02年4月から6月に見たライブなど

文体がころころ変わってすみません。ちょっと試行錯誤 してるので…

02/06/20:Quiet Leaves (大泉学園 in F)
会社(武蔵野)から直接大泉学園に行くのははじめてだったので, バス乗り場等で激しく戸惑いながら行くと,たぶん三曲ぐらい 終わった後でした。失礼しました。
さてこのin FでのQLのライブの久しぶりです。ここは非常に 小さいハコです。この日も10数人の客でしたが,結構入ってる 感があるくらいです:-)。 というわけで,プレーヤと距離も近いですし,それに演奏自体も 生音でのバランスになります。特にドラムとかは大きなハコとの時とは 違った感じになります。
そういう意味でin Fでしか聴けないQLというのもあるのですが, 今回も,そういう演奏をたんのうできました:-)。なんか プライベートな部屋で演奏しているような,妙なサロン感が とても良いです。
生音ですがバランスは絶妙。そして,メンバーの息のあった 会話のような演奏がとても楽しかったです。今回はMCも ほとんどなく,それでも11時半くらいまで演奏してました。 WYSIWYGからの曲(reflector)も演奏して新しい魅力を 聴かせてくれました。
なんかお店の雰囲気のせいもあるのでしょうが とてもアットホームな感じのライブでした。次回は来月の somedayなのでまた違った面を聴かせてくれるでしょう。

02/06/13: 布川俊樹グループ(東中野KingBee)
なんかいろいろ説明的に書いても,うまく表現出来なさそうなので, とりあえず,感じたことを書きます:-)。
良くアメリカの第一線のジャズミュージシャン,ハンコックとか ブレッカーとか(具体的に名前を挙げてますが,似てるとかいう 意味じゃないので誤解なきよう) がジャズフェスとかライブハウスでライブやってるのを 聴いて思うのは,こういう人達って,最近はあまりキメキメの 曲はやらずに,テーマもシンプル,そしてソロパートもワンコード とかを延々繰り替えずっていうのが多い気がします。だけど,聴いていると ムチャクチャかっこいい。リズムも複雑なことをやってなく, ジャズ的であったりするのですが,なぜか新しいって感じがします。 で,いつも思うのが,こういうのがいわゆるメジャーリーグ級って 事なんだろうなぁ…と。日本のライブではこういう印象を 持つことは少ないのです。
と…,他のライブの印象をいきなり書いてますが,なにが言いたいかと いうと,こういう印象を今日は受けたらライブでした。はっきりいうと メジャーの演奏を聴いてるようだ…と言うことです。
テーマとかが難しい曲もありますが,演奏の構成はシンプル, 曲という入れ物をあまり感じさせず各メンバーの力量が 一番の聞き所のライブだった気がします。まぁギターの布川氏は わりとシンプルな構成で長いソロを弾いても,決してダレない 演奏をする人ですが,今回はそれがバンド全体でなってる感じで, 全くの隙がない演奏でした。
というわけで,「うーん,こういう演奏が身近で聴けるように なったかぁ」とか思ったライブでしたが,ちょっとだけ,データも(^^;)。
このバンド「布川俊樹バンド」とか「布川俊樹New Band」とか 書かれてましたが,今回のメンバーは
  • 布川俊樹 (g)
  • 新澤健一郎 (key)
  • コモブチキイチロウ (b)
  • 岩瀬立飛 (ds)
の四人です。昨年12月のセッションの 延長と言えます。ただし今回はベースがコモブチキイチロウ氏。 この人はじめて聴きましたが,なかなか裏の感覚が強いベースで 不思議なグルーブを作り出します。バンドのグルーブを作るのが うまい人だ,と思っていたら,アンコールではなかなか個性的で 多彩なソロも聴かせていただきました。岩瀬氏の物凄いドラミング:-) といい感じに絡み合ってました。
新澤氏のキーボードも音色も含めて,ジャズやフュージョンというより, ファンク・ロック色の色が強く,かっこいいサウンドでした。 もともと布川氏はそういうサウンドが得意に思いますが。
まだライブ二回目のバンドだったと思いますが,すでに いい感じです。こんどはいつやるのかなぁ…,と期待してます:-)。

