live report from Oct. to Dec. 2006

2006年10月〜12月に見たライブなど

06/12/17:TOSHIMI SESSION (吉祥寺シルバーエレファント)
TOSHIMIセッションに前に行ったのは六ぴな気がするので, ずいぶん久しぶり。最近はわたしの体調の問題で, 遠くのライブにはちょっと行けないし…,近いし週末だし, 今年はもうライブに行く予定が無いので,出かけた。たぶん これで今年はライブ納めです。
今回のセッションのメンバーは
  • 永井敏己(B)
  • 長谷川浩二(Dr)
  • 新澤健一郎(Key)
  • 落合徹也(Vln)
の四人。曲はプログレというか,ロックのインストというか。
一曲目が新澤氏の「合わせ鏡」でずいぶん久しぶりに聴いた気がします。 というか,ローズにムーグという新澤氏もずいぶん久しぶりな 気もします。こういう演奏も楽しいです。
今回のメンバーの組合わせは初めて見たと思うのですが, 特にエレキバイオリンの落合氏のプレイは初めて見ました。 サウンドも多彩だし,演奏も幅が広くテクニカルなフレーズも すんなり弾くし,重音の奏法もちょっと普通のバイオリンでは あまり聴かない感じでおもしろかったです。 全体的にも四人とは思えないサウンドの厚さと多彩さで 良かったです。
まぁちょっとわたしの体調的には傷というかお腹に響くなぁ…って ことで(^^;)…,ちょっとロックのライブはまだきついかな?…とは 思いましたが1stセットだけでしたし大丈夫というか,これくらいなら たぶん大丈夫です。むしろ気分的には楽しかったです。

06/11/12:早坂紗知(sax),永田利樹(b),新澤健一郎(p) (吉祥寺サムタイム)
早坂紗知(sax),永田利樹(b),新澤健一郎(p)の三人による 演奏。吉祥寺にて日曜日の昼の部…ということで,ちょっと 普段の夜のライブハウスとは違ったリラックスした感じで。 とはいってももちろん演奏に手抜きはありません。 打楽器がないのとSRをほとんど使わない生音の演奏…と いうことで,より身近に感じるというか,演奏者の 生々しい感じが聴けるというか,そういうライブでした。
わたしは,2ndステージしか見れなかったのですが,三人で 生音というわけで,より有機的で細いニュアンスをやりとり するような演奏でした。とても良かったです。 スタンダード,オリジナル…,そしてメロディアスな曲とか アバンギャルドな感じとか,短いなかに盛りだくさんな 曲でメンバーの引き出しの多さと,演奏表現力の 幅を感じました。
こういう昼間のライブもいいものです。

06/11/07: Nervio (PIT INN)
わたしのNervioのライブは6月以来です. その間にジャズプロムナードとかあったと思いますので,どういう 風に変化してるか楽しみに出かけました.とはいえ,ちょっと わたし自身の問題で1st.セットだけの鑑賞(休憩中に「 帰る」とか言って水を差してすみませんでした.だまって 失礼すべきでした」.
ちょっと遅れていって言ったときには「12:12」の演奏最中. その後「晴れ水」「Depth of Life」というアルバム未収録曲, そして「Pa・ra・bo・la」が1st.セット.わたしが行く前に 「シルク」やっていたようです.
で,久しぶりなんですが,どの曲も結構雰囲気が変わっていて, 驚きました.空間がすごく広がっているという感じ.未収録曲も 聴いたことある曲でしたが,より完成度が上がってました. Pa・ra・bo・laはかなりアルバムと感じが変わっていて, 細かいビートを刻みつつ,その上で各ソロが展開していく感じに. かなり洗練された感じですし,他の癒し系の曲と違った感じが 出てきていい感じです.タッピーのドラムもセットがシンプルになって すきまの多い感じの音になってましたし,西嶋氏のベースも エレクトロアップライトになったせいか輪郭がしっかりした 感じなってバンド全体のサウンドがしまってます.新澤氏の ピアノも,このバンドなのにピアニシモからフォルテシモまで ダイナミックレンジが非常に広いし,特にピアニシモの 演奏が非常に良く通る…,バンドが有機的に機能してる気がしました. しかも美しくて固めのサウンドというか….
2ndが聴けず残念でしたが,新曲もあった様子.今度行くときは 是非聴きたいな…と思いました.ますます成長したなぁ…と これからも楽しみです.

06/10/28:大槻KALTA英宣カルテット ( 御茶ノ水NARU)
個人的には2ヶ月ぶりのライブ鑑賞。しかも病み上がりなので, とりあえず慣らし1st.だけの鑑賞とあいなりました。すみません。
で,今回のライブはメンバーが
  • 大槻KALTA英宣(ds)
  • 太田剣(sax)
  • 新澤健一郎(pf)
  • 鈴木正人(bs)
でした。太田氏と鈴木氏は初めて演奏を聴きました。
1stだけなので4曲しか聴けなかったのですが,どれもカッコ良かったです。 一曲目はオリジナルで,残りはカバー。でもアレンジが現代的で かっこいいというか。大槻氏と鈴木氏のリズムはタイト,特に 鈴木氏のベースはタイトでかっこいいし,大槻氏はリズムを細かく 刻んでいくような感じか。太田氏はダイナミックにソプラノや アルトを吹いてました。新澤氏はタイトな感じのリズムの上でも おおらかというか柔らかい感じのピアノになっていて,久しぶりに 聴いてサウンドに深みが出たというか。柔らかいけどしっかり グルーブしてました。
というわけで,病み上がりのライブ観戦はとても楽しかったです。 これから,とりあえず近場で徐々に行こうと思ってます。




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