diary of Oct. 2017

2017年10月の日記&雑感

だらだら書いた日記です。
日記中のURLはメンテしないので，切れてる場合もあります。あしからず。

10/31(徒然)

ネットで読んだ幾つか…。
10代の子供に選挙のことを聞いた話。ちょっと興味深かった。学校で政党のことを教えないのはいいけど，選挙の仕方も教えないのね。1時間くらいかかると思っている人がいたというのは，ちょっと驚いたけど，もしかしたら大人でもいるかも…。学校が政治について教えないなら，家庭で話をすればいいとは思う。
次。
ドラえもんの道具でもう出来てるやつという記事。絵がたくさん描かれていて，読み応えあり。いやぁ，結構出来てるよね，と思った。
次。
「日本産販売終了！中国産に変わった「オレオ」」。ナビスコのオレオのライセンスが終わったのは聞いていたけど，もしかして日本のオレオって日本だけじゃなくて海外でも売られていたの?…。日本産として海外に出てたのが中国に移ったと思うと，ちょっと時代の変化だなぁと思う。
次。
PC-8801。懐かしい，といいたいけど，私が最初に触ったパソコンはPC98．MZ-80はだれか持ってた気がするので，PC88はあまり触ったことない。有名だったけどねぇ。このころ，パソコンって何をするものかよくわからなかった。遊んでいる人も結局ゲームのプログラムを打ち込んで，ゲームやってるくらいだった。ワープロもなかった時代だからねぇ…。良くここまできたと思う。

10/30(ベーシックインカム)

先週のクロ現でベーシックインカムの話をやってました。ベーシックインカムについては，ずいぶん前から議論されている気がしますが，いっこうに議論が深まってない気がするのですが，気のせいでしょうか(苦笑)。というか，私はいまだに懐疑的です。あまりうまく行く気がしてません。
今回の番組では，IT会の経営者も賛同してるというような話も出てました。
私が何を懸念に思っているかというと，よく言われるみんな働かなくなる，という点ではありません。確かにそういう人もたくさん出るでしょう。まぁでもそれはたぶん推奨してる人も織り込み済みだと思います。
それよりも，一番思うのは，ベーシックインカムだけでは十分に暮していけないだろうということです。
例に出てたのは月に7万くらいを配るといってました。この額は生活保護の額にあわせてきたのだと思います。一人当たりということであれば，家族が多ければ4人で28万，もし税金や社会保障費の支払いが無ければ現在の物価では結構な額のようにも思えます。でも，一人暮らしの人が月7万で十分かというとどうでしょう?。住んでいる地方の家賃の相場にも寄りますが，都会では結構しんどいと思います。
ベーシックインカムが生活に困らない程度の額を支給するというのであれば，あまり満たしてない気がします。結局生きていくために働かなくてはいけなくなると思います。
高額な支給額をするには原資が足りないのでしょうが，それでもたとえば十数万払えるとします。でもそうなると今度は，物価が上がって，その額では暮せなくなるのでは?という気もします。特に住まいと生きていける食事がその額で賄えても，それ以外の嗜好品の部分はすごく値上がりするのではないでしょうか?。これは以前からずっと思っていた点です。
それと今回番組を見て思いましたが，ベーシックインカムで食べるのに不安が無くなったら好きなことが出来るという話がありましたが，そうしたら，人が嫌がる仕事は誰がするんでしょう?。世の中には必要だけど，なり手が無い仕事がたくさんあります。いまだと介護や保育士とかがそうですし，医者もリスクが高くてなり手が無いところとかもあります。そうなるとそういう仕事は今よりもずっと高額の給与を与えないとなり手がなくなるのではないでしょうか?。ベーシックインカムにより，むしろ最低限の生活しかできなくなる気もします。まぁよく考えたら共産圏がそんな感じでしたよね。
もう一つ，昨今ITの会社がベーシックインカムについて賛同するのはAIにより，今人がやってる仕事がなくなるという懸念が広がってるからかもしれません。AIに仕事が奪われてなくなるのであれば，人は働かなくてもいいということなのかもしれません。でもそのAIのやってる仕事の成果を買うにはお金が要ります。そのお金はどうやって稼ぐのでしょう?。AIが稼いだお金はITの企業の収益にはなるかもしれませんが，ベーシックインカムで暮している人の収入にはならない気がします。
別話ですが，ネットラジオを聞いていたら，AIで仕事が無くなったら，結果的に人口が減るのではないか?という話がありました。現実，先進国は人口が減ってます。人が労働力として人手が不要になったら人口は自然に減るといってました。なんとなく，あぁ，そうか，どうだよね，とおもいました。もちろん昔の人が子供をたくさん産もうとしていたのは労働力として期待していたからというのがあります。先進国では一人産んだら十分とか，社会福祉に期待して子供は不要という人も増えてます。そうなると人口が自然に減ります。現状確かにそうなってます。
それはそれで自然なことだというのかもしれませんが，現状の世界では，人口が減り続ける中で経済成長をするモデルを作れずに，人口が減ることは国力が減ることになります。
そんな感じで，やっぱり私はベーシックインカムがうまく行くというイメージをもてません。

10/29(休日)

台風が来てるので，一日雨。外出は買い物に出ただけだけど，すごい雨だった。毎週台風って感じ。
どこの子もそうなのかわからないけど，うちの子供たちは，何かに集中している時以外というか，人にしゃべるときは常にニコニコというかケタケタ笑ってる気がする。歳をとったらそのうち，ムスーとするのかもしれないけど，いつまでこんな感じなんだろう?…，とふと思った。
明るいのはいいことだけど，ちょっと人の話をちゃんと聞いてない気もする。

10/28(休日)

土曜日。職場が地域の人たちに施設開放というイベント。私は係りではなかったけど，子供たちが小学校で案内をもらってみたいというので朝から行った。子供向けのイベントを結構企画しており，たっぷりと遊んだ。帰ったら疲れたのか寝てしまった。

10/27(コンテンツは財産)

