公開してしばらくして難解な内容から興業成績が良くない… って話を聞いてました。わたしは北野武映画のファンなので 公開前からどこかのタイミングで見に行こうと思ってましたが, なんか公開がさっさと終わりそうな気がしたので行ってきました (05/11/23)。確かに空いてましたが,まぁそれなりに映画館には 人来てましたけど…。
観てみたら…まぁ確かに難解でした。というかストーリの 構成とか矛盾とかを考えたら良くないような映画というか…。 でも北野映画のテイストを好きな人,あとそういう観ていて 混乱するような映画が好きな人にはそれなりにおもしろいかも しれません。映画を観たあとCinemaScapeを観たら,みなさん微妙な 批評をしてるものの平均点はまァまァ…,極端に悪い批評を してる人がいないってことみたいですねぇ。
…というわけでまだまだ公開したばかりなのでここから先は 白字にしておきます。 まぁ結局のところ夢オチの様な話ですが,夢オチの中でさらに 夢があってどこまでが夢か,本当は誰が現実の人物なのか? が良くわからない構造になってますが,結局のところそこら辺は きちんとつくられて無い気がします。つくってる方も話が 破綻していることを気にしないようでつくってるのでは ないでしょうか?。
…というわけでまぁ観ていてどこまでが誰の夢なのか良くわからない って感じで混乱しますが,結局途中で夢オチの予感はするので, ある意味「全部お遊びか…」って気がしないでもありません。 まぁ北野映画が今まで取ってきた暴力シーンやギャグシーンとかが 盛り込まれていて,ある意味既視感ありまくったりします。
っていうわけで,まぁ実験映画としておもしろかったです。 映画の編集って本当にカットアンドペーストだなぁ…と思いました。 エンターティメントとしても楽しめますが,ちょっとはずしてるかなぁ。 でも京野ことみの体当たり演技には驚きましたが(^^;)…。