認識の回路(その2)


はじめに

先日「認識の回路」というの を書いたが,その後別のモデルも考えてみたので書いてみる。今回 はあまり深く考えず,思いつくものを挙げてみた。

モジュール

前回はモジュールとして
  1. 知覚
  2. 認識
  3. 出力
を挙げてみたが,今回はその辺も少し変えてみる。

前回のモデル

前回のモデルは,人から聞いたのが,
┌──┐
│入力│(知覚?)
└──┘
   ↓
┌──┐
│解釈│(認識?)
└──┘
   ↓
┌──┐
│出力│
└──┘
というモデルで,それに対し私が提唱(というわけではないが,と りあえず挙げたのが),
┌──┐
│認識│
└──┘
   ↓  ┌──┐
   ◎←│知覚│(入力)
   ↓  └──┘
┌──┐
│出力│
└──┘
である。

いろいろ考えていくうち,他のモデルも思いついた。結局「考え る(過去の記憶と照らし合わせたり,感情に左右される)」という部 分を分けた方が,楽なのかなぁって思ったりもしてきて,そうなる と,ちょっと変わってきます。上記のは「考える」部分は「認識」 の部分に入ってます。

でも,「考える」という部分をどうモデリングするかという話の ような気もするので,こういうモジュールを作ること自体が間違い なのかも知れません。

まぁいいや,ちょっとかいてみます。「考える」部分から「認識 の部分へのフィードバックがあれば,「幻覚」とかを見るのが説明 できるなぁ,と思ったのです。そうして考えたのが,

    ┌──┐
┌→│認識│
│  └──┘
│     ↓  ┌──┐
│     ◎←│知覚│(入力)
│     ↓  └──┘
│  ┌──┐
└─│考察│
    └──┘
       ↓  
    ┌──┐
    │出力│
    └──┘
というモデルです。あと,
┌──┐
│考察│─┐
└──┘  ↓
   ↓  ┌──┐  ┌──┐
   ◎←│認識│←│知覚│(入力)
   ↓  └──┘  └──┘
┌──┐
│出力│
└──┘
to いうのもありえる。

終りに

今回も思いつくままに書いてみた。書いてみると前回の方がすっ きりしていていいなぁと思ったり(笑)して。まぁいいや。これもメ モがわりとして。

('98/06/26)

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