02/06/07:WYSIWYG (小岩M7)
WYSIWYGのレコード発売記念ライブも今回が最後となります。 4月25日5月6日と わたしは二回ほどみてみました。
最後のレコ発と言っても,レコ発は一ヶ月前にやっていて, 今回はちょっと一ヶ月ほど間を空けての「テコ入れ」ライブ ということでした:-)。
とは言っても,やはりレコ発らしく,アルバムからの曲+αという 形でした。
上に書いた通り二回ほど同様のライブをみてるのですが, それぞれ内容が異なっていて,短期間に続けてみることで, その違いが明確に意識できて,かえって面白かったです。 間を空けて見ると「バンドが成長している」という風に 感じるのでしょうが,数日違いのライブでもこれだけ違うと, 「懐の広さ」という風にも取れます。もっともライブ一回でも 成長するのでしょうけど…。
前回のライブの時点で,かなりバンドとしてのまとまりや 柔軟性,そして演奏時のリラックスした感じ等が伝わってきましたが, 今回のライブでは,そういうところから更に曲を発展させて 行くような感じがしました。そういう意味で言うと, もうすでにCDに入っている演奏とはかなり変ってきてます(^^;)。 ソロを取る際の楽器や,エフェクタのセッティング等, ソロの雰囲気,リズム隊の絡み付き方…,などCDとは全然 違ってました。
今日の演奏でいうと,なぜかソロの途中にリズムが大きく変化して, ビートが変ることが多かったです。特に4ビートというか ランニングベースの状態なったりとか,変化自在でした。 シンセもモジュレーションを深くかけたパッドや,歪み気味の ギラギラした音等,ちょっとエッジの効いたサウンドだった 様に思います。ギターも太くて硬い音色,リズミックバッキングとか いつもよりハードな演奏だった気がします。
それと,ハコの問題もあるのかも知れませんが,非常にバランスが良く, 楽器の音が埋もれることなく,非常にいい音でした。
個人的には体調がイマイチな状態で出かけたので,いつもより 集中できない状態だったのですが,それでもしっかり伝わってくる演奏で, 全くだらけることなく,かつ不安のない演奏でした。 そういう意味でも行って少し元気が出ました。
今日までレコ発ということで,新曲はなかったのですが, このバンドの一体感,そして発展性からして,まだまだ新しい 何かが出てきそうです。3回見た甲斐があったらレコ発でした:-)。

02/05/25:横浜ジャズプロムナード
毎年10月に行われている 横浜ジャズプロムナードですが,今年はサッカーワールドカップが あるってことで,5月の開催となってます。25日,26日の二日間の 開催ですが,今年は25日のみ,見に行きました。
みたのは,途中から見たセットがほとんどでしたが,
  • 渋谷毅(p),峰厚介(ts)DUO
  • カン・テーファン(sax),佐藤允彦(p),さがゆき(vo)
  • Lauren NEWTON(vo),澤井一恵(箏),斉藤 徹(b)
  • 杉浦良三(vib)追悼セッション
  • 大澤香織(p),宮園ゆかり(vo)
  • 渡辺文男(ds)QUINTET
です。個々のセットについては書きませんが,今年は 国内のライブをたくさんみました。また会場的に,赤煉瓦倉庫とか 新しい会場が増えていて,ちょっと違った展開を見せてるって 気がしました。最近ジャズがちょっとしたブームですが, そのせいか,例年フュージョン色のあるセットもあるんですが, 今年はフリー,アーバン以外にスタンダードのようなセットが 多かった気がします。
ちょっと,予定のせいで,じっくり見れたって感じはしないのですが, このイベントやはり国内で行われるジャズイベントのなかでは, 特殊で良い味を出してます。
今年はイレギュラーな時期でしたが,また来年もやってほしいです。 ある意味,流行り廃りが関係なく,しっかり地元に密着して やってるイベントですし。

