文体がころころ変わってすみません。ちょっと試行錯誤 してるので…
- 05/03/13:Nervio (仙川キックバックカフェ)
- キックバックカフェは仙川にあるお店,うちっぱなしの内装で, VJとかの設備もありクラブっぽさも多少あるのですが, ノンスモーキング,ノンアルコールというお店でした。 とはいえ場所柄か学生さんが多く,しかも音楽的に 理解が深いような感じでとても良い感じのお店でした:-)。
というわけで,そのお店でのNervioはじめてのライブ,とても 雰囲気も良く楽しめました。前回のライブ同様 4月に発売される新譜に収める曲がメイン,それに以前からの曲も 数曲という感じでした。MCはほとんどなくテンポ良く曲が 進んでいきます。機材的にはアクゥースティックピアノがなく, ベースもエレクトリックの縦ベースでした。機材のせいか スタッフのせいかは良くわかりませんが,サウンドのバランスは とても良かったです。
演奏は,安定してますし,それでいて非常に熱い演奏。 それにしても新曲はどれもすばらしくバリエーションも かなり広く,早くCDを入手し,繰り返し聴きたい気分です。 次のライブあたりで先行発売してくれないかなぁ…と 期待しております:-)。
- 05/02/20: Anthony Jackson Trio ( クラブイクスピアリ)
- クラブイクスピアリのスケジュールでは,アンソニー・ジャクソン・ トリオとなってますが,実態はウェイン・クランツ・トリオです。
ウェイン・クランツは日本ではほとんど知られていないニューヨーク在住の ギタリストで,わたしはニューヨークに住んでいた知人から話は 聴いてました。とにかく物凄いギタリストだと(^^;)…。日本では 彼のCDを聴くことは困難で,通信販売でしか購入できません。わたしは その知人経由で「GREENWICH MEAN」というアルバムを聴いていましたが, 物凄い演奏であっったものの,ライブを編集しているとのことだったので, 実際の演奏がどういうものか非常に興味があり,今回行きました。 もちろん初来日,ウェインの知名度が低いため,ライブ自体は アンソニートリオと銘打たれてました。
メンバーは,の三人です。アンソニーとドラムのクリフは矢野顕子のサポートとか やってるそうで(そういえば見たことあるはずですが,クリフについてはあまり 気にしてませんでした),そのせいもあるのか,観客席はそれなりに 一杯でした。
- Wayne Krantz (g)
- Anthony Jackson (b)
- Cliff Almond (ds)
冒頭からトリオでのインタープレイ。ウェインがリフ…というより フレーズをジャカジャカ弾き,アンソーニーとクリフが入ってくる。 お互いが顔を見合わせての即興演奏…という感じでした。とはいえ, 一応曲はあるような感じでしたが,切り替わりのタイミングとかは その場で作られているようでした。
感想は一言でいうと「スゲー演奏」でした。たしかに友人の言い分には 反論できません。ただトリオですごいことやってるのでとても わかりにくいです。クリフが物凄くダイナミックな演奏でドライブ しているのはまぁわかるとして,アンソニーも6弦ベースでギター的な フレーズ弾くし,そもそもウェインのプレーが通常のギターを越えてるので, 何やってるのかがとてもわかりにくいです。
上に「リフ…というより」と書いたのはウェインが引き出してリズムや タイミングが決まるところがあるのですが,単純にフレーズを繰り返すことは 無く,常にフレーズが変化しています。そのフレーズも単音ではなく, しかもだからといってコードの循環的な感じありません。 また音自体はとても細かく, わかりやすくいうとロングトーンを弾くことは決してありません。 まぁ聴いているこっちは曲の構成が全く把握できず,それなのに 曲が崩壊してるのかしてないのかわからない状態でテンションが維持されて 続いているという感じです。
…とは思ったのですが,恥ずかしながらわたしの話を書くと,わたしが 2年近く前に知人のドラムとベースの三人でセッションをやったことがあって, その時に,ギターがグルーブとかをコントロールしようということで やったことがあったんですが,あのときも技術レベルは違うものの, こういう風になったのを思い出しました。
