恒例にしてるので:-), 今年見に行ったライブについて回想したいと思います。
今年は年明けから職場が異動,さらに5月に横須賀に引っ越したため, 気軽に都内のライブに出かける…という様な状況ではなくなってしまいました。 なので,ライブハウス通いはだいぶ減りました。 去年の感想をみても減ってる…と書いてますが,こういう風にだんだん 減っていくのかなぁ?…。あまりそうはありたくないと思ってますが…。
ただ,個人的にはライブというわけではありませんが,音楽に触れると 言う意味では,今年はわたしにとっては大きな収穫というか いい実感,なんとなく目の前が開けたような感じがしたので,よかった 年だと思ってます。ここ数年学生時代から聴いてきた音楽に閉塞感を 感じ,今変化が起きてる音楽をずっと手探りで探してきて,なんとなく あたりはついていたのですが,自分の中にはなかなか入ってこなかった, しかし今年はそれが入ってきて「あぁ,この辺の音楽を聴けばいいのだ」と わかった年でした。
そういう意味で言うと今年は音楽との新しい出会いがありました。そして そのキッカケや加速になったライブも幾つかあったのです。
そういう視点で挙げなくてはいけないライブというと,シナジーライブ の三日間,とくに e.s.t., サマーソニックでのRadiohead,ROVOのMAN DRIVE TRANCE ALL NIGHTでしょう。
これら(シナジーではe.s.t.のみですが)に共通しているのは テクノの要素を採り入れているということ,しかしあくまでもテクノ そのものではないということかも知れません。e.s.t.はCDとかも取り上げましたが, 基本はアクゥースィックな北欧のジャズピアノトリオですが,微妙に(笑) それ系のニュアンスが入ってます。Jazzland程露骨じゃないのですが, 北欧系のジャズはサウンドも透明感がありかつポップなので, ツボに入りました。サマーソニックのRadioheadはこれまでCDのみ 聴いていて,あたまで想像していた楽器の使い方と全然違っていて, ショックを受けました。正直それまでのわたしはギターという楽器に 少なくともこれ系のサウンドでは限界を感じていたのですが,それを ブチ破る発見があったのです。まだまだギターでやれることがある…と 思ったライブでした。ROVOもCDをずっと聴いていてはじめてライブで 確認したライブでした。意外にほとんど手弾きでした。
この辺を省みると,わたしはテクノが気に入ったといいながら,実際は やっぱり手弾きや即興の要素が多く含まれているサウンドが好きなんだなと 思いました。そういう意味で言うとライブをみたのは二回目の ザビヌルシンジケートのライブも うち込みはないものの細分化されたリズムの上にサウンドの乗せていく という種類のものですしNervioもそういう部分があります。
ざっとおさらいすると,上記の三つ以外に今挙げたザビヌルは もちろん今年のベストライブと呼ばれるくらいすばらしかったです。 他にも主に今年の前半見に行った新澤氏のライブも毎回いろんな変化が あり進化を堪能しました。まだまだおもしろいものを聴かせてくれそうです。 ジャズフェスも大きな驚き点はあまりありませんでしたが, 楽しかったです。
去年と比べると大御所で…というのはほとんどありませんでした。 しかしそれだけに新しい未来を感じるようなライブ体験が多い一年だった 気がします。
まぁ来年は前半に,キースやガルバレクという大御所のライブに 行くのは決めてますが(^^;)…。でもradioheadのライブにも行きます。 今年聞き始めた音楽もいろいろとライブも探してみようと思います。