live report

2005年10月〜12月に見たライブなど

文体がころころ変わってすみません。ちょっと試行錯誤 してるので…

05/12/30:Nervio( 仙川キックバックカフェ)
今年最後のNervioのライブ,そしてわたしのとっても今年最後の ライブ鑑賞となりました。Nervioのライブ自体は 11月のアンプラグド以来,その前に やっていたツアーは見てないので,フルバンドとしての演奏は 久しぶりというか…,つまりツアーで完成度アップした 演奏を遅ればせながら体感することができました。 もっとも今回は年末スペシャルということで,一枚目や 二枚目の曲も織り混ぜて,一曲を短めにたくさんの曲を やったりγwaveにマリモを挟んだりとか新しい試行もありました。
最初に演奏が始まったときは,バンドのリズムがかなりタイトというか 「間」という意味での空間が出来ていてちょっと変化を感じました。 初期のNervioはかなりパルスを詰め込むような空間だったのが, だいぶ印象が違ってました。ですけど演奏が進むにつれて, パルスが詰まったものとか,ラウドなリズムとかの曲もあり, 要は演奏の幅がますます広がっているということのようです。 それにしてもどの曲も非常にがっしりとした印象で,なおかつ 遊び心もある堂々とした演奏でした。
キックバックカフェはだいたいいつもサウンドバランスが良く, 今回も各楽器も非常にクリアに聴こえました。その中でも サックスの音川氏は,いつもよりかなりかっちりとした ソロを吹いているように感じ,なにか一つステップアップしたような 印象。あと新澤氏の新曲二曲もなんか緯度がグッと上がって ヨーロッパ的サウンド。スーっと温度が下がるような感じで, とてもかっこいい。アフリカからブラジル,そしてヨーロッパと サウンドの幅がますます広がってる様です:-)。
というわけで,今年は新譜を携えて始まったNervio。 そのアルバムの曲はしっかり完成され,そして旧来の曲も 新たな発展をとげ,そして次のステップを感じさせるすばらしい ライブでした。来年のNervioも楽しみです。

05/12/27:「紅白」@HEY-JOE(横浜Hey-JOE)
「紅白」と銘打っているので,何をやるんだろう?…と 思っていったら,新澤健一郎氏と鶴谷智生氏のピアノと ドラムのデュオでした。なんかえらく反応がいいというか 曲が目まぐるしく展開していき,途中で曲が変わったり, 会話をしていたら急に曲が始まったり…という展開が かっこいい。すごく音楽的で自由な感じ。 …と思ったのが第一部:-)。
第二部は審査員と銘打って住友紀人氏投入。なにするのかと 思ったらサックスとかEWIとか吹いてました。最近の EWIってコードレスなんだ…と思ったり:-)。住友氏は 初めて聞きましたが,譜面の初見能力が極めて高いのでは?と いう気がしました。あと御本人が書かれている曲が すばらしくいいです。演奏は一部に比べると三人になった分, ちょっとバンドらしくなりました。…と思ったのが 第二部…と言いたいところですが,そのままアンコールに。
アンコールは三人で歌ってました(^^;),普通のJ-Popとかを。 しかも一曲とかじゃなくて5,6曲。紅白というよりのど自慢的。 弾けてました。
というわけで,第二部の印象が上書きされてしまいました(^^;)…。 いやぁー,一部とは違った意味で楽しかったです。楽器の 演奏能力がアレだけあるのに歌は素人なんだと思ったり(すみません)。 もっと詳しく書きたいのですが,なんか「秘密」と言われていた 気がするので,なんの曲をやったかは書きません(^^;)。 そういう意味じゃ別にアンコールに限らず,今回は本人の 曲以外もいろいろやっていて,曲毎にいろいろ変わって おもしろかったです。
新澤氏は結局セットしていたキーボードは使わずずっと ピアノ(とEWI)。ドラムはドラムというよりパーカッション的な 演奏も多く,両楽器のバランスがとても良くて聴きやすかったです。 実はふざけなくても結構いい演奏だったのですが(^^;), 楽しかったのでそれはそれでいいでしょう:-)。

