文体がころころ変わってすみません。ちょっと試行錯誤 してるので…
- 04/12/29: 荒井皆子( 横浜エアジン)
- こういっちゃうと身もふたもないかも知れませんが, 狙って観にいったわけではなく,「ライブ納めでもしよう…」と 横浜近辺のライブハウスのスケジュールをチェックしていたら, おもしろそうだから行ってみただけ…ということです。 でも期待以上におもしろかったです。
メンバーは荒井皆子(voice),スガダイロー(p),岡部洋一(per)の 三人。岡部さんは何度も聴いたことありますが,他の二人は はじめてでした。ボーカルというよりボイスですね。歌詞はないし, いろんなボイスパフォーマンスという感じです。
…というわけで,結構インプロビゼーション色が強く,しかも パワフルというか…まぁパワーあって圧倒的でした。 荒井さんの声はすごいです。音域が広いというか高いというか, いろんな声を駆使して,楽器と渡り合います。スガさんの ピアノは,なんというか音がムチャクチャ太くて音がでかい。 ピアノ壊れるんじゃないか?…というくらいでした(^^;)…。 それでいて,岡部さんはいつも通りセンスあるパーカッション…って ことで,はじめて聴くライブでした楽しめました。ちょっと 耳痛くなったけど(^^;)…。
というわけで,今年のライブ納め。最後をこういう,フラりと 新しい面子を観てみた…っていうのは良かったかもしれませんね。 来年も新しい出会いがありますように。
- 04/11/26: 新澤健一郎,魅惑のECM Acoustic Night(調布Ginz)
- ECMというのはドイツのジャズレーベルのECM。わたしがこのページで 取り上げているキース・ジャレットやヤン・ガルバレクが 在籍している(厳密にはキースには契約による拘束は無いそうですが) レーベルです。他にも初期のパット・メセニー,一時期のチック・コリアを 初めそうそうたる人たちが非常にクオリティの高い作品を出しています。 ECMのいいところはレーベルカラーが非常に高く,だれがだしても 一聴してECMのアルバムとわかる作品として仕上がるところです。
…とECMのことを語り出すと止まらないので止めておきますが(^^;), つまるところわたしはECMのファンということです。
で,新澤健一郎氏が上記タイトルのライブをやると氏のページに 載っていたのを観て,いてもたってもいられず行ってきました, 調布は遠いですが:-)…。
さて,内容ですが,ちょっと事情があって第一部は新澤氏によるソロピアノ, 第二部は和泉聡志氏を加えデュオとなりました。和泉氏もエレキではなく アクゥースティック(ガット)ギターです。
曲的には第一部はチック,キース,そしてケニー・ホイラーの 曲などを,第二部はパット,そしてカーラ・ブレイの曲などを やりました。新澤氏,和泉氏の曲も少々。
もちろん両氏もECMが大好きだ…ということでのこの企画ですから, 本人も非常に楽しく演奏されたようですが,わたしも非常に 楽しかったです。カーラやケニーの曲は原曲は聴いたことありませんが, キースやパット,チックの曲は良く知っているので,そのアレンジぶりも 結構聞き所…。…というかケルンコンサートをソロでやったのには ちょっとびっくりしました。新澤氏自身がキースを好きなはずですから, 結構呪縛もあるでしょうが,単なる物まねにはならず,それでも原曲の 世界を壊さず膨らませる形でうまく演奏していたと思います。 いやすばらしい。
他の曲も楽しかったです。和泉氏もアクゥースティックでリリカルな 演奏,あといろんな音を出してました:-)。
普段はオリジナルをメインに演奏している新澤氏ですが,こういう 企画もたまにやっていただけると非常にうれしいです。個人的には かなり楽しめたライブでした:-)。
- 04/11/23:増崎・青木・本田Project (目黒ブルースアレイジャパン)
- このバンドみるのも聴くのも初めてです。そういえばステージで 「初めての人?」と言われましたが手を挙げませんでした, すみません。 まぁみたこと無い組合わせをみるのは好きなので新澤氏が 参加というのをいい機会かと思い見に行きました。
メンバーは 増崎孝司(g),青木智仁(b),本田雅人(sax),鶴谷智生(ds),新澤健一郎(kb)の 五人。最初の三人の名が冠されており,内容的にも三人を フィーチャーしたものでした。…ですが音楽的な内容からして, ベースがバリバリ前に出て…という感じではなかったので, やっぱり増崎氏と本田氏がメインな印象でしたが…。
