江に行く必要があったので, 朝5時のJR特急に乗り,岡山で乗り換えて松江に行くコース。 これでも着くのは10時半くらいです。考えてみたら5時間半って いうのは新幹線だったら東京から博多近くまで行く時間で, 以前博多から東京に新幹線で行った時に,疲れるからもう 勘弁,って思ってたのを思い出します(^^;)。
まぁわたしが東京に住んでいることもあり,松江も松山も 直線距離はそんなに遠くないんじゃないか?という感覚を もってしまいますが,移動すると東京九州並みに 時間がかかるわけです。実際に乗ってみると,早朝という こともあり,松山から岡山までの特急はかなりがらがら, 一両に10人も乗ってない。岡山から松江は8時くらいに 出たのにやっぱり20人くらい。 ものすごく空いてるのは,この間の行き来に需要がないってこと なんでしょうか。高速バスとかができて減ったとかでしょうか?。 これだけ市場が小さいので,3時間も乗りっぱなしなのに 車内販売はなく,乗る前にジュースとか買ってないと,結構悲惨な思いを する可能性もあります。昔の駅弁とかの売り上げとかどれくらいだったん だろうなぁ。
東京に住んでいると,日本の県庁所在地ならどこでも直行便が あって2時間程度で着くのですが,その行き先の地方同士だったら 何時間もかかるわけです。新幹線の沿線だと500キロ離れていても, 2,3時間ですが,在来だと100キロの距離でも1時間半くらいはかかるわけです。 日本は東京だけがどこにでもいけて便利にできていて,東京に星のように 地方がぶら下がっている,地方同士は分断されてる…というような 感覚を覚えます。
なんて考えると,地方が高速道路や新幹線を欲しがる気持ちも良く わかるんですが。まぁでも山陰から山陽に新幹線とか引くと人の動きは もっと増えるのかなぁ。
そういえば,四国って今は高速で各県が移動しやすいけど,20年前に ツーリングで行っていたころは高速がなくて,とにかく隣の県に行くのが 大変でした。でもなのか,だからなのか,四つの県の県庁所在地は, それなりに大きいと思うんですけどね。ちょっと山陰とはその辺の様相は ちがうなぁと。
脈絡ない話を書きましたが,将来地方に住むとなると,こういうことが 身近になる可能性もあるなあと思いました。その時交通機関誘致を望むのか, もっと別のことを望むのかは,まぁそのときにならないとわかりません。

9/20(子育てスイッチ)
最近まで深夜アニメでうさぎドロップというのをやっていて, 見てました。原作が漫画で今度実写映画にもなるそうですが, アニメの方の評判も良かったようです。
この話は30代(半ば?)の独身男性が保育園年長ぐらいの親戚の 少女を突然引き取ることになって,子育てに奮闘するという 作品です。まぁ小学校に入るか入らないくらいの子供ですから, 育児というには弊害がありますし,この子供が偉く良くできた 子供でしたので,世間一般の親御さんが感じている子育ての 大変さを表現していたかは疑問ですが,30代の独身男性が いきなり子供の面倒というとそれでもいろいろと大変だという 話でした。でもこの男性は結構優秀な人の様でした。
世の中には自分の子供でも面倒を見れない人がそれなりに いますが,そうでない親,特に子供を育てるのにそれなりに 喜びを感じることができる親でしたら,自分の子供ができると わかって,生まれるまで,あと生まれて,ただ寝てる状態, 立って動き回るようになって,あとしゃべる様になって, 親に反抗するようになって…と,ゆっくり(でも親にとっては あっという間)と変わっていくので,それなりに親も人として 変わっていき,その状況を受け入れられるでしょうが,この アニメのように,結婚もしてない男がいきなり子供の面倒を 見ることになると,たぶん,まず覚悟が出来てないってこと なのだろうな,と思いました。ですから,最終回は,主人公が 親って大変だ…と思ってることを,実際の親たちは当たり前の 事のように受け入れられている,というかその子供と過ごす時間自体が 自分の喜びである…みたいなことでした。
このアニメのネットの評を見ると,こういう作品が少子化の歯止めになる という意見(要は子供を育ててみたいと思う)が多かった一方で, 自分に可能なんだろうか?という意見も見られました。 わたし的には世の中にはそれなりに親子はたくさんいて, たぶん大半は何とかなってるので大丈夫じゃない?と思うんですが, 一方で育児法規や虐待のニュースもあり,自分も子供に愛情を 感じられるんだろうか?と思う人も多いでしょう。
わたしは結婚し子供を持ったのは遅かったので,子供を持つ時に 精神的な余裕はわりとあったように思いますが,二十歳くらいまでは, 子供は苦手という意識はありました。でも一方で,子供を持つと スイッチが入るから大丈夫という話を聞いていて,そうかなと 思ったりもしてましたが,実際は20代中盤に姉に子供ができ, その子供を抱いたりしてるうちに,スイッチが入ったことを 確信しました。
まぁ,子供に愛情を持つことに不安を感じるなら,まずは子供, できれば乳児と触れ合うことをお勧めします。知り合いか親戚の。 ある歳の時は駄目でもある歳になると大丈夫とかもあるかもしれません。 まぁでも体力面を考えると,若い時に親をやってるほうがいいよなぁ とは思います。
実際は一瞬だけ遊ぶのと24時間一緒にいるのでは,全然大変さは 違うんですけどね(苦笑)。