スラドに，「デジタル時代、消費者は商品を「所有」できない」という記事が出ていた。
いろいろ思うところがある話だが，多岐にわたるので少し整理する。この記事のメインであるかもしれない，機器を買ったがソフトウェアは別で，ソフトの供給元がサービスをやめたら動かない…という話は，なんか法整備が必要な気がする。
ハードをレンタルで売ってソフトをクラウドでならいいが，売り切りで売った機材のソフトが有効期限付きというのはどうだろう?。一般的に買った機器は，壊れない限り永久に使えるのと思うし，高額製品の場合は資産税も払うことになる。
その辺の使用権の問題や税制の問題があるので，整理しないとまずい気がする。
いろいろ疑問に思うが，もう一つコンテンツの話題。
最近音楽にせよ書籍にせよ，クラウドサービスでスマホ等へ供給されるケースが増えている。私は，実はあまり好きではないので，本は書籍で買うし，音楽はCDで買っている。でも若い人の発言を聞いているとCDを買ってる気がしない。CDという物質があることを知ってるんだろうか?。ラジオも知らないんじゃないか?という気すらする。音楽はYoutubeみたいな奴とか，音楽配信とか，ストリームとか，あとはTVくらいしいか知らないのではないか?という気もする。
こういう音楽コンテンツの多くはタダだけど，基本的には放送みたいなもので，聴取者がコンテンツを保持していつでもどこでも自由に聞くということは出来ない。ネットがどこでもつながるからどこでも聞けるように思っているけど，ネットがつながらないと聞けない。だからこれらは音楽を所有してることにはならない。有料だろうが，無料だろうが。
電子書籍も同じような話。
わたし的には気持ち悪い。以前自由に触れられていたコンテンツがある日と突然無くなるということがありえる。
だから基本的に音楽はCDで買うし，本も実際の書籍を買うようにしている。これは，自分が楽しむということ以外に，将来，自分の子供たちに，自分が気に入っていた音楽や本を薦めてみたいという思いもある。つまり本とかCD(レコード)は財産だろうと。
車とか家電製品は，一部の極めて財産性が高いものを除くと基本的には消費財なので，まぁ価格がそうなっていれば，レンタルでもいいかとは思う。もちろんコンテンツもレンタルに準ずる値段だと，そもそも安いからということでしょうがないなとは思う。
でも，やっぱりコンテンツを所有するというのは，あったほうがいいんじゃない?という気がする。コンテンツは知識でもある。自分の知識の根拠となったものを手軽に手放せるだろうか?。ラジオみたいなものだと思って触れられるコンテンツを否定はしないが，所有することも大事だと思う。

10/26(持っていないといけないもの)

今回の衆議院選挙，与党の勢力がほとんど改選前と変わらなかったこと。野党がグダグダになったことあたりからか，やんなくても良かったのでは?ということを言う人がチラホラいる。
おそらく反自民の人に多いのだろうけど，自民を支持してる人も，あまり大儀の無い選挙だったなと思ってる人は多いと思う。選挙の当日台風が来て，被害とかもあったこともあり，開票速報が災害情報より優先されてTVを占有していたことを怒っている人もいたけど，NHKは割りと台風のほうを優先して放送してましたよ。民放見てる人がそう思ったのでは?とも思う。
選挙が無駄だという気持ちは分からないでもないけど，私はそれで投票することを放棄したり，選挙が不要だとかいうことを言うのは危ないと思う。選挙はどういう結果であれ，国民の参政権を行使する貴重な機会であり，それをやらなくてもいいとか言い出すと，いつの間にか国民不在で物事が決まりだしたりする。だから，無駄だと思われる選挙でもやらなければいけない。
もっとも選挙にお金がかかりすぎだというのは分からないでもない。国から政党に支払われてる費用とか選挙のための費用が高すぎるという話。でも，これも下手に削ると，お金をもっている人しか選挙に出れなくなってしまう。選挙活動自体を宣言して費用を減らすとかしない限り，かかるお金は候補者ごとにたいして変わらないように本来はすべきではないだろうか?。議員の給料を減らせという人も多いが，やはりこれも，議員で食えなくなったら，副業がある人や金持ちしか議員になれなくなる。
これらのコストは公平にするためにかかってる費用と思う。だからそこを削るということは，いつの間にか民主主義がひずんでいくことになるかもしれない。
一時の選挙の結果でかっとなってそういうことはいうべきではないのではないか?。
もっとも，選挙のやり方は変えてもいいんじゃないか?とは私も思ってる。上にも書いたけど，みんなが等しくお金を使えないような選挙運動に制限するという手もあるだろう。それから，先日書いたけど政権交代が不要なのであれば，小選挙区制をやめて中選挙区にした方が，多彩な野党が出てくる可能性がある。そっちの方がいいなぁと思うのだけど，選挙のやり方は法律に書かれていて，それを決めているのも議員である。今の議員は今のやり方で議員になったので，自ら不利となるやり方を採用するかは疑問。そういう意味では選挙法って議員以外が決めたほうがいいんじゃないかなぁ…とは思うのだけど…法律は国会で決めることになってるしなぁ…。難しい。

10/25(王国でも共和国でもない国)

ここしばらく中国(中華人民共和国)の共産党大会のニュースが毎日の様に流れてくる。習主席がどう権力を掌握するかがポイントのようだ。日本のマスコミは中国に関する関心が高いなぁ… と思う。もっともアメリカの大統領選もかなりの時間を割いて報道するけど。
で，見ていてすごく不思議に思う。中国のトップ(主席)はどのように権力を掌握するんだろうと。今回も習主席が権力を固めたとか，党の規約に名前を載せて，それは毛沢東とトウショウヘイ以来とのこと。中国の歴史に名を残す主席となったようだ。
とはいえ，はたから見ていて，習主席がどのように権力を掌握したのかが良くわからない。彼の権力の基盤はなんなんだろうと?。
毛沢東やトウショウヘイは中国が建国した時の主要メンバーだから，権力があるのは良くわかる。むちゃくちゃ実績があるわけだ。それに対して，現在の中国の指導部は既に建国のメンバーはいないと思うが，歴代いろいろな主席がいた中でどういう風に，強い主席とそうでない主席がいるんだろう?…。王国の場合，王様の権力の基盤は血縁だろう。とはいっても長男が常に次期国王になるわけでもないから，それ以外に選ばれる要素はいろいろあるのだろうけど。一方民主主義国は選挙で選ばれた人がリーダになる。共和国は必ずしも民主主義国ではないし，中国も国名的に共和国なんだけど，共産党の一党体制だし，普通選挙があってるわけでもないだろう。共産党の中の主席が普通に選挙で選ばれているという感じもしない。
そして共和制と名を打って選挙をやってる名目になってる国でも，独裁者がいて世襲をやってる国もある。日本の近所にも…。でも中国のこれまでの主席を見てると，世襲で主席になっている人は見ない。どうやって次の主席を選んでいるんだろうと思う。
こういうの調べればわかるのかもしれないが，とりあえず，調べる前の率直な感想として書いておく。そのうち調べるかもしれない。
これまで長年中国のことでTVとかでちらほら聞いていたのは，長老たちがいて，結構力を握っているとか，共産党の中でも軍を掌握すると強いとか，いろいろあった気がするが，今ひとつ全貌が見えない。
まぁ，とはいえ，世襲でなくて，実績でトップを選ぶという意味では，株式会社の社長もそんな感じかもしれない。株式会社の社長も，今ひとつどういう風に選ばれるかは，よくわからない。まぁ取締役とかなるとわかるのかもしれないけど，縁がないし;-p。株主総会で承認されるが，通常株主が推薦するわけではない。実績が買われるというのはあるらしいが，前社長が指名したりとか反対したりとか，いろいろあるらしい。取締役の間でいろいろ根回しして，選ぶのかもしれない。中国もそんな感じなんだろうか?…。確かに会社もそんな感じでみんなから選ばれてる割には，社長はそこそこ権力あるところもある。
なんとなく今ひとつ納得いかないのだけど，機会があったら勉強してみたい。

