今回はちょっと軽く。あまり物議を醸し出すような話ではありま せん:-)。最近レイブミュージックというのが一部の方面ではやってるそう です。まぁテクノとかの一種のようです。ドラムンベースとはどう 違うのかな?
そうそう,いきなり話がそれますが,私はこの辺の音楽をうま くジャズやフュージョンが吸収してしまえば,ジャズ・フュージョ ンが凄く面白くなると思うんですよねぇ。そうしたらフュージョンは死んだとかいうの は撤回します(笑)。話を戻しましょう(^^;)。で,人から聞いた話で恐縮なんですが,レイブミュージックはも ともとドラッグ(?)をやって聴く(踊る?)音楽なんだそうだ。だから そういう風にやってる人にいわせると「ドラッグ無しでレイブ ミュージックを聴くのは酒なしで演歌を聴くようなものだ」と のことである。おそらく「本当の魅力がわからない」って 事なのでしょう。なるほど。60〜70年代(?)のヒッピー文化,フラワームーブメントも本来はド ラッグと密接に結び付いたもので,日本は結局その表層(形式)しか 取り入れることができない,という話もあった。なるほど。
まぁこの辺の話は敢えて否定するつもりはありません。ある種当 たってると思います。ただ音楽(絵とか芸術も同じ)を楽しむことと いうのは,必ずしもその背景までそろえなくてはいけないわけでは ありません。それをいうとジャズだって,酒以外にドラッグもあっ たかも知れないし,ジャズバーで踊りながら聴くのかも知れない。 クラシックも貴族な気分になれるような環境以外で聴いたらいけな い。賛美歌はもちろん信仰してない人は駄目:-p。
まぁ当たり前の話ですが,作品はどう楽しもうと自由だし,い ろんな楽しみ方ができるものほど長く生き残ると思います。
でも,もちろんなるべく意図された環境で楽しむ方がいいという 気持ちもわかります。まぁ否定もしないし,強く賛同もしませんが。
さて,以上の話はこれくらいにして,ちょっと話を変えてみましょ う。
フラワームーブメントで思い出したのですが,もしも当時の音楽が, ドラッグ付きで楽しむとしたら,レイブミュージックとの類似点は なんでしょう?レイブミュージックとはつい最近聴いたので,詳し くはわからないのですが,聴いた感じとしては
という感じ。ぶっちゃけていうと,単調です。まぁトリップしやす い音楽って民族音楽も含めてそういうのが多いですが。
- リズムが単調
- 楽器はシンセサイザがメイン
- ビートとしては16か32というところか?
- 主旋律がメロディアス(アメリカ人はつくれなさそう(笑))
- 結構アンビエントというかリバーブがかかってる
一方フラワームーブメントの頃って,ジャズはフリーだしロック も即興だったりと結構難解な音楽が多かったように思います。そう いう意味で構造的には全然異なる気がします。 しかしもうちょっ と考えてみたら,もしかして「難解」と「情報量0」は同じってこ となのかも知れません。ドラッグをやっている時の聴き方としては どうなのでしょう?「難解」な音楽を「単調」な音楽として聴いて いるのか?「単調」な音楽を「難解(意味深い)」音楽として聴いて いるのか?つまり
ということ。私は実は両方あるのかな?って思ったりしてます。ド ラッグもダウン系とアップ系があるらしいし。感覚が鋭くなってる 時は,情報量が少ないものから,たくさん自己生成しそうだし。
- 難解なのをもう細かいことを聴かず,雰囲気だけ聴いている
- 情報量0のものを聴くことにより,内的な情報を引き出してい る
と今回はこれくらいにしておきましょう:-)。
終り(掲示版で下さいね)。