98年4月から6月迄いったライブ
98/06/28:WYSIWYG( 六本木ピットイン)
新澤 さんと矢堀 さんの双頭バンドです。
予定に書いていた,ライブを二つぐらい,続けていけなかっ たので,久々のライブである。このバンドについては,もう何度も 書いてるので特に説明はしない。今回は新曲があって,しかもいま までのこのバンドの路線と少し感じがことなる曲が多かった。変拍 子を使ったちょっとハードな曲とか。
キーボードの新澤さんは今回はアコピが多かった。梅雨のせいで キーボードの方が調子が悪いのか?と思ったけど,単に気分だった ようだ。ギターのやぼり氏は割とシンプルなセットでVG8とかはな かったようだ。ちょっと音が大きめであった:-p。
そのせいかも知れないが,演奏非常にあつくアグレッシブなもの が多かった。余裕を感じさせる中にも,完全燃焼しているソロで, 楽しめるものであった。しかし新澤さんのピアノっていい具合に 「白い」だよね。私は大すきです。ここしばらく私は「メロディア スと歌謡曲ぽいの境目はどこにあるか?」というのに悩んでいるの であるが(笑),新澤さんのピアノはまさに,メロディアス な演奏なのである。
98/05/16:前田祐希(vo)&渋谷毅(p):横浜エアジン
急に知合いに誘われていきました。何でもこの前田さんとい う人はクラシック畑の人らしい。このコンサートの趣旨もガーシュ インナンバーをピアノとデュオで歌うというもの。彼女はやっぱり クラシック的な歌唱で,ちょっと物足りなかった部分もあったんで すが,ピアノの渋谷氏がなんとも不思議なピアノで,まぁ総合的に は楽しめました。
しかしエアジンにいったのも数年ぶりです。
98/04/30:WYSIWYG( 六本木ピットイン)
新澤 さんと矢堀 さんの双頭バンドです。TV-JazzのCDが手にはいるかも知れません。 要チェック
と上記のように紹介しましたが,TV-JazzのCDは売り切れら しいです。あっ,店頭にはあるらしいので,見つけたらすぐ買いま しょう(笑)。

で,ライブの感想ですが,このバンドはCDがあるので,音楽性は それを参考にしてください。今回はCDに比べかなりアグレッシブで した。新澤氏のライブは私自身久しぶりだったのですが,私の知る 限りでは氏自信のバンドのライブは久しぶりだと思います。で,感 じたのは以前はWYSIWYGというのは,新澤氏も矢掘氏も別のバンド をもっていて,このバンドではかなり脱力した演奏をしていたのが, 今回はそうではなく,WYSIWYGのなかでかなり新しいことを模索し ている感がありました。新澤氏自身がこのバンドをかなり実験場と して意識している感があります。まぁセカンドアルバムへ向けてい ろいろ試してもらいたいです:-)。

曲的には最初の二曲が新曲,一曲目は変拍子を多用した高難度な 曲,大丈夫か(笑)。新澤氏の曲でしたがちょっとFragile的では ありました。あとはTV-Jazzからの曲(ルパン)などを取り入れな がら,アルバムの曲を主体に。そうそう,Ice On Fireでの矢掘さ んのソロはすばらしかったです。結構長いソロを弾いたのですが, ソロを徐々に盛り上げながら,決して雑にならない。通常盛り上がっ てくると,単純な繰り返し等のフレーズを弾くのですが,最後まで 緻密。とても新鮮でした。後で聞いたら結構意図的にそうしていた らしいです:-)。

バンドとして,結構な曲がり角に来ている様な気がします。以前 は力の抜けた演奏がある種魅力ではありましたが,煮詰まっていた ことも事実で,今回のような演奏はかなり今後を期待させるような ものでありました。

余談ですが結構客が多く,しかもなぜか業界人が多かったです。 ラッキーだった人もいるのでは?:-)


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