10/24(音楽を売る方法)

「知名度ゼロでいきなり世界を獲った覆面ユニットの「ヒットの方程式」」という記事を読みました。恥ずかしながらまったく知らなかったのだけど，AmPmという日本発の音楽ユニット海外でかなり売れてるそうです。
ただこの記事は，そのユニットが売れるためにやったことを書いてます。ネットのストリームサービスが普及して，そこで取り上げてもらうためのプロモーションとか，システムで上位に行くための工夫，またヒットチャートを分析して，どのような曲が売れてるかの傾向をしらべそういう曲を作ったとのこと。
読んでいてうーんとおもいました。
最近こういう話はよく聞きます。前にAKBが売れ出した時も， AKBを支持してるおじさんたちは，AKBが売れるために行った戦略についてかなり語ってました。
実際に音楽を売るためには緻密な戦略が必要なんだと思います。先日プリンスの軌跡を紹介するTV番組を見ましたが，それでも彼が売れるために売った戦略を一部ですが語ってました。音楽はミュージシャンが作りたいもの，表現したいものを作れば売れる，つまりみんなに届くとは限りません。みんなに届き受け入れてもらうには，やっぱり音楽を作る以外の戦略が大きいのかもしれません。
こういう話はプロで食べていこうと思うミュージシャンであれば考えてるし考えなくてはいけないことなのかもしれません。
でも私は音楽ファンです。音楽で食べる人ではありません。だから，こういう音楽を売るための工夫みたいな話を聞くとすごくしらけるのです。音楽ファンとしては，音楽はいい音楽だから売れて欲しいし，ミュージシャンには作りたい音楽，表現したい音楽を作っていて欲しい。
もちろん，ミュージシャンが作りたい音楽を作ったからっていい音楽になるとは限らないし，売れるとも限りません。でも，音楽の価値を販売戦略のよしあしで語るような話はなんかつまらないと思うのですがいかがでしょうか?。まぁこういう話は知っておいてもいいとは思うのですが，あまりおおっぴらにやってもらっても…と思ったりします。

10/23(衆議院選挙)

衆議院選挙が終わり本日結果が出た。与党の議席数は結局のところ改選前とほぼ同じといえる。自民党は改選前と同じ284議席，公明党は5議席減らしたが，あわせて3分の2を少し超えるくらい。今回は衆議院の議席が10減ってるらしいので，ほぼ同じといっていいのではないか?。他の党は，立憲民主以外は社民が2議席と同じだったのを除くと軒並み議席を減らしている。立憲民主党は15議席から55議席と大躍進だが，野党の国会の比率はほぼ変わらず，つまり野党の議席を奪い合った形となった。
今回は民進党の前原代表が，民進党を割り，希望の党へ流れたことで，合流できなかった枝野さんが立憲民主党を作るというかたちで民進党が分割された形になった。希望の党は議席を伸ばせず，前原さんの目論見は失敗したという形になったが，私自身は前原さんが民進党を右派と左派で割ったことは評価してる。
ただ，これは，民進党をはじめとした野党の中に政権担当能力を持った党を作って欲しかったから。政策の大きく異なる人たちが集まった大きな党を作っても何も決められず政権を担えないと思っていたからだ。
ただ今回の選挙結果を見て思ったのは，これまで日本の選挙では，「二大政党制を望む」とか，「政権交代を実現する」とかいわれていたが，これは実は嘘なんじゃないか?ということ。二大政党制を望んでいる人は少ないのではないか?ということだ。
結局のところ，現在の投票の論理は，現与党を肯定するか，現与党を否定するか，だけで立てられていて，否定するほうが，否定した後のことをまったく考えてないので，つまり政権をとることはできない。言い換えると，与党に対してNoを言いたいだけで，自分で何をするかは考えてないということだ。
だから，希望の党と立憲民主党という，まるで目指すところが異なる野党の中で票の奪い合いになるのだろう。
結局のところ，野党を応援する人は，与党の足を引っ張りたいだけなのかもしれない。ただ，私はそれを悪いこととは思わない。やはり安定した与党は，だんだん政策がおかしい方向に行くことがある。だから，それをチェックして，止める力も必要だろう。それならそれでいいし，そういう意味で野党が必要というならそれはいい。むしろそっちの方が多様な意見をくみ上げることが出来る。ただそれは政権交代が起こらない体制ということである。
マスコミも野党も「政権選択」とか言っていたが，そういうことを言わないほうが良かったのではないか?という気もする。

もう一つ思ったこと。
自民党はいつの間にか，若い人向けに政策の舵を切ってるんだなぁということ。そしてむしろ立憲民主党の方が，お年寄り向けの政策を志向してる。でも昔は自民がお年寄り向けで，民主の方が若い人の支持を集めていた。それが逆転してると思った。ただお年寄りの中には，まだ自民党がお年寄り向けの政策を志向してると勘違いして，自民党に入れるという人も多かったんだろう。それで自民党は得をした。
若い人は明らかに自覚的に自民党を支持してる人が多い。民主党政権から自民党政権に変わり，就職事情が良くなったのが一番の理由だろう。今回選挙権が18歳からに変わって若い有権者が増えた。18歳に参政権をさげるという議論がされていたころは野党は，野党への票が増えると読んでいたのだろうけど，実際に始まると自民党が集めたのではないだろうか。
今回の選挙で自民党があげた公約の増税だが若い人向けの政策に増税分を使うと言っている。前回の増税は「社会保障のため」と言っていたが，要は年金や高齢者向けの医療費が足りなくなったので，どうしようもなくなり増税したのだろう。以前から若い人に予算が割かれてないといわれていたが，とにかく財源がなかった。小泉新次郎が子供年金とかいいだして，わたしはそりゃ無いだろう…と思ったけど，あれも要は金がないからで，子育て向けに何か政策をやりたいという気持ちは伝わってきた。
私は消費税の増税はあまりうれしくない。景気も冷え込むかもしれないと思うが，若い人や子育て，教育のために，何かして欲しいとは思っている。それは期待したい。
あと，やっぱりこうなると憲法改正は発議されるのだろうなと思う。まぁ仕方ない。でも国民が投票憲法改正に意見を言えるというのは，そもそも憲法に書かれてることだから，やっぱり発議自体はすべきなんだろうと思う。