9/19(エゴでは成仏できない)
セカイでニホンGOで終活という話をやってました。
終活というのは自分が死ぬことを見越して,いろいろやる活動のことで, 取り上げられていたのは,にこやかに遺影を取るとか,やっておきたいことと して,なんか旅行したり,舞台に立ったり,とかあとそういうことを 記述する啓発セミナみたいな…。生前墓の話とかもありました。TVの 中でそういう活動をしていたのは主に団塊世代。若い人とかもしくは 本当にもうすぐ死にそうな人とかは実際にはTVには出てきませんでした。
普通は是々非々で取り上げられる番組ですが,今回はいい話みたいに 取り上げれてましたが,私は見ていてあまりいい気分じゃありませんでした。 一つは,お金を持ってるのがその世代だから,それをターゲットに 金儲けをしてるように見えたこと。あとその活動が基本的には 「個」に閉じていること。この辺が引っかかりました。一言でいうと, その歳になっても自分のためだけにお金を使うのかよ…という気分でした。
私の信仰では,成仏もしくは死後幸せになろうと思うと,残される 人と良い関係を築く必要があるとなってるので,自分がやりたいことだけ やって,他人に投資せず使い切って死んだら,どんなに立派な お墓を作っていても,なにも残りません。死後,自分を思い出し, 懐かしんでくれる人がいて,初めていい形で死後に自分を残せるのでは ないか?という気がします。
ですから,本来終活をするのであれば,子供や孫と何かをするとか, 親族がいなければ地域と関わりともつとか,そういうことを やるもんじゃないか…という気がします。もちろん,番組で 取り上げられないだけで,実際はそういうことをやってる人も多いんでしょう。 もしくは子供ももう手を離れて関わりをもちにくいのかもしれません。 でもその場合は血縁者以外にかかわりを広げれば,それだけ 多くの人に死後思い出してもらえると思うのですが。
正直,そこで終活をしてる人が本当に自分が死ぬことをリアルに 考えられている気がしなかったのも,いい気分ではありませんでした。 60そこそこだと,病気でもない限り,まだまだ死にはリアリティは ないのではないでしょうか。だから単に「死」を材料に暇とお金つぶしを やってるように見えたのです。
まぁでも番組では終活は海外(アメリカとか)の方が盛んと言ってました。 でも,あちらも同じような活動かはわかりませんが。
私はガンになって死ぬと思ったとき,日常を過ごし,多くの人と 関わりたいと思いました。家族のために残せるものはなるべく 残したいと思いました。だから自分の一人の楽しみのために消費をする 終活は,自分の考えとは相容れない…と思ってます。

9/18(学校の勉強は役に立つか)
何年も前に書いたような気がしますが,学校で習ったことが 社会に出て役に立つか?という話。
自分の場合,会社に入って間もない頃,「大学で習ったことなんか, 会社の数ヶ月で追い越してしまう」と言われたのですが,そのときは そうかな?と思い,そして会社に入って20年経った今でも, 私にとって大学で習ったことは貴重な知識と経験として,仕事に 役立ってると思ってます。まぁ特殊な大学だから…というのは ありますが。
で,もっと遡ると,良く聞くのが日本の英語教育が役に立たないとか, 数学なんて社会で役に立たないとか,国語って何の意味があるの?とか。 思うに,そんなことをいう人は,学校の勉強ができなかった人か, 学業以外で成功してる稀な人(芸術家とか,スポーツ選手)とかで, 普通に学校の勉強ができて,会社員とか公務員とかになった人は, それなりに役に立ってると思ってるんじゃないかなぁ…と 思います。
私の場合は英語と国語はずっと悪かったので,えらそうなことは いえません。ただ日本の英語教育が会話より読み書きに重点が 置かれていて,確かに英会話では役に立たないのですが,ただ 文法を理解させるので,少ない単語力で,文章をなんとか 書かせるという意味では,まぁ意味がないこともないんですよね。 たしかに英語はある程度単語を覚えないと使えないので, 今のやり方がいいというわけでもないのですが。
因果関係と相関の区別がつかないとか,検出率とか毎時シーベルトとか そういうのを理解できないでいる人が,案外多い世の中を見ると 数学の証明とか統計とか論理学とか,あと物理とか,そういうのも 役に立たない…というよりは,単純に理解してる人が少ないだけ 何では?という気がします。
まぁもっとも日本の中高の教育は,教えている内容より,ひたすら 脳の体力アップ的な面が強いな…という気がするので,ひたすら 詰め込むことが主眼で,その知識を利用する方法をあまり教えてない のは,確かに片手落ちなんですが,でも脳の体力がないと,案外思考って できなかったりします。
いまゆとり教育が見直されていますが,それ以前に戻ろうという 感じでもなくて,やれ外国の教育はどうだこうだ…とか言ってますが, 自分の場合は,自分が教えられたとおりに教えられてもいいのになぁとか ちょっと思っていたりします。
あぁ,あと社会,特に歴史は旅行が楽しくなるし,世の中の出来事って 過去の繰り返しがあったりするので,それだって役に立つと思いますよ。

9/17(徒然)
野田新総理が生まれて少しは人気があるのか?と思ったら, 大臣は辞めるし,その次は国会の会期延長で民主党の幹部が辞めるとか言い出して, 一体何なんでしょう?。もう党内政局ですか?。 野党が騒ぐのは議会での議論だからわかるとして,どうして民主党って 党内でいつも騒ぎを起こすんでしょう。数ヶ月は文句を言わず したがって新しい代表に任せてはどうかね?と思います。もちろん 増税とかいろいろ議論のネタはあるんでしょうけど,党内の議論は 代表戦までで十分やって,その後は野党との議論でしょうに。 まぁ党内で政策議論をやってないのは見え見えでしたけどね。
などと,昨今の政治を見て思ってます。というか民主党は 役職,すぐ辞めるのが流行ってるんでしょうか?辞めるくらいなら 最初からならないか,じゃなかったら,辞めたら議員か党を 辞めたらどうかと思います。
と,ネタがないので,以下徒然に。
各国の一週間分の食料を比較した写真が面白かった。 でも日本で一週間で3万以上はちょっと高いなぁ。大人四人だと そんなものなのかなぁ。うちはそんなに使ってないよ。で, 他国との比較は額はあまり参考になりません。為替レートがわからないので。 こういうのエンゲルス係数で出すべきじゃない?。先進国ほど 加工品が多い…っていうのはそうなんでしょうね。
次。
NHKのネット同時配信案、民放連が反対って ニュースは別にいいじゃん,とおもってたらネットでの評判も 民放のほうの批判が多くて笑いました。わたしはNHKは受信料を 払ってるので,本業でネット配信もして,オンデマンドもただに してくれるとうれしいんだけど。で,民放は広告モデルが壊れるのと, あと新聞の崩壊が怖いんですよね。民放のバックには新聞があるので。 業界の市場争いを,世論のように報道するのはどうかね?という 気がします。
次。
そういえば先日家賃とか通勤の話を日記に書きましたが, 通勤に時間をかけるのはもったいないという 話が出ていて,そうだよね,と思った。

