熊野への旅,二日目(2004/8/3),本宮等

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勝浦から本宮へ

いよいよ観光本番なのでだらだら写真を貼っていきます。 重くてすみません。

予定が狂った…と書いてましたが,一番の原因はいつも通り朝の5時頃に 目が覚めてしまうことです。まぁ夜店が閉まるのが遅いので,やっぱり いつも通り10時過ぎに寝てしまう…っていうのもあるんですが…。 というわけで,当初9時にホテルを出る予定で組んでいたのを変更しました。 で,だいたい7時ちょっと前にホテルを出ました。ちなみに駅の周りには コンビニは見当たりません。国道沿いとかあったようですが…。 で,ホテルのおばちゃんが早朝から開いている喫茶店を教えてくれたので, そこでモーニングを食べ駅へ。乗り換え情報で調べると,丁度 JRの鈍行があったので,飛び乗り新宮へ。電車は高校生ばかりで, ちなみにワンマンカーでした。

新宮について本宮行きのバスをみると30分以上(たしか8:40のバス)時間が あったので近所を散歩しました。

徐福公園 バス乗り場 徐福公園っていうのがありました。これは勉強不足で良くわかりません(^^;)…。隣は バス乗り場の様子です。奥が新宮駅。ちなみに天気は曇りで,時々雨でした。

バスは1時間以上かかります。料金は1500円。でもボロいバス(笑)。客は 10人もいなかったけどやっていけるのでしょうか?…等と考えつつ, 新宮を出たバスはすぐに熊野川の脇の道を走ります。で,すぐに気づきましたが, 風景がすばらしい。熊野川ですが,下のような感じです。あまり いい写真がありませんが。

熊野川1 熊野川1 熊野川1 最初のは走りはじめてしばらくしてあった河川敷ですが,典型的な 川のカーブの内側の州ですが,とにかく広いし綺麗。で,次の写真とかと 合わせてみるとわかりますが,川からいきなり山が切り立っています。 こういうのは通常では結構川の中流とか上流に行けばありがちな 風景ですが,通常川の中流とかはこんなに川幅もありませんし, 水量もありません。この川幅と切り立ち感と水量がなんとも 日本の川じゃないみたいです。中国とか行けばありそうですが…。 で,あちこちの断崖から滝が出ていたりしてこちらもいい感じです。 「増水しているのかな?」とも思いましたが良くわかりません。そもそも 熊野はしょっちゅう雨が降っているらしいので…。

本宮周辺

本宮大社バス停前 本宮大社大斎原 本宮大社参道 で,バスで到着(10:07)。写真は順番に説明すると,バス停をおりたところにある 鳥居。一応入り口はここになるんですが…。実は今ある本宮は明治の途中まで 今の高台ではなく,近くの川の川縁にあって,つまり水に浮かぶ神社だったのが 洪水で流れてしまったとのことです。で,その昔の神社あとには この様な高さ34mの大鳥居が立ってます。次の写真はその参道で杉林の 中を高台に上がっていくのがわかります。なかなか神秘的です。:-)。

本宮大社門 本宮大社本殿 で,階段を昇りきると大門があり,それを潜ると本殿があります。 キターーーーという感じ。なかなかすばらしい本殿:-)。茅葺きに 白木が焼けた柱…。味わいあります:-)。熊野速玉大社は朱塗りでしたが, 実はわたしはこっちの方が好きです。重みというか古い神様の いる感じがきますので:-)。

カルガモ 関係無いけど,近くの田んぼでカルガモ農法やってました。あぁーいい場所だ。

古道へ

この後はしばらく近所をうろうろしてましたが,本宮大社以外 あまり見るところもないので,古道歩きをしようということで, ここのプランにしたがって歩いてみました。 つまり本宮からバスで更に上流へ向かい,道の駅から山を昇って 古道に入り,そこから本宮へ戻ってくるというコース2時間とか 書いてますが,まぁわたしは山歩き得意な方なので実際は1時間半くらいで 済みました。
バスで道の駅までは280円,15分程(11:12〜11:20)。ここで昼食を取りました。 古米が混ざっているそばというのがあったのでそれ,メハリ寿司も ついてました。めはり寿司好きなんですよねぇ…。