つまりウェインのギターによってベース, ドラムのグルーブがコントロールされて いるような演奏…という事なのかもしれません。アンソニーやクリフも 決して音数が少ない…って事はないのですが,ウェインのギターは それを上回っていたように思います。
- というわけで,なんというか最先端の音楽を聴かせて頂きました。 でもポップではありません。個人的には上物でロングトーンで朗々と 吹くような楽器が一本入ると物凄く取っつきが良くなるとは思いますが, まぁこの演奏はこの演奏として尖っているので,とても良かったです。
それからウェインのギター。ストラト系ですが,聴いたことがない位 バキバキの音でした。そういう意味でも尖ってました。あとエフェクタは シンプルでしたが,ワゥやリングモジュレータも多用してました。 この辺はノイズ系のサウンドに通じるものもある様に思います。
伝説のギタリストがすごいメンバーを引き連れてやってきて, すごい演奏を聴かせてくれた…という感じで満足です。もう少し CDを日本でも手に入りやすくしてくれるとうれしい…というか 今回のメンバーでCDつくって欲しいなと思いました。
- 05/02/19:VINCENT ATMICUS/ 松永孝義 The Main Man Special Band/ GOMA“glamorous” ( 渋谷CLUB QUATTRO)
- 某ソーシャルネットでVINCENT ATMICUSのライブがあるって知ったのが 確か先週。急遽チケットをとり行ってきました。ところでこの手の ライブってどうやって情報引けばいいんだろう?…。今回は たまたま知りましたが,なんか情報の流れからハズレてしまってるなぁ…と この手の音楽に対しては思うので…。
…というわけで,急に知ったライブなので,イマイチ内容も 知らずに行きました。ライブ全体は“glamorous”と称された イベントで今まで何回かあってる様子。場所はクワトロなので, もちろんスタンディング,客はほとんど20代。ジャズのライブハウスとは 客層が異るように思いましたが,大学のサークルとかで情報が 流れてるのかしら?…。
最初松永孝義というベーシストがリーダのバンド。サックス3本, トロンボーンという四管とギター,キーボード,パーカッション,ドラム, ベースのバンドでレゲエというかスカというか,うまく表現できませんが, インストでした。アドリブ主体のジャズというよりはわりと しっかりしたアレンジというか,メロディ主体の曲というか…。 聴いていて思ったのは,昭和の歌謡ビックバンドのセンスって こういうところにしっかり残ってるのだなぁ…ということ。 それはそれで興味深かったです。
最初のバンドが1時間やったところで,そのままGOMAという 方のパフォーマンス。これは驚きました。手製のディジリドゥに マイクをつけてのパフォーマンス。口だけで変化をつけさせて あとエフェクターを駆使してアンビエントなサウンドとビートを 作り出してました。16ビートの細かいビートまであんなにできるものか…, しかもグルーブがすばらしく驚きました。途中からシーケンサを 組み合わせてましたが,最初のディジリドゥだけのパフォーマンスだけで ブッ飛びました。一人でのパフォーマンス30分。なかなかの 拾い物でした。
- で,最後がお目アテのVINCENT ATMICUS。ドラムの芳垣安洋氏の リーダバンドで,他のメンバーは岡部洋一(dr),勝井祐二(vl), 太田惠資(vl),青木タイセイ(tb),松本治(tb),水谷浩章(b), 高良久美子(vib)だったと思います(記憶が曖昧ですが…)。トロンボーンが 2本,エレクトリックバイオリンが2本という変わった編成。 ベースはウッドで,電子楽器があまりない(tbの方が時々キーボード 弾いてましたが)ためサウンド的にはアクゥースティックなんですが, とにかくビートが細かいし,バイオリンとかがアンビエントなので サウンドはテクノアンビエントな印象も…。うまく表現できませんが, TribalでDriveするという感じでかっこいいです。ソロを 回すというより全体でサウンドをつくっているため一人で メロディを弾くというより同時にいろんな楽器が音を重ねていきます。 あと芳垣氏,岡部氏というROVOと共通の強力なリズムですから, まぁすごいです。芳垣氏のドラムってどこか引っ掛かり感があるのに やたら強力にグルーブするんですよね。手数を押し込んでいるって わけじゃないのにその裏にいろんなビートが聴こえる,でもグルーブが シンプルで体を揺り動かされる…。