…追記…。すみません。住友さんですが以前の Visual trYstという企画で演奏拝聴したことありました。 すみません,すっかり忘れてました(_o_)。

05/12/18:ラーシュ・ヤンソン・トリオ( 武蔵野スィングホール)
最近ジャズのレコード屋とかにいくと「北欧ジャズ」コーナ みたいのがあってちょっと驚くんですが,いずれにせよヨーロッパ, そしてその中での北欧のジャズへの注目が高まってる気がします。 ヨーロッパのジャズはアメリカジャズのブルースフィーリングや スィングという要素より,むしろメロディ,ハーモニー,そして サウンドの美しさに特徴があり,そしてミュージシャンによっては エロクトロの要素が入っていたり,フリーアバンギャルドの要素が 入っていたりとか,そういうものもあります。あとクラシックの 土壌があるせいか,楽器演奏能力が高いミュージシャンが多いのも 特徴です。
…と前置きが長いですが,そんな北欧のジャズミュージシャンの 中でも比較的以前から日本で名を知られていたのが,今回見に行った ラーシュ・ヤンソン(Lars Jansson)。ちなみにわたしは3年前に同じメンバーでのライブを 観ております。 その時と同様,今回もスエーデンに関わりの深いベースの森泰人氏の 召喚によりラーシュ,そしてドラムのアンダーシュ・シェルベリ (Anders Kjellberg)氏の三人によるアクゥースティックな ジャズの演奏でした。
曲に関してはほとんどがラーシュのオリジナル。ライブの最初の 方でスタンダードらしき曲もちょこっと(?)。。曲はいずれも すばらしくメロディ,そしてコードが美しいリリカルな曲がメインでした。 ラーシュの演奏はメロディを活かすプレイでタッチがやさしく, そしてラインに添えるようなコード。全体的にやさしい感じでしたが, 時にはホットな部分もありました。ドラムのアンダーシュは シンバルワークをメインで全体的にドライなサウンド。ビートの 細さというかパルスをちりばめるような感じでした。 森氏のベースもタッチが柔らかくしっとりとサウンドを 支える感じでした。
ちなみにライブはライブハウスとかじゃなくて,武蔵野文化事業団という 自治体系の団体のライブで,定期的にジャズとかクラシックの ライブをここでやってます。なので,一般の音楽ファンというか 普段ライブハウスとかにはいかない人が観客として 多かったのですが,ステージと客席の間も和気あいあいと やさしい空間だった気がします。
というわけで北欧系のサウンドを十分楽しみました。

05/12/13: 新澤健一郎佐藤芳明(大泉学園 in F)
Duoは楽しい!。バンドで演奏するよりずっと自由でどこにでも行けるし, 一人で演奏するより何が起るかわからない緊張感もあるし…。
というわけでDuoでした:-)。
えっと…佐藤氏はアコーディオンの人…実は始めて観ました。 新澤氏はいつも通り,今回はもちろんピアノオンリーです。 しょっちゅう一緒にやっている二人…というわけでもないようで, その辺もあってか微妙な緊張感があってそれがうまく演奏に 昇華されていたと思います。佐藤さんはアコーディオンでいろんな 音を出す人で,しかもダイナミックレンジがとても広い。アコーディオンは 和音とメロディを同時に弾いた場合の音量差をつけにくい楽器かと 思うんですが,鍵盤のタッチとかでそれを巧みに表現してました。
お互いの演奏が良く聞き取れていたという感じです。新澤氏の 演奏もとてもすばらしかったです。
小さいハコだったのですが,おかげで普段の演奏では 余り聴けないようなピアニシモな音も楽しめました。

05/12/06:ic uc wc(ICC)
まずいいわけ…。レポート書きにくいです(^^;)…というか ここに書くべきか迷いました。音楽というよりアートでしたから。
っていうのもあるんですが,今回このイベントに行ったのは, 坂本龍一氏の音楽を聴きたい…とかいうわけではなく(失礼), 個人的に応援しているICCのイベントを盛り上げたかったから…, あとどんな事するんだろう?…という興味ももちろんありましたけど。 ICCはちょっと今年度で閉館…といううわさが流れて(結果的に 存続は決まったようですが),その辺の危機感もあり,行かなきゃ…と。
というわけで,坂本龍一氏の音楽を聴く態度としてはかなり 不真面目なリスナーだったのでした。すみません。
…と言い訳したところで,若干状況報告を…。
今回のライブはICCの企画ということで,ICC内のスペースに 400人程度の客を入れてのパフォーマンス。スペースは 椅子のないところで,スタンディングと事前には書かれてましたが, 実際は床にみなさん座ってました。わたしも座りました。 スペースの前の方にちょっと高くした台があり,そこに 長テーブルとそのうえにマックのパワーブックが5台。 時間になると坂本龍一氏を始めとした5人が壇上に上がり, 演奏(?)を開始。ずっとパソコンを見つめる五人でした。
あっ,音はですねぇ…。うーん,表現は難しい。コードとか メロディとかはなくて,リズムもかなりなくて,ノイズみたいのが 延々と流れている。大きな変化はなくてうねっていて徐々に 変わっていくような感じ。ぐぉぐぉぐぉぐぉぐぉぐぉぐぉって いう感じで。会場には4角にスピーカがあり,音がぐるぐる 回ってる感じでした。サウンドは徐々に変わっていきました。 実は最初はともかく始まってからしばらくしたら眠かったのですが, 最後の方は気持ち悪くなりました(笑)。というわけで,なんか 身体に訴えるような音に最後はなってました。
で,演奏(?)は1時間。壇上の5人はずっとパソコンの画面を 眺めていて,MCも無し。5人がどういう役割分担で,だれが どの音を出しているのか?。どういうソフトを使っているのか, どこまでが仕込で,どこがパフォーマンスなのか…っていう 意味じゃ全くわからず…。ある意味テープ流していても わかりませんわね(笑)。これはDJとか見ていても思うんですけどね。
というわけでなかなかパフォーマンスとしては難しいなぁ…と 思ったのでした。悪かったという意味じゃありませんよ。 でも出てきてる音も非常にノイズで…,まぁある意味ここまで 音を無意味にしてもそれなりに何かあるなぁ…という辺りは 表現の追求としてはアートでしたが,アートというのは そこにあるモノじゃなくてやっぱり人にうったえるものの 様に思うので,ここまで抽象化してしまっていいの?…と 少し思ったり,他の人のココロにはどう映ったんだろうと?…。
あぁ,でもコレは一回性への挑戦でもあるのかなぁ…。演奏してるのか どうかわからない状態であえて演奏するという…。うーむ それはそれで深いか…。
ちなみにアンコールで5分程度演奏したのはなんかリズムが ありわかりやすかったです。でもコードもメロディも ありませんでしたが…。