9/16(出世の条件)
昨日と今日は人間ドックでした。まぁガンが治っても,老化は 確実に来てるわけで,生活習慣には気をつけろ…という感じだった。
さて話を変えて。
ネットで見かけた製造業は新入社員の仕事というのが面白かった。
要は今,中国や韓国が日本の製造業を脅かしているというのを 擬人化していて,アメリカに,日本だって昔,アメリカの製造業を 脅かしたじゃないか,そもそも製造業は発展時の業種で,進んだら もっと別の仕事で喰いなさい…ということのようです。
それはそうなんだろうな…とは思うんですが,こういう風に社員的に 擬人化するのであれば,ここでいう進んだ国というのは,管理職とか 役員ということになるのでしょうか。だとすれば,いま世界で管理職を やってるのは西欧,もしくは戦勝国(常任理事国)ってことに なるような気がして,そこに日本が入っていけるのか?という 気はします。この記事の突っ込みにドイツは西洋だけど製造業でしょ?って いうのがあったけど,それは敗戦国だからでは?と思ってしまいました。
つまり利権構造とか,ごり押しが可能だとか…そういうのがないと 自分たちの知的財産とか,企画とか,そういうので美味しい商売を するのは難しいのではないかしら?。確かにiPod等の成功はアメリカの 企画のすばらしさを感じますが,BSアナログを力で止めさせたり, TRONに圧力をかけたりとかしたのを思い出すと技術力だけで, 商売してるわけではないよな…などと思います。とか書くと問題かしら。
小泉さんがかって常任理事国入りに熱心だったのは, その辺の壁を打破したいとか,そういう想いがあったのではないか?と いう気がしたし,このまま時間がたつと日本の地位も,なにかのきっかけで 向上するかな…思ってもいたのですが,政権交代と震災で,むしろ 逆に向かっているような気がするのが,なんとも残念です。

9/15(解けない問題)
ひまわりが放射性物質の除染に効果がなかったという ニュースを観ました。最近福島の原発の状態が落ち着いてきたからなのか, 徐々に放射性物質の除染と,始末の仕方が話題になってきている気がします。 避難してる方々の今後も問題ですが,問題の中心が少しずつ移ってきている 気がします。
原発事故が直ちに大事故を起こす状態じゃなくなったのは良いことでしょうが, とにかく安定した状態にするというわかりやすい方向性だった事故に 比べ放射性物質の問題は解決策や社会的な合意がなかなか得られない 難しい問題だろうな…という気がします。
2,3日前にとある経路で,横浜が放射性廃棄物を海に投棄しようとしてる といううわさを聞いたのですが,どうも変だな…と思ったら,投棄じゃなく 放射性物質が入った焼却灰を埋め立てに使おうとしていた ということのようでした。まぁ埋め立て用の土も海水にさらされるから, たちかに海に流してるといえないことはないけど,ちょっとニュアンスが 違うなぁという気がします。あと*一応*基準値以下のようです。
放射性物質を埋めたてに使うことに対して反対する気持ちはわからない ではありませんが,ではどうすればいいか?というのは反対をする人からは 聞けません。一体どうしたらいいんでしょうか。おそらくこれから, いろんなところで放射性廃棄物は出るし,除染をすれば,ある程度 濃縮されたものがが出てくるはずです。どこかに集めようとすると おそらくその近くの人たちは反対するでしょうし,山の中に埋めると 地下水や川とかの汚染を気にし,湾岸部だと今回のような話に なるでしょう。ある意味,今後一番人が近づけないと思われる,福島 原発近辺という手もありますが,実際に被災者がでている地域に これ以上負担を押し付けるなら,それなりの保障が必要な気がします。
正直,何がいい回答なのか,わたしにはわかりません。ただ,行政が 何かをしようとしたら反対をするだけではなく,どうしたらよいか…を 語らないといけないのだろうな…と思います。
それから,今は廃棄物の話でしょうが,これから将来には病気とか そういう問題ももっと表層化してくるでしょう。後から出てくる問題ほど, とても難しい問題です。いろいろと気が重いな…と思います。