02/05/10:JAZZLAND Nights BUGGE WESSELTOFT & WIBUTEE( Motion Blue Yokohama)
先月4月に横浜にオープンしたばかりの,モーションブルーに はじめて出かけました。この会場というか場所柄については, ちょっと思うところあったんですが,それは日記の方に書くとして, こっちではライブの感想だけを書きます。
会場は思ったより狭く特に奥行きは短く横に広い客席で, わりとステージに間近に座れます。わたしも前から2番目の テーブルでミュージシャンと目が合いそうな位置。 ステージ後方にはスクリーンがありVJも流せます。
さて,今回のライブはJazzlandレーベルの総帥ブッゲ・ ヴェゼルトフトと,レーベル新鋭の人気グループ(?)ウィブティの ジョイントとなります。一応ウィブティの方が 前座のような形で45分ほど演奏し,そのあとブッゲのバンドが 1時間ちょっと(?)演奏しました。とは言っても, 両バンド,ドラムセットとかウッドベースは同じものを 使い,しかもバンドの構成それ以外あまりかぶってないため, バンドの交代は5分もかからず,そのあいだ音楽がなっていたため, 待たされた…という印象は全くありませんでした。
それぞれのステージの内容を書く前に,そもそもjazzlandとは 何かというと,ノルウェイのレーベルですが,レーベルの カラーとして,フューチャージャズという,テクノとジャズを 融合させた音楽をやってます。以前みた ニルス・ペッター・モルベルもこのレーベルからもアルバムを出していて, 基本的には同じ方向性です。つまりリズムマシンやDJといったテクノロジーを 使いながらジャズ的なインプロビゼーションをするものです。
さて,最初のウィブティ。構成は,サックス(とフルート), ドラム,ベース,そしてエレクトロニクスの四人です。 「エレクトロニクス」というのはイマイチ良くわかりませんが(^^;), おそらくリズムマシンやサンプラーやDJ等をやってるのでしょう。 ただし,このバンドの場合ドラムもエレクトロニクスを使ってます。
ウィブティを「新鋭の人気グループ」と書いたのは,実は 単にわたしがjazzlandのミュージシャンのなかで,このバンドを めっぽう気に入っているからで,本当にそうなのかはわかりません。 しかし,今回のように総帥のブッゲと同時来日するってことは, やはりそれなりに人気があるのかも知れません。
ドラム・ベースとリズム隊がいますが,ドラムは1タムでシンバルが 3枚という偉く小さなセットで驚きました。しかも,音が かなり小さい。曲によってはブラシや手で叩くのですが, それでも十分に音が出るくらい,全体の音が小さかったです。 どの曲でも必ずリズムマシンやサンプラーがリズムを刻んでいるため, 生ドラムはそれを拡張するためにあるという感じだからでしょうか?。 しかし,それにしてもこのバンドも次のバンドもそうでしたが, 実にリズムマシンと一体化するリズムセクションで, 機械的で細分化されているようでいて,グルーブもあるし 変化もあるという,ちょっと生ドラムだけやリズムマシンだけでは 出せない雰囲気を出してました。またベースもウッドを多用していて, それが機械のリズムを多用しながらも,妙に落ち着いたしっとりした したグルーブを出していたように思います。
ウィブティの場合,そういうリズムの上にサックスが絡むのですが, これもブリブリソロを取るというよりは色を重ねていくような 吹き方です。極論するとウィブティのサウンドは,マイルスが イン・ア・サイレント・ウェイのころにやったサウンドカラーリングの 手法に現在のテクノのリズムとテクノロジーを取り入れたもの といえるかも知れません。非常にダークなサウンドで,怪しく かっこいいものでした。
さて,そのあとはブッゲの登場。こちらの構成は,ドラム, ベース,パーカッション(といってもボンゴだけ),エレクトロニクス, そしてキーボードのブッゲです。とはいえ,こちらはドラムが ドラムに専念するかわりにブッゲがエレクトロニクスを駆使してました。
実はわたしはブッゲはCDで聴く限りはウィブティの方がブッゲより 評価していました。それはCDのブッゲはサウンドの面白さよりも まとまりの良さがあって,妙におしゃれな一方ウィブティは 粗削りな面白さがあったからです。しかし,実際 ライブが始まるとその認識は覆りました。さすが, レーベルの総帥,実際はウィブティの迫力にさらにサウンドの きれいさが上乗せされる形で十分な迫力と,奇抜さ。
ほとんどの曲で最初にブッゲはサンプラーをいじり,ベーシック リズムをつくり,そこからバンドが絡み始める,そしてグルーブが 盛り上がっていくなかで,ローズやアナログシンセを弾き, またサンプラーなどを交えていくというやり方。電気楽器が メインで,そしてあまりガンガン弾くというタイプじゃないのですが, なぜか不思議にグルーブが変化して盛り上がっていくのです。 こちらもウィブティと同じく,ドラムとかの音も小さいのですが, やはりリズムマシンとのグルーブ絡み具合いが絶妙で, 気持ち良かったです。
今回聴いて思いましたが,同じクラブジャズでも,アメリカの ジャムバンドとヨーロッパのこういうテクノジャズ?はやはり 方向性は非常に類似しているものの,ベースが違う様です。 ロックを発祥としてジャズフレーズを弾かないジャムバンドに比べると, 今回の演奏はやはりジャズ的フレージングが多くみられ,ジャズが 好きなわたしには結構しっくり来るものでした。しかし,テクノロジーを うまく取り入れ,しかもアクゥースティック楽器のカラーを 大事にし,また楽器の取り扱いに柔軟性を持っている,そして なによりも個々の楽器のソロをフューチャーするというよりは, バンド全体のサウンドとして聴かせるという方向性は同じものと いえるでしょう。
場所柄の関係かこういうテクノサウンドながら意外に落ち着いて 聴ける感じでした。もしかしたらスタンディングとかに したらもっと大音量でぐいぐいやったのかも知れませんが。 時間の関係上,わたしはブッゲのステージのアンコールが 始まるときに帰ってしまったのですが,本当は最後まで みたいステージでした。まぁそれでも予定1時間のステージで 1時間45分聴けたので,よしとすべきでしょうが。
ジャムバンドに比べフューチャージャズはあまり現在の 日本では話題になってないため,こういうステージがまた あるのかどうかは良くわかりません。そういう意味で, 今回わりと無理していったのですが,本当に生でみて良かった, 新しいCDではわからない感動があったと思いました。
ブッゲの曲はある意味ジャムバンドより,フュージョンファンには 合うように思います。今後,また,来日して演奏してほしい ものです。そしてウィブティも今度は単独でじっくりと 演奏を聴かせてほしいと思います。