05/12/03:Motif(新宿PitInn)
確かノルーウェイのバンド。名前のせいか印象に残っていて, CDも一枚買ってますが,来日とのことで行ってみました。
北欧ジャズというとエレクトロニカの要素を取入れている のも多いんですが,これはストレートなアクゥースティックジャズでした。 サックスとトランペットの二管,ウッドベース,ドラム, ピアノという物凄くストレートです。
音楽的にはモードというか60年代とかのモードジャズが すなおに進化したらこんな感じでしょうか?。コードの 進行感もないしリフを刻んで…って感じでもないのに, 偉くサウンドが綺麗。メロディアスといえばメロディアスですが, アドリブがそのメロディから展開していくという感じでもなく, どういう約束ごとで弾いているんだろう?…という気もします。 でも全然崩壊もしないのですよね。
ヨーロッパジャズだから…っていうのもあり演奏能力は 物凄く高いです。二管のハーモニーとかアメリカのジャズでは あまり聴けない美しさです。それでいて全体的には結構熱い演奏で, ドラムのサウンドの厚さにはかなり圧倒されてしまいました。 いやぁーテクニカル的にはすごいですよ…。
と…結構おもしろかったのですが,実は現場にいって気づきましたが, 1セットだけで,2セットは別の人(同じく北欧の人ですが)で, しかも入れ替え制でした…。えぇー?…って感じで…。 ピットインで入れ替え制って珍しい。だったらもっと気合い入れて 聴けば良かったとちょっと後悔。
でも1stが終わって帰るとき外に人待ってなかったけど…, 2ndちゃんと人入ったのかなぁ…。なんか2ndのライブ…わたしは 全然認識してなかったし…。
ちなみにメンバーは
  • Atle Nymo (sax)
  • Goran Kajfes (tp)
  • Ole Morten Vagan (b)
  • Havard Wiik (p)
  • Hakon Mjaset Johansen (dr)
でした。

05/11/26:electraglide(大阪ATCホール)
何度かレイブとか踊り系のイベントに一緒に行ったことがある 大阪の知人のグループが大阪のelectraglideに行くと聞いたので, 混ぜてもらうことにしました。こういうイベントは一人で 行くよりグループで行った方が楽しいので,幕張でも 同じイベントがあるのですが,大阪に行ったという…。
まぁそういうわけで彼らのスケジュールに合わせて行ったこともあり, 今回はおまかせ。あまり内容も事前に調べてません。 会場についたのは12時過ぎでunderworldやcarl coxの ライブでしたが,underworldが始まったら会場の混み具合いが すごくて…それこそ通勤ラッシュの電車よりすごいくらい…。 ちょっと命の危険を感じ…,会場を逃げ出してしまいました(^^;)…。 ってわけであとは会場の入り口付近で音楽を聞いているという 感じでちょっとステージは観ず…という感じ。まぁそれは それで良かったのですが,もうちょっとチケットの売り方を 考えて欲しいな…と。
underworldを聞いていて思ったのは,CDとかに比べ 音楽の変化が少なくやっぱり踊る方向にさらにチューニングしてるなぁ…と。 つまり聴いているだけだと同じパターンが延々続く感じで, 退屈でしょうけど,無心になって踊ったり漂っている分には これくらいなんでしょう…。それにしてもやっぱりポップって 感じはします。というか音が優しい。他のDJとかは結構 不快になる音を混ぜてるんですが,売れている人たちは あまりそういう音を使いませんね。
…というわけで,まぁお祭りに行ったという感覚なので, あまり音楽的なことは書けないのですが,楽しめました。