9/14(言語と人間)
「言葉の誕生を科学する」という本の書評を読んで。
「前適応説」という言葉は知らなかったのですが,能力を発揮する前に すでにその能力があるあるという話は結構良く聞きます。言葉についても そうであるっていう話は,10数年前にネットで読んだことあるので, 定説なのかもしれません。その時読んだ話だと…。
人間(ホモサピエンス)と類人猿,例えばネアンデルタールとか,さらに 古い原人は脳の大きさはほとんど変わらないので,知能的には 実はあまり差がない。だが人間だけが文明などを作ったのは, 複雑な言語を操れるようになったからだけど,言葉を操れるようになったのは, 脳の問題ではなく,呼吸器が人間の方が多様な言葉を出せるような 構造になっているから…とのことらしい。そういえば確かに鳥は鳴くし, 泣き声を出す動物はたくさんありますが,人間ほど複雑な音を出せる 動物はいません。オウムや九官鳥はある程度複雑な鳴き声を出せますが, やっぱり人間ほどじゃないし,まぁ人間に比べ脳もかなり小さいです。
というわけで,原人の時点で脳の能力は人間とほぼ一緒,ただ 声を使えるようになったのが人間で,そして一旦声を使えるように なったので,複雑な思考やコミュニケーションができるようなって 文明が発生したということのようです。
一旦言葉を習得することでより複雑なことができるようになる…というのは, 学習で何か(例えば数式)を習得することで,より複雑なことを 理解できるということから良くあることだし,つまり人間が脳の能力を フルに使えてないというか,脳というのはそういうものだ …ということでしょう。
という風に人間には前適応的に身につけている能力というのは, 結構あり,ちょっとしたきっかけで表層化するということはあるんだろうな という気がします。世の中にいる天才のような人もそういうことなのかも しれません。
あと言葉はしゃべる人間の中に乳児を置くとそのうち必ず身につけます。 非常に人間にとって習得性が高いということもあるんでしょうが, そもそも人間の学習というのはコミュニケーションであり, コミュニケーションをもっとも効率的で高度にできるのが言葉だから なのかもしれません。コミュニケーションは逆に適応できず 問題になる人間もいるように,人間形成の根本的なもの…なんだろうな と良くわたしは思います。

9/13(家賃と通勤)
20・30代独身の平均家賃は7万1457円 東京は大変だ 」というのをざっと読む。まぁそんなものかな。
ちなみにわたしは昨日も書きましたが30代後半に初めて都内に住んで, そのときの家賃は8万くらいでした。その5年後くらいに住んだ時は, 10万くらいだったかな。もっともどちらもワンルームよりはかなり 広いアパートだったので,ワンルームとかだったらもっと安いでしょうが, マンションになると高いから,やっぱりそんなものかな。
確かに20代で7万の家賃は高いでしょう。でも会社によっては 住宅補助がいくらか出るでしょうから,実際に払う額はずっと 安くなると思います。わたしは20代のときは横浜に住んでいて, 会社の寮だったので,もっと払ってる額は少なかったです。収入が 少ない時期に寮があるのはとても助かるし,たいていの会社は 新入社員時は寮か住宅補助を用意していると思います。幾つまで 出るかは会社によりますが。
会社によると書きましたが,会社の待遇というのは給料以外に 住宅補助や寮の有無が結構大きく,手取りの給料が多くても,この辺が 弱いとしんどいでしょう。
ただ寮は選べない場合が多いので,どういう通勤条件になるかは わかりません。わたしは東京で20年以上働いてますが,1時間以上の 通勤をやった時期は合計しても3年もないし,その長距離通勤時も 半分以上は座って通勤するような状況でしたから,いわゆるラッシュを そんなに経験したことはないでしょう。そういうことが可能だったからとは いえますが,通勤で体力を使うより,多少の家賃を払ってでも, 通勤で疲れない様にするほうがいいというのがわたしの考えです。 通勤時間は勤務時間にならないので,疲れるし仕事は長くできないし, そんなことが多いと思います。
とはいっても,今はどこの会社もあまり寮や社宅を持たず, 自宅を持たせることを勧めるところが多いように思いますが, 転勤の多い職種だと家を持っていたら,長距離通勤とか単身赴任とかに ならざるを得ないので,どうも矛盾してるというか,家を持たせるのは 引っ越さないという前提だよなぁ…と思いますが,実際そうじゃない 会社も多いようで。
自宅を持って,そこからそんなに時間を使わずに通勤してというのは 基本的なことのようで,実はサラリーマンでは,そんなに当たり前の ことじゃなくて,それっていいのか?と思います。

9/12(2001年9月)
昨日はアメリカの同時多発テロから10年という節目でした。 もう10年になるか…と思ったけど,まぁ自分的には,その後も いろいろと重大事件があったので,だいぶ印象も薄くなりつつある。
長く日記を書いてると,当時何を書いたかわかるという意味では 良くて,それで当時の日記を見てみました。 9月12日から何度もテロとかその後の世界情勢について書いている様です。 実際覚えているけど,テロの映像を見た瞬間は多くの人が言うように 怖いと思いました。でも翌日から,その後のアメリカの報復については 懸念してるし,日本の政権(当時は小泉さん)がアメリカに協力したのも あまり賛同はしてません。そういう意味では,恐怖を感じたけど, 冷静に情勢を見ることはできていたかな…と思います。
そのこのホームページにアフガン攻撃を反対したりとか, いろいろやったなぁ。
あと,当時,その半年前に職場異動があって,初めて都内に住み始めた 時期でした。そういう意味ではそれから10年か…,そういえばこの年から 21世紀だったんだよなぁとか,当時はいろいろとムチャなこと していたよなぁとか。
余談ですが,わたし的には記憶に残る大きな出来事は,その前だと 阪神大震災かな。でもこの頃はまだ日記を書いてないはず。そして 5年前の自分のガン,今年の大震災。人生はいろいろとあるなぁと 思いました。