02/05/06:WYSIWYG (奈良Y&Y)
ゴールデンウィークで関西方面に行っていた関係というか, たまたま予定が合いそうだったので,奈良でWYSIWYGの ライブをみてきました。こうやって一つのツアーで,何回か 同じバンドをみるのはPMGとかキースジャレットくらいしか やったことなかったので(^^;),ちょっと新鮮でした。
というのも良く言われているようですが,こういうバンドは ツアーをすることにより,成長していくからです。
さて,前回は,ほぼ10日前,しかも その時がレコーディング後,ライブはしばらくやってなかったという 状態でした。今回はその後二カ所でライブをこなした後と なります。
そういうことで,最初の期待としてはCDのレコ発なので, CDの演奏をライブに拡張し,更に完成度をあげているものだろう… という感じだったのですが,実際はそれ以上というか, すでにCDとはかなり違った演奏になってました。 例えば合わせ鏡等はキーボードの新澤氏のソロがピアノに 変わっていたりしました。これは今回の会場が割と サウンドバランスもいいし,ピアノも低域から良く音が通る 感じになっていて,合わせ鏡のように割とバックがラウドな 曲でもしっかりピアノが埋もれない…というセッティングだった せいもあるかもしれませんが…。
そういう,わけで,いい意味で期待を裏切ってくれたライブでした。 基本的にバンドとしての表現力というか,ダイナミックの 変化などがCDの何倍も大きくなってます。リズムのグルーブも よりうねるような感じになってますし,そのうえに乗っかる ギターやピアノも,それを受け饒舌に走り回るという感じです。
正直たかだか2,3回のライブでこうも研ぎ澄まされて行くのであれば, もっとライブを続けるとどうなるのだろうか?…等と 思ってしまいました(^^;)。今回のライブはこの翌日で, 終了。しかしまた来月都内であるようで,更にどうなったか 楽しみな感じであります。今回のツアーで一周りも二周りも 大きくなった,それを感じて非常に楽しいライブでした。