10/22(休日)

台風が近づいているので，昨日よりもひどい雨。朝食前に嫁と選挙に歩いていく。
帰宅後朝食。
長男の熱はすっかり下がったが，念のため，家でゆっくりさせたが，ずっと遊んでいた。
次男とは朝食後ちょっと買い物に。本とお菓子を買ってすぐに帰宅。
昼食後は，クライマックスシリーズを少し見たが情勢がわりと早めにはっきりしたので，後は適当にごろごろしていた。
夕食後，選挙開票速報。日にちが変わるころまで見ていたが，こちらも情勢は大体はっきりと。感想は明日改めて書く。それより台風の方がもろこちらに向かっていて心配。明け方に再接近ぽい。

10/21(休日)

台風が近づいているからというか，先週からの秋雨前線のせいか雨。早朝と夕方だけ少し止んでたけど。洗濯物が乾かない。
息子たちと出かける予定を立てていたのだけど，長男が朝から熱を出していたため，病院に連れて行って，後は自宅にいた。夕方にちょっと買い物に出たくらい。
プロ野球のクライマックスシリーズの中継をやっていたので見た。スポーツ中継を見るのは久しぶり。自分が子供の頃は，休日は親が野球とかを見てるのは当たり前だったが，自分が結婚してからほとんど見ない。スポーツは結果だけ知ればいいみたいな感じになってるけど，これも変だよな…とか思う。
ちなみに朝食後少し寝てしまった。最近昼寝もあまりしてなかったけど，少し寝不足なんだろうか。長男の調子が悪かったので，勉強とかをさせたりとかもせず，わりとゆっくりしていた。

10/20(ドラマとモノマネ)

先日までNHKで植木等や小松政夫の話を題材にしたドラマをやっていた。念のため断っておくが，ドラマは数話しかみておらず全話見てないので，良かったとか悪かったとかいう話はしない。まぁじぶんはあまりドラマを見る習慣がないので，見なかったというのもある。
で，このドラマ主役をやってる山本耕史の声が植木等とそっくりだということで話題になっていた。というのを確かめるのに見たというのが本当のところ。確かに普段の山本耕史の声とは違っていて植木等の声に似ていた気がする。
でもなんとなくそれを確認して満足してしまった。
声を似せるというのはちょっと珍しいけど，最近メイクで本人にかなり似せたイメージに化けるドラマが良くあるように思う。昔に比べるとメイクの技術が上がってるからかもしれないが，結構出来がいい。さらにアニメを実写にしたものなど，アニメのキャラクタと印象が大きく異ならないメイクで映像かできてるものもある。感心する。
でも，ちょっとそれでいいんだっけ?と思うところもある。ドラマって別にモノマネとかメイクの技術を見たい訳ではない。イメージが違うという違和感を無くすために，本物のイメージに近づけてるのかもしれないが，むしろそのモノマネの方に感心が言ってしまうこともある。
もちろん，昔から本物に容姿を似せてることが話題になってる映画とかはたくさんある。アメリカの映画とかでも多い。でも，なんか技術の発展具合か，クオリティが上がって来てるので，逆に気になってるのかもしれない。

10/19(税金の使われ方)

「保育士は「誰でもできる仕事」か」って記事。この記事には保育園の収入は園児の数で決まっているということが書いている。保育士の収入が低いのが保育士自身の責任といわれたことに対して，反論をしてるというもの。まぁこれは正しいと思う。
一方同日，「子供1人に毎月39万円の税金!?保育園に使われている税金がハンパない」という記事を読んだ。保育園の収入が園児数で決まるというのは知っているが，具体的にいくらかというのは，正確には知らなかった。保育士一人じゃなく子供一人と書かれている。そう思うと結構保育園自体の収入は多いのではないか?という気もする。
ただ，この39万という額の使い道がはっきり書かれてない。子供一人当たりの税金というのは，保育園に払われている額そのものなのか?それとも，子供の福祉施策に使ってる額全額なのか?。自治体は，保育園の補助以外にも，多くの子供向けの施策をしてるので，その施策も含むのであれば，全額が保育園に払われているとは限らない。または，払われていても使いみちが決まっている場合もある。
仮に，保育園への収入がたくさんあっても，設備費とか考えると，保育士への給料としていくら残るのかはよくわからない。都心部にある私立の保育園の場合家賃が相当かかるが，その辺も関係なく一律の補助金であれば，苦しいところもあるだろう。
リンクの記事は，経営者が私服を貯めていると書かれているが，まぁそういうところもあるかとは思う。でもそういうところばかりじゃないし，保育士の確保に苦労してるところも多いので，その辺は保育士と経営者の関係なのかもしれない。
保育園がビジネスとして成り立つかという話と，保育士の給料というのはちょっと違う話である。ビジネスとして成り立つようにして，そして，保育士の労働環境を向上するという順番にせざるを得ないのだろうなぁと思う。
もう一つ書くと，税金を投入する場合，末端にお金が行く途中でいろんなところにお金が使われていく。先ほど「使い道が決まっている」と書いたのはそういうところ。これは理想としてはあまり好ましくないのだけど，結局日本の行政って，お金が投入される場合，いろんな人がおいしい想いをしないといけない様になっている。あまり良くないと思うのだけど，多くの人が喜ばないと動かないというところもある。仕方ないのか…むずかしい。

10/18(PCでメモ)

「客先との面談中にPCでメモを取っていたら上司から『お客さんの気分を害するからやめろ』と言われた話に意見色々」の件。
これ難しい。最初に書いている人はPCでメモをとって何が悪い… みたいに書いてるけど，気分を害する人がいて，相手が客であれば，それはリスクになるって事。使わないほうが無難というのも分からないでもない。
とはいえ，最近会議中にPCを拡げるというのは日常的にやっている。議事録やメモを取る場合もあるし，資料を見ることもある。一方で，これをやってるおかげで内職をすることもたくさんある。これはあまり良くないとは思うのだけど，実際会議が多くて，すべての会議のすべての時間で自分がそれに注意を払っておかないといけない…とは限らないので，会議に出つつ別の仕事をしてるってこともある。そんな会議でなくてもいいという気がしないでもないのだけど，何かあった時のために同席してる…みたいな。
まぁでも会議に出つつ別の仕事をしてるのって良くないのだろうなぁとも思う。偉い人ってあまりそういうことやってないし。とはいえ，会議をやらずに資料を回覧しておいてというと，実際つんでおくだけで読まないということもある。だから一堂に集まって資料を見るために会議をやってるようなところもある。
少し話がそれたけど，PCでメモを取ること自体は，そういうことが許される場であれば，効率もいいしいいと思う。でもPCで内職しつつ会議に出てるの見るとなんだかなぁと思う。自分も含めて。ところで上記リンクで，タブレットだとあまり相手に不快がられないという話を読んでへーと思った。とはいえ，自分はまだタブレットとかで文字認識するのであればノートの方が早い。あとスマホでメモを取るっていうのも，良くそんなに早く打てるな…とは思った。