9/11(jobs)
アップルのスティーブ・ジョブスがCEOを引退したというニュースは ちょっと前に大きくいろんなところで取り上げられていて, 今は少し落ち着いてるのですが,そのときはわたしは自分の 体のことから他人事じゃなかったので,あまり書く気になれませんでした。
ちなみにわたしは,言霊信仰を持ってるので,不吉なこととか, 逆に甘い見込みとか,とにかく自分に返ってくると嫌なことは 書きづらい…という性分があります。
で,どう他人事じゃないか?というのは,以前も書いた通り, ジョブスがかかったすい臓がんはおそらくランゲルハンス島癌か 膵内分泌腫瘍で,わたしは膵内分泌腫瘍ですから,自分が 彼と同じようになるんではないか?というのがずっとあったのです。 彼が始めて膵臓の手術をしたことを語った時は彼は元気でしたから わたしは元気付けられましたが,その後体調を悪化させた時は, 他人事じゃなく怖く感じました。そして現在も気になります。
確か彼は2004年にガンの手術をし2009年に肝臓の移植をしたとの 事ですが,その前にずいぶん痩せたりして「再発」をしたのでは?と 思ってましたが,「再発」と報じられることは,いまだにありません。 ただ再発じゃなくて最初の手術から5年もせずに肝臓を移植するものだろうか? という気はします。普通に考えれば肝臓に再発し,それが切れないから 肝臓自体を移植したのかな?とも思いますが,日本でガンの治療で 肝臓の移植とかほとんど聞いたことが無いので,もしかしたら 別の病気になっていたのかもしれません。で,移植したけど 体調が良くないのは,移植自体が負担になってしまったのか,それとも 更に再発が見つかったのか…その辺は良くわかりません。
いずれにせよ,少しでも長くか,もしくは安らかな時間を すごして欲しいと思います。
…と彼の病気の話はここまで。彼が引退したことで,彼の偉業が あちこちで語られてました。わたしがマックを使い始めた頃は, たぶん彼はアップルにはいませんでしたが,社会人2年目から わたしはNeXTコンピュータを使い,研究をして論文も書かせて もらいました。非常にプログラムもしやすいし管理もしやすいコンピュータで 大好きで一時期は個人的にも所有してましたが,今はもう持ってません。 ジョブスがiCEOとしてアップルに戻ってからはiMacなどの製品というより NEXTSTEP(OS)がMacXとして昇華されたことがうれしかったです。
自分が以前仕事で音楽プレーヤを商品化したこともあるので, iPodが出た時には成功しないだろうと思いましたが,その予想は 大きく外れました。その後iPhone,iPod touch,iPadなど彼は 新しい製品市場を作ることに成功してます。後発メーカが似たような 高性能・高機能製品を出して来てもアップルは新しい市場を作れるんじゃ ないか?という期待を感じます。逆にどうして他のメーカは新しい 市場を作れないんだろう…という気もします。
アップルの製品が新しい市場を作れるのは,最初に投入される製品が 極めてシンプルで用途がユーザに明確であること,その用途がユーザの ニーズにマッチする事,その用途のために最低限必要な性能は 妥協しないこと…でしょう。他のメーカは新製品を出す時に, 用途を絞り込むことを恐れます。それで,何でもできる多機能機を作って しまい,それがかえって使いにくさとわかりにくさにつながってる 気がします。なぜアップルの様にできないかというとやっぱり 意思決定の仕方なのかなぁ…という気がします。想像ですが, アップルはジョブスの権限が強いので,彼のこだわりとか, 彼が気に入るかとか,それで決定されていたとか…。
そういう意味じゃ,いくらアップルが今の路線を継続するとしても, 肝心の意思決定プロセスが変わってしまったら,…大丈夫なのかな? という気はします。期待はしてるんですが。

9/10(節電終了?)
今月まで土日は出勤なんですが,今日は休みを取って引越し先の メンテナンスとその後同窓関係のバーベキューに行ってきました。
そういえば,国が企業に対して行った15%節電というのは昨日で 終了とのことですが,うちの職場の休日は変更は予定通りです。 土日が勤務で水木がお休みということで,外部のとの打ち合わせの 調整も結構大変でした。あと,例年に比べ有給休暇の消化が 多かったのは,やっぱり土日が出勤でも土日に用事がはいることが 多かったからではないか?と思います。
加えて残業の制限とかもあったでしょうから,全体として企業での 勤務時間は全体的に短くなった夏ではないか?と思うのですが, 今回の節電で生じた国の生産力というのはどれくらい影響を 受けたのかなぁ…というのは興味があります。
一方で円高の影響とか,あと節電で電気代が安く済んだとかいろいろ 例年と違う経済要因が多いので,節電とか残業抑制で下がった生産力を 企業全体の収支から出すのは難しいとは思うのですが。
節電自体はいいことだと思うのですが,悪影響があったのかどうか, 来年も行うべきかどうか?とかその辺の議論はこれからなんですかねぇ。

9/9(卒業)
今日はわたしのがんの手術から五年目の検査の結果を行く日だった。 結果は再発は無しで,経過観察は終了だった。いろんな意味で 節目。いろいろ書きたいことはあるけど改めて書くので 今日はここまで。というか今日はお祝いでちょっと飲んでいるので。 いろいろとお世話になった方々には,本当にありがとうございました。

