- 07/02/23:Minga with 川嶋哲郎( 六本木Alfie)
- mingaのライブですが,リーダの早坂紗知女史が療養中でお休み のため早坂女史抜きでのライブでした。ですのでメンバーは,
に特別(?)ゲストとして川嶋哲郎(sax)氏の参加の結構レアな ライブでした。
- 永田利樹(b)
- 小畑和彦(g)
- 新澤健一郎(p)
- コスマス・カピッツァ(perc)
ちなみに六本木アルフィーはわたしにとっては初めてでした。 小さいバーですが,場所柄か結構サービスは細やかというか:-)。
それで音楽の方ですが,1st.の方だけの鑑賞でしたので全体的に どうだったかわからないのですが,mingaのメンバー主体で mingaのライブは何度もみてるのですが,かなりいつもと違った 感じでした。ジャズでした:-)。結構本格的な。早坂女史が いるmingaは結構なんでもありというか,エスニックというか, 無国籍だけど,やっぱり日本…っていう感じがするのですが, フロントが変わるだけで結構変わります。普段のサウンドが 決してリズム隊主導で成り立っているわけではないことが よくわかりました。
とはいえ川嶋氏も結構個性的なサックス吹きなので,これは これで非常に楽しめてお得でした。「唄」を朗々と吹くタイプの サックスで,テナーとしては結構今となっては珍しいタイプのようにも 想います。声量というか音の太さもすごく,その太い音で メロディアスなフレーズを重ねていく感じでした。フルートも 披露してこれまた良かったです。
あとギターの小畑氏のプレイも初めて聴いたのですが,これも 結構存在感のある音で,メロディをしっかり弾く感じでした。 味があるというか,自分のサウンドをしっかり持っているという感じ。
その他のメンバーもいつもながらすばらしいサウンド。いつもの 感じとはまた違って,落ち着いた感じが多かったのですが, バランス良く,それぞれのサウンドや唄を奏でていたと思います。
この面子のライブ…はめったに無いかと思うし,おもしろく 楽しく過ごせました。川嶋氏にはまた是非早坂女史復帰後も ゲストとかで参加して頂きたいものです:-)。
- 07/02/21: Nervio (PIT INN)
- Nervioのライブは去年の11月ぶりです。 今回もファーストセットだけ拝見させて頂きました。 曲は,Trance By Myself,Life Between Life,晴れ水,鼓動,八の 五曲。MCもほとんどなくサクサクと演奏が進みました。聞くところによると 2ndでは新曲が披露されたようですが,1stはお馴染の曲でした。
しかし演奏の完成度は見る度に上がってるので,楽しめます。 Nervioの結成当時のパルスで空間が満たされたようなとか, 強力なグルーブで強引に回されるような演奏からすると,ずいぶん 空間の間が広くて,各楽器の輪郭がクリアな演奏になってます。 気のせいか,ピットインの広さすら広く感じました(^^;)…。 そしてそれゆえに各楽器の演奏のすばらしさも際立っていました。 そういうとちょっとアクゥースティックなジャズバンド的なんですが, 曲とかリズムとかはNervioオリジナルなので,なんとも どこ風…というのがない独特のサウンドになってます。
というわけでCD収録の曲もだいぶ違った印象になっていて, 新鮮でした。今の状態でもCDにして欲しいと思いました:-)。
- 07/02/08:COCO,斉藤 尚( 高円寺AFTER HOURS
- Cocoさんは彼女がバークレーの学生の時に知り合った方 なんですが,現在はそんなに高い頻度ではなく,都内とか 関東でライブをやってる方。ジャズボーカリスト。 今回は高円寺でギターとデュオということで,久しぶりに お会いしたいと出かけてきました。
ギターの方はガットギター,Cocoさんはボーカルに 専念で,スタンダードを歌ってました。久しぶりに 歌ってるのを聞いたのですが,声が結構太くなっていて 驚きました。このかた太いと言うよりは,ちょっと コケティッシュ…というかそういう声なので。
というわけで,しっかりジャズボーカルやってるなぁ…と。 着実に活動されているようで,これからも頑張って欲しいものです。
- 07/02/04:早坂紗知(sax)minga, 永田利樹(b),新澤健一郎(p) (吉祥寺サムタイム)
