東北旅行記(00年夏) part 3

二日目(00/08/28):盛岡編

・盛岡市

そういうわけで明るいうちに盛岡市まで来てしまいました。 16:00くらいにホテルにチェックインし,歩いて 市内を散策しようということで,事前にある程度めどを つけておいたものを順に巡っていきます。歩いた順に 書いてもいいんですが,テーマ別にしたほうがわかりやすいので, 以下テーマ別に書きます。

なお盛岡はこじんまりとしていて,ホテルは城と駅の丁度間くらいの 距離だったのですが,意外に簡単に城には歩きつきました。

・いし,石,イシ

目星をつけていたのはまず巨石。

烏帽子石 三ッ石 石割桜
烏帽子岩
三ッ石
石割桜

一番左のが,烏帽子岩といって盛岡城の中の神社(桜山神社)の 中にあります。なんでも盛岡城を築城するときに出てきた巨石 とのことで,まぁ立派なサイズです。4,5メートルの高さでは ないでしょうか?。

真ん中のが三ッ石神社というところにある岩で,これには 鬼の手形がついているそうです。昔鬼が郷に下りてきて,悪さをするので この石に捕まえて縛り付けた。「もう悪さをしない」と約束して 帰って行ったがその時にその約束の印として,岩に手形を残した そうです。イマイチ良くわかりませんが,一応手形は残ってるそうです。 で,これに由来して「岩手」と呼ばれるようになったそうです。 この神社,神主もいないし,境内で子供が遊び回っていて,すごくいい感じ でした。あまり大仰でなくて。

一番左が石割桜。見ての通り石を割って桜が生えているってものです。 なんと裁判所の敷地内にありました。観光ポイントらしく看板とかが 建ってました。

という風に,なぜかもりおかは石がゴロゴロ。城跡とかに 上っても結構巨石がありました。そもそも岩盤質ってことなのでしょう。 それで面白いのがこういう巨石が出ると人間って祀っちゃう様です。 石割桜はそんなに古くないので(桜の寿命だから)そのままでしたが, 烏帽子岩も三ッ石もしっかりしめ縄がはってあって,信仰の対象? となってます。

・街並み

上記石を巡ってる間,盛岡市内の路地を歩いてみました。 城から川沿いに紺屋町という町の通りがあり,この辺は 古い建物が残っていてなかなかいい雰囲気を醸し出してます。

岩手銀行 旧家

左側が岩手銀行の建物。見ての通り立派なれんが造りです。 右側は通りの中にある,古い商店。どちらも現役で営業している ところがリッパです。この商店の様な黒い漆塗りの建物は 他にも幾つかあり,いい感じの街並みとなってます。

・食

さて,盛岡で食べたものですが,平泉でお昼をたべたので, 本当は食べると大変なことになる,と思ったんですが,盛岡城に 行ったときに近所にジャジャ麺を発案した白龍というお店があるのに気づき, どうしても食べたくなった。時間的にはおそらく17時くらい (時計止まってました^^;)。このあとの晩御飯に 影響が…と思いつつ我慢できずに食べてしまいました。

ジャジャ麺は最近は都内とかでも食べれる店があり,何度か食べて 気に入っていたので,オリジナルということで楽しみにいったんですが, 意外にオリジナルはシンプルでちょっと物足りなかったです。 まぁ店もすごく小さいし,普通盛りの麺にチータンタン(というスープ)を 入れても500円,軽く食べるものなのかもしれません。

さて夜は 冷麺を食べるつもりで冷麺が美味しい店を探す。 食道園という焼き肉屋(というか平壤料理)にいく。冷麺の元祖らしい。 焼き肉屋のサイドメニューだろうと,冷麺と焼き肉二皿を頼んだら, しっかり普通脳どんぶりで出てきてしまった(^^;)。むぅー, 食べれるかなぁーとか思ったんですが,なんとか食べました。 冷麺は麺がすごくしこしこしていて,美味しいし,見た目も綺麗。 もちろんスープはキムチで冷たくて美味でした。 焼き肉はカルビとホルモンを頼みました。いずれも味がついて 出てきたんですが,カルビはすき焼きのように生卵につけて食べる 流儀らしいです。

白龍 冷麺
じゃじゃ麺の元祖白龍の店構え
食道園の冷麺(ぶれてます^^;)
というわけで,結構たべたんですが,時間がまだ早かったため,ホテルの 近くのパーでスコッチをしばらく飲んでました。 そうそう,その前に例によって本屋で郷土本を物色。あんまりないですね。 でもアテルイについて書いた本を見つけたのでとりあえず購入しておきました。

こうして盛岡の夜はフケていきました。

最終日(盛岡→横浜)へ続く。

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'00 Sep. 4th


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