10/17(選挙)

週末からずっと降ってる雨は，今日の午後からは止んだ。明日は晴れるらしいが，その後また雨の予報が続く。秋雨長い。
選挙期間だけど，会社にいるせいかあまり候補者の声を聴かない。日曜日も雨だったせいか，あまり見なかった。
TVでは政見放送をやってるけど，地元の候補者のはやらない。なぜ毎日同じ時間帯に同じ場所のをやるんだろう。入れ替えればいいのに。
TVのニュースで党首が演説してるのを流したりしてる。野党は政権批判をしてるけど，ところどころ納得できないことを言っていたりする。野党支持の人のネットでの意見でも，認識が違うのではないか?という意見をいう人が多い。いずれにせよ，野党は安倍政権に敵対心をあらわにして，安倍政権を倒すことばかりいうが，倒してどうするかをいわない。倒してから考えるんだろうか?…。それだから不安なんだけど。
野党がごたごたしてるせいか与党については，あまり取り上げられてない。個人的には消費税増税について納得してるわけではないのだけど，なんか野党のみなさんも増税反対の理由が，消費が冷え込むとか負担が増えるからとしかいわなくて，消費税の使い道を変更する点について突っ込まないのが不満。
先日田原総一郎が日本は自民党も含めてリベラルだ保守がいないと言っていたけど，確かに日本の政党はどの政党もバラマキをしようとするから，本音としてはどの政党も増税をしたいのだと思う。
結果的に増税やむなしってところに行くのかなぁと思うと少し残念なんだけど，いずれにせよ本来は増税を問うと安倍首相はいって解散したのに，なんかそれどころじゃない，ってことになってしまってるという意味でも今回の選挙の騒ぎは残念だなぁと思う。

10/16(親知らず)

一昨日書いたとおり親知らずが痛いので歯医者に行った。この親知らずは下の歯が既に無く，かめない状態ということもあり，すぐに抜こうという話になった。そういうわけであっさり抜いて治療終了。
まぁこうなるだろうなぁと思っていた。歯医者は親知らずに問題が出ると，すぐに抜こうとする。もう少し治療しようとか検討してもいいのにと思う。歯は抜いたら終わりなんだけど。
そもそもは下の親知らずを学生時代に抜いたのが失敗だったよなぁ…。抜かずに直していれば，上の親知らずも抜く必要はなかったと思う。
まぁでも仕方が無い。他の歯が痛まないように。

10/15(休日)

今日は祭りがある予定だったのだけど，雨のせいで中止になった残念。
昨日の夜，急遽子供が映画を見に連れて行って欲しいといわれ，朝から映画を見に行った。レゴニンジャゴーの映画で，まったくノーマークだったけど，面白かった。本当は映画の後に祭りを見るつもりだったのだけど，中止になったので，買い物をして昼食を取って帰ってきた。後は自宅でまったり。

10/14(休日)

土曜日。天気予報では今日から三日ほどずっと雨。だけど実際は降ったり止んだり。おかげでジョギングは雨の合間をみて出来た。その後もちょっとホームセンターに買い物をして帰ってきた。昼からは雨がわりとひどくなってきたので自宅でTVを見たり，ベランダのカブトムシの幼虫の餌を変えたりした。
なんか親知らずがいまさらながら痛くなってきた。もともと虫を食っていたけど，進まなくなったのでカバーをかぶせて20年くらい経つ。10数年前に一度カバーを変えたのだけど，隙間で出来てしみるようになったのか，それとも虫歯が進んだのか?。このまま痛みが進むと困るなぁ。

10/13(友人関係がすべてじゃないけど，クソというほどのものかは疑問)

「"小中学校の友人"なんてクソみたいなもの」という記事。要約すると，小中学校の友人関係で悩む子供たちを追い込むな，小中学校の友人なんて一時的なもので，社会に出たら，あうこともない，友人が大事なんて綺麗ごと教えなくていいというもの。
はいはい，小学校4つ，中学校3つ行った私が通りますよ(笑)。
小中学校転校しまくった私は，そもそも小中の友人なんて一人も覚えてません，いや，一人だけ今でも連絡を取れる人がいるんだけど，彼は高校で再会して，しかも当時バンドを一緒にやったくらいの仲だから。後は一人も名前覚えてません。
そういう意味では，小中の友人関係なんてその時の一時的なものというのは間違いではありません。でも「クソ」とかいう必要あるかな…とも思います。私は小学校の時から2年に一度くらいのペースで転校するという意識があったから，あまり友人関係を重くは感じてなかったようにも思うけど，そもそも小学校でそんなに大事な友人とかいたかな?とも思う。小学校の友人とか比較的ドライに考えてるのが普通で，悩みだすのは中学くらいじゃないかな。小学校の時とか誰と仲がよかったかすらあまり覚えてません。
実は中学の2年の時にいた学校で，クラスの人は担任とうまく行かず，なんか部活に逃げ込んでいたことがあります。高校の時もクラスよりも，放課後は部活に逃げ込んでいたし，途中からそれすらなくなって楽器屋に入り浸ってました。ほぼ毎日。学校が終わったら楽器屋に行ってお店の人としゃべってました。そういう店があったのはラッキーだったのですが。
大事なのは，学校の友人がクソだということじゃなくて，学校以外にもいろんな世界があるよ…ということだと思ってます。クラスがあわなければ，部活，学校がイヤなら学外に居場所を求めればいいのではないかな，と思います。
まぁ今本当に苦労してる子には「クソ」と言うことで外に出るきっかけを与えたいのかもしれないけど，そうじゃなかったらあえてクソという必要もないでしょう。
私自身はそんな小中学校時代だから，実は幼馴染がいないということ自体は，ちょっとさびしいと思ったことがあります。高校の友人は卒業後も何人か常につながりがありましたが，知り合いに「地元の友達」がいるといってる人がいたりして，そういうのがいない，というかそもそも実家は高校になってから住んだところだから，ご近所の人もあまり知らないというのは，自分の根っ子みたいのが無いなぁという意識があります。
私は人間関係がドライで，めんどくさくなったらリセットすればいいやとどこかで思ってるところがあります。それは私の人付き合い上の強みでもあるのですが，寂しさでもあります。私を知ってる人は，私は結構誰とでも挨拶するし愛想がいいと思うかもしれませんが，これは実はドライだからなんですよね。
まぁどっちがいいとも言いづらいなと思ってます。悩んでいるなら別の道を示す，そういう感じかな。私自身はどっぷりとつながってる友人関係というものが良くわかってないというのもありますが。

