人間…というか,少なくとも男の人の場合,自分の周りに いろいろ大変なことが起きていて,それで悩んで,更に落ち込んでいる場合, 状況を恨んだりします。つまり,問題は自分の外の状況にあると 思い勝ちです。ところが,実際そういう状況の時というのは,その直面 している問題以外にもいろんな災難が起る場合があります。 直面してる問題以外に,例えば仕事でほっていることが急に気になったり, 部屋の散らかりが気になって落ち込んだり,以前人といざこざを起こしていたのを 思い出したり,お金の蓄えがないことに気づいたり,将来の不安を急に 感じたり…,まぁいろいろです。
もしそういう風にいろいろ急に不安が襲ってきているのであれば, それはプチ欝です。そしてその問題は実は自分の周りの問題では ありません。普段だったら「まぁいいか…」とほっておくような 問題を重大な問題のように感じるってことは,それは自分の問題 なのです。もちろん,元々の問題は本当に直面している周囲状況 だったりします。しかし,そこから派生して,いろんな問題に 落ち込むようになっていたら,それは自分の問題です。
というわけで,こういうときは直面している問題に立ち向かうより まず気分転換をしましょう:-)。いや確かに,問題は重要かも しれませんが,自分で自己発電して問題を過大に取っている 可能性もあります。人間なんてそんなに冷静にものごとを評価できる わけではありません。
で,どう気分転換するか?…が問題なのです。でも うまく気分が転換できたら,今まで悩んでいたことが,急に軽く考えられる 時があります。その時に,「あぁ今まで悩んでいたのは自分の問題だったんだ」 などと思えるわけです。ってことは逆をいうと,そう思えない人は, どんどん物事を悪い方に考えていくわけで,結構怖い話です。
気分転換する方法はいくつかありますが,正解はありません。人によって 違いますし,おなじ人でもいつも同じ方法で気分転換できるとは限りません。 そして,きっかけとして使えるものは,だれかに話したり,本を読んだりという 思考的な場合もあるし,マッサージを受けたり風呂に入ったり する場合もあります。また,お酒とかそういうものを飲んだりとか, 馬鹿食いしたりとかいう場合もあるし,踊ったり運動したり…っと いうのもあります。音楽を聴いたりというのもあります。 それらでうまく行く場合もあるし,行かない場合も あります。でもそういう手段をたくさんもっていると,片っ端から 試すことはできるかも知れません。とはいえプチ欝の場合はそういう ことをやる気が起きない事自体が問題なんですが…。 そしてそれとは別ですが,ただひたすら待つ…ていう手段もあります。 この場合,自己防衛機能が働かない場合,壊れるリスクもありますが(^^;)。
ただ,例えば酒を飲んだりするのは,下手をするとかえって 体にダメージを与えて落ち込む場合もあります。バカ騒ぎや 踊ったりするのも,うまく行く場合もあるし,ダメージだけを 増やす場合もあります。その辺は難しいです。
でも,「健全な肉体には健全な精神が宿る」っていうのは綺麗事過ぎて あまり好きな言葉じゃないのですが:-p,精神が病んでるときは, 肉体をいじってみるのもいいかも知れません。ジョギングするとか, 風呂にはいるとか…。
こういうことを書いたのは,私自身が,いくつか自分の周辺の 問題を抱えていて,問題解決のためにいろいろ悩んでいたら, 他のことまで恐怖に思えてきて,どうやったら心が休まるか?を 試行錯誤していたのですが,結局のところ,問題を解決するより, サウナに入りに行ったら,すごく気分が楽になったからです(^^;)。 これはたまたまなのかも知れませんが,疲れはいろんなところに 貯まるものなので,どこかを緩めると良くなるのかもしれません。
周りが良くならないときは自分をいじりましょう。それだけでも ずいぶん変わる場合があります。自分がみている世の中の状況というのは, 所詮自分というフィルタを通したものです。ですから,そのフィルタを たまにはいじってみるというのは,困難を抜け出る一つ方法だったりします。
もちろん,明日起きたら,なにも問題が解決してなくて,真っ青になったり する場合もあるんですが,でも,今日ゆっくり寝れる…ってことは,それは それで大事なことだったりするのです:-)。