気持ちのエネルギーは糧になることに使おう
少し説教くさいことを書きます。
うまく言葉で表現できないのですが，やる気というか， やる気というと少しニュアンスが違っても，もっと根本的な 気持ちのエネルギーみたいなもの，そういうものは有限だと わたしは思っています。それでわたしは結構それがどれくらい 消費されているか?を結構意識して行動を選択するというか， いろいろセーブするというか，そういう事をずっとやってきました。 いつからそうなったかというと，たぶん大学生の途中くらいから。 そういう意味では，成人式ではないけど，それくらいの 人に，そういう事を意識して日々の生活をしてはどうでしょう?
そのエネルギーが何か?と説明するのが難しいのですが， 最初に大学の時に意識したのは，友人が，ゲームとかをすると それで闘争心が消費されてしまう，みたいな事を言っていたこと。 その人は野球をやってる人で，そのスポーツでの闘争心とかが ゲームをしてそれで満足か疲れかしらないけど，それで無くなって しまうことを警戒していました。
そういう話を聞いてから，確かに何かやる気みたいのって， ほかの事に打ち込んだら，なくなってしまう…っていうことが よくあるなぁと思うようになって，で，消費した行動が，自分の 糧になるものならいいけど，そうならないものに使うのは， もったいないと思うようになりました。
仕事とかでも，あまり本筋じゃないことに打ち込んで時間と気力を 消費して，気がついたらくたびれて…ならまだしも，そうじゃなくて なぜかそれで達成感とか得たりして，仕事をやった気になって しまうことがあります。その作業が本当に必要なものだったら いいのですが，そうじゃない場合は，やっぱり無駄なんだと思います。
会議とかも，本当に必要なのか?という会議を延々やって仕事を した気になったり，もっとひどいのは，例えば誰かの議案というか 資料とかを議論する時に，最初の1ページ目で，みんなが意見を 散々言って，2時間の会議で1時間くらい使って，これで終わるんだろうか?と 思ったら，みんな一通り言ったら満足するのか，その後はスルスルと 進んでしまう。後半の資料なんて，ほとんどみない。それって その資料意味あったのか?とか思います。それはその資料について 議論したかったわけじゃなくて，みんななんか突っ込みをしたくて， それをやったら，満足するのか，それともエネルギーが尽きたのか， 終わってしまうわけです。わたしはこういう会議って茶番の様に 感じていて，あまり好きじゃありません。
仕事をするときに最初にエネルギーを沢山消費するようなことを やると，それにほとんどを費やして，他のことが出来ないことが 多いです。最初はあまりエネルギーを使わないようなことを選んで やって，片付けた後に最後にエネルギーを使うことをやると， 沢山の仕事を出来るし，最後の作業も実は変なこだわりが無くなって スムーズに進んだりする場合もあります。
…とか書くと，エネルギーの無駄遣いをするな…とか温存しろと 言うようにも読めますが，そうじゃない場合もあります。 エネルギーはその時は有限ですが，使わないともともとのエネルギーも 減ります。体力みたいなものです。ですから，エネルギーを鍛えるために， 無駄の様に見える作業を延々続けることが有効な場合もあります。 あと，その単純な作業が，短期的にはなにも生み出さないものでも， 続けることで，何かの糧になる場合もあります。まぁこれは 気持ちのエネルギーに限らず，時間とかタスクとかいろんなところで そういえるんですが。
あと，気持ちのエネルギーというよりやる気という意味では， やって楽しいことをやらないと，逆に気持ちの疲ればかりが残って しまうというものあります。なんの役に立たないことでも， 楽しいことはある程度やれば，気持ちのリフレッシュになるので， 適度な量ならやったほうがいいのかもしれません。
要は，自分が時間を費やすものを，それで消費される 気持ちのエネルギーを意識して，内容とか量とかを考えて 選択したほうが良いということ。出来ればそれが自分の糧， つまり，スキル向上だったり，成果だったり，誰かといい関係を 築けたりとか，気分的にリフレッシュできるとか，いろんなものを 考えて選んだほうがいい，また作業の順番とかも，エネルギーが あるときにやったほうがいい作業，無くてもそれなりに出来る作業 そういうことがあるということ，そういう事を考えたほうが 良いんじゃないか?と思うということです。
ちょっと間違いかもしれないけど，仕事に打ち込みすぎて 燃え尽きてしまうのも，気持ちのエネルギーの 消費の仕方がうまくなかった場合もあるのかもしれません。 そう意味では，エネルギーはいつも同じ量ではありません。 気分であるときと無い時があるので，それも自問自答して 燃え尽きないように使わないといけないし，無くなったら すぐに休んだほうが良いと思います。
わたしは二十歳過ぎから，ずっとこれを意識して 行動してます。行動の選択のすべてがうまくいったとは 思ってませんが，行動の選択の基準としてはかなり
重要なものさしとなってます。 というわけで，ちょっと書いておこうということで 書いてみました。