9/8(不安であることを自覚する)
香山リカが書いている原発対策でもめてストレスと いう話。とても良くありそうな話だと思います。
私の知り合いとかのブログ等とかを読んでいても,被曝をものすごく 気にして,食べ物を気にしたり,外に出るのも神経質な人もいれば, 一方で福島を支援したいから福島の野菜をなるべく食べたいという 人もいます。子供がいる人の中でも子供には食べさせないけど, 自分は食べるという人もいます。いずれの気持ちもそれなりに わかりますが,実際それぞれは相容れない立場もあり,同じ家族の 中で意見が異なるとシンドイだろうな…と思います。
そういえば,別の話で,家族の中で誰か(例では奥さんでした)が, 被曝の問題で悩む。旦那は大丈夫だろう…という。そうすると 奥さんは自分の不安を受け止めてくれる人がいなくなり,ますます 不安が募る。そういうときに怪しい商売が目につくと…という のを読みました。あぁありそう。
香山さんの文にもあるように普段だったら「そういう人もいるよね」と 流せることだったり「とりあえずその場だけ話をあわせておこう」と いうのが,なかなか今回の場合はやりにくい様に思います。それだけ 深刻というのもあるし,危険度が計り知れない…というのも あるでしょう。
不安な人と不安じゃない人がいる場合,通常は不安な人は神経質ですが, そうじゃない人は,ある程度一歩引いて冷静に見えていたりするのですが, 今回はそうでもないのは,被曝の件と被災者支援の件という風に 複数の要素が混ざっていて複雑ということ,あと実は安全と思ってる人も, 本当に安全かわからないけど,安全と信じたいと思ってるとか, そういう部分もあるのかもしれません。安全と信じたい人は, 危険という人の言葉を聞くと,その自信が揺らぐので聞きたくないのです。
という風に,難しいな…と思いました。不安な人,神経質な人を 説得しようとしても結構難しいものです。不安な人を不安じゃなくするのは たぶん難しいでしょう。
さて自分の場合…。わたしは自分がとても不安がり…という自覚があります。 普段の生活でもかなり神経質で,外出時には家から離れてもまた 戸締りを確認しに行くし,外泊時には外から家の様子を監視する 仕掛けを仕掛けていたりします。こういう神経質な自分ですから, 安全性に不安がある食料は自分はともかく子供には食べさせたくないし, 国が示す安全基準や,またそれが正しくてもサンプリング調査だから 漏れがあるかもとか思ったりもしてます。ただ一方で自分は過剰だという 自覚もあります。だからそれを批判されれば,そうですね…とは 思うし,一方で,でもそうしないと参っちゃうんですよ…とも 説明できます。
やっぱり不安に思うほうも,そうじゃない人も,その辺の自覚が あった方がいいんじゃないか?と思います。世の中にはいろんな人が いるので,全員が安全側に降らなくても,また全員が大らかに 考えなくても,いいように思います。もちろんそれでどちらかが 有意に不利になることもあるんでしょうが。
自分が相手に合わせられないのは,自分が正しいというよりは, 自分がそうしないとやっていけないから…と少し認めても いいんじゃないかな?と思ってます。

9/7(TVを観て泣く)b
今日は嫁が昼間出かけていたので,息子とお留守番だった。
うちの息子はミッフィーが好きで,ミッフィーのアニメを観ると 食い入るように観て楽しそうなのに,最新のものを観ていたら いきなり泣き出しました。どうもミッフィーが犬のスナッフィーを しかってるシーンを観ると泣くようです。自分が怒られていると 思って泣くのか,スナッフィーに同情して泣くのかわかりませんが, 確実に泣きます。
同情できる能力がついてきたとしたらすごいな…と思ったけど, 単に自分が怒られてると(「めっ」って言葉に反応してる)思ってる だけかもしれません。

9/6(評価をまかせる)
ちょっと前にネットの文章で,Twitterや2chのまとめサイトが 面白いのは評価を任せているから…みたいな話を読みました。
あぁ,なるほどと思いました。長い文章や映画とかの コンテンツを頭から最後まで読んで「面白い」「面白くない」という 評価をするのは大変で,要点や面白い部分を抽出したものを見ると, 労力が必要なく楽で,意外に面白い場合もある…っていうのが一つ。 もう一つ,評価自体を人に任せてしまうのが案外楽…っていうのも ある様に思います。評価が難しいものを皆が認めていると それは「いい作品だ」と思ってしまうような…。ギャグだって 笑ったほうがいいのか,顔をしかめたほうがいいのかわからない すれすれなものって結構多い気がするのだけど,周りが笑ってると 笑うものだ…と思って笑うし,周りが不謹慎だ…と言ってると 一緒に怒ってしまう…みたいな,そんなことって結構あるように 思います。
一方でそういうのって結局周りに流されている…とも言えて, 自分の頭で感じたり考えたりしてないじゃないか?…とも思って, そういうことをやってる自分を発見すると恥ずかしかったりもします。 私の場合は音楽とか,芸術作品の評価はなるべく自分でやりたくて 他の人の意見に流されたりすると,結構こっぱずかしいから, 評論は見終わってから読むようにしてます。
でも,そもそもたぶん人って最初から自分で評価するんじゃなくて 周りに合わせるのだろうなぁという気がします。周りが楽しそうだと これは楽しいことだ…と思うようなところは,子供を見てると よくあります。まぁ親が楽しんでいても,子供が楽しまないものは 結構ありますが…。でも子供って同じ年代の子が騒ぐと騒ぐし, やっぱり周辺の感情と同調するっていうのはあるんじゃないですかね。
というわけで,周りの意見に流されてしまうのはある程度本能的な ものなんだろうなぁと思うし,すべて一から十まで自分だけで 評価をしろというとたぶんしんどいのでしょう。
私はそういう意味では,一部のこだわりのある部分以外は, まぁどうでもいい…ってところも結構あったりします。ただ, 自分の中での一貫性はある程度欲しいので,ある時は賛美,ある時は 批判…というのは無いかなぁ。