音楽的にはもっとハイテクハードフュージョンかと勝手に 想像してましたが,全然違って…いい得てないかも知れませんが, アメリカ西海岸的な軽くてメロディアスなフュージョンでした。 曲の長さも(普段ジャズを聴いている私からすると)比較的 コンパクトだし,ソロもメロディアスで聴きやすかったです。 とはいえ,増崎氏はそういう曲でも曲調を崩さずも歪みや 早弾きを織込んでいて,さすが…という感じはしましたが…。
というわけで新澤氏は主にコードを埋める感じのバッキングでした。 でも二,三曲でソロを弾いて,それがなかなか味のあるソロで 存在感を現わしてましたが…。
後半が4曲くらい進んだところで,ちょっとこの日は朝から出かけていて 体調もイマイチだったので,申し訳ないけど中座させていただきました。 ごめんなさい。
というか,ちょっとだけ不満を言うとブルースアレイ…って あんまり立ち見ができるような作りじゃないと思います。 …まぁ立ち見がしやすいライブハウスがそんなにあるとはいいませんけど, あれって立ち見をする人も,テーブルに座る人もああいう風に 立ち見するのっていやじゃないかなぁ…とか思ったりも…。
…とまぁそれはおいておいて,今度はもうちょっと席をとって チャンと聴いてみたいと思います。
- 04/11/20:Nervio (モーションブルーヨコハマ)
- 最近なにかしらのイベントと重なってしまい,ちゃんと 見ることが出来なかったNervioのライブ…。この日も夕方まで 別件の用事があり,セカンドセットからの観演となりました。 前回観たのはジャズプロムナード。 レギュラーのライブでいうと7月と いうことになります。
さて今回のライブですが,漆黒斎氏があまりに的確なレポートを 書かれていて,「あぁこれでいいや」って気分にもなったりするんですが (すみません,責めてるわけじゃありません>漆黒斎様)(^^;), そういうわけで,簡単に…。
セカンドセットはアンコールを除いてアルバム未収録の新曲ばかり。 おそらくレコーディングに向けての事でしょう。初めて聴く曲もあり, すでに何回か聴いた曲もありました。いずれもフレームがかなり しっかりしてきており,完成度が上がってきてます。曲毎に 見える風景も様々で曲のキャラクタが立ってきた感じがします。 それにしても初演とずいぶん変わった曲もあります。Trance by Myselfとか ずいぶん印象変わりました。もちろん今の方が好きです。
というわけで,新譜のレコーディング,発売が期待される ライブでした。
ところでアンコールはBoil CoilからGo Goへのいつもの流れ…。 Go Goはすでに曲…って感じじゃないですねぇ(笑)。いや, 楽しめますが。
そうそう,忘れないように書いておきますが,モーションブルーは いつもサウンドのバランスがいいという印象もあります。あと 店員の感じがいいですね。なかなかいい店です。
- 04/10/21: 新澤健一郎ピアノソロ(Vie de France横須賀中央店)
- Vie de Franceっていうのはアレです…,その辺にあるパン屋の チェーン店。なぜか横須賀中央のココは二階木造りの小さな スペースになっていてグランドピアノが置いてあります。 ちなみに昼間にパンを買って二階で食べるとちょっと違和感あります (^^;)。
そういうこの店でピアノソロのライブがありました。Vie de Franceって チェーン店ですが,おそらくこの店だけの嗜好でしょう…,ってことは Vie de Franceって直営じゃないのか?…。なかなか音楽の話に 入らないついでにもう一つ書くと(^^;)…。この店,内装が 新しいので最近作ったのだと思いますが(ちがうかな?)ピアノの左手後方上部の 壁になぜか15年以上前になくなった某公社のマークが書いてあって, わたしは気になってしょうがありませんでした(^^;)…。電話の端子盤か 何かでしょうけど…,なぜにあのマーク?…。わたし以外興味ないですね, すみません(_o_)。
というわけで,パン屋の二階でのピアノソロです。そんなに広くないので お客さんは20人ちょっとで割と一杯という感じ。客席と ピアノが非常に近く,MCも含めていっさい拡声は無しでの 生音を堪能させていただきました。
ライブハウスではないので,お客さんも通常のライブハウスとかと 違って地元の人でしょうか?(そういえば男性客は二人でした)。 そういうのを意識したのかどうかはわかりませんが,曲は半分くらいが スタンダード,残りが新澤氏のオリジナルという感じで,順番的にも 織り混ぜながら進みました。スタンダードはラウンドミッドナイト, スターダスト,ワルツフォーデビーとか有名どころに加え, ビートルズナンバーなどもやって,なかなかおもしろい。 比較的シンプルにテーマのメロディを大事に弾いている感じがしました。
