読書メモ(2014年)

最近読んだ本から…メモなどを。

書籍編

銃・病原菌・鉄(ジャレドダイアモンド著)(14/9/6)
ユーラシア大陸,特にヨーロッパから中東,そしてアジアには なぜ高度な文明が発達し,アフリカやオーストラリア,アメリ カ大陸は遅れたのか?というのを考察した本。上下巻あり丁寧 に論じている。
簡単に書くと結論は地理的なものという事になるのでしょ う。アフリカ大陸はサハラ砂漠で東西が分断しており,地中海 側の文明が南側に伝わるには障壁が高かった。オーストラリア は孤立しているし,アメリカは大きいもののやはり南北に伸び ており,気候の差が激しく人々の行き来があまりなかったか ら,って事のよう。
よく考えれば当然な感じで そういう意味では意外性は低かった。ただ,この本で紹介 している様々な文明と,結論を導くまでにしている考察は実に 丁寧で,単純に世界中の文明の知識をえるという意味でも面白 いし,考古学というのは発見された遺跡とかそういう事実から こういう風に丁寧に結論を導くのだなとわかる意味でも面白かっ た。


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