おそらくこういう音楽はジャムバンドと言っていいんでしょう。 インストのインプロビゼーションで,ロック的なサウンドとビート, テクノぽいサンプラーやリズムマシンやノイズの利用…ってことで。 ジャムバンドはわたしはあまり体系的に聴いておらず,CD屋で 視聴をして良さそうだったら買うだけなので,他のミュージシャンとの 関係とかも良くわかりませんが,このCDはかなりいいです。
B-3オルガンとドラムのデュオというバンドで,他のメンバーは 曲によって入るゲストです。とはいえ半分以上の曲はクレジット的には 二人でやっているようです。でも聴くととても二人でやっているような 演奏には聴こえません。ムチャクチャ音が厚く音が多いです。 まぁでもB-3のペダルまで使っているのであれば,可能かなぁ…。 あとサンプラーとかも使ってるようなので。
ジャムバンドだとしても結構ファンク的というよりはロックぽい リズムです。もしくはテクノ的なものもあります。曲のサウンドの 幅が結構広く,演奏力もかなりのものを感じさせます。オルガン…ですが, エレピも使ってますし,ボーナストラックではアクゥースィックピアノも 使ってます。…というかこのボーナストラックの曲かなりいいんですが, なぜボーナストラックなんでしょう?(^^;)…。あとリングモジュレータ的な サウンドもあり,この辺のノイズっぽいサウンドの使い方や, やたらビートが細かいときは細かいドラム,そして白いフレージングが ジャズというよりもジャズロック的であり,この辺がジャズというより ジャムバンドなんでしょう。でも初期のキースジャレットもロックぽかった わけで,なんとなくわたしはこのデュオにすごい将来性を感じて おります。
このブログとかを観ると先月来日していたようで, 非常に残念。是非生で観たかったです。 というわけで,久しぶりに大きな拾い物をしたという感じでしたので, 取り上げてみました。
- 購入日
- 05/02/18