05/11/16:Nervio(新宿PitInn)
とある事情がありドラムの岩瀬立飛氏が出演できなくなったため, ドラムレスのNervioのライブNervio-Unpluggedと称しての ライブでした。
というわけで,いつものNervioとはかなり違い,選曲も 最近のライブとも若干違いました。あと新曲も2曲ほど やりました。
とても面白かったです。一回切り…っていうのは もったいないけど,メンバー抜きのライブなんってそんなに 頻繁に出来ないしねぇ(^^;)…。
単なるドラムレスではなく,新澤氏もピアノのみで演奏。 ヤヒロ氏もいつもよりしっかりビートを刻むような演奏ですし, 西嶋氏もいつもよりリズムを支えるという感じで,なんか 同じメンバーとは思えない…というか各メンバーの幅の広さを 感じます。
ホットというよりウォームな感じの暖かさを感じました。グルーブや パルスを感じるところはNervioなんですが,いつもの怒涛のごとく あふれるパルスではなくやさしく私の周りをくるむような…。
というわけで非常に新鮮で楽しいライブでした。また聴きたい…と 思いますが…,なかなか難しいかなぁ…。

05/11/05ROVO(恵比寿リキッドルーム)
生でROVOを聴くのは久しぶりな気がします。 去年のメタモ以来ですね。 というのもあるし,その前にたしか新宿のリキッドルームで 観たのですが,リキッドルームが恵比寿に移ってからはじめての リキッドルームでもあります。正直新宿時代は深夜から朝まで やるパターンだったので,非常に行きづらかったのですが, 恵比寿に移ってからは普通に夕方から電車がなくなる前に 終わるようで助かります。今回などは6時半に始まって終わったは 10時くらいでした。むしろジャズのライブなんかより早いくらい。
で,ROVOのライブはクラブイベント形式なので,オールスタンディングで しかも前座あり。前座はDachamboというディジリドゥとかDJとかがいて エレキギターとかをガンガン弾くなんか偉くミクスチャーなバンドでした。 すみません。遅れていったので,あんまりちゃんと聴いてません(^^;)。
つぎはSitaar Tah!というシタールが10人くらいで 演奏するというこれまた変わったバンド?…。ちょっと驚きました。
で,ROVO。
メンバーチェンジがあったのか,今回だけなのかはわかりませんが, キーボードが一人になってました。そのせいかそれとも最近の 傾向なのかギターの音がこれまでのライブに比べ前面に 出てる気がしました。もっともこれについては最新アルバムでも そう思ったのでバンドサウンドの変化かも知れません。 ギターが前面に出てきてなんとなくバイオリンとツートップな 感じ。ギターの音が割と前面に出てるせいか,これまでの スペーシーなサウンドよりラウドな印象を受けました。 相変わらず爆弾のような物凄いリズムセクションは健在なので まぁそれはそれでいいのですが…。
演奏した曲はやっぱりFLAGEの曲が多い気がしたのですが, 2Daysで二日目は新曲主体とのことらしいので,わざとそうしてるのかも 知れません。演奏の完成度,美しさに関してはCDの方が上かなと 思うこともあるんですが,音の迫力やどこかへ連れていってくれる感は さすがにライブは違います。自宅で爆音では聴けないし, 一人で踊って奇声上げるとなんかむなしいし(笑)。 そういうわけでやっぱりたまには ライブで体験したいバンド,今回も何度か目が回りそうに なりました(^^;)。ドンドンギヤをシフトアップしていって, 「えっまだ上があるの?」と思わせるところとかはすごいです。
というわけでROVO体験。また機会を見つけて行きたいと思います…。

05/11/01:新澤健一郎 Piano Trio(吉祥寺 Strings)
新澤健一郎Piano Trioはメンバー流動型のピアノトリオプロジェクト, ということでわたしが前回見たのとは メンバーも変わっております。今回はピアノの新澤氏以外は ウッドベースが高瀬裕氏,ドラムが大槻カルタ英宣氏となります。 お二人ともきちんと意識して聴くのは始めてなので(カルタ氏は 東京ジャズで聴いてるはずですが)楽しみにしてました。ちなみに この組合わせは暫定的に「星組」と呼ばれてました:-)。
というわけでピアノ,ベース,ドラムのフルアクゥースティックな トリオで曲は1stセットが新澤氏の曲,2ndはスタンダードというか, ハンコックやミルトンナシメント等の曲も入れつつ,新澤氏の曲も チョコっと…という感じでした。9月につくった919(仮題)は 初めて聴きましたが,他の曲はNerivoやQuiet Leaves等でやってきた 曲。ですがいずれもそれぞれのバンドでやっているのとは これまた違った曲の魅力を表現していたと思います。特に Nervioの曲とかはそちらではシンセやサックス,または強力な リズム隊で曲を作っていくような曲が,このプロジェクトだと 新澤氏のピアノでつくられています。曲の印象が多少違うのも ありますが,ですが音が足りないとかそういう感じでもなく, 正直言って良くピアノ一本で良くここまで表現できるなぁ…と, 新澤氏のピアノ表現力がまた一段階上がっていることに 気づいたのでした。これだともしかしたらどんな曲でも ピアノだけで出来ちゃうのでは?…,そのうちキースみたいに ピアノトリオしかやらなくなるのでは?…とちょっと心配にも(^^;)…。
…というのはまぁ考えすぎの冗談ですが,それくらいバリエーション 豊かでいろんなものが表現できてるな…と思うライブでした。
パート毎にちょっと書くと,高瀬のベースは, ちょっと今回は音量的に足りないところもありましたが, 幅広いプレイで展開する曲のバリエーションを良く強調していたと 思います。大槻氏のドラムはすばらしいですね。細い音符を 実に綺麗に出せるのですが,細いところと大きいところを クールに切り変えて,決して詰め込み過ぎにならなく, そのおかげで間とかの演出もすごく良かったです。 新澤氏のピアノの表現については上に書いた通りですが, 今回は左手のコードも最小限…というかメロディと 同期とかハモルかたちで入ることが多くそれゆえに太くて 厚い旋律とかもうまく表現していたように思います。
アクゥースティックピアノトリオですが,非常に表現力の あるプロジェクト,今後のライブも楽しみです。

