7月19日:トゥルクへ
この日は,ヘルシンキからトゥルクに移動するのですが,朝食後,店舗とか あくまでの時間で移動したほうが良いだろうという嫁の提案により, ヘルシンキからトゥルクへの電車の切符は朝の9時くらいの便を予約し, 朝食後チェックアウトして電車に乗り移動しました。
電車は電気機関車による電車でしたが,車両も新しい電車で快適。 スーツケースを入れるトランクの場所もあったりしました。 窓からの風景は森と草原…,あと雲がとても綺麗でした。
トゥルクには2時間ほどで到着。駅からホテルは歩くには遠い…距離で, バスで行こうかと思ったのですが,よくわからなかったのでタクシーで。 女性の運転手でとても親切でした。
ホテルはトゥルクの市場の前にあるソコスホテルで,この場所は ほとんどのバスがここから出るので,いったんここまできてしまうと 結構便利。まだ12時前だったのですが,チェックインさせてくれたので, 部屋に入り荷物を置いて,市内観光。
まず近くの観光案内所に行きましたが,トゥルクのバス路線は 複雑とのことで,バスの路線図ありませんでした。その後トゥルク城に 行き城を見学,また戻って,今度はシベリウス博物館,トゥルク大聖堂, ルオスタリンマキ手工芸博物館を見た後夕食を取りホテルに戻りました。
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ヘルシンキからトゥルク方面に向かうインターシティという列車。9:03発-11:00着でした。 全指定席ですが,空席が結構あるので,当日でも大丈夫でしょう。車両は新しく設備も良いです。スーツケースが入るコインロッカー(鍵を戻すとお金が返ってくる)もありました。
ただし,ヘルシンキ・トゥルクの間がすべてこの電車というわけでもないようです。帰りは古い急行列車でした。まぁその分急行料金も安かったけど。![]()
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列車からの風景。途中町とかはほとんどなく,だいたい森とか草原とかで美しいです。
トゥルクの駅はいかにもという感じの田舎の駅。まぁこれでもフィンランド的には三番目くらいに人口が多い市のはずです。
あっ,電車は改札とかは一切なく,すべて列車内の検札でチェックされました。![]()
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トゥルクで泊まったホテル,ソコスホテル・ハンバーガー・ブロス。手前は市場。
この日の昼食は,市場にあったハンバーガー。ヘスバーガーという一応 フィンランド固有のハンバーガーチェーンらしい。
あと食事中黒い鳥が近くにいたのですが,カラスとは違っている様子。 もしかしてブラックバード?。![]()
トゥルク城。
トゥルクは以前はフィンランドの首都だったらしく,大きな古城があります。 日本みたいに本丸とかがないので石垣とかはないのですが,建物自体は かなり大きく,また何百年もかかって作ったそうなので,構造もかなり 複雑です。中に入りましたが,結構回るのに1時間以上かかりました。
ちなみにこの城は市場から1番線のバスで行けます。バスは2時間以内だったら 乗り放題なので,その時間を見合わせて戻りました:-)。![]()
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城のあと市場に戻った後は,シベリウス博物館まで歩いていき,見学後 隣にあった大聖堂によりました。ヘルシンキの大聖堂より古くて大きくて 貫禄があります。中も結構背が高くて,ヘルシンキの聖堂より見ごたえは あると思いました。オルガンとかも2,3台あったようです。
ルオスタリンマキ手工芸博物館はトゥルクが大火で消失したときに 燃え残った地域で,それ以前の古い建物を残して,そこで昔の人の 暮らし,つまり農家とかが工芸をやってる様子を再現したものです。 建物は木造つくりの古い建物で,フィンランド人は結構体が大きいのですが, 日本人でも梁に頭をぶつけそうなくらい低い天井,小さい家です。まぁ 昔はこんな感じだったのでしょう。中では機織とか染物とか,印刷とか そんなことを民族衣装を着た女性とかがやっているのを観ることが出来ました。この日の夕食は手工芸博物館からホテルに戻る途中にあったKaskenahdeという 魚料理レストラン。実はわたし的にはここで食べた食事が一番美味しかったです。 写真は前菜でチーズをオーブンで焼いたもの。これも美味しかったのですが, メインディッシュででてきた,サーモンをスズキで挟んでソテーしたのが ものすごく美味しかったです。サーモンの塩味がスズキについて 両方の風味が味わえるけど,そんなに脂っこくなくて…。
値段もトゥルクだからかもしれないけど,そんなに高くなくて, この店はお勧めです。
7月20日:ナーンタリ(ムーミンワールド)
この日は朝からムーミンワールドへ。
ムーミンワールドは,トゥルクの隣の町ナーンタリにあります。 ナーンタリまでは路線バスで30分程度ですが,結構距離はあります。 …といわけで,朝食後バスでいきました。
ナーンタリ自体は海辺の小さな町という感じ。ムーミンランドは 小さな島の半分くらいを使ってムーミンの世界を再現してます。 とはいえ,日本の遊園地みたいなアトラクションがあるわけじゃなくて, ムーミンの家とかがあり,ムーミンのキャラに扮したスタッフが いるだけのスペース。完全に子供というか幼児向けの場所で, あまり日本の遊園地を期待していくと肩透かしを食らうでしょう。 というか,大人だけで来てるのは日本人だけです(苦笑)。 まぁでも子供が好きな人は結構たくさんかわいい子供を 観れて良いかも。フィンランドの子供は結構お行儀がいいというか, 泣いたりする子供がぜんぜんいないのが印象に残りました。
そういえば,ホテルも場所柄か子連れが多かったのですが, それでもほとんど混乱しない辺り,この辺の子供がしっかり 教育されてるという感じがしました。
(07/09/16初稿)。
ヘルシンキ:7月21日〜22日へ
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