オリジナルは通常ライブでやっている曲なので,これも違った感じで 新鮮でした。いずれもメロディ,グルーブを大事にし時に逸脱:-), という感じか?。
わたしは 新澤氏の右後ろでかぶり付きの状態なので楽譜から手元から 良く見えて,非常に新鮮に楽しめました:-)。あぁ,ああいう感じで 弾いているのか…と…。
ちょっとピアノのチューニングが甘くて気になるところも ありましたが,間近でSR無しのピアノの音を聴くのも非常に いいものです。またやってください,近所だし:-)。
- 04/10/09-10: 横浜ジャズプロムナード
- 毎年行っているジャズプロムナード。しかし今回は9日は 台風の直撃でとても会場移動が出来る感じではなく, 一カ所のみでの鑑賞。10日はちょっと私用があり…, ってことで実は9日は2セット,10日も2セットしか鑑賞してません。 楽しみにしていたイベントですが,「横浜の関内辺りを散歩しながら, フラりとライブによる」という楽しみ方が,天気の関係で 出来なかったのでちょっとモチベーションが下がったとか 電車が停まっていて,遅くまでライブを観る気になれなかった とかもあります…。
ちなみに去年からやり方が 変わって,ちょっとフラり…という雰囲気で無くなったのも あるんですが…。
で,観たのはの四つです。
- 今田あきら Everglades
- Nervio
- ヤヒロ&ヘラルド・プロジェクト
- Minga Senegal&おおたか静流
今田あきらさんは初めて観たんですが若いですね。音楽もポップな フュージョンって感じで,あまりにもフュージョンしていたんで, いまでもこういう音楽やってる人いるんだ…とちょっと驚いて しまいました(^^;)…。音はしっかりしていて,エネルギッシュな 演奏でしたが,ちょっとステージの雰囲気が初々しくて良かったです…, っていうか自分が歳とったな…と感じました(^^;)…。
Nervioは新曲(というかアルバム未収録曲)主体。何度か聴いたこと ある曲ですが,完成度が上がっていてびっくり。プロムナード用なのか 若干コンパクトサイズなソロで初めて聴く人にも聴きやすかったのでは ないでしょうか?…。どの曲か忘れましたが,タッピー氏がずっと 左足でカウベル刻んでいるのが,上半身でどんなにフィル入れようが 全然乱れないのに,すげーなぁー…とか感心したり…。 いろいろ進化しておりました。
ヤヒロ&ヘラルド・プロジェクトはヤヒロトモヒロ(per), ヘラルド・ディ・ヒウスト(p),カルロス・ブスキーニ(b), 平松加奈(vln)という組み合わせ。どうやら外国のお二方は タンゴ系の人らしいです。なんというか凄く安定して説得力のある ピアノとベースでした。なんでだろうなぁ…,外国の一流の人の 演奏を聴くと,凄い事してなくても圧倒されます。
Minga Senegalは,早坂紗知の3パーカッションユニットMingaの パーカッションの部分をセネガルの人にしたもの。こちらも 強力なリズムでした。早坂紗知さんは10年以上ぶりに生で 観たんじゃないかしら?…。わたしはこの人に女性ジャズミュージシャンの 理想みたいのを感じるんですが(笑),ライブを観てもそう思いました。 いい意味でナチュラルなんですよね。変にマッチョしてないし, 女女もしてない…。「不思議」もしてない。それでいて, いろんなコラボレーションしたり,新しいアイディアで 新しい音楽つくってるし…。久しぶりにみて凄い人だ…と 思いました。
各バンドとしてはこんな感じでした。まぁ四バンドは比較的 新しい音楽をやっている人達ですが,当然モダンジャズとかを やっていた会場もあります。上記の後ろ二つを観ていて「新しい 音楽は異文化交流から生まれるんだよなぁ」とか思いましたが, 一方でモダンジャズのフォーマットにこだわり表現の限界を 追求している人達も当然いるわけで,そういう人達も今回 別の会場で演奏してました。また古いジャズボーカルファンたちの ための演奏も行われています。
こういうのを見ていると,ジャズというのは 実に広いなぁ…と感じます。そういうのを二日間で十分つまみ食いできる このイベントは,実にすばらしく,他の割と色が決まったイベントに比べ, 是非これからもずっと続けて欲しいと思います。
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