05/10/20: Keith Jarrett(東京芸術劇場)
そして,我々は立ち会うことが出来た…。
先日14日のキースのコンサートで彼は「わたしはあなた達に 音楽を届けるのが仕事だ」みたいな事を言ったんですが, わたしはあまりそうは思ってません。キースが日本でしか ソロコンサートを行わないというのは,キースがキース自身の 即興演奏にとって一番いい場所として日本の聴衆を選んでいるのだと 思います。つまりキースは自分の作品をつくるために日本の ホールで演奏をするのです。ですから我々聴衆は「お客」では 無く,彼の作品を見届けるために,そして彼に力を与えるために その会場に来てるのだと思ってます。
ですから,先日のような事になってしまっても,それは 我々聴衆の責任でもあるし,またそういう不完全燃焼がありうるのが 創作の世界だと思います。
というわけで,いろいろあった14日ですが,今回は立ち会えましたよ, えぇー,そのすばらしい演奏がつくられていく瞬間に:-)。
14日の状況を踏まえ主催者側も注意を促すチラシを新たにつくったり, また開演前にアナウンスだけじゃなく,男性がステージ前に 出てきて改めて,携帯電話のスイッチを切るように指示。アナウンスより ああいう奇をてらったことをやった方が効果があるのかも知れません。 また14日の話を知ってる人もいるのか,今回は携帯電話がなるような 事はなかったし,咳もかなり少なかった,また演奏が終わって 拍手がなり始めるのも結構観客が我慢してる感じでした。 まぁ正直いうと客もかなり緊張していて,演奏を楽しめるのか?…という 気もしたのですが,演奏が進むに連れて,その辺の心配は薄らいで 行きました。
さて,演奏1st.は1ピース目が抽象的でピアノの高音域をパラパラと 乱数的に弾くパッセージを主体とした演奏,そして2ピース目が バラードというか綺麗なコードとメロディの曲,また3ピース目が 今度は中音域を主体とした抽象的な曲,そして4ピース目が フォークっぽい曲…という風に1st.は抽象的な演奏と, メロディアスな演奏を交互にしてる感じでした。しかし メロディアスな曲も先日のように緊張感が解けて,仕方無しに 弾くとか観客にわかりやすくするために弾くという演奏ではなく, コードとかの厚みとか,音の美しさが抜群でキースにしか 出来ない演奏。というか他の曲でもみんなそうなのですが, 音の多さがとにかくすごい。まるで連弾のように聞えるような 無数のライン,しかも結構音域を狭くして弾いているので, かなりクローズドなコードになるはずなのに音が濁らない…という すごい音の選び方,そしてそのスピード…。いったいどうなってるの? という感じです。
そして2nd.に入ってきてその1st.でやっていたような二つの スタイルが合体したような感じに。抽象さを持ちつつ美しさを 持った曲が完成していく感じでした。いや,すばらしい 2nd.の最後の二曲辺りはまさに完成された聴いたこともないような 美しい…演奏でした。
というわけで,大満足。その後はアンコールでまずI Loves You Porgyを やったのには驚きました。しかもアルバム 「The Melody At Night, With You」に 入っている演奏と,殆んど印象が変わらない感じで…。 会場も喜んでいましたが,あのアルバムってもしかしたら 最近のキースのアルバムの中ではすごく売れたアルバム…って 事なんでしょうか?…。
アンコールの2曲目はブルース,そして最後はまた美しい曲…という 感じ。アンコールはなりやまず客席が明るくなってもまだまだ 続き,キースも最後の演奏から3回ほど舞台に上がって 挨拶を繰り返しました。
まぁやっぱり2nd.の最後にキースの今回の作品は完成し, アンコールだけは観客へのサービスだった気がするので, 3曲でおしまいというのは当然というかそれでもサービス精神 旺盛というか…。それを思うとやっぱり14日のアンコール4回と いうのはキース自身不完全燃焼だったんだろうなぁ…と いう気がします。
いやぁー,とにかく良かった。ある意味14日と20日と二回行ったのは 今となってはいい体験だったなぁ…と思います。大満足。