02/04/25:WYSIWYG (六本木ピットイン)
久しぶりのWYSIWYGのライブは5年ぶりのCD「Reflector」の 発売記念ツアーの一日目となりました。久々なのはわたしだけじゃ なく,WYSIWYGのライブ自体が久しぶりのようです。
一曲目いきなり9909から始まります。CDの曲順か?…と 思っていたので,ちょっと意外。でもたしかにこの曲はオープニングには かっこいいです:-)。
久しぶりのライブということでしたが,メンバーに硬さはなく, リラックスしたいいライブでした。レコーディングの後なので, まとまった演奏をするかと思いきや,非常にダイナミックなライブらしい 演奏。WYSIWYGのいいところです:-)。もっともCDもCDのわりには ライブ感覚があふれていると思いますが…。
そういうわけで, 生の音の広がりを体に浴びてとても気持ちいいライブでした。
曲はアルバムの曲を全部やり,さらに1枚目からtales of the temple。 そして,アンコールは1stの一曲目smileでした。
7年も不動のメンバーでやってるだけに,もう安心して みられるという感じですが,息も合っていて,とても 楽しそうでした。サウンドのバランスも良かったし, 完成度が高いライブだった気がします。これからしばらくツアーと いうことで,またその中での変化があるかも知れません。 一ヶ月後くらいにまた東京でライブもあることですし,また, 次回が楽しみです。

02/04/09:鈴木よしひさ新澤健一郎DUO(調布Ginz)
最近以前に比べライブに行く頻度が下がっているため, 「いやぁー,やっぱり生演奏はいいわ…」って感想に なりがちですが,もちろんなんでも良いわけではありません(^^;)。 とはいえ,今日は鈴木よしひさ氏と新澤健一郎氏のデュオ。 二人のインタープレイということでやはりライブらしい演奏。 とても楽しいです。
鈴木氏の演奏は初めて聴きました。フルアコ,ゴダン, アクゥースティックと割とアクゥースティックよりの楽器を 使ってましたが,良く鳴して非常にリズムのしっかりした 演奏をします。そしてソロの時のラインがメロディアスです。 つまり良く歌ってるというか機械的な感じが全くしない演奏でした。 そういう中にVGなどのエレクトロニクスも駆使して一人 無伴奏ソロをやったりと演奏のバリエーションも豊富です。
一方新澤氏はアクゥースティックピアノ,エレピ, シンセを駆使し,非常にバリエーション豊かな演奏を してました。
演奏は新澤氏の誕生日祝いを兼ねていて,途中で ケーキが出てきたり,ゲストでドラム,フルート, ボーカルが入ったりと結構目まぐるしく変化する感じで, また一曲が比較的コンパクトなサイズだったせいか, 非常に飽きることなく楽しめました。曲もスタンダード, オリジナル,そしてパットメセニーの曲など,統一感がないようで, なんとなく全体としては鈴木氏,新澤氏二人の世界になっていた 気がします。中には「この曲をデュオでやるのか?…」って 感じの曲もあり,ほとんど知ってる曲でしたが, いろいろ驚かされました。
まぁ考えるにデュオというのは二人の息が合っていれば, もっともダイナミックにインプロビゼーションというか 会話が成立するわけで,まさに今回のライブはそういう 感じでした。結構この二人だと,これからもいろいろ おもしろいことをやっていけるんではないか?…, そういう意味でこれからも楽しみな組合わせです。




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