9/5(役人が適切に動けないわけ)
福島原発で地震直後の 解析結果を官邸に送ってなかったとかいう件を 知りました。記事はなぜ送ってなかったんだ?と思わせるように 書かれてますが,単純に「マニュアルに書かれてなかったなんじゃ ないの?」と私は思いました。書かれていてやってなかったら 問題ですが。
さて,今回の震災後の役人の対応について,ネットとかで 「どうして○○しなかったんだ」みたいな意見をいくつか読んだのですが, 私はむしろ「そんなことわからないの?,怒ってみせてるんじゃなくて 本気でそう思っていたら,ちょっと無知すぎるよな」とか思います。 役人の行動原理というか心理を理解せずに,「どうして…」って いう意見を良く聞きます。TVでコメンテータが言ってるのとかを 見るとたぶんわかっていてポーズなんでしょうけど,そういうのを 見て,つられてるんでしょうか?。
役人の行動原理は基本は法令に従うです。法律で規定されていることや, 上位の省庁が作ったマニュアルなどにのっとって行動します。 ですから,そこにかかれてないことはやりたくてもやるのが難しかったり します。なぜそうなってるかというと,役人が現場の判断で勝手に 間違った行動をするとまずいからです。そして役人の心理としては 後で非難されるのを恐れます。マニュアルに従っていれば, マニュアルに責任転嫁できます。勝手な行動が結果的に良かったり, 行動しなかった事が非難されても,非難するのは社会全体とは限りません。 ある人にはほめられる行動が別の人に非難されることはよくあります。 というか,役所の仕事なんていうのは利害関係があるので,たいてい そんなものです。
そうなると,役人はやらなくてはいけないこと以外はやらないのが 無難ということになります。
ただ役人の人々もそういう中でなんとか良い行動をしたいと思ってる 人も多いし,今回の災害時のように,規定がなくてもやらないと 良くないことになると割りと明確な場合もあります。そういう場合よく 聞くのが役人の人たちが従来の法令を熟読し,拡大解釈によって, 規定されると出来れば行動してくれる場合もありますが,それは 結構役人にとっては後で責任を取らされる可能性もありリスクなのです。
なぜ役人がそうなってるかというと,結局は我々やマスコミが,何かというと 非難するからでしょう。我々の非難が彼らを萎縮させ規定事項以外を やらせないようになってるのです。ですから,役人は勝手な行動を すべきではないと思う人はいいのですが,そう思わず臨機応変に やるべきと思ってる人は,普段は役人の行動を非難すべきではありません。 役人を使えなくしてるのは我々なのです。
ちなみに人は自分の利害以外を考えるのが下手で,自分にとって良いことが 他の人からは非難される行動となる…って事がイメージできない人が 結構多いな…と最近良く思います。ゴミとか廃棄物の問題など,おそらく 誰にとってもOKなやり方はないと思いますが,そういうことでさえ, 役人の現場に判断させようというのは,本来はムチャで,そういうのは 結局国民全体…つまり我々の代表である政治の場で判断しないと どうしようもないのだと思います。

9/4(車屋とかバイク屋とか)
またも昔話を。
michikaifuさんが暴走族のあんちゃんのあこがれる 職業としての車屋の話を書いているのを読みました。あぁ そうだなぁ,というか確かに車屋とかバイク屋とか,暴走族とは いわないまでも,あまり学校に行くのが好きじゃないけど, 車やバイクが好きで,乗ってるうちに,そういうのをいじるように なって仕事にした人っていうのは結構いそうです。
私自身は車はほとんどメーカのディーラで整備していて, よく街中で見かける車屋は利用したことがほとんどないので, その辺の人たちがどういう人たちかはよく知りません。でも 大学時代は,ほぼ毎日のようにバイク屋に入り浸っていまいた。 ちょっと話がそれるけど,車って昔に比べると,どんどん アッセンブリー化されて,街の車屋がすることって減ってるんじゃ? とか思います。改造車を作るのは車屋でしょうが。
で,バイク。私が通っていたバイク屋の主人は工業高校を出て, どっかの工場で働いた後,バイクメーカの工場をへて独立した人。 暴走族じゃなかったと思いますが,まぁ若い頃はやんちゃを やっていた感じはあります。バイク屋に集まってくる人も, 結構肉体労働とかやってる人が多く,その中で一緒に遊んでもらうのは, 私が普段いる人たちとまったく異質で,とてもいい経験でした。 念のために書くけど,すごく楽しかったです。
バイク屋さんは私が考えるにとても頭がいい人で,バイクの 故障診断の技術もメーカ時代に良く学んですごかったし, その後商売の拡大のために,バイクのレースを企画したり(売るためには 遊び場を提供すべきという考え)してました。今でも元気に 商売をしてるようです。 私のように大学を出た人間とは明らかに違う聡明さがあって, なおかつ行動的で腕っ節ぷしも強くてっていう人でした。
最初にリンクに書いているようにバイク屋とか車屋は学校嫌いで 多少やんちゃな人でも,あこがれて成功しうる職業なんでしょう。
で,現在,別にバイク屋や車屋がなくなったわけではありませんが, 若い人の趣味からバイクや車はなくなりつつあります。逆に 若い人が勉強が嫌いでも打ち込むものというと何なのでしょう? 街を見るとひたすらポータブルのゲームをやってる若者を見ます。 彼らは一体どういう職業にあこがれるのでしょうか?。
実はいつだったか結構子供に聞いたら「ゲームを作る人になりたい」と いう夢を聞いたことがあります。まぁゲームハードメーカに入って ゲーム機を作るとかソフトハウスでゲームソフトを作るという 職業は今でもあり,特に後者は必ずしも高学歴である必要は ないでしょうが…なかなかしんどい仕事ですよね。子供が 夢見てる仕事とは違うんじゃないかなぁとか思います。
まぁそういう風にわかりやすい憧れの仕事がなくなってきて, そうなると,単純に「金儲けしたい」とかいうモチベーションに なってる若者も多いように思います。学歴がなくても商売で 大成功する人もいないこともないのですが…人数としては 少ないよねぇ…とか思ったりもします。
正直,今の子供は何にあこがれるのか?。はたまた何にあこがれたら, いいのか?というのは,まだ良くわかりません。私自身は結構子供の頃から 学者指向強かったからなぁ,後は芸術家か…,ちょっとそれ以外だと どういうのがいいのかね?とか思います。