05/10/14: Keith Jarrett(東京芸術劇場)
うーーーーーーん。すばらしい演奏…いやすごい演奏でした。 でも,観客が違っていたら全然違った演奏になっていただろうなぁ… という意味で残念…,そして悲しいコンサートでした。
キースはその指で音楽をつくろうとしてました。まるで連弾かと 聴き間違えそうな位たくさんの音を重ね作っていく,そういう過程の 様な演奏音を重ねているけどラインがたくさん存在する。 今回はそういう演奏が多かったです。わかりやすいメロディとかを 持ってくる曲は数曲。ただしこれに関しては後述しますが, それをキースが弾きたくて弾いたという感じではありませんでした。 演奏は10分くらい弾いてちょっと間があってまた弾くという感じ。 拍手が入ればそこで演奏を止めるけど,拍手が入る前に また違ったモチーフを弾き始めることもありました。
キース自身が曲間に拍手が入ることを良く思っていたか悪く思っていたかは 不明です。…ただし2ndの途中で演奏中に大きく咳が入って演奏を 止めてしまい…「さぁ今からみんな咳をしてくれ」みたいな事を 言ったときは笑いが起きましたがキース自身は観客席の咳が 気になっていた様子。その後もうしばらく弾いた後,ついに たまらなくなって「集中してくれよ。音楽を作り出すのは 大変なんだ…。咳を我慢するのはそんなに大変なのかい?」って いいました。「日本は歴史があるんだ。アメリカの観客みたいに ならないでくれ」という感じのことも。
というわけで,キースは正直観客席の状況で,今一つ 乗りきれない演奏だったように思いました。まぁ咳はともかく 携帯ならす馬鹿が何人かいたしねぇ…。
咳やキースの苦言で演奏が中断した後に弾いた曲はどれも バラード的な曲。確かに美しかったのですが,イメージが 出てこないので,わかりやすいメロディで一回仕切り直した…という 感じがして,その前までに積み上げてきていた音の塊の 様な演奏はそこでパーになってしまったようでした。
というわけで,最終的にはかなり残念でした。我々が…。
でも音楽を作っていく過程がとてもすごく,それはすばらしかったです。 それゆえに「もう少しですごいことになりそう」って感じで リセットが何度もかかったのが残念です。キース自身は観客席に 説教をしましたが,怒ってるというより残念がってる…っていう 感じでした。その証拠にアンコールはなんと四回も演奏しました。 わたしが観た中では最多です。つまりキースも今一つ 不完全燃焼だったんだなぁ…という気がします。
20日も行きます。こういうことにならないようにあって欲しいけど…, 他の観客の事はどうしようもないしなぁ…。

05/10/11:ニクラス・ウインター・クァルテット( 柴崎 さくらんぼ)
昨日に引き続きニクラス・ウィンターのライブ。ただし 昨日は半分がビッグバンド付きだったのが,今回は たっぷりクァルテットのみ。もちろんメンバーは同じくドラムの トニ・ポルセン,ベースの島秀行氏,ピアノの新澤健一郎氏です。 会場はさくらんぼというライブハウス(レストラン?)。 小さい箱で20人も入らない感じ。満員でした。
おのずと楽器の生音を聴く感じになるのでどうしても ドラムの音が大きくなってしまうのですが,マスターの 工夫で何とかバランスを保ってました。
さて,今回は昨日とちがいクァルテットのみで,昨日も あったニクラスのオリジナルが主体。二,三曲スタンダードも 演奏。オリジナルの方はポップでぐいぐいいくタイプの曲と 組曲風に静かなパートから入ってから盛り上がり,場面展開が あって…という様なものがありました。つまり多彩な演奏でしたが, メンバーの存在感というか個性ががしっかりしてるので 散漫な感じはしません。特にドラムのトニのライドワークが 強力で右手でライドを叩きつつそこを一点に見つめる姿が 印象的:-)。そして左手でタイミング良くスネアやタムを叩き グルーブをつくっていきます。昨日のライブを聴いたときは ヨーロッパ的な印象が強かったのですが,今日はスタンダードでは しっかりスイングテイストも感じさせ,実は個性で押し通すだけじゃなく, 器用なところも感じました。ニクラスのギターも昨日は 割とシングルトーンで押しきる演奏が主でしたが, 今回はコードワークも多彩でした。
また新澤氏,島氏も二人の昨日以上の演奏。特に新澤氏は ニクラスのサウンドと綺麗にマッチしてましたし,ソロも 聴かせどころのあり,かつ縦横無尽な感じでした。島氏の ベースも曲のベースを支えつつ,時に全面に出るところも ありました。
なかなか経験できない面子で,非常に楽しめました。 わたしは北欧系のジャズが好きですが, フィンランドのジャズシーンの情報はほとんど持ってないので, なんとか今後も追っていければ思います。ニクラスは多分 これからも来日するでしょうから,また聴きに行きたいと思います。

