メンバー
による説明も参照して下さい。
第二弾TVジャズ・セブンも凄いです(98/10に発売済)。
- Title
- TV Jazz
- Artist
- TV Jazz
- Label
- SubConsious Label,COMPOZILA
- Songs
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- 11PMのテーマ
- サスケのテーマ
- 今日もどこかでデビルマン
- ひみつのアッコちゃん
- 力石のテーマ
- ど根性でヤンス
- 天才バカボン
- ルパン三世主題歌1
- SCAT THEME
- 妖怪人間ベム
- ウルトラQ
- メンバー
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- 矢堀孝一(g)
- 古川初穂(key)
- 新澤健一郎(key)
- 八木敬之(sax)
- 岡田治郎(b)
- 大坂昌彦(dr)
- 内容と感想
- 企画物のCDである。メンバーは私が以前からライブ報告でなんどか書いている,矢堀孝一や,新澤健一郎
が参加しているアルバムである。そちらを参照していただいてもい
いが,彼らの音楽性の通り,コンテンポラリージャズというかフュー
ジョン的なサウンドである。なかなかカッコいいアルバムに仕上がっ
ている,ただしこれを誤解してはいけない。これは色物なのである(笑)。
まず曲目を見ていただくとわかるように,昭和40年代人気のあっ
たTV番組(アニメが多いが)の主題歌や挿入歌である。つまり
「懐かしいTVの曲をジャズ風にアレンジし演奏したアルバム」
といえれば言える。確かにそれだけでも十分楽しいし,魅力あるア
ルバムになる。普段ジャズを聴かないリスナーもかって聴き親しん
だ曲をジャズ風で聴けば,楽しくジャズが聴けるであろう。
が,実はそれだけではない,これは実はコンテンポラリージャズ
ファンに強力にアピールしている。なぜならデータではわかりにく
いが,実はこのアルバムは曲目が色物なのではなくアレンジが色物なのだ。
最初の11PMをさらりとおしゃれなジャズコンポ風に演奏しかと思
えば,いきなりビルフリゼル風のサスケ。どこから聴いても
Weather Reportのデビルマンを聴くに至っては,アレンジでウケを
狙っていることがわかります(笑)。あとはビルエバンス(p)が演奏
してもおかしくないジャズワルツのアッコちゃん。その他にも,い
ろんなジャズのエッセンスがつまりギターソロがメセニーなバカボ
ン,処女航海なルパン,ブレッカーなベム等。まさにニヤリなアルバム(笑)。
最後に断っておくが,演奏技術は素晴らしい,プロが遊び心で作
れば,これだけのクオリティのアルバムができる事を示しています。
- 総合評価(一言でいうと)
- 超お薦めです。
- 購入日
- '98 May. 1st
98 May. 8th
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