一人称と命の確率
ちょっと暗い話…とか怖い話をします。リアルに「死」を 考えたく無い人は,ここでお帰りになることをお勧めします。
さて…。日記でもチラリと書きましたが,入院して手術とかしてたり したせいで,いろいろ命とかの事を考えました。病気の内容は, まだ書くつもりはありませんので,以下はわたしの妄想が先行して いろいろ考えたと思ってください。実際そうだと思ってますし, そう思ったから書く気になりました。
病気をして手術入院とかなると,いろいろ考えます。治療が簡単な 病気でも,今は医療ミスとかそういう情報がTVでガンガン飛び交ってるので, 手術を受ける方,または家族に全く不安が無いわけではありません。 日記にも書きましたが,わたしも手術を受ける前は,なにかの事故で このまま目が醒めない可能性もゼロではないな…と思いつつ麻酔に 落ちていきました。この感覚は実はわたしが10才くらいの時に 手術を受けたときも思ったようで,母親に「目が醒めないかも」と 言っていたそうです。 それ以外にも,今回のわたしの場合,まずは異常が見つかって, 検査して…手術して,ってことですので,結果的に手術は 当初の予定通りすんなり終わってはいますが,まずどういう病気なんだろう?と いう疑問があり,そこで医者から告げられる可能性を聞いては, いろいろ不安になることもあるわけです。
さて,今回わたしが書きたいことは一つだけ…。こんかいこういう 風になって思ったのは,生存確率…というのは当事者にとって 意味がないわけではないが,数字通り受け取ることは出来ない…と 言うことです。
例えば,助かる見込みが90%の病気にかかったというと,通常 大丈夫…と思うでしょう。でも実際にかかった人からすると10%に 入ったらどうしよう…と思うわけです。逆に10%しか助からないと いう病気にかかったとしたら,相当ショックでしょうけど,10%に 望みをかけたくなります。…そういうことだな…と思いました。
そういう風に考えると例えばBSEに感染する確率が交通事故より なん桁も低い…と言われても納得できないのもわかります。 他にもいろんなかかったら深刻な病気や,起りうる事故とかの 確率が一般的に出されますが,それを見て冷静に考えられるのは, 自分が当事者ではない…と思っていられる間で,仮に感染する 行為を行っていたり,事故の起る状況を普段から過ごしている人からすると 0.1%でも恐ろしいのでしょう。
いえ,そもそもそういう生存確率っていうのが,何%以上だと安心なのか?って いうのも良くわかりません。病院で事故に遭う確率だって何%以下なら, 他人事のように思えるかも良くわかりません。
等と考えたりしてました。結構リアルに考えると怖いです。妄想します。 でも,結局考えてもしょうがないな…と思って,少し落ち着きました。
一つ余談。自分の命が危ないと思ってると,ドラマとか見ても 感動できないというか,人の命の話を聞くのがすごく怖いです。 娯楽にならないな…とひしひしと感じました。そのせいか, 最近アニメを見てもつまらないのは,やっぱりそういうのも 影響してるんだろうなぁ…と。