とにかくグルーブとサウンドの変化に体を突き動かされ楽しめました。 途中アブストラクトな感じのもあったんですが,最初と最後は 体を突き動かされた1時間半の演奏でした。
…とうわけで3時間のライブ。1sと3rdのセットチェンジの間に ソロパフォーマンスをサイドステージで…という感じなので, 休憩なしでぶっ通し。つかれましたが後半にいくに連れ 盛り上がりました。…っていうかこういう形態で疲れるのが 歳ってことですか(^^;)…。
- 05/02/05:Nervio (銀座スゥイング)
- 今年になっての初めてのNervioのライブ観演。先月新宿で やっていたらしいが,ちょっと用事で行けず,今回になってしまいました。 ちなみに私が行った前回は去年の11月 でした。
で,その間に三枚目のアルバムのレコーディングを行い,つい先日 音の方の作業が終わったとのことで,ある意味すっきりした状態 での(?)演奏かもしれない:-)。レコーディング完了記念ライブ ともいいます:-)。
そのせいかも知れませんが,大半はレコーディングした新曲が メインで,古い曲も何曲がしましたが,全般的にコンパクトで メリハリの利いた演奏でした。短いソロでも十分に表現されている 感じです。こういう演奏は以前2枚のアルバムをつくった直後の ライブでも感じたのでそういうものなのかもしれません。 もちろん新曲といってもこれまでのライブで,何度も演奏されている 曲もあるのですが,レコーディング後の演奏はよりその曲の 性格が明確になっている…という感じで,ある種のポップさを 感じます。曲をつくったばかりの時の変化していく危うさも ライブの醍醐味ですが,こういう完成された演奏もとても いいです。いや,こういう違いに日によって楽しめるところが, 良いと言った方がいいかも知れません:-)。 とはいえパラボラとかはレコードとは違った印象になり, よりダイナミックに。それはNervio自体がそういう方向に 変化していることの表われなのかも知れません。
…というわけで,本日の演奏,銀座スゥイングでNervioを 聴いたのは初めてですが,意外にバランス良く,すべての楽器が 良く聴こえました。特にいつも小さめのベースが良く聴こえたのですが, なにか変わったのでしょうか?。なんかピックアップをつけたような 音でした。ベースがはっきりしていて,ドラムとパーカッションは いつも以上にダイナミックで,今回のグルーブもすばらしい。 上に乗っかるサックスとピアノ・キーボードの自在さも 十分に堪能できました。
ちょっと三ヶ月ぶりのNervioでしたが,一回り大きくなった 感じがします。新しいアルバムは4月下旬発売とのことで, 次のライブとともに新作も楽しみです。
- 05/01/29:臼庭潤JazzRoots(戸塚Gクレフ)
- JazzRootsもGクレフも久しぶり…といいうより今年初めての ライブ観演。
JazzRootsは先月Gクレフでライブ録音をしたはずですが,6月くらいに CDとして発売されるそうです。今回のメンバーは, 臼庭潤(ts),佐野聡(tb,harmonica),新澤健一郎(p,kb), 和泉聡志(g),米木康志(b),石川雅春(ds)。レコーディングの メンバーかと思いきや違っているそうです。JazzRootsは あまりはっきりしたメンバー固定…という感じじゃないようですね。 今回はネイティブ・サンのベースの米木氏と渡辺貞夫グループのドラムの 石川氏ということで,ベテランのリズム,非常に安定しつつ, ダイナミックでありすばらしいです。特に米木氏のベースは いかにもフェンダーベースという音で,最近そういう音でベースを 弾く人って少ないのだなぁ…と思いました…というか新鮮でした。 佐野氏のトロンボーンもすばらしいのですが,ハーモニカがすばらしく, こちらも驚き。
…とメンバーはいつもかわって,そのたびにいろいろと見せ場が あるのですが,いつものポップで楽しい演奏は安心して 観てられます。今回はラテン食というより全般的にファンク色が 強かった気がします。バンド全体でグルーブしてました。 イェィ!。
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