10/12(アートと絵本)

昨日に続けてアートの話。
日本でアートがどう受け取られているか?という話は，アートにかかわる人からすると結局のところ，どうお金になるか?という話だと私は思います。そういう意味では印象派の絵が人気があるといっても，印象派の展覧会をやってお金を得るのは，美術館やそれの解説本とかを作る人たちで，今の作家たちにお金が入るわけではありません。かといって，現代アートの作家が作品を売って収入を得てるのかどうかというのは私は今ひとつ分かりません。現代アートにはいろいろあって作品自体が売れるものと，売れないものいろいろあるように思うからです。
それで，最近子供がいるせいか，絵本を良く買うようになったのですが，絵本ってアートとしてはすごくうまくお金に出来てると思います。絵本は子供向けの本…と思う人もいるかもしれませんが，実際は作家ごとに絵柄や作風の個性が強くアートとして立派に成り立つものが多いように思います。
出版物としてみても，電子本が増えている現在でも実際の書籍として売れているし，それゆえに本自体に仕掛けを入れたりとか結構斬新なことをやっている。出版時だけ売れるわけでもなく何年にもわたり売れてる作品も多いです。そういう風にある程度市場がある分野なので，ビジネスとして絵本に参画し，企画して作っている人もいるようですが，やはりそれよりも作家自体が自分たちの工夫を織り込み作風を作り上げている絵本の方が私は好きです。
絵本の原画展とかも美術館とかで行われていて，かなり人気です。絵本はアートを表現する場としてはかなり良くて作家自身にもお金が入ってうまくやってるのではないでしょうか。もちろん絵本は子供向けのもので，どんな表現でも織り込めるものではないのでしょうけど。
もっとも絵本にアートの要素が強くはいってきたのは，やっぱり西洋の方が先で，日本では最近特にアート色が強くなったような気がします。まぁでも絵本も日本人がアートに触れている大きな場の様に思います。

10/11(キャラクタとアート)

昨日の続きというか，昨日リンクした記事を読んでいて思ったことなんですが。
日本では現代アートが分からない(と自分で言う)人が多いとかいう話ですが，一方で地方で芸術祭などは盛んに行われていると。よくわからないのだけど，では，現代アートが理解されている欧米では現代アートはどう理解されて，それに携わる人はどういう風に「食えてる」んだろう?と。一般の人がどんどんアート作品を買ってるってことか?。それとも個展とか展覧会が盛んに行われていてたくさんの人が来てるってことなんでしょうか?。
分からないといわれつつも地方では芸術祭が盛んに行われてるのであれば，それはそれなりに日本ではアートにお金が投じられてるってことだと思う。それにこれを書くと，芸術家の人たちは反発するかもしれないけど，私は今日本中に蔓延してるゆるきゃらや町興しに使われてるアニメなどのキャラクタも，現代アートじゃないのか?と思ってる。もちろんコンセプチュアルでなかったり，作家性が弱いという意味で，本当の意味でのアートとはいいにくく，工芸品に近いものかもしれないけど，カルチャーとしてはすごく日本に根付いているように思う。
そういう意味では日本の町並みは非常に絵画的なものが溢れていて華やかなように思う。街を歩けば，あちこちにキャラクタが溢れている。私が子供頃は，アニメ的なイラストはあまり看板に使われていなかった気がするが，今は山の様にある。ゆるきゃらのブームのおかげでどんな地方にいってもへんなデザインのキャラクタの絵が溢れてる。確かにアートではないのかもしれないが，日本人はこういう絵画にずいぶん親しんでいて理解があり，ある程度お金になってるんではないだろうか?。
この話，もう少し続けます。

10/10(アートの進化の袋小路)

ちょっと前の記事ですが，日本のアートについて書かれた文に，「印象派と現代アートの「あいだ」は、日本では全く共有されておらず、すっぽりと抜け落ちている。」というのが引っかかりました。
この文が載ってるページ自体はいろんなことが書かれており，アート業界にそんなに造詣が深いわけでもない私は，なるほどねぇとか思いつつ，そうなのかな?ともいろいろ考えて読みました。西洋のアート界がどういう風に回っているかがよくわからないので，なんともいえません。
まぁでも，日本人が現代アートが分からないか?というと，まぁそうかもしれません。ただ現代アートってとても文脈に依存するように発展してきた様に私には見えるので，仕方ないのでは?という気もします。日本でアートというと印象派というのは，やっぱり印象派が近代アートの出発点に近いこともあるし，多くの日本人が，それをアートとして勉強した(学校で習う)からもあると思います。
…，とアートのことを書いてきましたが，実は書きたいのはそういう話ではなく，音楽の話です。
私が学生の頃，すごく流行っていたジャズというのがあります。そのジャンルをなんというか難しいですが，「コンテンポラリージャズ」という言い方もされていたので，そう呼びましょう。
ジャズはまぁ100年以上前からありますが，1940年くらいに，ビッグバンドのスイングジャズから，小編成のビバップに変化し，アドリブ主体の，ある意味，先進性を追求する音楽になりました。アドリブをいかに高度にするか?，曲としての新しさをいかに示すか?がとにかく音楽の価値になりました。ですから，実験的な音楽がたくさん生まれました。クールとかハードバップとかモードとかいろいろ生まれましたが，60年代あたりでフリージャズが生まれます。一方同時代にロックンロールが生まれ，ロックもいろんなスタイルを模索して多様化していく。ジャズもエレクトリックやロックのリズムを取りこみ，より先進化していく。70年代の頃からフュージョンと呼ばれたり，クロスオーバーというジャンルが生まれました。フュージョンやクロスオーバーは，比較的メロディアスで綺麗というか編曲重視の音楽として発展したので，音楽のフレームはバップに近い即興重視でありながら，ロックのサウンドを柔軟に取り組み当時先進的な音楽としてやられていたのがコンテンポラリージャズでしょう。
まぁこの辺の呼称には異論があると思いますが…。
さて，問題は，この辺の音楽の発展形が，現在無いように感じることです。現在もコンボでアドリブ主体の音楽はありますが，あまりジャズと呼ばれません。ロックの一分野だったり，別の名前で呼ばれているようです。
最近若い人でジャズをやってるという学生と話をしましたが，彼らが言っているジャズは，コンテンポラリージャズじゃなくて，スイングジャズとかバップの頃の音楽用に感じました。
ここで，思ったのは，あぁ，ジャズもスイングやバップから，現代の間にあった音楽がすっぽり抜けてしまったのではないか?ということです。
絵画も印象派から現代アートの間にもいろんなジャンルがありました。抽象派やシュールレアリズムとかポップアートとか若い頃は結構展覧会もあってよく見に行きました。でもこの辺のジャンルはなんか現代の人はあまり見てない気もします。
コンテンポラリージャズの音楽は実は今でもCDが出てますが，なんか40代とか50代のおじさんばかりが買ってるように思います。ポップスも80年代音楽とかリバイバルしてますが，おじさんが買ってるばかりの様に見えます。結局若い人が今聴いている音楽に直接つながってないので，若い人は聴かないのでは?
と思ったりしてます。