- 同じメンツのライブは 去年の11月に同じ場所で観たのですが,確かその時は 「minga」名義ではなかった気が…,で今回はminga 名義だったような…そんな感じ(^^;)。
というわけでサムタイムの休日昼の部のライブ。個人的には ライブハウスで1st.2nd.を続けてみたのは退院以来です。 椅子が窮屈でちょっときつかったですが,昼間だし…って 事で何とか最後までいました。
…というか,演奏が心地好くてこれなら大丈夫…っていうのも ありました。メンバーは上記の通り三人で, ほぼアクゥースィック。お腹に響くような音量ではありません し(^^;)。音量だけではなく,演奏も各楽器の音が良く聴こえ 繊細な演奏。とはいえ,このメンツの演奏の幅はとても広く, ブラジル,ジャズ,タンゴ,そしてオリジナルと…曲毎に 大きく風景が変わります。でもメンバー独自の色もしっかり 出ててます。
楽器の分離が良かったからかもしれませんが,響きの隅々まで 神経が行き渡った演奏ですばらしかったです。ピアノの 新澤氏も演奏スタイルの幅は相変わらず広いのですが, アプローチに繊細な独特のカラーを感じさせ,それが どういう曲調でもしっかり存在感を出している…という 感じでした。
…というわけで,休日昼間…ということでチャージもお手頃, 客層も夫婦連れやちょっと年輩の方も多かったのですが, 心地好い時間を過ごせてとても良かったです。
- 07/01/13:e.s.t(オーチャードホール)
- 今もっとも新しいジャズピアノトリオe.s.t.の来日公演。 ちなみに前回の来日公演は一年 半前でした。
e.s.t.の来日公演は,今のところ毎回観れていますが,今回は 2列目での鑑賞ということで,SRの音はちょっと聴きづらく, ドラムとかはほとんど生音が聴こえました。ですが,前回の ライブに比べると若干エフェクトの音が強いというか, 積極的に音作りしている感じがして,いつもギンギンに エフェクトをかけているベース以外にピアノ,ドラムとも 結構エフェクトの音が聴こえました。というわけで バランスはちょっとイマイチのところもあったのですが, ピアノトリオということで,音が聴こえなくなることは ありませんでした。
曲は新譜からがメインで,聴いたことがない曲もあったように 思います。とはいえ,曲のテーマというか入りは,わりと どの曲も似てるというか,悪くいえば,メロディやコード進行 がパターンかされてるといえますが,わたしにはそれが 個性…という風にとれました。というのもe.s.t.独自のスタイルで あり,凡庸なものではないからです。そして,通常の ジャズとかでは逆のパターンが多いのですが,テーマよりも 各楽器のソロに入ってからの方がバリエーションが多いと。 テーマが違っていてもソロになると一緒…というスタイルが 多い中,このバンドのこのソロのバリエーションは 演奏スタイル自身は結構豊富に持ちだまがあるのだと 思われました。
それにしても各メンバの演奏能力の高さは特筆すべきものが あります。ピアノのスベンソンは,ソロの時の右手の メロディもすごいのですが,左手のリフも普通片手で 弾けるようなものではないのをさらりと弾いてしまう。 すごすぎてすごいのに気づかないくらいです。ベースの ベルグルンドも正確なピッチとスピードのピチカート, そしてエフェクトをかけてのアルコなど,ギミックが ギミックにならない技術,オストロムも派手さはないもの, ブラシで刻みつつタッチを変えてのサウンドやグルーブなどの 変化など,実に多彩です。このバンドは,技術やギミックが 実に音楽的に使われているところが魅力だと再確認させ られましたし,それでいて,美しい切なさのある, 独自のハーモニーとメロディがすばらしいです。
ただ,今回は若干客の入りが少なかった気がして,それが もったいなく感じました。でも確かにクラブよりも ホールの方が似合っているバンド…という気はしますが, これまでずっとホールでやってきてるので,一度くらい クラブでの演奏も聴いてみたいな…と思いました。
正直これだけのアクゥースティックのジャズピアノトリオは 今は無い気がします。もっとみんな聴きに来て欲しいと 思います。
- ……
- 特に無し
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