05/10/10:ニクラス・ウインター・クァルテット with 早稲田大学ハイソサェティ・オーケストラ( TOKYO TUC)
フィンランドのジャズギタリストニクラス・ウィンター。 ドラムのトニ・ポルセンと来日し日本のミュージシャンと 共演するという企画。日本側のミュージシャンは,ベースの島秀行氏, そしてピアノの新澤健一郎氏。更に今日は早稲田大学ハイソサェティ・ オーケストラというビックバンドとの共演でした。
三部構成で一部は早稲田のビックバンドの演奏。 二部はニクラス・ウィンター・クァルテット。三部はクァルテットと ビックバンドの共演という構成でした。
一部の感想は省略して,二部から。
ニクラス・ウィンターという人は実はわたしは知りませんでした。 アイバニーズのフルアコ(ベンソンモデル)を手に,エフェクタは ほとんどかかってない音。そしてシングルノートで非常に 存在感のある音で弾きます。曲はジャズですがブルースではなく, もっとポップな感じちょっとECM的な雰囲気もあります。 とにかくギターで曲をぐいぐい引っ張っていく感じが心地好く リフやバッキングをせずにアレだけ曲の輪郭を明確にさせるのは すごいと思いました。メロディアスな部分とすごい早弾きまで スムーズで音もしっかりとなってる感じ…。ちょっと今の 日本にはいないタイプのギタリストでした。ドラムの トニはさすが北欧らしくトップコンシャスなドラミング。 シンバルワークでサウンドを作っていく感じが見事です。 その二人の北欧的なサウンドのなかで違和感無くサウンドする 二人の日本人。特に新澤氏は水を得た魚のような演奏, 彼のスタイルがうまくマッチしてました。
三部はビックバンドを入れて演奏。ビックバンドのアレンジは もちろんニクラスなんですが,実にシンフォニックなアレンジ。 一部ではモダンジャズ的なサウンドだったビックバンドが, オーケストラのようでした。この辺もなかなか日本では 聴けないサウンドだなぁ…と。
というわけで,盛りだくさんというか多彩なライブ。 明日はクァルテットだけでの演奏があります。ちょっと今回は 聴き足りない感じもあったので,じっくりクァルテットでの インタープレイを楽しみたいと思います。

05/10/09:横濱ジャズプロムナード(2日目)
横濱ジャズプロムナード2日目。
観たのは,
  • Urb(アーブ)(高橋伸幸(g),類家心平(tp),佐藤勇(sax), 菱山正太(key),鈴木渉(b))
  • OMA&JAZZRAP(鈴木勲(b/picc-b),森田修史(ts), スガダイロー(p/key),力武誠(ds),吉田智(g),織原良次(el-b), ベラマツ,クライムシックス(以上RAP))
です。いずれもはじめてです。Urbは売れていることは知ってましたが, 演奏は聴いたことありません。OMA&JAZZRAPというのも鈴木勲さんは 名前くらいは聞いたことありますが,他の人は知りません。というか 他の人はみんな若手でした。
Urbについては若い人が聴いているという認識だったのですが, 意外に普通でした。というかファンクとかR&Bとかのインストと いうか…。別に年寄りが聴いても違和感ないのじゃないですかね?。 ポップで楽しくあまり難しいこと考えないですむような感じで( 悪い意味で書いてるのではありません)。なんとなく全体的に リズムが揺れている感じがしたのですが,わざとなんでしょうか?。 かっちり弾くというよりタイム感で弾くという感じで…。
OMA&JAZZRAPはやっぱり音楽的にはわりと普通のジャズ, ラップが絡むところが新鮮だったりします。鈴木さんのピッコロ ベースはすごいですね。あっ鈴木さんは最後の曲では歌も歌っていて, ウッドベース弾きながらうたうのってはじめてみたので新鮮でした(^^;)。
今日観た二つのバンドはいずれもほとんど若い人達の演奏です。 特にUrbは実際に人気があるらしいです。わたしとかが聴くと 普通にジャズしてる…って言う感じなので,じゃぁオジさんたちが やってるジャズとどう違うのだろう?…とか考えます。まぁ 若いメンバーだけでやってるのが重要だ…って言われると, もうそれ以上言えないのですが(^^;)…。ただ思ったのは, 今の若い人達の演奏には,我々が若いころにやっていたような フュージョンの色が全くないことです。いわゆる理論的に 高度なフレーズ,つまりアッパーストラクチャートライアドや オルタードテンションとかいうようなものを駆使したフレージングが あまり聴かれない。つまり「アウト感」がないというか,少なくとも ブレッカーとかジョンスコとかメセニーとかから感じる「アウト感」は 感じないという気がしました。これはジャムバンドとかを聴いていても 感じることで,音楽のベースが全然違うのだなぁ…という気はしました。 昨日のオランダ人のテナーを聴いてコルトレーン色がないと書きましたが, そういう意味じゃ今日聴いた演奏でもそういうのはあまり感じません でした。
あと…音楽とは関係ありませんが,昨日聴いたミケル・ブラーム・バンドを 見に行ったら関内ホールを一周するくらい人が並んでおり断念 しました(^^;)。すみません。ジャズリスナーは並ぶのに 慣れてないのです。それにしても昨日に増して人が 多かったです。どの会場も立ち見がいたんじゃないですか?。 だとすれば,もう少し会場数を増やして欲しいなぁ…と 思ったりもしております。