ある意味，コンテンポラリージャズは独自に進化して進化の袋小路にはいってしまったのではないでしょうか?。だから今の若い人はスイングを聴くのにコンテンポラリージャズは聴かないのでは?という気がしてます。
現代アートの話を聞いて，印象以降のアートもその時代，展覧会とかで紹介されていたよなぁと思いつつ，そういえば，そういう展覧会が最近開催されてないと感じたので，これはこれで，そこで袋小路に入ったのかな?という気もしてます。
自分の成長とともにあったジャンルなので，だとしたらさびしいなと思うわけです。

10/9(体育の日)

昨日飲みすぎたせいか，ちょっと午前中までだるかった。
午後から子供たちをつれて近くの公園に。子供に走り方を教えたりしていた。走るだけだけど，やっぱりちゃんと教えて意識してやらないと，無駄な動きが多くてスピードがでない。
いろいろ教えたけど，本人が意識しないと，身につかないんだろうなぁと思いつつ，とりあえずちょっとだけ。

10/8(休日)

午後から出かける用事があったけど，息子が虫取りをしたいというので，昼前に公園に行き虫取り。バッタを取ったけど，息子のお目当てはカマキリ。カマキリはそう簡単に見つからないと思ったけど，小さいのをうまく見つけることが出来た。バッタは逃がしてカマキリを持って帰った。
午後からは同窓会に出かけた。飲み屋ではなく，学祭風に出店を出すという形式。面白かった。

10/7(休日)

一日雨という予想から，いつの間にか午前中雨に変わり，実際には朝には雨が止んでいた。BBQの予定を流したが，やろうと思えば出来たなぁ…。
午後から子供たちをつれて横浜に。ジャズプロムナードで街頭の生演奏を聴かせたかったのだけど，２，３曲を聴いて子供は興味をなくす。あとは遊園地で遊んで帰ってきた。

10/6(指導者が生徒の軌跡を否定するな)

高校のハンドボールの監督が県の新人戦で2位だった選手たちの前で賞状を破ったという話。状況の詳細は分からないのに書くと，やっぱり私はそれは許されない行為だと思う。通報した親が一人で，他の親は処分の取り消しを願い出たらしいので，監督としての信頼は得てるのだとは思う。でも私はこの行為は許せない。
この記事では体罰かどうかとか書いているが，体罰かどうかの問題じゃないでしょ?。体罰だとは私も思わないし，体罰だったらNGで体罰でなかったらOKかという話でもない。そもそも私は体罰に対して過剰に反応するのもどうかと思ってるくらい。パワハラとかモラハラは定義が良くわからない。
そもそも賞状は，チームに与えられたものかもしれないが，選手全員のものであり，それを監督の一存で破り捨てる権限は無い。それに記事中にもあるが，二位だったら価値が無いというのは，大会への侮辱だと思う。一位を目指せというのは分かるが，それで二位を否定するのはおかしい。賞状を破り捨てるという行為は，選手たちのこれまでの軌跡を否定するものだ。選手の軌跡を破り捨てるなら，その監督が自分で持っている，監督の資格や指導者の資格の証書こそ(あるのかどうか分からないけど)選手の前で破り捨てればいいと思う。
今は一位を目指し二位は恥ずかしいことなのかもしれないけど，選手たちが大人になると，それもひとつの思い出になる。その証をこの監督は破り捨てたということを分かってるんだろうか?。
私も多少は賞状を持っていて，どれもたいした賞ではないが，でもこの積み重ねが，自分のやってきたことの，対外的な評価を示すものである。その一つを奪い取ったという行為は，体罰とかとは別の次元で，指導者がやるべき行為ではないと思う。

10/5(秋)

今週になって急に寒くなった。

10/4(大量破壊兵器)

アメリカラスベガスで起きた銃乱射事件，大変痛ましい。これだけの事件が起きても，アメリカは銃規制に向かおうという機運は高まらないらしい。もちろん，規制強化を訴える人もいるが，逆にこういう社会だから銃を手放せないと思う人もいるらしい。
みんなが銃を手放せば良いじゃないか，警察や軍(自衛隊)だけが持てばいいと思うのは日本人的な感覚だけど，アメリカ人がそう考えないのは，警察や軍だと治安を維持できないと思うんだろうか?。そこまで警察を信用できないの?という気はする。
まぁアメリカは銃や兵器産業が大きくて，その辺が銃を持たないといけないというミームをばら撒いているのだろうけど。
なんせ日本は刀狩を成功させている国。みんなが武器を放棄すれば，暮しやすい世界が来ると思ったのか，一般人が刀を持っても武士(権力)には適わないと思ったのか分からないが，秀吉の刀狩も，明治の廃刀も成功した。一方，犯罪者がいるから武器は捨てられないという考えであれば，それが，兵器の放棄なんて怖くて出来ないという考えにつながる。
アメリカが核放棄ができず，日本に軍を持たなかったら平和になると信じる人がいる，という文化性をよく表している気がする。
ただ，自己防衛のために銃を持ちたいという気持ちを，分からないでもない…とするにしても，個人が自動小銃などを持つ必要があるんだろうか?，ましてマシンガンを個人が持つことなど必要なのか?。それも規制出来ないのか?と思う。今回の事件でも分かるようにマシンガンは一人の人間が数百人を殺すことが出来るという大量破壊兵器だ。身を守るのために必要という理屈はまるで分からない。
大量破壊兵器を一人の狂人が持つとどういうことになるか。核に置き換えてみても似たような状況が身近にあるような気がする。恐ろしい。

10/3(生活改善は代替治療ではない)