古道へ向かう入り口 古道へ向かう坂 古道へ向かう坂2 写真は最初が道の駅から古道へ昇る山道への入り口。こんな感じです。 次はその山道です。これは古道ではありません(笑)。でも険しいです。 途中民家の横とか抜けて,ほぼ垂直に昇っていきます。 途中野生の猿見ました。畑で木の実食べてました。野生の猿見たのは 屋久島以来な気がします。

古道を歩く

古道へ向かう坂2 坂を昇って最初についたのが伏拝王子。こんな感じで,石がある小さな 広場です。王子って知らなかったのですが,大阪から熊野に至るまで 100個程あるこういう場所のようです。熊野詣りの時に通る,目印というか 中間地点というかそういうのだったんでしょうね?…。

ほんまもん ほんまもんからの風景 伏拝王子のすぐよこにはNHKの朝の連続TV小説「ほんまもん」のロケ地が ありました。わたしは見てないので「へー」て感じ。でもここからの 風景はなかなか綺麗でした。

古道1 古道2 古道3 さて,やっと古道歩きですが,ただの山道です(笑)。むかしから 山道は歩いたりバイクで走っているので,そんなに新鮮味はないのですが, 写真の通り,とても綺麗というか…,わだちが全然なくて幅がある 山道なんてとても珍しいと思いました(笑)。普通は普通は幅があったら, 車が通ったあとがありますが,全くありません。あと小さい石が 敷き詰められていたり,石で階段状になっているところとかあって, これっていつ整備したのか良くわかりませんが,良くできてます。

ちゃや 見張らし 途中茶屋がありますが,自販機もなければ人もいないので注意,トイレが あるだけです。あと途中で見張らし台というのがあったので 行きました。本宮の大鳥居が見えます。途中雨がぱらついて傘を さしたりもしましたが,さほどひどくは降りませんでした。

祓戸王子 で,古道を抜けて祓戸王子まで来るとそこは本宮となります。

古道を歩いているときに思いましたが,結局はいろいろ特徴は あるものの単なる山道です。でも週末に高尾山にあれだけハイカーが 行っているように,山歩きというのは「珍しいから」…というよりは 単に歩きたいだけで,歩くための理由として「古道だから」とか「世界遺産だから」 とかいうのがあるだけの気がします。実際歩いていると,楽しいし 疲れてきて息が上がると,ノルアドレナリンが出てハイになります(笑)。
昔の人はこれを数日かけて命がけで京都から高野山を抜けて来ていたり したわけで,さぞかし途中神の声を聞いただろうなぁと思いました(笑)。 で,最後に本宮が現れるわけですよ。そりゃありがたい。こりゃ 行というより,命をかけた楽しみだよなぁ…とか思っていましたが, 実は翌日さらに,それを強く感じました(詳しくは明日の分)。

さて,大社には13:00くらいに戻ってきて,あとはお参りしたり お守りを買ったりして13:55のバスに。当初の計画より2時間程前に ずれてるんですが,まぁいいとしましょう。

宿へ戻る

湯の峰温泉 川湯温泉 帰りのバスは湯の峰温泉とか川湯温泉とかを通りました。川湯温泉は 河原を掘ると温泉になるもの。行きたかったけど,このバスのあとに ここを通るバスはないので,諦めました。あっ,実はこの時間 雨が降ってます。

で,この後は新宮まで戻り,今度はJRがないのでバスで勝浦まで。 運転手のオジサンが話かけてきてよかったというかうるさかったというか(笑)。

勝浦公衆浴場 勝浦に帰ったら,今日は公衆浴場に行って,そのあと昨日は 土産を買っただけの いこら亭で夕食。実はこの日は結構周りの店がお休みだったから…って いうのもあったんですが,ここは安くていろんな料理があって よかったです。居酒屋風ですし。気軽な感じ。

で,あとは帰って寝ました。

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