05/10/08:横濱ジャズプロムナード(1日目)
毎年行ってる横濱ジャズプロムナード。 去年は台風が直撃して大変だったりしたんですが,今日は 曇り,夜になってちょっとだけぱらついたりしてました。
横濱ジャズプロムナードは現在日本で行われているジャズフェスの 中ではすでに老舗で,そしてもっとも成功してるイベントだと 思います。大物を読んで一カ所でやるのではなく,複数の 会場でいろんな人を観れるのがいいですね。今日は初日, 観たのは,
  • Nervio(新澤健一郎(p/key),音川英二(ts/ss),西嶋徹(b), 岩瀬立飛(ds/voice),ヤヒロトモヒロ(per)),
  • MIHO&cotton club(MIHO(vo/tap),AYANO(JAZZ DANCE), MAYUKO(tap),外谷東(p),牧原正洋(tp),菅原正宣(b), 貝増直樹(ds))
  • Duch Jazz Today(ミケル・ブラーム・バンド・ピックアップ・メンバー) (BIK BENT BRAAM/Michel Braam(p),Wilbert de Joode(b), Joop van Erven(ds),Frans Vermeerssen(ts), Frank Gratkowski(as/cl),Jan Willem van der Ham(as/fg), Bart van der Putten(as/cl),Peter Haex(t-tub), Patrick Votrian(b-tub),Eric Boeren(cornet), Angelo Verploegen(tp),Wolter Wierbos(tb),Hans Sparia(tb))
でした。
Nervioのライブは完璧。まさにこれまで積み上げたものをしっかり 出した…という感じ。会場がホールなのでいつものライブハウスに 比べ音が大きく生音が聴こえない分バランスもすごく良かったです。 普段Nervioを聴かない人がたぶん客席に多かったと思いますが, 客席の反応も良かったです。選曲も比較的ポップな曲が多かったか?…, 1時間のライブですからある意味バンドカラーが散漫にならずに 良かったと思います。
MIHO&cotton club。ショー・エンターティメント的な ステージか?…と思い観てみました。スパンコールのミニスカートの 衣装を着た女性が三人フロント,バックはトランペット,ピアノ, ベース,ドラムの四人。フロントはボーカルとダンスをするMIHOさん, 後の二人は一人はジャズダンサー,もう一人はタップダンサー。 曲はほとんどエリントンナンバーってことでコットンクラブの 雰囲気を再現…って事になってましたが,こんな感じだったのかなぁ…と ちょっと素で聴いてしまいました,すみません(^^;)。 こういうショー的なところもジャズだなぁ…と。 会場も盛り上がってました。
最後に翌日にやるミケル・ブラームのビックバンドの チョイスメンバーによる演奏。なのでメンバーを何人か 選んでやるのかと思ったら,ピアノ,ベース,ドラムを 固定し,管のメンバーが一人…,もしくは数人ずつ出てきて 演奏するというもので,入れ替わり立ち替わりで結局ビックバンドの メンバー全員が出てきました。最後に全員出てきて,二曲。
演奏は極めてヨーロッパらしく…というかオランダとか ドイツぽく,極めて静かでアブストラクトなフリー。あっちの フリーってこういう感じなんですよねぇ:-)。アートという感じ。 ですけど,みなさん,極めて楽器演奏力が高いです。ペットなんって ムチャクチャ小さいのに安定した音が出るし,他の楽器も 暴れても音が割れることがない。だいたいヨーロッパの ジャズミュージシャンってクラシック的テクニックを習得してる 人が多いのですがそんな感じでした。ほとんどアブストラクトなんですが, 時々しっかりしたメロディになったり…最後に出てきてみんなで 一斉に行くときはしっかりした曲でした。
個人的にはテナーの人がロリンズ系のスタイルだったのが, 最近テナーというとコルトレーン系ばっかりなので,珍しいなぁ…と 感じたり。
そんな感じで初日は終わるのでした:-)。




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