お酒に関する,ネガティブな考え

アル中な私

私は大酒飲みである。毎日飲むし,そのうち半分はかなり酔うく らい飲んでいる。「体に悪いなぁ」と思ったりもするが,それでも 飲む。アル中かどうかわからないが,精神的な依存症であるのは間 違いないようだ。 と書くと,なんか酒に溺れた駄目なやつのよう だが,実はあまり深刻に受け取ってはいない:-)。たまに飲まない 日を作ったら我慢できるし(でもすぐ飲むが),我慢したら変になるっ てことないし(でも妙に体が軽くなるから困る(笑)),つまり酒がな いと困るような状況になってるわけでもないからだ。

酒のみへの道

そういう私だが,お酒に対して実は幾つかのネガティブな意見を 持っている。そもそも私は親父が(私以上の)酒のみなのである。酒 を飲んでよなよな暴力を....という展開はなかったにせよ(笑),酒 を浴びて酔っ払いその辺にねてしまう,父を見て,あまり快く思っ てなかったようだ。酒臭いのも嫌だったし。

そうこうしているうちに,高校辺りからなぜかほとんど抵抗なく, お酒を飲みはじめた(^^;)。もちろん最初は宴会で。大学で寮には いった辺りから,良く飲むようになった。というかよなよな寮の同 級生と話し込み,その時飲むようになってたのか?気がつけばしょっ ちゅう飲むようになり,現在に至る。いまは理由がなくても,一人 でも飲む。

壮大なる時間潰し

「人生は壮大なる時間潰しだ」といったのは誰だったか?そういう 言葉を少年の頃から,なんとなく「そのとおりだ」と思いつつ「な んとなく生きる」ことに対してカッコ悪いと感じていたり もした。

そんなとき,何かのTVか本で,遊牧民が「われわれは,何も特に せずにも暮らしていける。だからその余った時間を潰すために酒を 飲むのだ。なぜ日本人が酒を飲むのだ?」といっていた(勘違いかも 知れないが)のを聞いてガクゼンとした。「酒って暇潰しのため に飲むのか?」と思ったのである。燃える情熱に水を注ぐため に飲むのか?それって....

魂の休息

上記のことを友人に話したら,「酒を飲まないと,(その情熱?)の ために壊れるから,飲むのもいいのでは?」という意見をもらった。 確かに,いつも向上心をもち,いつも努力し,悩んでいると人間は 壊れてしまう。エネルギーを制御できず,暴走することもおおいの であるから,酒でそれにブレーキをかけるの必要なのかも知れない。

それに「人生が暇潰し」というのは,ある意味でそういうもので あろう。暇があるのであれば,上手に潰すのもうまい生き方である。

要は...

たしかにその通りである。でもそれをどう思うか?なのである。私 の場合ちょっとカッコ悪いと思ったのである。酒をのみ続 けると,頭が悪くなるというのも実感できるというのもある。どう も堕落しているような,そんな気がする。

しかし,人生に真正面から向かい合うことが本当に必要なのかわ からないし,それで,おかしくなってしまったら,元のモクアミと いうのもある。結局はどうとるか。ということである。

一番みっともないのは,私みたいに,飲みながら,ネガティブな ことをいう人である(^^;)。困ったな。うーん,困った。(^^;)。


('98/06/29)

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