「2006年」を振り返り…。

見直すとその年の振り返りを文章に残しているのは, 2003年以来のようです。久しぶりに書く気になったのは, 今年は,かなり自分にとって大きな年というか,大きな 節目になった年だと思ったからです。とは言っても, 何が大きかったかというと,自分自身のプライベートな ことがあまりに大きくて,世間のことは逆にどうでも 言いように感じてしまうほどでした(^^;)。というわけで, ここに書くことは全くプライベートな話で,ほとんど自分の メモとしての意味しかありません。というわけであしからず。

今年一番大きかったのは,わたし自身の病気です。 6月の人間ドックで引っ掛かり,いろいろ検査した後,9月に手術し, 10月から仕事に復帰しました。でもまだ静養気味に過ごしており, 完全に完治してるわけでもありません。いろいろと出来ないこと まだまだあるし,病気のことの不安が完全になくなったわけでもなく, 正直引き摺ってます。まぁでも退院直後くらいから一ヶ月くらいが 今考えると結構ノイローゼ気味だったなぁ…と思えるくらいに なったという意味では,それなりに徐々に落ち着いてきたとも 言えるでしょう。

まぁそういう感じで,今年の後半はまさに病気に振り回された 半年でした。厄年でしたしね。でも年頭に厄払いしたんですけどね…。 で,こういうことを書くといろいろ思われそうですが,そういう 状況で,人の思いやりのありがたみを感じたり,意外な人の 優しさを感じたり…,まぁ逆もあったり(^^;)…,まぁ 人を観ることでは思うところがありました。とはいっても こっちが正常な状態じゃないので,別に相手にとっては どうなんだろう…ってところもあるんでしょうが,逆を言うと, 病人が対人的にどういうことを求めるか?…とか,なんか そういうこともわかったというか。もちろん人によるんでしょうが。

というわけで,結構人間関係も変わりました。病気になる前も 高校の同窓会で再開した同級生とあったりして,そういうのと 関係ないところでいろいろあったりもしましたが。 あと,今の住まいに住んで,SNSの地域のオフ会とかに 行ったりとか,近所の店をうろついたりとか,そういうのを 去年からやっていて,そういう変化もあったというか。

仕事の方も,今年は忙しくいろいろあったのですが,これに ついてはあまり書けないので割愛します。 研究の方も,もう少しで一段落つきそうです。

…というわけで,全部自分のことでもうしわけありません(^^;)…。

というか,世情のことも世界のことも,セカイのことも…, なんというかいろいろ考える余裕があまりありませんでした。 人間生きることに精一杯だと,そういうことを考えられないのだな…と いうことを身にしみて感じました。実際の世界もそうだけど, ドラマや映画のようなフィクションも全然楽しめなくて,ああいうものは ある程度余裕がないと入ってこないのだな…と思いました。 良く,生きるのが大変な地域に住んでいる人々が映画やスポーツに 熱中するとか言いますが,少なくとも自分はそういうことに まるで共感できないくらい,そういうものが入ってきませんでした。 シニカルになりますね。 まだ若干,そういう部分が残ってますが,これも時間が 解決してくれるとは思ってます。

というわけで,なんか病気の話ばかりでもうしわけないのですが, その影響が大きいとは言え,いろいろ変わった一年でした。 このWebも引っ越したし(^^;)…。 お酒もとりあえず止めてますしね。そして変化は来年も 続くようです。 そういう意味でも今年は大きな分岐点だった…と 自分的には思ってます。 とりあえず,今見えてるのは良い変化がほとんどなので, このまま行って欲しいものです。

自分に…,そしてみなさんに良いお年を。

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'06 Dec. 31st


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