女優の南果歩さんが乳がんのあとの抗がん剤治療をストップしたという話を聞いた。まぁそれはそれで…と思ったが，「代替治療に切り替えたということです」と発言したらしいので，少し気になった。
詳細を理解してるわけではないけど，ステージIだし，手術はしたのですよね?。抗がん剤の使用はガンの進行を抑えるためではなく予防的な位置づけだろう。副作用もあるだろうから使わないという選択は完治を目指していてもありえるんではないか?という気はする。
医者であるNATROMさんも抗がん剤のリスクとメリットから考えるべきなので個別のケースとしてはありえると考えているようだ。
代替治療をやってるとかいわず，単に抗がん剤の使用をやめたといえば良いんじゃないか?という気がした。代替治療って何をやってるのか?と思ったら，サプリメントを飲んだり，体を冷やさないようにしたり，糖質制限をしてるらしい。これは別に抗がん剤治療の代替ではなく，抗がん剤治療をしながらだって出来るし，生活改善みたいなものではないか?。
効果は不確かだけど，私自身，ガンの手術のあとサプリを飲んだり，体を温めることは意識的にやった。ガンに対抗するには自己の免疫力を上げることが有効だと思い，体温を上げることや，体の隅々まで血液を循環させるために，軽い運動を習慣化させたりしてる。あと睡眠時間を十分に取ることも有効だと思っている。でもこれらは代替治療じゃないと思う。
ニュアンスが難しいのだけど，ガンの原因が個人ごとに無数にあるように，ガンを抑えるのに効果があることも個人ごとに違う可能性がある。ある程度みんなに効果があることしか標準治療にはならないし，一方でストレスを下げることとかの様に，いろんな病気の予防に効果があると言われつつ治療の範疇ではないものもある。サプリを飲んだり体を温めるのは，気分転換やストレス解消にもなりえる。
不当に高価じゃなく，悪影響が無いものは，別に効果が認められてなくても，気分転換としてやるのはいいと思う。ガンになって治療があわない場合，なにもすることが無いのは辛いものだと思う。
私自身は，膵臓を切った後，抗がん剤はやらなかった。おそらく有効な抗がん剤が無いからだと思う。そういうケースもある。私の母親は子宮がんを切った後，転移があったわけではないが，抗がん剤をやって，頭髪が抜けたり大変そうだった。私は抗がん剤をやらなかったので，手術あとの痛みのつらさはひどかったが，抗がん剤によるつらさは無かった。でも，抗がん剤が無いということの不安はあったし，ただ待つだけになるので，上に書いたような生活改善は試みた。
患者が気休めをすることは重要だと思う。だけど，それに過度な効果を期待するようなアナウンスは問題だと思う。ただ本人は，やっぱり効果があると信じたいよね。その気持ちも分かる。その辺は難しいが，第三者は冷静に見守るべきではないだろうか。

10/2(政策選択ではなく政権選択)

だいぶ前に日記に書いたことがある気がするが，独裁制はなぜ悪いのだろう?と思ったことがある。もちろん独裁制で悪いことがおきている国はたくさんある。でも民主主義でおかしくなってる国もたくさんある気がする。民主主義は国民の選挙によって選ばれた人たちが政策を決めるため，状況により足の引っ張り合いになりにっちもさっちも行かなくなる…，というケースだ。
一方独裁制の場合，決断が早い。あっという間に決まり実行される。もし独裁者が優秀な場合だと，どんどん国はよくなる。問題はその独裁者が悪い人の場合だ。交代させる手段が弱い，そこが独裁制の悪い点だと思っている。
独裁者が一人の場合，その人が目立つけど，実際は一党支配とか，制度的に政権交代が起き難くしてるとか，独裁体制ぽい国は結構ある。
以前，読んだ本に，アメリカの(政治の)優れた点は，政権交代が起き，起きた際に，政治のほとんどを入れ替えることだという意見を聞いた。確かにアメリカの大統領の交代は，多くの政治スタッフを入れ替え，政策をがらりと変えてしまう。その上，数十年すると国家機密も公開する。アメリカは構造的に，長期政権や独裁体制が起きないようになっている。
それに比べると日本は政権交代がおきにくい。首相は変わるが，与党はなかなか変わらない。また官僚も政権交代が起きてもほとんど変わらない。政権交代が起きないのは，野党が国民が選択したい政策を示さないからだと思う。自分たちが政権をとって何をしたいのか，まるで示さない。これじゃ怖くて国民は選べない。ためしに選んでみてひどい目にあったこともあるし。
つまるところ，ほとんどの人が現在の与党の政策にあまり不満が無いのだと思う。具体的にこうして欲しいというのがあれば，野党が汲み取ればいい。でも大体において，野党は意見がバラバラで汲み取れず，その空きに与党が拾い上げてしまう。
与党の政策に異論が無いなら政権交代とかしなくてもいいんじゃない?という気もする。
とはいえ，上で独裁制を考えた時に，どんな賢人が独裁性をやっても，だんだんおかしくなっていくのではないか?という風に考えた。国を作ったような大政治家でも結構晩年はおかしなことを言い出す人が多い。そうじゃなくても，世襲の国なら，二代，三代と続くとおかしくなる。知事とかも長くやってる人がいるが，最初良い改革をした人も，大体3期ぐらいから，おかしくなる気がする。改革をやりつくして，よからぬ方向に行く。
そういう意味でいうと，自民党が長く政権を握ってる日本はまずいのではないか?という気もする。ただ実際は自民党の中も，党首が入れ替わり，しかも実は自民党は中で派閥が分かれていたりして，入れ替わるとそれなりに，やる事も変わる。そういう意味では軽い政権交代を党首交代でやっていることになる。
さて一人が長く権力を握ることがまずいのであり，政策を変える必要が無いのであれば，実は同じ政策だけど，人は違うという選択もあるのかもしれない。今回の選挙は「政権選択」とか言ってるらしいが実は「政策選択」ではないのかもしれない。
同じような政策だけど，やる人だけが違います…っていう選択があるとどうなるのかな?という気もする。もしかしてそれを狙ってますか?小池さん。リセットとか言ってるし。
そんなことを思った。まぁそれも馬鹿馬鹿しい話なんだけど。

10/1(さかな祭り)

近所に魚市場があるのですが，今日はそこでさかな祭りという，施設公開みたいのをやっていた。年に一回やっていて，大体毎年行っている。魚を使った料理を食べれるのと，子供が魚に触れるプールみたいのがある。魚をかったりも出来るが，あまりそれはやったことが無い。
朝早くからやってるので，今年は朝ごはんをかねて出かけて，現地で，魚のフライを挟んだ巻き寿司やハンバーガー，つみれのそばなどを食べた。そのあと子供を魚を触れるプールに入れる。サメとかうなぎとかいて，子供は一生懸命追いかけていた。
大隊楽しめたので，お昼前には引き上げた。ごごはちょっと休んで，夕方少しボールけりをした。