9/3(バイトから学んだもの)
ある人が大学生のバイトからいろいろ聞いた話を 読みました。居酒屋のバイトとかスナックのバイトの話を読み, あぁそういうことあるかな…と思いました。でもマクドナルドが 日本人の若者を雇わない…というのは,若者はますます社会勉強を する機会を失っているのだなぁと思いました。正社員じゃなくて バイトを教育する必要なんて,本来雇う側にはないのでしょうが。
さてバイトというと,私がバイトらしいバイトを始めてやったのは 高校の時。中学とかに新聞配達をやってる子とかいて,やってみたいと 思ったことありますが,結局やりませんでした。今考えると 出来たかなぁと思うし,今もやるの大変そうと思いますが。でも 結構知り合いで大人になっても新聞配達やってる人いたりするん だよなぁ。
私が最初にやったバイトはスーパーの売り子だった気がします。 高校の時に友人の父親がスーパーの店長とかで,やらせていただきました。 店外の露店での特売品の売り子とか,年末の忙しい時の商品出しとか やった気がします。他に別の友人の父親が肉屋の店長とかやっていて 肉屋の売り子をやったこともあります。いずれも夏休みとか 冬休みとかの短期のバイトでした。
よく考えるとどちらも友人のお父さんが店長とかだったから, そのお父さんたちは息子たちの教育を兼ねていた様に思います。 役に立っていたかはわかりませんが,とりあえず一生懸命働いて いろいろ教えてもらいました。
大学に入ってからは家庭教師と店舗改装工事の作業と,あと 大学院に行ってからは電子工作みたいな仕事。家庭教師は 生徒とマンツーマンでしたが,工事や工作は社員と一緒だったから いろいろ指導されたし,失敗してフォローされたりしたけど, 厳しく怒られた記憶はほとんどありません。
まぁたぶん勝手に休んだりサボったりするバイトではなかったと 思うし,それなりにマシなバイトだったとは思いますが,それでも 私自身はバイトからとても多くのことを学びました。こう書くと 失礼ですが,一番大きなことはバイトでやったような仕事を 一生の仕事にしたいとは思わなかったということでしょう。 好きなこと,興味が続くことを仕事にしたいと思い,それで 進学や就職を決めたわけですからバイトをしなかったら全然 違っていた人生だったかもしれません。バイト自身は それなりに楽しかったけど,同じことの繰り返しですぐに飽きるなぁと 思ったのです。
バイトをサボるとか時間を守らないとか,そういうのは ありえないと思ってました。そういう意味ではバイト以前に 学校や親からその辺の基本は教えてもらっていたのかもしれません。 まぁ自分は学校もサボったり遅刻したりとかほとんどしない子供 でしたが。
そういう意味ではバイトはとても社会勉強になったし,年上の人と 一緒に働く経験はとても良かったと思うけど,マクドの話で 出てきたような時間を守る守らないはバイトで習う話では ないのでしょうね。でも学校や家庭でそういう教育が出来ない子と いうのは,こうなると一生それを教えてもらう機会が来ないのかも 知れません。大丈夫なんだろうか?という気はします。

9/2(防災の日)
そういえば昨日は防災の日だったのだけど,関東大震災の時って だれが首相だったの?と思って調べたら,なんとその時日本に 首相はいなかったと知ってびっくりした。いや,つくづく日本の 大震災の時って。
私が子供の頃は関東大震災が忘れられない大震災…って事で, 防災の日になったんでしょうが,今となっては阪神大震災や 東日本大震災の方がリアルだよなぁ,と思う。
防災というと私が小学校の時に長くいた熊本市は昔(昭和28年)大雨で 水害になり,多くの人が亡くなったということで,その 追悼を毎年やってました。学校の体育館に集められ,灯篭と 花が壇上に掲げられ,いろいろと話を聞かされた。実は 私にとっては,関東大震災より,というか原爆の日や東京大空襲の日より, その大水害の日の方が,追悼という意味では,印象が強いのですよね。
ある意味古い記憶より新しい記憶だし,遠くの悲劇より, 身近な悲劇なんでしょう。地域の悲劇というと,震災や大火災や 水害は,TVのニュースで見ただけでも,私が生まれて数件以上 あったように思いますが。
そういう意味でいうと,防災の日は今後も9月1日のままなんでしょうか?。 まぁすでに防災の日は追悼というより,文字通り防災の意識を 高めるための日で,関東大震災のことは思い出さなくても 良いのでしょうけど。

9/1(殺せない我々)
生簀から取った魚を目の前で捌かれたときに 食欲が落ちたというブログを読みました。
ちょっと話が飛びますが,この間の日曜の NHKスペシャルはイヌイットの話でした。 グリーンランドの自然の風景は綺麗でしたが,雪の上で 猟としてアザラシを倒しその場で解体するシーンを映してました。 雪の上に広がるアザラシの血は真っ赤で鮮明で,そこから取り出した 内臓をイヌイットの人たちは美味しそうにそのまま生で食べてました。
…さてこういう番組を見ていたので,最初のブログを読んだ時に, 少し甘っちょろいな…と思いました。ですが,自分がイヌイットの 猟のシーンを見て少し「うわっ」と思ったのも事実です。
人間は本来狩猟をして生きていたということを考えると,このイヌイットの 生活が本来の人の姿…というか我々の遠い祖先が通り過ぎてきた 道ですし,そして我々は今でも肉を食べているわけですから, 誰かがやってくれている行為なわけです。我々は肉を食べているのに, 肉が捌かれるところみると引いてしまう…というのは,どこか 身勝手な気がします。でもそういう気持ちは自分にもあります。 これが文明なのだと思います。こういう生き死に関わる部分を なるべく多くの人から遠ざけ,それをどこかに集約し見えなく してる,一般の人は自分の食生活の根幹に関わる部分なのに, それがどうやって行われているかを関知せずに生きてるという ことです。そういうことにより,文明人は社会に依存して 生きざるをえない…ってことになってるんだろうなぁ…と思いました。
ちなみによく日本人は農耕民族,西洋人は狩猟民族といいますが, 高貴な人が猟をする西洋人は日本人より,こういうことに抵抗が 低いのかもしれないな…と思いました。
あと,猟をし自給自足をする生活はたくましいな…とは思いましたが, いま世界中の人たちがこういう生活をするとたぶん動物が足りなく なるんだろうなぁという意味では,文明というのは多くの人を 生きさせるための仕組みなんだろうとも思います。


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